クトゥルフ神話TRPGやろうずWiki

家庭科レポート　1−4　四角　夏奈
チョコケーキの作り方
ドバーと入れる
　↓
ぐちゃぐちゃ混ぜる
　↓
思いっきり焼く
　↓
終わり

「とりあえず言い訳はあるかね？」
私は深いため息とともに目の前の相手、四角　夏奈（よつかど　かな）に問いかけた。
彼女を呼び出した理由は単純、妙な家庭科のレポートを出したため生活指導の私が指導するようにと言われたからだ。
まあこういうめんどくさい仕事が私に割り振られるのには慣れている。相手次第では1,2発こぶしを叩き込むとともに少し脅してやれば数秒後には「ごふ・・・は、はい、今すぐ書き直してきます」というよい返事が聞ける。しかし今回に関してはそれをしない、いやできない。なぜなら・・・
「え？私何かおかしなこと書きました？」
・・・つまりこういうことだ。この少女は自分が何か間違ったことをしているという自覚がない。彼女にとってはこのレポートに書かれていることが正しく料理の作り方なのだ。
「（まあ・・・こいつの場合は仕方ないか）」
自分の脳裏にあの時の・・・雪の日の夢が浮かび上がる。幻のようで、しかし確かにあったあの不思議な一日。
あのときのあいつの料理の仕方はまさしくこんな感じだった。だったら・・・
「・・・よし四角、君には今から課外授業だ、私が君に料理を教えてやろう。」
「え・・・先生って料理できるんですか？」
「何か言ったかね？」
疑惑のまなざしを向けてくる彼女の額に一撃を叩き込む。
叩かれた額を抑える姿からはあの時の私を手玉に取るあの女狐の面影はうかがい知れない。
「では行くぞ。なにスパルタで2〜3日ぶっつずけで練習すれば少しはましになるだろう」
「ちょ、せんせ・・・・」
抗議の声を無視し、私は彼女の手を引き家庭科室へ向かう。この少女とあの女狐とに関係があるかどうかはわからない。
だが少なくともこいつは私の生徒だ。だったらあの女狐にいじめられた分もこいつに返していいだろう。私は意気揚々と彼女の手を引き歩いて行った。

というわけで皆さんお疲れ様でした。
狐っ子という言葉につられて参加したこの卓ですが、私が予想していた以上に狐っ子がかわいすぎて大満足でした。
個人的に一番おいしい狐っ子を引けましたしいうことないです＾＾←ライトなM体質
おかげで私の（もてない男の）怨嗟の念も晴れました。

KPはもちろんPLの皆様のおかげで楽しいV日を過ごすことができました。
改めてお疲れ様です。また他の卓でお会いした時はよろしくお願いします。

　あの事件から五年の月日が流れた。
　あれから一度たりともクラブとは会っていない。
　あたしは今、五年前と同じように町を歩いている。
　こうしていれば、またあの世界に行くことができ、そしてクラブとも再会出来ると思ったからだ。
　また、タイミング良く昨夜降った雪のお陰で、シチュエーションもばっちりだった。
　「結局、何だったんだろうなぁ……」
　クラブや他の狐達、あの空間、そして御影という狐。
　それらについて分かったことは一つとしてなかった。
　御影が言っていた、怨嗟とは一体何なのか……。
　もしかしたら、どこかの誰かの現実で狐っ子に会えないという悲しみが臨界点を超えて、それが怨嗟となり、御影を生んだ……。
　「いやいや、そんなわけねーだろ」
　うん。そんなはずはない。そんな面白すぎる理由な訳はないのだ。
　「ま、いつかまた会えるだろ」
　飽くまでも楽観的に、あたしはクラブから貰った手紙を眺めつつそう呟いた。
　「でも今はそれより……」
　あたしは歩くのを止め、その場に立ち止まる。
　「乗馬場……解雇されちまったし、これからどうしよう……」
　そう、あたしはたった今勤めていた乗馬倶楽部から解雇されてしまったのだ。
　あの事件から帰ってきた次の日、いつもの様に乗馬倶楽部に行くと、何故か異様に馬が興奮しだすのだ。
　何だろう、何か変な匂いでも付いているのか？
　まあその内とれるだろ。
　しかし馬の興奮は止まず、一ヶ月後部長から異動命令が出た。
　まさかの事務職に異動だ。
　最初は慣れない作業で大変だったけれど、一ヶ月二ヶ月と続けていく内に段々楽しく思えてきた。
　部長も、ほとんど資格を持っていないあたしの資格のサポートもしてくれた。
　そこまではよかった。
　あたしは五年という年月を経ても、未だ簿記検定三級すら合格せず、秘書検定でも落ちに落ちまくった。
　電話応対も苦手、敬語で話すのは難しい……。
　段々余所余所しくなる同僚、そして白い目であたしを見てくる部長。
　そしてある日、というかさっき部長があたしの隔離された机へとやって来て、解雇を告げた。
　何か、依頼退職？　とかいうやつらしいけれど、あたしにはよく分からん。
　お金貰えるみたいだからそこだけはよかった。
　「………………」
　我ながらこれは酷い。
　「でもまあ、長い人生こういうこともあるよなー」
　「いつまでもくよくよしたって何も変わんねーし」
　「それに、将来は可愛いお嫁さんが来るのは確定してんだし、人生まだまだ捨てたもんじゃなぇな」
　「よっし、丁度暇も出来たことだし、いっちょクラブでも探しに行くか！」
　「そうと決まれば善は急げだ……」
　「早速探しに行くぞー！」
　「でも、狐ってどこにいんのかな……北海道？」
　「分かんねーけど、とりあえず北海道から順々に下に行けば会えるだろ」
　「じゃあ、しゅっぱーつ！」

　皆様お疲れ様でした。
　PLのたにやんです。
　何だこの後日談は……今まで書いた後日談の中で一番酷い気が（
　正直、卓が始まるまでは狐っ子に特別な思いがあるわけでもなく、おもしろそうな卓見つけた〜くらいにしか思ってなかったのですが、
ええ……卓が終わる頃にはすっかり狐っ子の虜となってしまっていました。
　こころちゃんはかわいいもふりたい。
　美剣ちゃんはカッコイイもふりたい。
　クラブ可愛すぎるお持ち帰りしたい。
　ダイヤは……。
　と、まあ普段なら絶対に言わないこと、しないことをしてしまった今回、存分に楽しめはしたのですが少々暴走気味だったことが申し訳
なかったな、とふと思いました。
　その暴走に合わせていただいたやどりぎさん、そして日暮さん、ヤミトさん、まからいとさんは本当にありがとうございます。
　と、まああまり長ったらしく書いても仕方ないので、ここらで筆を置かせてもらいます。
　さてさて、長いようで短い時間ではありましたが、一日ご一緒していただきありがとうございました。
　またどこかでお会いした時はどうかよろしくお願いします。
　ではでは、またどこかで！

役割：商人
芸能：太鼓
性格：商売根性大せい、社交性(高)
特性：調味料、道具、フレーバーの供給
備考：契約した相手とは対等あるいは相棒として扱う。
　　　その他の人間とそこまで態度は変化しない。
　　　契約者の対応次第では良きパートナーとなる、はず。

役割：聖職者/巫女
芸能：舞
性格：人見知り、小心者、恥ずかしがり屋
特性：欠片の提供
備考：契約したもの以外は怖がり、逃げてしまう。
　　　契約者に好意は持つが恥ずかしがりやなため上手く感情を外に出せない。
　　　接し方は難しいが時間をかければ心を開いてくれる（契約者のみ
　　　現実世界での滞在時間；捧げたPOW×10時間　今回は100時間滞在

役割：騎士/剣士
芸能：尺八
性格：真面目、誠実、堅物
特性：武器の供給
備考：契約者、それ以外ともに同じ反応。
　　　契約者以外の言うことは基本従わず、逆に契約者の言うことなら従う。
　　　命があるまで座して待つタイプ。

役割：農民
芸能：歌
性格：温厚、独占欲(中)
特性：材料の提供、調理場の提供
備考：契約者が大好きすぎる娘。
　　　それ以外に対しても受け答え可能だが、まず興味がない。
　　　スペードとは別ベクトルで従順、あるいは一途。

役割：天照
芸能：なし
性格：怖がり、寂しがり屋、真面目