クトゥルフ神話TRPGやろうずWiki

　俺はまっすぐにギュッと握っている自分の手を見ていた。視界を手にピントを合わせ、集中する。
　大丈夫だ、落ち着いてやればできる……いつだって成功していたじゃないか。
　自分の中で成功できるタイミングを見定め、待つ。
　まだだ、後コンマ数秒……今だ！！
　即座に手を離そうとした瞬間にボイチャ用イヤホンからとんでもなく大きい声が耳を突き抜けていった。
「オニイチャン！！テジナミセテー！！」
　その声に驚き、うっかり手を離してしまった。手から飛び出すはずの花束が勢い余ってすっ飛んでしまった。
　赤いバラが壁に激突し、無残な姿になる。正にバラバラ。
「……オモシロクナイヨ？」
「知ってるよ……で、どうしたの？」
「テジナ！！」
「ダーメ、俺は今練習中なの。七弥君のところでおしゃべりしてきなさい」
「ナナヤオニイチャンハ、ツーリングニイッチャッタヨ？」
「それなら服部さんと遊んでもらいな」
「フクベオジチャンハ、ナンカイロイロシラベテテイソガシソウダッタヨ？」
「よし、なら金剛さんをからかってきたらどうだ」
「アキタ！！」
「じゃあ櫻井さんは……もういないんだった」
「ショチョーハネチャッタシ、サナエオネエチャンハカイモノ、ダイゴニイチャンハデートダッテ！！」
「誰一人仕事してねーじゃん……この事務所大丈夫かよ」
「アソンデ！」
「えー……俺もこの後デートに行こうと思ってんだけど」
「ウワキナノ！？ワタシノココロヲヌスンデオイテ！？」
「どこで覚えたんだよその言葉、ちょっとビックリしたよ」
「ナナヤオニイチャンガマイバンイロンナコトヲオシエテクレルノ……///」
「その言い回しを覚えさせたのもあいつだな、あとでさなえさんに密告してやろう」
「ソンナコトヨリヒマナノ！！」
「分かった分かった、今下に降りるから待ってなさい」
「ヤッター！！」
　渋々階段を降りるも、今この子が幸せなことに俺は幸せを感じていた。
　だが、俺は忘れてはいけない。
　この子との出会いはこの世界に存在してはならない、忌まわしき存在が関わっていることを。
　今、俺には大切な人達がたくさんいる。だが、その一部は恐怖と戦慄を纏った存在が関係している。
　最近俺は自分の正気を疑っていた。人を無残な形で殺す存在に狙われていた少女と付き合ったり、自分達を一歩間違えれば殺しかねなかった脳みそと一緒にいたりしているが、どう考えたって正常とは思えない行動だ。
　今思えば、彼はそんな異常なことをいち早く異常だと感じたからここを去ったのでは？あんな本の中の記述だけでも忌まわしきものと分かる存在と関わったものから離れるために。
　俺も自分の精神が更に手遅れな状態になる前に何とかしなくてはならない。
「お待たせ、沙羅ちゃん」
　ファントムマスクをつけて俺は満面の笑みを作って、彼女……いや、”それ”の前に立った。俺の顔を見て彼女がどう思ってるかはわからない、だが自分の考えが読まれてるとは思わなかった。
　なにせあいつは顔も体も無い、ただの脳みそなのだから。
「マッテマシター！！」
　そうだ、今日から”そういう存在”からは少し離れてみればいいんだ。俺という肉体はそいつと過ごしているが、精神さえ離れさせれば、汚れることは無い。
「じゃあ、今日はロープを使ったマジックをやるよ」
　俺は今日も、臓器を笑わせる。

みなさんお疲れ様でした、探索していて手探りで謎を解くスタイルがおもしろかったです。
シナリオの後日談はこんなかんじに。
せっかくクトゥルフだし、ホラー要素も入れてみようかな〜と思い、こういう感じに仕上げました。
手品師の顔には恐怖と疑心が混ざりあう。しかしファントムマスクはそれを隠し、誰も彼の思考に気づかない……
一人だけこんなんでもいいかなって思い、書いてみました。幸せって気づかず、余計に考えない方が一番幸せなのかもしれませんね
そして、KPのペーティさんと、PLのトカランさん、ニシキさん、httqooさん、カインさんには感謝と生還したことによる祝福を。
みんながみんな、技能ロールやRPでの活躍を見せていてとても頼もしく思いました。
また機会がありましたらお会いしましょう。それでは……

あれから数日が経った。皆はあの子に慣れた様だが自分はまだ慣れていない。
あの子が事務所に来て、事務所は毎日騒がしい。やれやれ生活は苦しくなる一方だってのに・・・
・・・だが・・・まぁ騒がしい日々も悪くはない・・・と思いつつ、俺は今日もこの事務所で働くのであった
…今度、Salaの暇つぶしに付き合ってやるか
end

という事で、皆様三日間お疲れ様でした。そして初ＫＰお疲れ様でした！
自分の初のCoCとなりましたが、本当良い経験になりました。楽しかったです。
またどこかで会う機会がありましたら、よろしくお願いします。それではまた。

彼女が事務所に来てから少し経った
あれから彼女に体を与えられる方法がないか探している
簡単に見つかるようなものなら村上氏が見つけているだろうが
改めて調べればなにかでてくるかもしれない
生身のクローンか機械の体か
どちらでもいいから見つけたいところだ
彼女に世界をみせてやりたい
提案した手前もあるしね

最終的にはあの紙に書いてあったミ＝ゴとやらを調べるしかないのかもしれない
できれば避けたいところだけどね
日記によれば甲殻類に近いみたいだし

甲殻類の見た目って苦手なんだよね〜俺
食べるのは好きなんだけどね〜

初KPお疲れ様でした。とても楽しかったです。
ほかPLの皆さんもお疲れ様でした。
どこかの卓であうことがありましたら、その時はよろしくお願いしますね。

考え中

PLのみなさん、お疲れ様でした。見事にほのぼのハッピーエンドを迎えることができ、本当によかったです。
そしてなにより、初KPのペーティさん。お疲れ様でした！
悪霊の家は（一応）プレイ済でしたがペーティさんの良改変によりまた一味違った悪霊の家を味わうことができました。
みなさんこの変態饅頭とご縁があれば、またどこかでお会いしましょう。

あと私に沙羅ちゃんのパンツをください。

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--データが存在しません--------

二日にわたるセッション・・・ある意味長かったでです！
KPさんも初めてとは思えないほどのやりやすさでした！

徐々に事務所仲間と仲良くなっていくSalaちゃん。
夜な夜などこぞの誰かさんに新たな知識を吹き込まれるので最近は語彙？も豊富である

事務所の経営に最近頭を悩ますようになった。ますます不景気なようである。
しかし彼の人徳は一時的な不況などものともせず、やがて人脈が生かされる日が来るだろう・・・

あいかわらず素晴らしい料理を作り続けている。が、本人は味覚音痴なので味見をしても何ら感じないらしい。
幸せな奴である。将来の夫は苦労するだろう。しかしそれを乗り越えて手に入れる愛はどんな物にも勝るかもしれない

色々と怪異に遭遇するので、今回の事件もなんとなく分かっていた。警察や依頼人にSalaのことが漏れていないのは彼の隠蔽のおかげだろう。
裏方のサポート役である。
ちなみにこいつ、合法ロリ探偵美少女の彼女が居る。お嬢様執事ごっことかしているらしい。ぐぬぬ