此処はニコニコミュニティ「TRPGやろうず」のWikiです。TRPG全般を取り扱います。作りかけですので、ガンガン改変をお願いします。


変貌した世界

かつて人類が繁栄していた大地は凍土へ変わり、青く澄んでいた空は灰色に曇り、ひっきりなしに雪を降らせる氷の世界へと、地球は変貌しています。
かつて北極、南極周辺にしか存在しなかった氷雪気候が世界の大半を占め
比較的温暖な地域でも、わずかに苔などの地衣類が存在するツンドラが広がっています。
人類は生存していますが、その数を大きく減らし、テクノロジーはほぼ総てが失われています。
人々は数十人から数百人程度の集落や街を生成し、さらにそれを統合するなどして、かつて古代ギリシャなどで見られたような都市国家を作り上げました。
主にトナカイの牧畜、馬鈴薯の栽培、野生生物の狩猟を行い、針葉樹の森から薪を拾いながら生活しています。
また文明が衰退しきる前に開発された、寒冷地に適応した生物、植物も各地で有効活用されています。
一般的な家庭では薪ストーブや暖炉を使って寒さをしのぎ
明かりは蝋燭やランタン。獣脂や松脂を使ったものが用いられています。
「マッチ売りの少女」のように、貧乏ゆえの餓死、凍死も、貧困層では当たり前のように起きています。

絶望のかけら


そのしるしが、いつ人々に現れだしたのか。詳しいことは分かっていません。
左手の甲に現れるこのしるしは、多少の差はあれど、総じて雪の結晶の形をしています。
産まれたばかりの赤ん坊のころには存在しませんが心の拠り所を失う、厳しい環境で心をすり減らす
自身の限界を超えた能力を発揮する、などの原因で増加ししてしまいます。
6画全てが揃い、雪の結晶の形が完成してしまうと、心が割れ
何事においても諦観を抱きながら生きるようになってしまいます。
困難な出来事……例えば作物の不作が続き、生活が立ちゆかなくなったとき。
新しい農法を考案し、苦難に立ち向かうのでなく、容易に毒をあおってしまう。
言うならば、運命に立ち向かうことなく、果ててしまうことになるのです。

この過酷な雪のセカイで、ほとんどの人々は、成人するころには結晶が揃い
絶望の淵に生きることになってしまっています。

・・・ただ、真に相手のことを想い、てのひらを重ね合わせることができれば
このカケラは、他人から引き受けることもできるのです。
自分の意思とは無関係に、脅されててのひらを重ねても、不思議とカケラは移りません。

プレイヤーであるあなたは、未だ諦観に飲まれることなく生きる人間です。
困難に立ち向かい、運命を変えることのできる力を持つ者達として。

この雪の絶望のしるしは、ゲーム内でResとして反映されます。
この能力値のみ初期値が3あり、以下の条件などで変動します。
下降条件
・世界に希望を見いだすような出来事を経験する
・生きることを強く願わせる何かを得る
上昇条件
・セッションをハッピーエンド以外で終わらせる
・生きる目的を失う出来事に遭遇する
・関係性の高いNPCの死亡
・HPが0になり、戦闘不能に陥る
・カットインマニューバの使用

ただし、諦観値は容易なことでは減少しないでしょう。
単にセッションをクリアしただけでは、世界に対する希望を持つことは出来ません。
そして、ふとしたことでも増加してしまうような物です。

ゲーム内では、この絶望のカケラは、Resとして表記されます。
これが6までたまってしまうと、そのキャラクターはロスト。
戦闘時に6まで増加すれば、その戦闘の終了時に、死亡演出を行わなければなりませんし。
持っていた所持金やアイテムは、味方に譲渡することができます。

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