ニュー速VIP及び製作速報のスレッド「( ^ω^)ブーンが遊戯王の世界で頂点を目指すようです」のまとめwikiです

(゚ε゚ )    「俺が引いたのは…自業自得、地獄の暴走召喚、早すぎた埋葬、成金ゴブリン、ミラーフォース
         …チクショー、出せるモンスターがいねぇ!!」
(;,(●)ゞ(●)「罠と魔法に頼りすぎではないかね…?私が引いたのは…
         ダイヤモンドガイ、正々堂々、黒いペンダント、ドーピング、魔導師の力
         ダイヤモンドガイを裏守備でセットさせてもらうよ」

二人は残りのカードを手札に加えた

(゚ε゚ )    「俺はカードを2枚伏せてターンエンドだ!」


(;,(●)ゞ(●) LP:1800、手札4 場:裏守備(ダイヤモンドガイ)  伏せカード0
(゚_゚ )    LP:7700、手札5 場:なし          伏せカード*3

(;,(●)ゞ(●)「私のターン、ドロー!」
つ サイクロン  手札:正々堂々、黒いペンダント、ドーピング、魔導師の力

(;,(●)ゞ(●)「ふふ、どうやら運命は私に傾いているようですね…ダイヤモンドガイを反転召喚!」

《D−HERO(デステニーヒーロー) ダイヤモンドガイ》 効果モンスター 星4/闇属性/戦士族/攻1400/守1600
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する時、自分のデッキの一番上のカードを確認する事ができる。
それが通常魔法カードだった場合そのカードを墓地へ送り、 次の自分のターンのメインフェイズ時に
その通常魔法カードの効果を発動する事ができる。 通常魔法カード以外の場合にはデッキの一番下に戻す。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。

(;,(●)ゞ(●)「いよいよフィナーレです!ダイヤモンドガイのエフェクト発動!ロードオブデスティニー!」
(゚ε゚ )    「…ゴクリ」

つ 死 者 蘇 生

(゚ε゚ )    「!!!それは遊戯王界最強ともいえる魔法カード!!な、なんでこんな時に…」
 
(;,(●)ゞ(●)「やはり勝つのは私のようだ…次の私のターンのメインフェイズ、死者蘇生の効果を発動する事ができる!
         さらに手札より、黒いペンダント、ドーピング、魔導師の力をダイヤモンドガイに装備!」

ダイヤモンドガイATK:1400→1900→2600→4100、DEF:1600→3100

(゚ε゚ )    「なっ!!(だがミラーフォースがあるww)」

(;,(●)ゞ(●)「さらにカードを1枚セットする、魔導師の力によりry」

ダイヤモンドガイATK:4100→4600、DEF3100→3600

(゚ε゚ )    (確かあれは正々堂々…警戒する必要はない)

(;,(●)ゞ(●)「手札よりサイクロンを発動!君が今伏せたミラーフォースを破壊させてもらう!」
(゚ε゚ )    「ちっ!おっさん賢くなってきやがったな。だが1/2の確率だぜ」
(;,(●)ゞ(●)「確率が高すぎておもしろくもない!」

(゚ε゚ )    「・・・」
(;,(●)ゞ(●)「私から見て一番右のカードを破壊する!」
(゚ε゚ )    「(くっ…ここは耐える所か!?)当たりだ、悪運強いぜ…)」

ミラーフォースが破壊された

(;,(●)ゞ(●)「バトルフェイズに移行!ダイヤモンドガイでダイレクトアt」
(゚ε゚ )    「トラップ発動!リビングデッドの呼び声!墓地からサイコショッカーを召喚する!」
(;,(●)ゞ(●)「それでも攻撃を続行!」

ダイヤモンドガイATK:4600 VS サイコショッカーATK:2400

(゚ε゚ )    LP:7700→5500

(;,(●)ゞ(●)「ターンエンドだよ、ダディクール!」
(;,(●)ゞ(●)「だいぶ焦っているようだね。
         今のはサイコショッカーではなくマジックキャンセラーを召喚しておくべきだったんじゃないかね?
         攻撃力最大のモンスターが常に最良というわけではないよ」
(゚ε゚ )    「UZEEEEEE!!!1俺に指図するな!!」


(;,(●)ゞ(●) LP:1800、手札0 場:ダイヤモンドガイ ペンダント、ドーピング、魔導師 伏せカード*1
(゚_゚ )    LP:5500、手札5 場:なし                         伏せカード*1

(゚ε゚ )    (正直かなりヤバイぜ…ライフで勝っているとはいえ、ここでモンスターを引き当てないと…
         しかしATK4600なんて倒せるモンスターいるはずないし…
         地砕き当たりが来てくれれば何とか…でも次の死者蘇生が防げない…まてよ?)
        「そうか、わかったぞwww」
(;,(●)ゞ(●)「?」
(゚ε゚ )    「俺は今、絶対的ピンチだ。つまり、主人公補正がかかるのは俺!次のドローであのカードを引く!」
(;,(●)ゞ(●)「何か勘違いしているね…主人公は私に決まっているじゃないか、ダディクール!」
(゚ε゚ )    「それは俺のドローが示してくれるさ!俺のターン、ドr」
(;,(●)ゞ(●)「トラップ発動!正々堂々!」

《正々堂々》 永続罠 プレイヤーはお互いに自分のターンには手札を全て公開しなければならない。

(;,(●)ゞ(●)「ここはお互い、ダンディに手の内を見せ合おうではないか」
(゚ε゚ )    「ふん、どうせこのターンで勝負はつく!改めてドロー!!」

※以降、少年の手札も見えます
つ魔道書整理  手札:自業自得、早すぎた埋葬、成金ゴブリン、地獄の暴走召喚、連続魔法

(;,(●)ゞ(●)「どうやら逆転のカードは引けなかったようだね」
(゚ε゚ )    「おっさんの目は節穴か?思いっきりチャンスじゃんww」
         手札より速攻魔法魔道書整理!」

《魔導書整理》 速攻魔法
自分のデッキの上から3枚カードをめくり好きな順番でデッキの上に戻す。相手はそのカードを確認できない。

(゚ε゚ )    「パパ、僕にチャンスを!!」

少年は三枚めくった。

(゚ε゚ )    「はは、ははは、やった、やったよパパ!僕の勝利はこの瞬間決定した!無敵のコンボが完成したよ!」
(;,(●)ゞ(●)「・・・この状況を逆転できるカードなど…」

少年はカードを並び替え、デッキに戻した。

(゚ε゚ )    「いくよ!手札から早すぎた埋葬を発動!プロトサイバードラゴンを特殊召喚!」
(;,(●)ゞ(●)「ば、ばかな、そのカードは確かにゲームから除外したはずじゃ…」

(゚ε゚ )    「初手の手札抹殺で墓地に送られてたんだよ!ボーッとしてたおっさんは気づかなかったけどな!」
(;,(○)ゞ(○)「み、みてなかった・・・」


(゚ε゚ )    「早すぎた埋葬のコストを払い、召喚!」
(゚ε゚ )    LP:5500→4700

(゚ε゚ )    「さらにプロトサイバーが特殊召喚された事により、手札から速攻魔法・地獄の暴走召喚を発動!」

《地獄の暴走召喚》速攻魔法
 相手フィールド上に表側表示モンスターが存在し、自分フィールド上に攻撃力1500以下のモンスター
 1体の特殊召喚に成功した時に発動する事ができる。その特殊召喚したモンスターと同名カードを
 自分の手札・デッキ・墓地から全て攻撃表示で特殊召喚する。相手は相手フィールド上のモンスター1体を選択し、
 そのモンスターと同名カードを相手自身の手札・デッキ・墓地から全て特殊召喚する。

(゚ε゚ )    「プロトサイバーはフィールド上にいる限り名前がサイバードラゴンになる!
         デッキからサイバードラゴンを特殊召喚!」
(;,(●)ゞ(●)「私のデッキにはダイヤモンドガイはこれ一枚だ。効果は君だけだが…
         サイバードラゴンは確かに除外した。君の場に三体揃う事はないよ?」

(゚ε゚ )    「おっさん、三言しゃべるだけでもう忘れてない?プロトサイバーはフィールド上にry」
(;,(○)ゞ(○)「し、しかし君の手札には融合はないぞ。さらにサイバードラゴンではダイヤモンドガイにはかなわない」

(゚ε゚ )    「融合はこれから引くんだよ!自業自得をセットし、手札から成金ゴブリンを発動!」
         さらに速攻魔法、連続魔法!」

《連続魔法》 速攻魔法
自分の通常魔法発動時に発動する事ができる。手札を全て墓地に捨てる。
このカードの効果は、その通常魔法の効果と同じになる。

(゚ε゚ )    「僕の手札は0枚!捨てる必要はない!成金ゴブリンを二枚発動した事になる!」
(;,(●)ゞ(●)「ちょっと待った、手札を捨てるのはコストだから捨てないと発動できないよ?」
(゚ε゚ )    「しっしまった…じゃあ成金ゴブリンを普通に発動!」

(;,(●)ゞ(●)「では私は回復させていただこう」

(;,(●)ゞ(●)LP:1800→2800

(;,(●)ゞ(●)「ところで少年よ、君は先ほどサイバードラゴンを呼び出した際、デッキをシャッフルした事を忘れていないかい?」
         君のデッキの上三枚はもうめちゃくちゃだよ?」
(゚ε゚ )    「アッーー!!」

(;,(●)ゞ(●)「カードを使う順番を間違えたね…残念だったな、少年。私の勝ちの様だ」

(゚ε゚ )    「なーんちゃって。おっさん今まで僕がプレイしたカードの枚数覚えてる?」
(;,(●)ゞ(●)「知る分けなかろう」
(゚ε゚ )    「じゃあもう少しわかりやすく解説してあげるよ。僕のデッキはね、 残 り 4 枚 なんだ。」

(;,(●)ゞ(●)「それがどうした」
(゚ε゚ )    「でね、その4枚は『パワーボンド、ハリケーン、成金ゴブリン、大嵐』なんだ。
         パワーボンドが来る確立は…シラネ。とにかく高すぎておもしろくもないよww」
(;,(●)ゞ(●)「…ゴクリ」

(゚ε゚ )    「パパ、僕に力を!デスティニードロー!」
つ 成金ゴブリン 手札:連続魔法

(゚ε゚ )    「ふひひ、数秒寿命が延びたね…手札より成金ゴブリンを発動!」

(;,(●)ゞ(●)LP:2800→3800

(゚ε゚ )    「なにがでるかな♪なにがでるかな♪」
つ パワーボンド 手札:連続魔法

(;,(○)ゞ(○)「・・・・」
(゚ε゚ )    「キタ━━━(゚∀゚)━━━!!パパ、やっと会えるね…手札より魔法カード、パワーボンドを発動!!」

《パワー・ボンド》 通常魔法
手札またはフィールド上から、融合モンスターカードによって決められたモンスターを墓地へ送り、
機械族の融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。このカードによって特殊召喚したモンスターは、
元々の攻撃力分だけ攻撃力がアップする。発動ターンのエンドフェイズ時、このカードを発動したプレイヤーは
特殊召喚したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)

(゚ε゚ )    「場の三体のサイバードラゴンを融合!いでよ!サイバーエンドドラゴン強化形態!!」

《サイバー・エンド・ドラゴン》 融合・効果モンスター 星10/光属性/機械族/攻4000/守2800
「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」
このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。守備表示モンスターを攻撃した時、
このカードの攻撃力がそのモンスターの守備力を越えていれば、その数値だけ相手に戦闘ダメージを与える。

(゚ε゚ )    「さらにパワーボンドの効果により攻撃力は4000アップ!!」

サイバーエンドATK:4000→8000

(;,(○)ゞ(○)「は、8000…!?スカウt−の故障じゃないのか?」

(゚ε゚ )    「サイバーエンドでダイヤモンドガイを攻撃!エターナル・エボリューション・フルバースト!!」

サイバーエンドATK8000 VS ダイヤモンドガイATK:4600

(;,(●)ゞ(●)LP:3800→400

(;,(●)ゞ(●)「だ、だがかろうじてライフは残った!墓地に送られた黒いペンダントの効果発動!」

《黒いペンダント》 装備魔法
 装備したモンスターの攻撃力は500ポイントアップする。
 このカードがフィールドから墓地に送られた時、相手に500ポイントのダメージを与える。

(゚ε゚ )    LP:4700→4200

(;,(●)ゞ(●)「ふふ、ふはははは、このターンを耐えられた…君にはパワーボンドのダメージがくだる!」

(゚ε゚ )    「そうですね。僕はターンエンドします」
(;,(○)ゞ(○)「何…?動揺してない…」

(゚ε゚ )    LP:4200→200

(;,(●)ゞ(●) LP:400、手札0 場:なし                  正々堂々
(゚_゚ )    LP:200、手札1 場:サイバーエンド(ATK8000)   伏せカード*2

;,(●)ゞ(●) LP:400、手札0 場:なし              正々堂々
(゚_゚ )    LP:200、手札1 場:サイバーエンド(ATK8000)   伏せカード*2

(゚ε゚ )    「ところでおっさん、もうおっさんの負けは決定してるんだ」
(;,(●)ゞ(●)「なんだと…!?」
(゚ε゚ )    「伏せカードのうちの一枚が自業自得だってのはわかるよね?」
(;,(●)ゞ(●)「あたりまえではないか」

《自業自得》 通常罠
相手のフィールド上モンスター1体につき、相手に500ポイントのダメージを与える。

(゚ε゚ )    「おっさんのライフは400…ダイヤモンドガイの死者蘇生を使うと、何を蘇らそうがその瞬間ジ・エンド。」
(;,(●)ゞ(●)「…だが、主人公にはデスティニードローがつきものだ。デュエルは最後の最後までわからないものだよ」
(゚ε゚ )    「それが違うんだ。もう一枚が何かわかる?」
(;,(●)ゞ(●)「それは結構前から伏せてあった気がするね。残念ながらわからない。」
(゚ε゚ )    「特別に教えてあげるよ…はたき落としさ!!!」
(;,(○)ゞ(○)「…」

コンマ2分後

(;,(●)ゞ(●)「ふん、そうやって私にサレンダーさせるつもりだね?
         残念ながら経験豊富な私には、嘘を見抜くことなどたやすい。特に君は顔に出やすいしね。」
(;,(●)ゞ(●)「さあラストターンだ、デスティニ〜〜ドロー!!!!」
(゚ε゚ )    「トラップカード発動!はたき落とし!」
《はたき落とし》通常罠
 相手のドローフェイズ時に発動する事ができる。相手はドローフェイズでドローしたカード1枚をそのまま墓地に捨てる。

(;,(○)ゞ(○)

((○)ゞ(○),)

ダディのドローカードが墓地へと吸い込まれていく…
ダディはひざをついてorz状態になった。開かれて地面に置かれた両手が、手札0を痛々しく表していた

(ま、負けた…完全に少年の計画通りだ…)

(゚ε゚ )    「あっはっは、そのおっさんのダンディとはかけ離れた姿が見たかったんだ!!
         パパの召喚を邪魔する奴はみんなその炎に包まれる事になるのさ!」

(ばーちゃん、ごめんよ…俺のバトルシティはここで終わりみたいだ…)

(゚ε゚ )    「そうそう、僕はパパのカードを召喚して負けた事がないんだ!あぁ、いつ見てもかっこいいよ、パパ…」

(お医者様は、あのタイプの癌は今週が山場だって言ってた…この期を逃したらもう、手術費を手に入れる手立てがない…)

(゚ε゚ )    「は〜や〜く〜し〜ろ〜よ〜おっさんの選択肢は
         サレンダー、死者蘇生で自滅、または何もせずターンエンド、この3つしかないんだからさw」

(ばーちゃん、ごめんね…小さい時から育ててもらった結果がこれだよ…孝行の一つくらいしたかったのに…)
ダディの頭の中で、ばーちゃんとの思い出が走馬灯のように駆け巡り始めた。
(そうそう、俺幼稚園から高校まで、いっつも忘れ物ばっかりしてたなぁ…)

(゚ε゚ )    「UZEEE!!、いつまで待たせるつもり?あっそうだ、確かこんな時のために…
         あったあった。このボタンでいいんだよな?」
少年はデュエルディスクの片隅についている、赤いボタンを押した


~(゚_゚ )  「もしもし、バトルシティ管理室ですか?」

~(゚∈゚ )   「はい、こちらバトルシティサポートセンターのクックルです。何かお困りでも?」

~(゚_゚ )  「私の勝利が確定しているのに、相手がプレイを中断してるんです…なんとかしていただけませんか?
         私のデュエリストナンバーは17番で名前は南奈四といいます」

~(゚∈゚ )   「はい、ただ今検索を…カチャカチャ…本当だ、もう2分ほどプレイが止まっていますね
         少々お待ちください、今対処します。ピッ ♪Get on the deck! Get on the deck! その手で舵を〜♪」


@バトルシティ管理室・・・

(゚∈゚ )「やれやれだ…潔くサレンダーすればいいものを、手間をかけさせる」
   ピッ

~(゚∈゚ )  「モナー社長?t…」

~( ´∀`)「ふざけるなクックル!緊急時以外私への連絡はするなと言ったはずだ!」

~(゚∈゚ )  「(ま、まだ何も言ってないのに…)デュエルに関する質問がきt…」

~( ´∀`)「まだわからないのか!私は今は主催者ではなくバトルシティの一参加者だ!現に今もデュエル中だぞ!?
         ルールは全て、渡しておいたバトルシティ完全ルールブックに載っている!プチッ」

(゚∈゚ )「はぁ…この800ページのルールブックを嫁とおっしゃるのか…」



~(゚∈゚ )   「大変お待たせしました。」

~(゚_゚ )  「どうなりました?」

~(゚∈゚ )   「このバトルシティでは考える時間を長めに取っておりますが、あまりの長考の際は強制サレンダーとなります。
         それまであと…1分13秒きっかりです。これは相手のデュエルディスクからも伝えられます」

~(゚_゚ )  「お手数おかけしました」

(゚ε゚ )    「聞こえたおっさん?あと1分ちょっとだって!強制サレンダーで終わりはちょっと悲しいなぁww」

(小学校の頃なんか、今日教科書全部忘れたと思ったら次の日はカバン忘れて、その次の日は靴履き忘れたりしたなぁ)

ピピッ「ノコリジカン アト 1フン デス」

(その度にばーちゃん、「あんたはそそっかしすぎるよ!…ちゃんと全部確認してから家を出なさい!」って・・・)

ピピッ「ry 40ビョウ デス」

(それから決まって、「あんたは大人になってもきっと変わんないね。常に自分の周りを全部確認するんだよ!?」って…)
(確認…してみるか…)

(;,(●)ゞ(●) LP:400、手札0 場:なし              正々堂々
(゚_゚ )    LP:200、手札1 場:サイバーエンド(ATK8000)   伏せカード(自業自得)

(やっぱ無理だよ…僕のカードは正々堂々だけ…こんなのじゃどうしようもない…)

ピピッ「ry 30ビョウ デス」

その瞬間、ダディにはどこからともなく声が聞こえた気がした

        ___  o
       ( ;;;;;_;;;;; )/'''
     丶.-'~;;;;;;;;;;;;;;~'-、
    /~;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,ヽ、
   ,;';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
  ./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヘ
  l;;;;;;;;;'   ~~    ';;;;;;;;l
  .l;;;;;;;;;;            ;;;;;;;l
  l;;;;;;;;;;'            .;;;;;;l
  k;;;;;;;'       ''   ;;;;;l
 ヘ ヽ;;  (●),   、(●)、.::;; ノ
   ∧.   ,,ノ(、_, )ヽ、,,   l 
  / キ   `-=ニ=- '   /ヽ、      <まだ何か確認してないものがあるんじゃないかい?
 ./   ヽ 、  `ニニ´  /   ヽ
 /    ヽヽ、_ ___ /      |
       `\\//       


(今のは…ばーちゃん!?でももう全部かくにn…そっか、さっきのデスティニードローのカードをまだ見てなかった)

ダディはディスクのボタンを押し、一番上のカードを見た。その瞬間、彼の頭の中で何かがはじけた。

(;,(★)ゞ(★)「少年よ、待たせたな。すまなかった」
(゚ε゚ )    「おっさん何その目wwww」
(;,(★)ゞ(★)「説明しづらいんだが…あえて言葉にするならば急に頭の中クリアになった、とでもいう所か」
(゚ε゚ )    「で?サレンダー・自滅・ターンエンドのどれを選ぶ事にしたんだ?」
(;,(★)ゞ(★)「そのどれでもない。私の勝利は確定した。ダディクール!!」
(゚ε゚ )    「ぶはははw手札0、場には正々堂々のみ、ドローはもう終わった。よくそんな口が利けるよww」

ピピッ「アト 10ビョウ デス」

(;,(★)ゞ(★)「おっと時間がないな。私はドローフェイズを終了し、スタンバイフェイズに入る!」
(゚ε゚ )    「はぁ?スタンバイフェイズにおっさんがする事なんてねーよwww」
(;,(★)ゞ(★)「それはどうかな?墓地より堕天使マリーの効果発動!」
(゚ε゚ )    「なにっ?そんなカード今まで使ってない…さっきのはたき落としで!?」
(;,(★)ゞ(★)「そうだ。逆に言えば、君が叩き落としてくれなければ私は負けていた。ダディクール!!」

《堕天使マリー》 効果モンスター 星5/闇属性/悪魔族/攻1700/守1200
このカードが墓地に存在する限り、自分のスタンバイフェイズ毎に200ライフポイント回復する。

(;,(●)ゞ(●)LP:400→600

(;,(★)ゞ(★)「これで心置きなく死者蘇生が使える!ダディクール!!」

(゚ε゚ )    「だが、俺は今まで墓地に送られたモンスターを全て覚えている…そのどれを蘇生させようと、
         パパのカードには勝てない!
         最高攻撃力を持つアンティーク・ギアゴーレムでさえ3000、しかも特殊召喚はできない!
         バブルマンを出しても正々堂々のせいでドロー効果は発動しない!
         お得意のダンディライオンを守備で出したって、パパのカードには貫通効果がある!僕の勝ちは変わらない!」
(;,(★)ゞ(★)「言いたい事はそれだけかね…?私はメインフェイズへ移行、前ターンでのダイヤモンドガイのエフェクトによる
         死者蘇生を発動!蘇生させるのは…混沌の黒魔術師!!」

《混沌の黒魔術師》 効果モンスター 星8/闇属性/魔法使い族/攻2800/守2600
 このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、自分の墓地から魔法カード1枚を選択して手札に加える事ができる。
 このカードが戦闘によって破壊したモンスターは墓地へは行かずゲームから除外される。
 このカードがフィールド上から離れた場合、ゲームから除外される。

(;,(★)ゞ(★)「今なら思い出せる…こんなレアカードを私が持っていた理由、
         これはばーちゃんが大学合格祝いになけなしの金でプレゼントしてくれたカードだったんだ」

(゚ε゚ )    「なるほど、そっちの最高攻撃力のカードで来たか…だがパパのカードには遠く及ばない!」
(;,(★)ゞ(★)「混沌には魔法回収効果がある」
(゚ε゚ )    「そいつだって想定の範囲内だ!おっさんの使った魔法カードも全部覚えてるけど、この場はひっくり返せない!
         ライトニングボルテックスを戻しても手札が他にないし、
         悪夢の鉄檻を戻しても僕は次のターン大嵐かハリケーンを引く事になってるから無駄だ!
         …そうか、強欲な壺でデスティニードローに賭けるつもりだな!?これは見落としてた…」
                               {当初はダディには使わせない予定だったからな。by作者}

(;,(★)ゞ(★)「一つ言わせてもらおう。デスティニードローを宣言してカードをドローするということは、
         そのドローに自分の全てを賭けるという事だ。ゆえに1デュエルでデスティニードローは一度しか宣言できない。
         また、デスティニードローを宣言したら何が何でもそのターンで決着をつけなきゃならないんだよ…
         これは遊戯王における最低限のダンディズムだ。ダディクール!」

(゚ε゚ )    「なんだよその自分縛りのルールwwwあっそうか、黒いペンダントで引き分け狙いか。
         ここまできて引き分けなんて、いかにもダンディじゃないぜ?www」
(;,(★)ゞ(★)「私は先ほど『勝利は確定した』といったはずだ。引き分けを勝利とは言わない」
(゚ε゚ )    「わかったわかった…じゃあさっさと混沌の効果を発動しろよ」

(;,(★)ゞ(★)「デュエルが終わる前に一つだけ言っておこう。君は力に頼りすぎている…
         そのせいでデュエルの全体像を見失っている。
         確かにサイバーエンドは強い。その炎は全てを焼き尽くすほどのエネルギーを持っている。だが…」

そこまで言うと、ダディは内ポケットからタバコを取り出し、100円ライターで火をつけた。

(;,(★)ゞ(★)y-
「だが、こんな小さな炎でもこのように快楽を得る事ができる。
           戦いにおいても同様だ。小さな炎が、大きな相手を倒す事だってありえるんだ」

(゚ε゚ )    「はいはい、御託を並べるのはいいからさっさと魔法を手札に戻せって」
(;,(★)ゞ(★)「言われなくてもだ。混沌の黒魔術師の効果発動!特殊召喚に成功した今、墓地から魔法カードを手札に加える!」
         選ぶのは…「火の粉」だ。ダディクール!!!」

(゚ε。 )   「そ、そんなカードあんたは使ってない…そ、そうか、初手の手札抹殺の捨てカードにあった…
         そんな雑魚カードは脳内消去してた…」
(;,(★)ゞ(★)「これで終わりだ!手札より火の粉を発動!相手にライフに200のダメージ!!ダディクール!!」

(゚_゚ )    LP:200→0

勝負は決した。その瞬間、ダディはデュエルディスクを放り捨て、少年の方へ走った。
そして危ういところで、倒れ掛かった少年を受け止めた

(。ε゜ )   「パパの…パパのカードが負けた…」
(;,(●)ゞ(●)「その、パパのカードというのはどういう意味なんだい?よかったら教えてくれないかい」
(。ε゜ )   「このカードは、パパがくれた誕生日プレゼントなんだ…」
(;,(●)ゞ(●)「そうだったのか…君のパパはその時、カード以外に何か、
         大切な物を一緒にプレゼントしてくれたんじゃないかね?」
(。ε゜ )   「大切な…もの…?」
(;,(●)ゞ(●)「パパはその時何か君に言ったんじゃないのかね?」
(。ε゜ )   「そういえば…」

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

あれは僕の13歳の誕生日…パパとデパートに買い物に行ったんだ…

r(-◎_◎-)「そういえば今日は誕生日だったね、何かプレゼントを買ってあげよう。何がいいかい?」
(^_^ )  「遊戯王カード!!」
r(-◎_◎-)「はっはっは、聞くまでもなかったね。遊戯王大好きだもんなあ」

それで…カード売り場に行って…

r(-◎_◎-)「さあ、どれでも好きなのを選びなさい。」
(^_^ ) 「じゃあ、あの一番上の棚のやつがほしい!」
r(-◎_◎-)「サイバーエンドドラゴンアルティメットレア(完全未使用傷なし)、これかい?
      ほほぅ、これは強そうなカードだね。よしよし、買ってあげよう。」



r(-◎_◎-)「お金で買えない価値がある。支払いはカードで。」
店員   「お買い上げありがとうございま〜す!」



r(-◎_◎-)「はい、誕生日おめでとう。」
(^_^ ) 「わーい、ありがとうパパ!攻撃力4000もあれば僕は無敵だ!!」
r(-◎_◎-)「…」
(^_^ ) 「どうしたの、パパ?顔が暗いよ?」
r(-◎_◎-)「今から大切な話をするから、よく聞くんだ、いいね?」
(^_^ ) 「う、うん…」

r(-◎_◎-)「今、君は大きな力を手に入れた。でも、この世界は力だけで全てが決まるわけじゃない。
      これはカードゲームに限った話じゃないよ。
      例えば、お金さえあればなんでもできると思っている人たちもいるけれど、それは違う。
      周りを見渡し、自分のすべき事を見つけ、その目標を見失わない事が大切なんだ。」

(^_^ )  「…難しくてよくわからないよ、パパ…」
r(-◎_◎-)「そのうちきっと、わかる時が来る。その時、思い出してくれればいいんだ。」

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

(;,(●)ゞ(●)「いい話じゃないか、私の思った通りだ。
         父親は常に、息子に何か伝えたい事があるものさ。ダディクール!」

(。ε゜ )   「でもそれから二日間、パパは家に帰ってこなくて…
         パパは…パパは…ビジネスホテルの一室で手首を切って死んでたんだ!!」
(;,(○)ゞ(○)「な、なに…!?」
(。ε゜ )   「警察の人は自殺だって言ってたけど、きっと違う…
         パパは会社でちょっと偉い人だったんだけど、その会社は不正をしてたんだ。
         パパはその口封じのために殺されたんだ!!
         僕は探偵を雇って調べてもらおうと思って、そのお金のためにバトルシティ優勝を目指してたのに…
         よりによってパパの言葉を忘れて力に溺れちゃった…もうだめだ…」
(;,(○)ゞ(○)「・・・」
(゚_゚ )    「さあおじさん、僕の負けだ。パズルカードとサイバーエンドを持っていっていいよ」
(;,(●)ゞ(●)「だが断る」

(゚_゚ )    「えっ…!?」
(;,(●)ゞ(●)「ルール上、私は勝った。パズルカードはいただこう。だが私は君の賭けカードを拒否する」
(゚_゚ )    「・・・」
(;,(●)ゞ(●)「そんなカード、融合すら持っていない私にはただの飾りだ。私は代わりに…
         君の「ダンディライオン」をいただく。いいね?ダディクール!!」
(゚_゚ )    「お、おじさん…」
(;,(●)ゞ(●)「バトルシティにはもう出れないが、まだ君には未来がある。
         これからは無闇にパワーボンドなんか使わずに、パパのカードを大切にするんだ。」

(;,(●)ゞ(●)「それからお金の事だが…実は私も祖母の手術のためにお金が必要だ。
         だがバトルシティ優勝の賞金は半端な額ではない。手術が終わったら残りは全て君にあげよう」
(゚_゚ )    「そ、そんなこと・・・」
(;,(●)ゞ(●)「何も言わず従いなさい。決勝は確か町中に放映されるはずだ。
         私が優勝する姿を、必ず見てくれたまえよ」
(^_^ )    「あ、ありがとうダディおじさん…がんばって決勝まで勝ち進んでね!応援してるよ!」
(;,(●)ゞ(●)「しばしの別れだ、少年よ。ダディクール!!」

逆方向に歩き出す二人。ふと、少年が振り向いて言った

(^_^ )    「でもダディおじさん、1デッキにダンディライオン4体は入れられないよ?」
(;,(○)ゞ(○)

(;,(●)ゞ(●)「こ、コレクションさ。コレクション。ははは」

そういうと、ダディは計2枚のパズルカードをしっかりと握りしめ、
「路上喫煙禁止区」と書かれた看板の横を通って、雑踏の中へと消えていった…

バトルシティ ダディ編 〜EPISODE 01〜、完

⇒「バトルシティ ダディ編 〜EPISODE 02〜」へと続く

このページへのコメント

いつ読んでもデュエルのラストにシビれる
ああいう勝ち方がしたい

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Posted by 斜し 2010年01月12日(火) 02:32:52 返信

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