最終更新: boonyugioh 2007年10月11日(木) 18:16:46履歴
時を少しさかのぼり、ここはバトルシップの中、時刻は21:30頃。
…そう、バトルシティ決勝トーナメント第一戦・モナーVSイシュタール戦が始まる少し前の事。
一人の紳士が、ソファーに腰掛けてタバコを吸っていた。説明する必要もないだろう、彼の名はダディ=クール。
ダディは自分にあてがわれた部屋で、デッキを机の上に置いたまま、先ほどから一枚のカードを手にしていた。
(・・・本当に、これでよかったんだろうか・・・)
そして彼はそのまま、数時間前に出会った少年との死闘に思いを馳せた…
<<バトルシティ・ダディ外伝 第3章(回想)>>
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
そう、それはちょうど、ブーンやドクオが特別イベント・5vs5に参加していた頃。
そんな事は露ほども知らないダディは、コンビニでパックをいくつか買い、そのまま路地裏へと入っていった。
(さっきのペガソス戦はかなり大勢の観客に見られていた…入念にカードを入れ替えた方がいいだろう…)
彼は今までのようにデッキを入れ替えると、次の対戦相手を探して町をさまよい始めた。
しかしすでにトーナメント出場が決まっている者が数名いる状態、必然的に残るデュエリストはごくわずか。
とその時、[ピコーン、ピコーン] とデュエルディスクから音がした。
(そうか、そういえばこのディスクにはレーダー機能もついていたのだったな…という事は近くにデュエリストが!?)
そこまで考えて顔を上げたダディの目と、反対側から歩いてきて、同じように顔を上げた少年の目が合った。
彼は灰色の薄汚れたローブをまとい、その姿からはどこか大きな疲労のようなものが伝わってきた。
通りを行き来する人々も、彼を見ると目をそむけたり、あからさまに彼を避けたりしていた。
しかし彼の熱い瞳を見たダディは、彼がデュエリストだと直感的に悟った。
(;,(●)ゞ(●)「…2枚賭けでどうだろうか」
(`・_・) 「2枚賭けですか…僕はどうしても決勝に進みたい…保険として1枚残し、1枚賭けがいいのですが」
(;,(●)ゞ(●)「というと、君が持っているパズルカードは2枚なのかね?」
(`・_・) 「その通りです」
(;,(●)ゞ(●)「そうか…私は4枚だ。私は負けても2枚残るが、君は背水の陣。この勝負はダンディではない…
よし、ではお互い全賭けといこう。ここで勝った者は決勝へ進み、負けた者はここで終わる」
(`・_・) 「それだとあなたにとってかなり不利ですが…」
(;,(●)ゞ(●)「気遣いは無用、勝てば問題はないのだからな。ダディクール!」
(`・_・) 「不公平な戦いは僕も望む所ではないのですが…もうデュエリストもあまり残っていないようですし、
あなたがよろしいのならばここで勝負を決めましょうか」
(;,(●)ゞ(●)「ならば決まりだ。私の名前はダディ=クール、賭けカードは『混沌の黒魔術師』だ」
(`・_・) 「僕の名前はロベルト=ディ=カルドです。ロベルトと呼んで下さい。賭けカードは…『幻魔皇ラビエル』です」
(;,(●)ゞ(●)(ラビエル…?)
(`・_・) 「ダディさん、よろしくおねがいします」
(;,(●)ゞ(●)「こちらこそよろしく、ロベルト君。では…」
(;,(●)ゞ(●) ダディ=クール LP8000
[シールドデッキ] 賭け:混沌の黒魔術師
(;,(●)ゞ(●) VS (`・_・) 「デュエル!!!!!!1」
(`・_・) ロベルト=ディ=カルド LP8000
[悪魔族デッキ]賭け:幻魔皇ラビエル
(`・_・) 「僕の先攻でいかせてもらいます、ドロー!
手札より永続魔法、生還の宝札を発動します」
《生還の宝札》 永続魔法
自分の墓地からモンスターがフィールド上に特殊召喚された時、デッキからカードを1枚ドローする事ができる。
(`・_・) 「さらにモンスターを一体裏守備でセット、カードを1枚伏せてターンエンドです」
(`・_・) LP:8000 手札:3 場:裏守備 宝札 伏せカード*1
(;,(●)ゞ(●) LP:8000 手札:5 場:なし 伏せカード0
(;,(●)ゞ(●)「私のターン、ドロー」
つ天使の施し 手札:翻弄するエルフの剣士、岩石の巨兵、激昂のミノタウルス、ダンディライオン、火炎地獄
(;,(●)ゞ(●)「手札より魔法カード、天使の施しを発動し、3枚ドローする」
つ連鎖破壊、紅葉の女王、火の粉 手札:翻弄するエルフの剣士、岩石ry、激昂のミノタウルス、ダンディライオン、火炎地獄
(;,(●)ゞ(●)(…ダンディを捨てればトークンを出す事ができ、損害は抑えられるが、ここは連鎖破壊とのコンボを使いたい…)
「施しの効果により、手札より紅葉の女王と岩石の巨兵を捨てる」
(`・_・) 「ずいぶん古風なカードを御使用ですね…」
(;,(●)ゞ(●)「さらに私は手札から、魔法カード火炎地獄を発動」
《火炎地獄》 通常魔法
相手に1000ポイントダメージを与え、自分は500ポイントダメージを受ける。
(`・_・) LP:8000→7000
(;,(●)ゞ(●) LP:8000→7500
(;,(●)ゞ(●)「私はカードを2枚伏せ(火の粉、連鎖破壊)、激昂のミノタウルスを攻撃表示で召喚」
《激昂のミノタウルス》 効果モンスター 星4/地属性/獣戦士族/攻1700/守1000
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターは、
守備表示モンスターを攻撃した時にその守備力を攻撃力が越えていれば、その数値だけ相手に戦闘ダメージを与える。
(;,(●)ゞ(●)「激昂ryで裏守備を攻撃、斧断砕アックス・クラッシャー!!」
激昂ryATK:1700 VS メタモルポットDEF:600
(;,(●)ゞ(●)「激昂ryには貫通効果がある!ロベルト君には1100ダメージ受けてもらうよ」
(`・_・) LP:7000→5900
(`・_・) 「メタモルポットのリバース効果発動!」
(;,(●)ゞ(●)(作者メタモルポットマニア…?)
ロベルトは手札3枚を捨てて5枚ドローした。
ダディも2枚捨てて5枚ドローした。
(`・_・) 「僕は今墓地に送られたカードの効果を発動します」
(;,(●)ゞ(●)「まさかダンディ!?」
(`・_・) 「・・・はい??暗黒界の武神ゴルド、軍神シルバの効果発動!」{ドクオとかぶった。反省はしている。by作者}
《暗黒界の武神 ゴルド》 効果モンスター 星5/闇属性/悪魔族/攻2300/守1400
このカードが他のカードの効果によって手札から墓地に捨てられた場合、このカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
相手のカードの効果によって(以下略)
《暗黒界の軍神 シルバ》 効果モンスター 星5/闇属性/悪魔族/攻2300/守1400
このカードが他のカードの効果によって手札から墓地に捨てられた場合、このカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
相手のカードの効果によって(以下略)
(`・_・) 「僕はゴルドとシルバを、攻撃表示で特殊召喚します!さらに生還の宝札の効果で2枚ドロー!」
(;,(●)ゞ(●)「むむ・・・」
(`・_・) 「まだ続きます!捨てた最後の手札、暗黒界の狩人ブラウの効果発動!」
《暗黒界の狩人 ブラウ》 効果モンスター 星3/闇属性/悪魔族/攻1400/守 800
このカードが他のカードの効果によって手札から墓地に捨てられた場合、デッキからカードを1枚ドローする。
相手のカードの効果によって(以下略)
(`・_・) 「というわけでさらに1枚ドローします!」
(;,(●)ゞ(●)「くっ…一気に上級2体、さらに手札補充…しかし、私も墓地に送られたダンディライオンの効果発動!
綿毛トークンを2体、守備表示で特殊召喚する」
(`・_・) 「やはりパズルカード4枚集めただけの事はありますね…一筋縄ではいかない」
(;,(●)ゞ(●)(おっと、メタモルポットで引いたカードをまだ確認してなかったな)
つ 堕天使マリー、DNA改造手術、団結の力、クリボー、貪欲な壺
(;,(●)ゞ(●)(…DNA改造はブラフにするか…貪欲は今は使えないが取っておこう)
「バトルフェイズが長くなったがメイン2に移行、私はカードを1枚伏せて(DNA)ターンエンドだ」
(`・_・) 「ならば僕はエンドフェイズに伏せカードオープン、サイクロンです」
(…初手から宝札を発動していたからには、裏守備がメタモルで暗黒界デッキという事は、ここまで勝ち残った
ダディさんのような人にはバレていたはず…実際、ダディさんはダンディライオンを捨てることで守りを固めた。
という事は、先に伏せた2枚のカードはよほど重要で、メイン2で伏せたのはブラフ…先の2枚のうち、どっちだ?)
「破壊するのは…真ん中のカードです」
(;,(●)ゞ(●)「火の粉…だ」
(`・_・) 「な、なんだってー!!(AA略)や、やりますね…サイクロンと火の粉、1:1交換とはいえ精神的ダメージが大きい…」
(`・_・) LP:5900 手札:8 場:シルバ、ゴルド(攻) 宝札 伏せカード0
(;,(●)ゞ(●) LP:7500 手札:4 場:激昂ry(攻)、綿毛*2(守) 伏せカード*2
(`・_・) 「僕のターン、ドローです(おちつけ…ダディさんはおそらく相手の精神さえも操れるほどの実力者…)」
「僕は手札より、暗黒界の狂王、ブロンを召喚します」
《暗黒界の狂王 ブロン》 効果モンスター 星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守 400
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、自分の手札からカードを1枚選択して墓地に捨てる事ができる。
(`・_・) 「(ミラフォの可能性もなくはない…)僕はゴルドを守備表示に変更。バトルフェイズに移ります」
(;,(●)ゞ(●)「了承した」
(`・_・) 「ブロンで、激昂ryを攻撃!」
ブロンATK:1800 VS 激昂ryATK:1700
(;,(●)ゞ(●) LP:7500→7400
(`・_・) 「ブロンの効果発動!僕は手札より暗黒界の尖兵ベージを墓地に送ります」
(;,(●)ゞ(●)「また暗黒界…ということはまさか…」
《暗黒界の尖兵 ベージ》 効果モンスター 星4/闇属性/悪魔族/攻1600/守1300
このカードが他のカードの効果によって手札から墓地に捨てられた場合、
このカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
(`・_・) 「ベージの効果発動!攻撃表示で特殊召喚します。さらに宝札の効果で1枚ドローします」
(;,(●)ゞ(●)「むむ…」
(`・_・) 「バトルフェイズはまだ続いています。シルバとベージで、綿毛トークンを攻撃!」
シルバATK:2300 VS 綿毛A DEF:0
ベージATK:1600 VS 綿毛B DEF:0
(`・_・) 「(ゴルドに関しては杞憂だったかな…)僕はカードを2枚伏せ、ターンエンドです」
(`・_・) LP:5900 手札:6 場:シルバ、ブロン、ベージ(攻)、ゴルド(守) 宝札 伏せカード*2
(;,(●)ゞ(●) LP:7400 手札:4 場:なし 伏せカード*2
(;,(●)ゞ(●)「ところでロベルト君、君は攻撃宣言時にカードの技名を言わないのかね?」
(`・_・) 「技…?僕の村ではそのような習慣はなかったので…」
(;,(●)ゞ(●)「そうか、それはもったいないな。君は遊戯王の楽しさの30%を損しているよ。
技名を心を込めて発する事で、カードと一体化した気分が味わえるのだよ…ダディクール!」
(`・_・) 「・・・・・」
(;,(●)ゞ(●)「閑話休題、私のターン、ドロー」
つ ライトニング・ボルテックス 手札:堕天使マリー、団結の力、クリボー、貪欲な壺
(;,(●)ゞ(●)「(マリー…初戦では世話になった…)よし、私は手札より堕天使マリーを捨て、ライトニングボルテックス発動!」
(`・_・) 「くっ!僕のモンスターは全て表…しかもマリーを捨てる事でコストを逆利用とは…!」
シルバ、ゴルド、ブロン、ベージが破壊された
(;,(●)ゞ(●)「さらに手札より貪欲な壺を発動する」
《貪欲な壺》 通常魔法
自分の墓地からモンスターカードを5枚選択し、デッキに加えてシャッフルする。
その後、自分のデッキからカードを2枚ドローする。
(;,(●)ゞ(●)「私はダンディライオン、翻弄ry、激昂ry、岩石の巨兵、紅葉の女王をデッキに戻し、2枚ドロー!」
つ 地割れ、ダンディライオン 手札:団結の力、クリボー
(;,(●)ゞ(●)「私は手札より、ダンディライオンを攻撃表示で召喚!」
(`・_・) 「い、今戻したばかりのカードを引き当てたんですか!?なんて引きだ…」
(;,(●)ゞ(●)「別に今戻したカードかどうかはわからないよ。召喚に成功した事によりトラップカード発動、連鎖破壊!」
(`・_・) (何っ!?最初に伏せたのはどちらも大した事ないカードだったのか…ダディさんの思考は読めない…)
(;,(●)ゞ(●)「私はデッキから2枚のダンディライオンを墓地に送る!そして守備表示で4体の綿毛トークンを召喚!」
(`・_・) 「なるほど…3枚積みでしたか…しかしそれでどうしようというのですか?」
(;,(●)ゞ(●)「ふふ・・手札より装備魔法、団結の力をダンディライオンに装備!これが【ダディ・コンボ】の真髄!ダディクール!」
ダンディライオンATK:300→4300
(`・_・) 「くっ・・!」
(;,(●)ゞ(●)「ダンディライオンでダイレクトアタック!魅惑のダンディズム!!」
(`・_・) LP:5900→1600
(`・_・) 「今のは…効きました…」
(;,(●)ゞ(●)「ターンエンドだ、ダディクール!」
(`・_・) LP:1600 手札:6 場:なし 宝札 伏せカード*2
(;,(●)ゞ(●) LP:7400 手札:2 場:ダンディry(+団結)、綿毛*4(守) 伏せカード*1
(`・_・) 「(みんなのためにも…ここは勝って決勝に進みたい…!!)僕のターン、ドローです」
「(神引き来た!)今から暗黒界デッキの真の強さをご覧に入れますよ、ダディさん」
(;,(●)ゞ(●)「ほほう」
(`・_・) 「僕はモンスターを一体裏守備でセットし…手札より魔法カード、手札抹殺を発動!」
(;,(●)ゞ(●)「・・・君の手札は5枚…ドロー目的ではなく・・まさか・・」
(`・_・) 「チェーンはありませんね?では僕は手札抹殺にチェーンしてトラップカード発動、暗黒よりの軍勢!」
《暗黒よりの軍勢》 通常罠
自分の墓地に存在する「暗黒界」と名のついたモンスター2体を手札に戻す。
(`・_・) 「僕はシルバとゴルドを手札に戻し、逆順処理により捨てる手札は7枚になります」
ダディは地割れとクリボーを捨て、2枚ドローした。
つ 巨大化、早すぎた埋葬
ロベルトも手札を7枚捨て、同数ドローした。
(`・_・) 「言うまでもないでしょう…墓地に送られたシルバ、ゴルド*2、ベージ、ブラウの効果発動!」
(;,(○)ゞ(○)「アワワ」
(`・_・) 「シルバ、ゴルド*2、ベージを攻撃表示で特殊召喚、さらに宝札の効果で4枚ドロー!!
ブラウが墓地に送られた事により、さらに1枚ドロー!」
(;,(●)ゞ(●)「さっき一掃したばかりだというのに、たった1ターンで5体のモンスターを展開するとは…」
(`・_・) 「このデッキは僕たち10人の魂のこもったデッキですからね、これくらいの事は余裕です」
(;,(●)ゞ(●)「10人…?」
(`・_・) 「僕の故郷はここから遠く離れた小さな村で、
カードショップも一軒しかなくてデュエリストも僕含めて10人だけなんです」
(;,(●)ゞ(●)「話が見えないが…」
(`・_・) 「VIP市への往復の交通費だけでかなりの出費となってしまうので、僕たち10人はカードを持ち寄り、
一つのデッキをくみ上げ、僕が代表としてバトルシティに参加する事になったんです」
(;,(●)ゞ(●)「道理で強いわけだ…」
(`・_・) 「おっと、よけいなおしゃべりが過ぎたようですね。
(今度は裏守備のスカーがいる…ミラフォが来てもなんとかなるだろう)バトルフェイズに移行します」
(;,(●)ゞ(●)「グゥレイト!数だけは多いが、最高ATK2300では私のダンディにはかなわないぞ、ロベルト君」
(`・_・) 「まあ、そうですけどね。まずはベージ、ゴルド*2で綿毛トークンABCを攻撃!」
ベージATK:1600 VS 綿毛A DEF:0
ゴルドA ATK:2300 VS 綿毛B DEF:0
ゴルドB ATK:2300 VS 綿毛C DEF:0
ダンディライオンATK:4300→3500→2700→1900
(;,(○)ゞ(○)「し、しまった…」
(`・_・) 「数の力をあなどってはいけませんよ。最後にシルバでダンディライオンを攻撃!」
シルバATK:2300 VS ダンディATK:1900
(;,(○)ゞ(○) LP:7400→7000
(;,(●)ゞ(●)「団結の力は墓地に送られるが…綿毛トークンを2体召喚!」
(`・_・) 「僕はカードを2枚伏せてターンエンドです…が、
手札が10枚もあるので、スカーとリグラスリーパー、ジャイアントウィルス*2を捨てます」
(`・_・) LP:1600 手札:6 場:シルバ、ゴルド*2、ベージ(攻)、裏守備1 宝札 伏せカード*3
(;,(●)ゞ(●) LP:7000 手札:2 場:綿毛*3(守) 伏せカード*1
(;,(●)ゞ(●)「(つ、強い…ライフでこそ勝ってはいるが、これはまずいかもわからんぞ)私のターン、ドロー!」
つ 混沌の黒魔術師 手札:巨大化、早すぎた埋葬
(;,(●)ゞ(●)「(ばーちゃんのカード…)スタンバイフェイズに移行、墓地のマリーの効果によりライフを200、回復する」
(;,(●)ゞ(●) LP:7000→7200
(;,(●)ゞ(●)「さらに私は綿毛トークンを2体生贄に捧げ、手札より混沌の黒魔術師を召喚!」
(`・_・) 「くっ!」
(;,(●)ゞ(●)「効果により、魔法カードを1枚墓地から手札に戻す…私が選択するのは、ライボルだ」
(…混沌ryのATKは2800、ロベルト君のライフは1600…いますぐライボルを使ってダイレクトをすれば倒せるが…
彼の場には伏せカードが3枚もある、おそらくそう簡単にはいくまい…ライボルは温存しておこう)
「私は混沌ryでベージを攻撃!カオス・マジック!!」
混沌ryATK:2800 VS ベージ ATK:1600
(`・_・) LP:1600→400
(;,(●)ゞ(●)「さらに、混沌ryに破壊されたモンスターはゲームから除外される!もうそのベージは使用できない、ダディクール!」
(`・_・) 「むむ…」
(;,(●)ゞ(●)「ここまで見た所、暗黒界モンスター達はいい効果を持っているが、どうやら攻撃力の最大値が2300のようだな。
残念ながら勝負は見えたのではないかね。ターンエンドだ」
(`・_・) 「まだ僕は諦めてなんかいませんよ…ダディさんのエンドフェイズに速攻魔法発動、暗黒界に続く結界通路!」
《暗黒界に続く結界通路》 速攻魔法
このカードを発動する場合、自分は発動ターン内に召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
自分の墓地から「暗黒界」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
(`・_・) 「僕はブロンを攻撃表示で特殊召喚します。また、宝札の効果により1枚ドローします」
(;,(●)ゞ(●)(ふむ、まだ闘志は微塵も減っていない…目が輝いている…)
(`・_・) LP:400 手札:7 場:シルバ、ゴルド*2、ブロン(攻)、裏守備1 宝札 伏せカード*2
(;,(●)ゞ(●) LP:7200 手札:3 場:混沌の黒魔術師、綿毛*1(守) 伏せカード*1
(`・_・) 「僕のターン、ドローします」
「ダディさん、確かに暗黒界モンスターの弱点はその攻撃力の低さです。
でも、僕のデッキにはそれを補うためのキーカードが入っているんですよ…
見せてあげましょう、僕の村に代々伝わる幻のカードを!」
(;,(●)ゞ(●)「幻のカード…!?」
(`・_・) 「僕は自分のフィールド上の悪魔族3体、シルバ・ゴルド*2を生贄に捧げ…」
(;,(○)ゞ(○)「さ、3体生贄!?」
(`・_・) 「ξξ遥かなる太古、その強大な力により大地を征服せし三幻魔が一人、
地に這い回る悪魔を糧とし、長きに渡る眠りより覚醒し、大地の底から再びこの世にその姿を現せ…ξξ」
(;,(●)ゞ(●)「な、なんだこのふいんき(なぜかry)は…」
(`・_・) 「手札より、幻魔皇ラビエルを特殊召喚!!」
\ポン/ \ポン/
,,,,.,.,,, ,,,,.,.,,,
(;;: ミ ゚∀゚ミ ::;;)(;;: ミ ゚∀゚ミ ::;;)
ゞ; ``ノ``:;ノ ゞ; ``ノ``:;ノ
ゞ、.δ ノ ゞ、.δ ノ
続く
…そう、バトルシティ決勝トーナメント第一戦・モナーVSイシュタール戦が始まる少し前の事。
一人の紳士が、ソファーに腰掛けてタバコを吸っていた。説明する必要もないだろう、彼の名はダディ=クール。
ダディは自分にあてがわれた部屋で、デッキを机の上に置いたまま、先ほどから一枚のカードを手にしていた。
(・・・本当に、これでよかったんだろうか・・・)
そして彼はそのまま、数時間前に出会った少年との死闘に思いを馳せた…
<<バトルシティ・ダディ外伝 第3章(回想)>>
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
そう、それはちょうど、ブーンやドクオが特別イベント・5vs5に参加していた頃。
そんな事は露ほども知らないダディは、コンビニでパックをいくつか買い、そのまま路地裏へと入っていった。
(さっきのペガソス戦はかなり大勢の観客に見られていた…入念にカードを入れ替えた方がいいだろう…)
彼は今までのようにデッキを入れ替えると、次の対戦相手を探して町をさまよい始めた。
しかしすでにトーナメント出場が決まっている者が数名いる状態、必然的に残るデュエリストはごくわずか。
とその時、[ピコーン、ピコーン] とデュエルディスクから音がした。
(そうか、そういえばこのディスクにはレーダー機能もついていたのだったな…という事は近くにデュエリストが!?)
そこまで考えて顔を上げたダディの目と、反対側から歩いてきて、同じように顔を上げた少年の目が合った。
彼は灰色の薄汚れたローブをまとい、その姿からはどこか大きな疲労のようなものが伝わってきた。
通りを行き来する人々も、彼を見ると目をそむけたり、あからさまに彼を避けたりしていた。
しかし彼の熱い瞳を見たダディは、彼がデュエリストだと直感的に悟った。
(;,(●)ゞ(●)「…2枚賭けでどうだろうか」
(`・_・) 「2枚賭けですか…僕はどうしても決勝に進みたい…保険として1枚残し、1枚賭けがいいのですが」
(;,(●)ゞ(●)「というと、君が持っているパズルカードは2枚なのかね?」
(`・_・) 「その通りです」
(;,(●)ゞ(●)「そうか…私は4枚だ。私は負けても2枚残るが、君は背水の陣。この勝負はダンディではない…
よし、ではお互い全賭けといこう。ここで勝った者は決勝へ進み、負けた者はここで終わる」
(`・_・) 「それだとあなたにとってかなり不利ですが…」
(;,(●)ゞ(●)「気遣いは無用、勝てば問題はないのだからな。ダディクール!」
(`・_・) 「不公平な戦いは僕も望む所ではないのですが…もうデュエリストもあまり残っていないようですし、
あなたがよろしいのならばここで勝負を決めましょうか」
(;,(●)ゞ(●)「ならば決まりだ。私の名前はダディ=クール、賭けカードは『混沌の黒魔術師』だ」
(`・_・) 「僕の名前はロベルト=ディ=カルドです。ロベルトと呼んで下さい。賭けカードは…『幻魔皇ラビエル』です」
(;,(●)ゞ(●)(ラビエル…?)
(`・_・) 「ダディさん、よろしくおねがいします」
(;,(●)ゞ(●)「こちらこそよろしく、ロベルト君。では…」
(;,(●)ゞ(●) ダディ=クール LP8000
[シールドデッキ] 賭け:混沌の黒魔術師
(;,(●)ゞ(●) VS (`・_・) 「デュエル!!!!!!1」
(`・_・) ロベルト=ディ=カルド LP8000
[悪魔族デッキ]賭け:幻魔皇ラビエル
(`・_・) 「僕の先攻でいかせてもらいます、ドロー!
手札より永続魔法、生還の宝札を発動します」
《生還の宝札》 永続魔法
自分の墓地からモンスターがフィールド上に特殊召喚された時、デッキからカードを1枚ドローする事ができる。
(`・_・) 「さらにモンスターを一体裏守備でセット、カードを1枚伏せてターンエンドです」
(`・_・) LP:8000 手札:3 場:裏守備 宝札 伏せカード*1
(;,(●)ゞ(●) LP:8000 手札:5 場:なし 伏せカード0
(;,(●)ゞ(●)「私のターン、ドロー」
つ天使の施し 手札:翻弄するエルフの剣士、岩石の巨兵、激昂のミノタウルス、ダンディライオン、火炎地獄
(;,(●)ゞ(●)「手札より魔法カード、天使の施しを発動し、3枚ドローする」
つ連鎖破壊、紅葉の女王、火の粉 手札:翻弄するエルフの剣士、岩石ry、激昂のミノタウルス、ダンディライオン、火炎地獄
(;,(●)ゞ(●)(…ダンディを捨てればトークンを出す事ができ、損害は抑えられるが、ここは連鎖破壊とのコンボを使いたい…)
「施しの効果により、手札より紅葉の女王と岩石の巨兵を捨てる」
(`・_・) 「ずいぶん古風なカードを御使用ですね…」
(;,(●)ゞ(●)「さらに私は手札から、魔法カード火炎地獄を発動」
《火炎地獄》 通常魔法
相手に1000ポイントダメージを与え、自分は500ポイントダメージを受ける。
(`・_・) LP:8000→7000
(;,(●)ゞ(●) LP:8000→7500
(;,(●)ゞ(●)「私はカードを2枚伏せ(火の粉、連鎖破壊)、激昂のミノタウルスを攻撃表示で召喚」
《激昂のミノタウルス》 効果モンスター 星4/地属性/獣戦士族/攻1700/守1000
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターは、
守備表示モンスターを攻撃した時にその守備力を攻撃力が越えていれば、その数値だけ相手に戦闘ダメージを与える。
(;,(●)ゞ(●)「激昂ryで裏守備を攻撃、斧断砕アックス・クラッシャー!!」
激昂ryATK:1700 VS メタモルポットDEF:600
(;,(●)ゞ(●)「激昂ryには貫通効果がある!ロベルト君には1100ダメージ受けてもらうよ」
(`・_・) LP:7000→5900
(`・_・) 「メタモルポットのリバース効果発動!」
(;,(●)ゞ(●)(作者メタモルポットマニア…?)
ロベルトは手札3枚を捨てて5枚ドローした。
ダディも2枚捨てて5枚ドローした。
(`・_・) 「僕は今墓地に送られたカードの効果を発動します」
(;,(●)ゞ(●)「まさかダンディ!?」
(`・_・) 「・・・はい??暗黒界の武神ゴルド、軍神シルバの効果発動!」{ドクオとかぶった。反省はしている。by作者}
《暗黒界の武神 ゴルド》 効果モンスター 星5/闇属性/悪魔族/攻2300/守1400
このカードが他のカードの効果によって手札から墓地に捨てられた場合、このカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
相手のカードの効果によって(以下略)
《暗黒界の軍神 シルバ》 効果モンスター 星5/闇属性/悪魔族/攻2300/守1400
このカードが他のカードの効果によって手札から墓地に捨てられた場合、このカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
相手のカードの効果によって(以下略)
(`・_・) 「僕はゴルドとシルバを、攻撃表示で特殊召喚します!さらに生還の宝札の効果で2枚ドロー!」
(;,(●)ゞ(●)「むむ・・・」
(`・_・) 「まだ続きます!捨てた最後の手札、暗黒界の狩人ブラウの効果発動!」
《暗黒界の狩人 ブラウ》 効果モンスター 星3/闇属性/悪魔族/攻1400/守 800
このカードが他のカードの効果によって手札から墓地に捨てられた場合、デッキからカードを1枚ドローする。
相手のカードの効果によって(以下略)
(`・_・) 「というわけでさらに1枚ドローします!」
(;,(●)ゞ(●)「くっ…一気に上級2体、さらに手札補充…しかし、私も墓地に送られたダンディライオンの効果発動!
綿毛トークンを2体、守備表示で特殊召喚する」
(`・_・) 「やはりパズルカード4枚集めただけの事はありますね…一筋縄ではいかない」
(;,(●)ゞ(●)(おっと、メタモルポットで引いたカードをまだ確認してなかったな)
つ 堕天使マリー、DNA改造手術、団結の力、クリボー、貪欲な壺
(;,(●)ゞ(●)(…DNA改造はブラフにするか…貪欲は今は使えないが取っておこう)
「バトルフェイズが長くなったがメイン2に移行、私はカードを1枚伏せて(DNA)ターンエンドだ」
(`・_・) 「ならば僕はエンドフェイズに伏せカードオープン、サイクロンです」
(…初手から宝札を発動していたからには、裏守備がメタモルで暗黒界デッキという事は、ここまで勝ち残った
ダディさんのような人にはバレていたはず…実際、ダディさんはダンディライオンを捨てることで守りを固めた。
という事は、先に伏せた2枚のカードはよほど重要で、メイン2で伏せたのはブラフ…先の2枚のうち、どっちだ?)
「破壊するのは…真ん中のカードです」
(;,(●)ゞ(●)「火の粉…だ」
(`・_・) 「な、なんだってー!!(AA略)や、やりますね…サイクロンと火の粉、1:1交換とはいえ精神的ダメージが大きい…」
(`・_・) LP:5900 手札:8 場:シルバ、ゴルド(攻) 宝札 伏せカード0
(;,(●)ゞ(●) LP:7500 手札:4 場:激昂ry(攻)、綿毛*2(守) 伏せカード*2
(`・_・) 「僕のターン、ドローです(おちつけ…ダディさんはおそらく相手の精神さえも操れるほどの実力者…)」
「僕は手札より、暗黒界の狂王、ブロンを召喚します」
《暗黒界の狂王 ブロン》 効果モンスター 星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守 400
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、自分の手札からカードを1枚選択して墓地に捨てる事ができる。
(`・_・) 「(ミラフォの可能性もなくはない…)僕はゴルドを守備表示に変更。バトルフェイズに移ります」
(;,(●)ゞ(●)「了承した」
(`・_・) 「ブロンで、激昂ryを攻撃!」
ブロンATK:1800 VS 激昂ryATK:1700
(;,(●)ゞ(●) LP:7500→7400
(`・_・) 「ブロンの効果発動!僕は手札より暗黒界の尖兵ベージを墓地に送ります」
(;,(●)ゞ(●)「また暗黒界…ということはまさか…」
《暗黒界の尖兵 ベージ》 効果モンスター 星4/闇属性/悪魔族/攻1600/守1300
このカードが他のカードの効果によって手札から墓地に捨てられた場合、
このカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
(`・_・) 「ベージの効果発動!攻撃表示で特殊召喚します。さらに宝札の効果で1枚ドローします」
(;,(●)ゞ(●)「むむ…」
(`・_・) 「バトルフェイズはまだ続いています。シルバとベージで、綿毛トークンを攻撃!」
シルバATK:2300 VS 綿毛A DEF:0
ベージATK:1600 VS 綿毛B DEF:0
(`・_・) 「(ゴルドに関しては杞憂だったかな…)僕はカードを2枚伏せ、ターンエンドです」
(`・_・) LP:5900 手札:6 場:シルバ、ブロン、ベージ(攻)、ゴルド(守) 宝札 伏せカード*2
(;,(●)ゞ(●) LP:7400 手札:4 場:なし 伏せカード*2
(;,(●)ゞ(●)「ところでロベルト君、君は攻撃宣言時にカードの技名を言わないのかね?」
(`・_・) 「技…?僕の村ではそのような習慣はなかったので…」
(;,(●)ゞ(●)「そうか、それはもったいないな。君は遊戯王の楽しさの30%を損しているよ。
技名を心を込めて発する事で、カードと一体化した気分が味わえるのだよ…ダディクール!」
(`・_・) 「・・・・・」
(;,(●)ゞ(●)「閑話休題、私のターン、ドロー」
つ ライトニング・ボルテックス 手札:堕天使マリー、団結の力、クリボー、貪欲な壺
(;,(●)ゞ(●)「(マリー…初戦では世話になった…)よし、私は手札より堕天使マリーを捨て、ライトニングボルテックス発動!」
(`・_・) 「くっ!僕のモンスターは全て表…しかもマリーを捨てる事でコストを逆利用とは…!」
シルバ、ゴルド、ブロン、ベージが破壊された
(;,(●)ゞ(●)「さらに手札より貪欲な壺を発動する」
《貪欲な壺》 通常魔法
自分の墓地からモンスターカードを5枚選択し、デッキに加えてシャッフルする。
その後、自分のデッキからカードを2枚ドローする。
(;,(●)ゞ(●)「私はダンディライオン、翻弄ry、激昂ry、岩石の巨兵、紅葉の女王をデッキに戻し、2枚ドロー!」
つ 地割れ、ダンディライオン 手札:団結の力、クリボー
(;,(●)ゞ(●)「私は手札より、ダンディライオンを攻撃表示で召喚!」
(`・_・) 「い、今戻したばかりのカードを引き当てたんですか!?なんて引きだ…」
(;,(●)ゞ(●)「別に今戻したカードかどうかはわからないよ。召喚に成功した事によりトラップカード発動、連鎖破壊!」
(`・_・) (何っ!?最初に伏せたのはどちらも大した事ないカードだったのか…ダディさんの思考は読めない…)
(;,(●)ゞ(●)「私はデッキから2枚のダンディライオンを墓地に送る!そして守備表示で4体の綿毛トークンを召喚!」
(`・_・) 「なるほど…3枚積みでしたか…しかしそれでどうしようというのですか?」
(;,(●)ゞ(●)「ふふ・・手札より装備魔法、団結の力をダンディライオンに装備!これが【ダディ・コンボ】の真髄!ダディクール!」
ダンディライオンATK:300→4300
(`・_・) 「くっ・・!」
(;,(●)ゞ(●)「ダンディライオンでダイレクトアタック!魅惑のダンディズム!!」
(`・_・) LP:5900→1600
(`・_・) 「今のは…効きました…」
(;,(●)ゞ(●)「ターンエンドだ、ダディクール!」
(`・_・) LP:1600 手札:6 場:なし 宝札 伏せカード*2
(;,(●)ゞ(●) LP:7400 手札:2 場:ダンディry(+団結)、綿毛*4(守) 伏せカード*1
(`・_・) 「(みんなのためにも…ここは勝って決勝に進みたい…!!)僕のターン、ドローです」
「(神引き来た!)今から暗黒界デッキの真の強さをご覧に入れますよ、ダディさん」
(;,(●)ゞ(●)「ほほう」
(`・_・) 「僕はモンスターを一体裏守備でセットし…手札より魔法カード、手札抹殺を発動!」
(;,(●)ゞ(●)「・・・君の手札は5枚…ドロー目的ではなく・・まさか・・」
(`・_・) 「チェーンはありませんね?では僕は手札抹殺にチェーンしてトラップカード発動、暗黒よりの軍勢!」
《暗黒よりの軍勢》 通常罠
自分の墓地に存在する「暗黒界」と名のついたモンスター2体を手札に戻す。
(`・_・) 「僕はシルバとゴルドを手札に戻し、逆順処理により捨てる手札は7枚になります」
ダディは地割れとクリボーを捨て、2枚ドローした。
つ 巨大化、早すぎた埋葬
ロベルトも手札を7枚捨て、同数ドローした。
(`・_・) 「言うまでもないでしょう…墓地に送られたシルバ、ゴルド*2、ベージ、ブラウの効果発動!」
(;,(○)ゞ(○)「アワワ」
(`・_・) 「シルバ、ゴルド*2、ベージを攻撃表示で特殊召喚、さらに宝札の効果で4枚ドロー!!
ブラウが墓地に送られた事により、さらに1枚ドロー!」
(;,(●)ゞ(●)「さっき一掃したばかりだというのに、たった1ターンで5体のモンスターを展開するとは…」
(`・_・) 「このデッキは僕たち10人の魂のこもったデッキですからね、これくらいの事は余裕です」
(;,(●)ゞ(●)「10人…?」
(`・_・) 「僕の故郷はここから遠く離れた小さな村で、
カードショップも一軒しかなくてデュエリストも僕含めて10人だけなんです」
(;,(●)ゞ(●)「話が見えないが…」
(`・_・) 「VIP市への往復の交通費だけでかなりの出費となってしまうので、僕たち10人はカードを持ち寄り、
一つのデッキをくみ上げ、僕が代表としてバトルシティに参加する事になったんです」
(;,(●)ゞ(●)「道理で強いわけだ…」
(`・_・) 「おっと、よけいなおしゃべりが過ぎたようですね。
(今度は裏守備のスカーがいる…ミラフォが来てもなんとかなるだろう)バトルフェイズに移行します」
(;,(●)ゞ(●)「グゥレイト!数だけは多いが、最高ATK2300では私のダンディにはかなわないぞ、ロベルト君」
(`・_・) 「まあ、そうですけどね。まずはベージ、ゴルド*2で綿毛トークンABCを攻撃!」
ベージATK:1600 VS 綿毛A DEF:0
ゴルドA ATK:2300 VS 綿毛B DEF:0
ゴルドB ATK:2300 VS 綿毛C DEF:0
ダンディライオンATK:4300→3500→2700→1900
(;,(○)ゞ(○)「し、しまった…」
(`・_・) 「数の力をあなどってはいけませんよ。最後にシルバでダンディライオンを攻撃!」
シルバATK:2300 VS ダンディATK:1900
(;,(○)ゞ(○) LP:7400→7000
(;,(●)ゞ(●)「団結の力は墓地に送られるが…綿毛トークンを2体召喚!」
(`・_・) 「僕はカードを2枚伏せてターンエンドです…が、
手札が10枚もあるので、スカーとリグラスリーパー、ジャイアントウィルス*2を捨てます」
(`・_・) LP:1600 手札:6 場:シルバ、ゴルド*2、ベージ(攻)、裏守備1 宝札 伏せカード*3
(;,(●)ゞ(●) LP:7000 手札:2 場:綿毛*3(守) 伏せカード*1
(;,(●)ゞ(●)「(つ、強い…ライフでこそ勝ってはいるが、これはまずいかもわからんぞ)私のターン、ドロー!」
つ 混沌の黒魔術師 手札:巨大化、早すぎた埋葬
(;,(●)ゞ(●)「(ばーちゃんのカード…)スタンバイフェイズに移行、墓地のマリーの効果によりライフを200、回復する」
(;,(●)ゞ(●) LP:7000→7200
(;,(●)ゞ(●)「さらに私は綿毛トークンを2体生贄に捧げ、手札より混沌の黒魔術師を召喚!」
(`・_・) 「くっ!」
(;,(●)ゞ(●)「効果により、魔法カードを1枚墓地から手札に戻す…私が選択するのは、ライボルだ」
(…混沌ryのATKは2800、ロベルト君のライフは1600…いますぐライボルを使ってダイレクトをすれば倒せるが…
彼の場には伏せカードが3枚もある、おそらくそう簡単にはいくまい…ライボルは温存しておこう)
「私は混沌ryでベージを攻撃!カオス・マジック!!」
混沌ryATK:2800 VS ベージ ATK:1600
(`・_・) LP:1600→400
(;,(●)ゞ(●)「さらに、混沌ryに破壊されたモンスターはゲームから除外される!もうそのベージは使用できない、ダディクール!」
(`・_・) 「むむ…」
(;,(●)ゞ(●)「ここまで見た所、暗黒界モンスター達はいい効果を持っているが、どうやら攻撃力の最大値が2300のようだな。
残念ながら勝負は見えたのではないかね。ターンエンドだ」
(`・_・) 「まだ僕は諦めてなんかいませんよ…ダディさんのエンドフェイズに速攻魔法発動、暗黒界に続く結界通路!」
《暗黒界に続く結界通路》 速攻魔法
このカードを発動する場合、自分は発動ターン内に召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
自分の墓地から「暗黒界」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
(`・_・) 「僕はブロンを攻撃表示で特殊召喚します。また、宝札の効果により1枚ドローします」
(;,(●)ゞ(●)(ふむ、まだ闘志は微塵も減っていない…目が輝いている…)
(`・_・) LP:400 手札:7 場:シルバ、ゴルド*2、ブロン(攻)、裏守備1 宝札 伏せカード*2
(;,(●)ゞ(●) LP:7200 手札:3 場:混沌の黒魔術師、綿毛*1(守) 伏せカード*1
(`・_・) 「僕のターン、ドローします」
「ダディさん、確かに暗黒界モンスターの弱点はその攻撃力の低さです。
でも、僕のデッキにはそれを補うためのキーカードが入っているんですよ…
見せてあげましょう、僕の村に代々伝わる幻のカードを!」
(;,(●)ゞ(●)「幻のカード…!?」
(`・_・) 「僕は自分のフィールド上の悪魔族3体、シルバ・ゴルド*2を生贄に捧げ…」
(;,(○)ゞ(○)「さ、3体生贄!?」
(`・_・) 「ξξ遥かなる太古、その強大な力により大地を征服せし三幻魔が一人、
地に這い回る悪魔を糧とし、長きに渡る眠りより覚醒し、大地の底から再びこの世にその姿を現せ…ξξ」
(;,(●)ゞ(●)「な、なんだこのふいんき(なぜかry)は…」
(`・_・) 「手札より、幻魔皇ラビエルを特殊召喚!!」
\ポン/ \ポン/
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ゞ、.δ ノ ゞ、.δ ノ
続く
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