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デッドニング


ドアの内部に制振材、吸音材を貼ることで、余計な振動を抑えて音質が良くなります。
施工の方向性としては、スピーカーからドア内部への音漏れを防ぐ、ドア自体の振動を抑える、てな感じで。
やり方は一つじゃないので、自分で良さげな方法を考えてください。
自分でしっかり考えた方法の方が、より大きな効果を感じられると思います。

荷室の静音化に比べるとかなり手間は掛かりますが、電気的な工作が不要な分スピーカー交換より気軽に出来るかと。
所要時間は私の場合、ドア1枚に付き2時間くらいでしょうか。

手っ取り早く済ませたいなら、すきまテープだけでも十分効果があると思います。
予算的にはおそらく2,000円以内、所要時間もドア1枚30分くらいでしょう。
より本格的な情報は、車板の「初心者のためのカーオーディオ」スレを参考に。

用意するもの

  • 吸音材
    • ニードルフェルトでも良いですが、雨に濡れる場所には使用不可だし、接着剤がないのが面倒。
      私は「ゼトロ吸音シート」を東急ハンズで購入。1袋2枚入り。
      ドア2枚で3袋、計6枚使用。私のようにちまちま貼るより、多めに買って大きくカバーする方が良いかと思われ。
      その場合、ドア2枚で5〜6袋必要になるかと。
  • 制振材
    • ドアの振動を抑えます。鉛系、ブチルゴム系、アスファルト系などがある模様。
      鉛系はかなり重く、ブチルゴムはベタベタしそうだったので、
      オトナシート」というアスファルト系の素材を選択、同じく東急ハンズで。
      1箱5枚入り。ドア2枚で3枚使用。大きな面積に貼れないのでこんなもの。
  • すきまテープ
    • スピーカーと内装を密着させるのに使用します。
      ホームセンターで適当に購入
      2〜3cm幅のテープがベスト。スピーカーに1周貼る毎に50cm強必要。
      スピーカー1個に2周して、1.1m×4個分使用。
  • ブレーキクリーナー
    • 金属部分の清掃、脱脂ができるらしいです。接着する面に使用します。
  • ドライバー
    • 「大きめの+」は必須。
    • 「小さめの−」もあった方が。
  • はさみ、カッターなど
    • どちらもカッターが使いやすいかと。
      吸音材は厚みがあるので、定規などで思いっきり押さえつけて一気にカット。
  • 内装外し (あると便利)
    • 詳しくはググって。黄色いピンが車体側に残った時重宝します。
      つーかないと、物凄く大変な想いをします。金属製がオススメ。

防音材や制振材は、カーショップでキットになった物もあります。それを使うのも手でしょう。

内装を外す

このPDFファイルが参考になります。
http://www.mobile.sony.co.jp/sony/pdf/demio_03.pdf

ドアミラーの内側にあるこのパーツを外します。上の方を持って引っ張ると簡単に取れます。

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このネジを外します。

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ドアレバー部分の中の蓋を開けて、このネジを外します。

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ドアレバーを引っ張りつつ、かぱっと外してしまいます。

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このピンも外します。真ん中部分を持ち上げて、引っ張ると取れます。

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あとは下の端の方を持って気合を入れて引っ張ると、内装が取れます。
ドアポケットを持つと力が入れやすいかと。

なるべくドアに対して垂直に引っ張る方が、ピンが残りにくいと思われます。
ピンが全部取れたら、内装を上に持ち上げるようにして外し、パワーウィンドウのコード以外は外れた状態にします。

助手席側内装です。3箇所のピンがドア側に残ってしまいました。
真ん中辺りの黒いコネクタが、パワーウィンドウのコードが差さってるとこ。

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リア右ドアです。フロントと同じような要領で外せます。こっちは1箇所のピンが残りました。

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一番の難関、パワーウィンドウのコネクタを外します。
運転席には3箇所(!)、他は1箇所です。
コードの方のコネクタのツメを指で押さえながら外します。
ドライバーを使うより指で押さえた方が外しやすかったです。
これさえ外せばこっちのものです、がんがりましょう。

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ピン3種です。黄色いピンが一番固くて、ドアに残りやすく、外すのに激しく苦労します(;´Д`)
内装外しがないと、第2の難関となります。
ドア側は押し込みですが、内装側にはスライドしてはめ込むので、
ピンは全て内装側に付けておかないと、内装を取り付ける時に戻しにくいと思います。

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内張りに制振材を貼る

ドアの内張りの振動を抑えるために、制振材を貼っていきます。
貼って数日は臭いが気になるかも知れません。

都合により制振材を貼った後の、運転席ドアの写真です。
制振材は性質から考えて多分、ある程度敷き詰めて貼れば良いと思います。
貼れそうなところにべたべた貼っていきます。

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リア右ドア、施工前と施工後です。
貼る時はブレーキクリーナーで汚れを取ります。
2箇所にスポンジがありますが、スポンジの下に穴があるので、そのままにしてあります。

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スピーカーの後ろに制振材を貼る

スピーカーの後ろに制振材、吸音材を使用して、後ろに音が逃げないようにします。
スピーカーは3箇所でネジ止めしてあり、外すとコードが付いてますのでこれも外します。

運転席ドアのスピーカーを外したところです。側面衝突の衝撃吸収用の鉄骨が見えます。

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雨に濡れる部分なので、中が結構汚れています。

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ブレーキクリーナーを吹き掛け、汚れを拭き取ります。
奥の方にも貼りたいので、奥まで念入りにスプレーして拭き取ります。
奥の方はグリスっぽい汚れがあります。

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制振材を貼って、その上に吸音材を貼りました。
今やるなら、もっと大きく貼りたいですね。

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リア右ドアです。こちらも鉄骨が見えます。フロントより斜め気味ですね。

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フロントと同じくブレーキクリーナーで掃除、制振材を貼り、その上に吸音材を貼ります。
これも今やるなら、もっと大きく貼りたいところです。

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内装に防音材を貼る

内装の内側に吸音材を貼っていきます。
もともと付いているスポンジは全て破棄しました。
これはできるだけ隙間なく、覆ってしまう方が効果が高いと思います。

助手席ドアです。
今やるなら、取っ手の穴、スピーカーの穴、パワーウィンドウのコネクタ以外は
完全に覆ってしまいたいですね。制振材を下に貼ってからならモアベターでしょうか。

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リア右ドアです。助手席ドアより若干こなれている感じです。

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助手席ドアの改善版です。
スピーカー周りと、その上方に掛けて制振材を貼って、吸音材を貼りました。
以前貼っていた分を再利用しましたが、さらに2枚追加しました。

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スピーカーにすきまテープを貼る

内装とスピーカーを密着させることで、ドアの内部へ音が漏れないようにします。
これだけでもかなりの効果が見込めます。

ホームセンターで購入。細すぎたので、あとで3cm幅を買って貼り直しましたorz

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1cm幅の写真しかないですが、こんな感じで貼っていきます。
スピーカーに付いてるスポンジより内側には入らないように、外へ広がるように貼ります。
内側に入ってしまうと、スピーカーの振動面が圧迫されて、著しく音量・音質が下がります(体験談)。

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完成図はこんな状態になります。
2mのテープを1mに先に切って貼ったら、2周するのにちょっと足らず、1cm幅テープを貼り足してあります。
8mm厚だと3周以上はちょっと厳しいと思われます。2周でも内装を戻すのに結構な抵抗があります。

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最後に

パワーウィンドウのコネクタをはめずに内装を装着して、試聴してみましょう。
もし不満があった場合、またコネクタを外すのは厄介ですので。

音のバランスや、ニュアンスの明瞭さが上がってると思います。
納得できたら、逆の手順で元に戻して完成です。

運転席のパワーウィンドウコネクタを外すと、自動開閉などの設定がリセットされます。
取説を参照して設定し直してください。

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