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団体 家系

西方諸国における大貴族の一門であるが、様々な国において領土を所有しているため、どこの国の貴族という表記はできない。
大きく分けて、以下の三つである。

ロズゴール王国の建国に貢献した13人の家臣の一人を祖とする、十華族?の一つの貴族の一族。
フェルマン・ヴュ・ゼダを祖とする、リクシャマー帝国の有力貴族?の一族。
第一次建国戦争第二次建国戦争にいたるまで13人の央機卿の一つを務めた北方帝国の領主の一族。

15年戦争以来の功績により、リクシャマー帝国内でかなりの発言力を持っており、建国時の皇帝との約定(口約束であるが、後に成文化)により帝国はゼダ家内部およびその領土内の問題については干渉できない。

また、その軍事力と財力は帝国自体と同等かそれ以上で、私兵集団だけで並みの国家と同じだけの兵力があり、西方諸国一と噂される精兵である【単眼神の群(サイクロプス・クラウド)】は常備軍だけで1万を超える。

バキスタ卿のような国際的な地位に就いた人間を何人も輩出してる名門一族。

また、この時代王や皇帝、その後継者である王太子、皇太子以外は間名を名乗らなければならなかった(但し琉民のような賎民階級は別である)のに関わらず、リクシャマー帝国皇帝より「その当主は間名を名乗らずとも良い」という特別な権限を与えられていた点も特筆すべき点である。

影響力

リクシャマー帝国はもちろん、ロズゴール王国、その他の国にも領土を持っており(国王が諸侯の代表者にしか過ぎなかった当時はそれが許されたのである)、各国の王家・有力諸侯と政略結婚による縁戚関係を結んでいた。そのため、ゼダ家は「国無き国」あるいは「ゼダ帝国」と呼ばれていた。
実際、最盛期のその総領土面積は下手な一国家より大きかったのである。

当然ながらゼダ家はどの国に対しても国政に口出し出来たため、ゼダ家とどう折り合いを付けるか、が西方諸国のどの国においても国政の重要課題の一つだった。

歴史

ロズゴール王家建国時

建国伝説によればロスゴール王家と共にロズゴール王国を興した十華族?のうちの一つである。しかし、その勢力は著しく弱く、第一次継承戦争当時においてはその他の諸侯と変わらない中小貴族の一門であった。

第一次継承戦争時

正統ロズゴール王とリクシャマー族による連合王国?の討伐に向かった当時の当主、フェルマン・ヴュ・ゼダは連合軍の一将軍として開戦より数度の戦闘で彼らに大敗を喫させ、王都に迫るものの突如として彼らに「投降」し、連合軍に反逆した。
ロズゴール王国政府は、ゼダ家の領土没収を宣言し、その領内に討伐軍を出したが返り討ちにあった。その他の諸侯の離反を恐れたロズゴール王国政府は王国内に残ったゼダ家一族からの現当主(フェルマン・ヴュ・ゼダ)の当主の座の剥奪と、王太子と一族の娘との婚姻という条件を飲み事態の鎮圧化を図る。
その後、フェルマン・ヴュ・ゼダは戦場での流れ矢による事故死を遂げたものの、既に戦況は正統ロズゴール王とリクシャマー族による連合王国?に傾いており、ロズゴール王国国王の死に伴い戦争は終結する。このことにより、ゼダ家はリクシャマー公国(後のリクシャマー帝国である)とロズゴール王国の両国において影響力のある有力諸侯として台頭する。

第一次継承戦争以降

リクシャマー公国の建国と共に領土内における自由交易の体制、私兵集団による軍事力の拡充、法制度の統一を行いその勢力を増す。
また、各国の王家・有力諸侯との政略結婚により各国の政治への発言力を増した。
「ゼダ家なくして国家あらず」、「国家の厄介ごとと言えば、まず『ゼダ家』」とまで言われる状態にあったが、逆に言えばそのおかげでこの時代の国家間の戦争は抑制されたとも言える。

第二次建国戦争以降

北方帝国のリクシャマー帝国による占領前の時代、央機卿のうちの一つは、表面上は縁を切っていたとはいえゼダ家の親類筋の一族だった。
そのため、ゼダ家は実は北方帝国の国政にも口出しできた。
しかし、リクシャマー帝国の北方帝国占領によりこの一族は根絶やしにされ、第二次建国戦争においては静観を決め込んだため、新生北方帝国の央機卿にはゼダ家の一門は選ばれなかった。
そのため、その後の北方帝国の国政にはゼダ家は口出しができなくなった。

そう考えると、第二次建国戦争はゼダ家vs非ゼダ家の新たなる戦いの火種を生み出したと言える。

第一次継承戦争の功績による領地獲得と特権獲得について

「占領地の二割」という破格の領土と、その領地運営に対する不干渉というのは父親であるフェルマン・ヴュ・ゼダが【正統ロズゴール王およびリクシャマー族による連合王国】に寝返る際に王に提示した条件であるが、その領域は広大であり、当時の小国家と同じような規模であった。
これに領土運営に対する不干渉の権利を与えるというのは国内に別国家の成立を許可するのと同意義である。
どうしてそのような、後の戦乱の火種にもなりかねない条件を許可したのかについては様々な説があり、中には「フェルマン・ヴュ・ゼダグレプス・ゼダリクシャマー帝国ロズゴール王国についての重大な秘密を知っており、それをネタに両国を強請った」という陰謀論じみたものもある。
これらの説については、両国政府から「そのような事実はない」と公式に表明されているが、未だに尽きないのが現状である。

ゼダ家が両国に領土を所有していることは情報伝達による相場の操作等の方法でゼダ家の蓄財に貢献した。
しかし、その一方で、近年ゼダ家内部、ことロズゴール王国におけるゼダ家本家とリクシャマー帝国におけるゼダ家の間で主導権をめぐる争いが発生してる。

間名について

ゼダ家はあくまで各国家の元首に仕える貴族であり、本来ならば「ヴュ」の間名を名乗る必要があるのだが、リクシャマー帝国皇帝より「当主は間名を名乗らなくても良い」という特別な許可を得ているため、彼らはいかなる公式文章、公式の場においてもその名前から間名が外されている。これは身分階級に厳しい当時としては非常に異例なことである。

この権限が与えられた時期についてはリクシャマー公国建国時という説や、リクシャマー帝国創立時という説もあるが、はっきりとは分かっていない。

この時代、皇帝や王、その後継者である皇太子、王太子以外で間名を名乗らなくても良かったのは間名のない琉民以外では彼らだけである。

近年ではゼダ家の真の当主がどちらかでリクシャマー帝国のゼダ家とロズゴール王国のゼダ家の間でもめており、どちらも間名を名乗らないという異例な事態になっている。

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