緊急都市内浸水対策事業

近年、頻発している都市型水害から都市機能の集積した都心部を防除するため平成１２年度に国が創設した制度。

地下街・ビルの地下施設など地下空間が発達している都市の中心部や都市機能が集積している地区において、浸水の安全度を早急に向上（１０年に１回程度の大雨に対して浸水しない程度）させるため、一定期間に管渠及び雨水排水ポンプの新設・増強、調整池・貯留管の設置等の下水道事業を総合的・集中的に実施する事業に対し、国費補助するとしている。

本対策事業の地区要件は次のいずれかに該当する事が必要である。
�｜浪雫�間が高度に発達しており、浸水のおそれのある地区
��県庁が所在する市などターミナル駅周辺地区に代表される都市機能が集積している地区で、かつ過去１０年間に３回以上の浸水実績がある地区。


※管渠→カンキョ：下水道の管渠は、家庭や工場などから集めた汚水を処理場まで運ぶ重要な役割を担っている。管渠は、下水道管と人孔(マンホール)からなり、下水道管の種類には鉄筋コンクリート管、ダクタイル鋳鉄管、陶管、塩化ビニル管、レジンコンクリート管、強化プラスチック複合管、鋼管、セグメントなどがある。


「三訂　都市計画用語辞典」参照
　編著　都市計画用語研究会
　発行　株式会社　ぎょうせい
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カテゴリ：学問・理系 > 土木/建築
タグ：インフラ , 防災 , 国庫補助 , 平成１０年〜現在
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2006年09月04日(月) 14:35:04 Modified by holyknight71




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