けいおん！でエロパロ保管庫

「やめっ…!っ…りつ!」

夕方の二人しか居ない部室。
聞こえるのは澪の喘ぎ声だけ。

あたしの澪の。

「最近あたしを放置してると思ったらそーゆー事だったんだね。」

なんであたしこんなに怒ってんの?

理由はね。
澪が最近あたしに構わないなと思ってたら今日ね、

梓とキスしてたんだ。


澪はあたしのだよ。

「違うっ…!りつ…違うのっ…!!」
澪は机の上に寝かせて手首を上にリボンで縛り上げている。上はブラウスがはだけている。さっきまで上を愛撫していたから下着はない。


「ふーん。じゃあ、なんでキスなんかしてんの。」
言葉を発するその口が憎らしくなり、自分のそれで塞いだ。

「あたしの事なんてどうでもいいんだろ?」

「りつ…だから…」

次の言葉を発する前にまた口付けをして舌を入れた。

口内の中で逃げ回る舌を捕まえると自分の舌に絡み付けた。

あたしって結局澪のなんなの?


「っあ…りつ、やぁ…」

「なに?やっぱり梓がいいの?」

そんな事言いたくないのに。
あたしだけが澪に触れたいのに。

手首のリボンは外していた。一応こんな時でも跡になると悪いからとか考えてしまう。
澪のスカートに手を侵入させ下着を剥ぎ取った。

そこはいつものように潤っていて。
そう。いつものように。

「無理矢理されて感じてんの?澪。」

「ふぇっ…りつ、りつ。」

なんで。なんで。なんで。
あたしが嫌いなら振り払えばいい。
梓が好きなら梓のとこに行ってしてもらえばいい。


澪と初めてキスした時の事ちゃんと覚えてるよ。
澪恥ずかしがって顔真っ赤になってたよな。


澪と恋人になってからは毎日が新鮮で、大好きで。


なのに、

「律」

「え?」

急に呼ばれた自分の名前。

「泣かないで。」
一瞬何を言われたかわからなかった。

だけど、澪の手が伸びてきてあたしの頬に触れた。

「律、泣いてる。」

澪の手をあたしの涙が濡らしていた。

「…うぇっ…ふぇっ…」
澪の手が頬を撫でた時声をあげて澪にしがみついて泣いていた。

「私は梓の事は恋愛対象として好きじゃない。」

「…っ、じゃあ、なんで、キス、してたんだよっ…!」

澪が背中を撫でてくれるから余計泣いてしまった。

「梓に告白されたと思ったらされた…ごめん。」
なんだ、澪は悪くない。
なんだ、あたしの思い込みだったんだ。

「だけどっ、最近あたしのことっ、構わなかったよ、な?」
「それは色々忙しかったんだ。それもごめん。」

全部あたしが悪いんじゃないか。
自分がした最低な行為に凄く後悔した。

「ごめん。澪。ごめん。」
何回も謝った。
申し訳なくて。あたしのただの嫉妬で澪を傷付けた。

「律、」

澪の顔が近付いてきたと思ったら、
触れるだけのキスをされた。

「私が…触れられたいのも、触れたいのも律、だけだから。」

真っ赤にした顔でそーゆー澪がやっぱり大好きで強く抱き締めた。
「…あたしも。」

澪が耳元に顔を寄せてきた。

「だからっ、帰ったらね、

続きしよ?」

さっき以上に真っ赤な顔の澪を見て
あたしの心は潤った。

だから笑顔で
「もちろん!」
そう答えた。

澪の家に行き、たくさん愛し合った。
今までの時間を埋めるように。

そして、次の日。

「澪せんぱーい!!」
梓が元気良く澪の名前を部室で呼んだ。

「おぉ、梓。」
それからのやり取りを見ててやっぱり梓は澪好き好きオーラを出している。


唯が小声で、
「りっちゃん。澪ちゃん取られるよ。」
と言ってきた。
そして、
「今が勝負どころだよ。」
と言われた。

その言葉に俄然やる気を出した。

あたしは立ち上がり、

「澪ちょっと。」
と呼んだ。
「なんだ?」
と言い澪はあたしの方にきた。

あたしの前に来た時、
澪の手を引き、あたしより背の高い澪の顔を引き寄せ、


唇を重ねた。

「梓っ!!澪はあたしのだからやらないないからなっ!!ベースとドラムは夫婦なんだからなっ!!」
梓はポカーンとしていた。

唯は
「いよっ!りっちゃん女前!?」
ムギは
「はぅう!これでもう３ヶ月はいけるわっ!!」
さわちゃんは
「ふっ。青春ね。」
みんなそんな事を言っていた。

そーいえばと思い澪の方を見てみると、
「ふぇえええ明日から部活に来れないよぉおお…」
とか言って縮こまっていた。


澪はあたしの嫁なんだからな!!
誰にもやらないんだからな!!


終了。