2chエロパロ板のけいおん! 作品のまとめサイトです。

著者:5-334氏


「じゃあいこうか、梓」
「はい、よろしくお願いします!」
「1,2,3!」

〜♪〜ジャジャーン!〜♪〜

放課後の音楽室、聞こえるのは私のギターと澪先輩のベースだけ
今日はにぎやかな先輩方が来てないので、先に二人でやろうということになりました
練習前のティータイムはなくすぐに練習!これが私の理想とする軽音部です!
それに、憧れの澪先輩と二人っきり///

澪先輩の第一印象は綺麗でカッコイイでした
新歓ライブでの演奏姿がとても素敵で、こんな綺麗な人がいるのかとさえ思いました
そして子供っぽい私にとって、あんな人になりたい!という憧れを抱きました
でもクールで怖いかも・・・という印象もありました
だけどそれは私の杞憂となります

入部後の私を一番気にかけてくれたのは澪先輩で
だらけきった軽音部で真面目に演奏に取り組んでたのも澪先輩でした
そういう澪先輩の姿を見て、私の印象は憧れからいつしか好きというものになりました
でもその好きは憧れから昇華したものですから、恋心とは少し違う気がします
私にとって、澪先輩の近くで一緒に演奏できるだけで満足できるから・・・
だけど二人っきりになるとやっぱ緊張しちゃいます
普段はみんなでにぎやかになってるのでそこまで意識することなかったんですが・・・
音楽室という閉じられた空間っていうのが余計に・・・二人だけの世界みたいで・・・
うぅ、そう思うだけで指が硬くなって演奏が・・・

〜♪〜ジャーン〜♪〜

「ん〜・・・梓、音が途切れるとこがあったな」
「はい・・・すいません・・・」

あぁーっ、やっちゃったー!澪先輩の前で無様な演奏を・・・
これだけのことで緊張なんて・・・澪先輩みたいなカッコイイ女性にはほど遠いです・・・

「でも、基本的なテクニックがしっかりしてるからあんま気にならなかったな」
「そ、そうですか?!ありがとうございます!」

やった、褒められた!
こういってさりげなくフォローもしてくれる。澪先輩は本当に優しい人です
澪先輩にとっては何気ないことなんでしょうけど、私にとっては天にも昇る気持ちです!



「それじゃ、次はこの曲やろうか」

と澪先輩が楽譜をめくろうとしたとき
夏の訪れを感じさせるさわやかな風が・・・

「うわっ!」バサバサ
「きゃっ!」

風にあおられて飛んでく楽譜
そして流れるようになびく澪先輩の綺麗な髪・・・
毛先まで波打つように流れる髪、なんて美しい光景なんだろう・・・
そんな光景にみとれた私はつい

「キレイ・・・」

とつぶやいてしまいました

「あ〜楽譜が・・・って梓、今綺麗って言ったか?」
「えっ?!き、聞こえてました?」

あわわ、澪先輩に聞こえてたなんて・・・」

「何か綺麗なものが見えたのか?」
「あ・・・えっと、その・・・」

適当に誤魔化してもよかったんですけど、ここは正直に言います!

「あの・・・さっきの風になびく澪先輩の髪がキレイだなーって・・・思って・・・」

うわーっ!私ったら何言ってるんだろ!言った後に恥ずかしくなっちゃったー!

「えぇ?!私の髪がキレイって・・・ないない」

あれれ?私の予想したリアクションとは違う・・・てっきり『ふふ、そうか』なんてかるく流されると思ったのに・・・
それに澪先輩の顔、赤くなってる?

「私の髪なんて、長いだけで・・・これだってボサボサなのを必死で伸ばしてきて・・・」

こんな必死な澪先輩の姿初めて・・・
もしかして、照れてる?
それとも髪長いの好きじゃないのかな?・・・これだけじゃ分かんないけど
よし、ここはもう一押し!



「そんなことないです!澪先輩の髪は綺麗です!」
「やめてよぉ〜・・・梓の髪のほうが綺麗だって・・・」モジモジ

んん?今度は悶えだした・・・やっぱり照れてるんですね
しかし、今までクールでカッコイイと思ってた澪先輩にこんな一面があったとは・・・

「ほら、梓のほうがサラサラ」

そう言って澪先輩は私のくくった髪の片方を持ちました
そして私と目があって・・・やっぱり澪先輩の顔は真っ赤でした

「澪先輩、照れてます?」

つい思ってたことを口に出してしまいました

「うえぇ?!照れてなんか・・・ないよぉーっ!」ブンブン

なんとか誤魔化そうしてますけど・・・あとつかんだ髪を振り回さないでください
・・・でも、照れて必死な澪先輩・・・カワイイ!
うぅ・・・なんだか抱きしめたくなってきた

・・・ガマンできませんっ!

―ぎゅうっ!―

「へっ!?・・・あ、あず・・・さ?」

さっきまでジタバタしてた澪先輩が今度は動かなくなりました
身長差があるから胸が・・・澪先輩のカラダ、柔らかくてキモチイイ・・・

「澪先輩、カワイイです」ぼそっ
「ふぇ?か、かわいくなんて・・・ないよぅ・・・あずさのほうが、かわいい・・・」

今度はおとなしくなっちゃった・・・おもしろい
でも澪先輩にこんな魅力があったなんて
綺麗でかっこよくて、そしてカワイイなんて・・・最強です!

うぅ、抱きついたら今度はキス・・・したくなっちゃった



「澪先輩・・・」
「ふぇ・・・今度は何・・・ぐすっ」

はうぁ!涙目の澪先輩・・・それに微妙に震えてる
あぁ・・・なんかむちゃくちゃにしたくなっちゃった!

「ねぇ澪先輩、キス・・・していいですか?」
「いえぇ?!キ、キスゥ?!」

今度は驚いた顔。今日は澪先輩の色んな表情が見れて嬉しいです!
そして私、澪先輩のこと誤解してました!

「はい、キスです」
「で、でも・・・キスなんて、好きな人とじゃなきゃ・・・それに女の子同士で・・・」
「澪先輩は・・・私のこと、キライ・・・ですか?」
「えぇ?!梓のことは、好き・・・だよ。でもこれは・・・」
「私も澪先輩好きです。だからいいじゃないですか」

我ながらイジワルな質問。ちょっとからかいすぎたかな?
さすがにキスまでは・・・私も恥ずかしいです

「すいません澪先輩・・・って」
「んっ・・・」

あれあれ?澪先輩目つむってる・・・もしかしてやる気?
どうしよう・・・でもやめるわけにも・・・

よしっ!やってやるですっ!

「では、澪先輩いきますよ・・・」
「ん・・・」

顔が近づいてく・・・これが私の、ファーストキス!


バンッ!
「やっほー遅くなってごめんねー」
「よーっし、ムギさっそくお茶だ!」
「はいはい、ただいまーっ!」

「うえぇっ!」ドンッ!
「きゃあぁっ!」ずてっ

あいたた・・・いいとこだったのに、ホント間の悪い人たちです

「あれ、あずにゃんどったのー?尻餅ついて」
「え、あっ・・・これは・・・」

うぅ、なんていいわけしたらいいか

「滑っただけだよな。ほら、梓」

そう言って手を差し出す澪先輩。いつの間にかいつもの澪先輩に戻ってる
どっちがホントの澪先輩なんだか・・・

「ありがとうございます・・・」
「いいって」

なんか悔しい、さっきまではあんなにあわててたのに・・・そうだ!

「さっきの続き、いつかやりましょうね」ぼそっ

周りに聞こえないように耳元で言う、これでさっきの澪先輩がもどってくるかも

「あぁ、待ってるぞ」

あれれ?いつものまま・・・ひょっとして澪先輩もしたかったとか?
それともみんなの前ではあの姿見せたくないとか?

・・・まぁどっちでもいいです!また二人っきりのとき出させてあげますから

覚悟してくださいね、澪先輩!

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