最終更新:ID:tmrtJY5oSw 2009年06月29日(月) 23:45:22履歴
唯「澪ちゃーん!ポッキーゲームやろ〜♪」
澪「…は?…唯、何でそんな遊び知ってるんだ?」
唯「りっちゃんに教えて貰ったのー♪」
澪「…あの馬鹿…」
唯「ねえやろうよ〜〜」
澪「あ、遊んでないで練習しないと!」
唯「まだみんな来てないし良いじゃーん、それに遊びながらお菓子食べれるなんて一石二鳥だってムギちゃんも言ってたし〜!」
澪「…ムギまで…」
唯「ほら、ポッキーもちゃんとあるんだ!見て!ジャンボポッキーだよ♪はい、くわえて?」
唯は普通のと比べてニ回り太く三倍はある長さのポッキーをに差し出して来た。
唯「ほら、あ〜ん」
澪「……うっ」パクッ
唯「よし!口離したらダメだからね?負けになるよっ」パクッ
唯「よーい、うぉん!」サクサクサクサク
澪「……!」
た、食べれる訳ないだろ…て言うか…唯、早い…
唯は小動物のような口で懸命に近づいて来る。
澪「あろ、ふい?」
サクサクサクサク――
ち、近い…
ポッキーの半分を切っても唯の口は止まらない。
サクサクサクサク――
え…どうしよ…
サクサクサクサク―――
澪「…ゆ……っ!」
どんどん近づいて来る唯の顔に恥ずかしくなり口を離そうとしたら頭を押さえ付けられて唯はサクサクとポッキーを短くしていく。
唯「はらひひゃはめっへいっはへひょ」
『離しちゃダメって言ったでしょ』
え?…えっ?……えええ〜〜〜?!
そのままの勢いで唯はとうとうポッキーの最後まで到達してしまった。
澪「…んっ!」
サクッ
最後の一口を食べるために唯の唇は私のそれに当たる。
澪「んっ!ちょ…」
私がくわえていた部分を器用に唇で自分の口の中に運ぶ。
澪「ゆ、いっ……ん!」
喋った瞬間唇の隙間に舌を入れられ口の中で溶けたチョコを味わうかのように唯のそれは暴れだす。
澪「や、だ…ゆっ……ふぁ、あぁ」
歯茎を撫で、歯の裏をなぞり、、舌を吸って最後に唇を甘噛みしてから漸く名残惜しむようにゆっくり唇を離す。
唯「ん…ぷは…ふぁ〜美味しかった!…て、澪ちゃん?」
澪「あ…ふぇ、え…うっ」
唯「わー!澪ちゃん何で泣くのー?!…ポッキー嫌い?それとも、負けちゃったから?…一口もポッキー食べてないから?ごめんね!泣かないでー」
嫌じゃなかった…?
何だ…この…その…気持ち…良かった…?
何だか…もう一回…
ゆ、唯のせいだ!
澪「…ぃの……か…」
唯「えっ?なに?」
澪「…唯のばか!」
唯「…んっ!」
抱き着いてチョコがまだ付いてる唯の唇に自分の唇を重ねる。
唇に付いたチョコを舐めとると顔を離す。
澪「…今、ハンカチないから…チョコをとっただけだ!」
唯「…え、えへへ…ありがとう澪ちゃん!」
澪「………」
多分顔が真っ赤な私に唯は笑顔で優しく声をかけてくる。
ガチャ
律「おーっす!遅れたぜー♪」
紬「お待たせしました〜」
梓「すいません、遅くなりました。」
わいわいがやがや
音楽準備室は今日も賑やかだ。
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萌へたあ〜……