2chエロパロ板のけいおん! 作品のまとめサイトです。

著者:4-391氏


こんにちは、中野梓です
軽音楽部に入部してだいぶ日が経ちますが
最近困っていることがあります
それは

「あずにゃんみっけた♪」
「きゃっ!?」

視界の両端からニュッと腕が現れたかと思うとそれは首に巻きついてきて
私は後ろの方へ倒れ込むような形で唯先輩の胸にすっぽりと収まった

「ゆ、唯先輩、いきなり危ないじゃないですかっっ!」
「え〜?だーいじょーぶだよぉ、私がちゃんと受け止めるからぁ♪」
「それに、なんで一年の方に…」
「あー、澪ちゃんに用事があってね?終わったらあずにゃんを発見してさ〜♪」

そういえば澪先輩だけ一年生と同じ一階だっけ、私に会いに来たワケじゃないんだ…

なでなで♪と優しく私の頭を撫でながら唯先輩はぎゅっと腕に力を込める
唯先輩の柔らかい身体の感触が背中から伝わってくる

唯先輩のスキンシップは、激しい
これまでこんな接し方をされること無かったから、正直かなり戸惑う
いつまで経っても慣れない、慣れようと努力はしてるけど
でも、問題はそこじゃなくて

「も、もう、先輩はいつもいつも…恥ずかしいです…///」
「ふふー♪あずにゃんはホンットーに かぁいいねぇ♪」

そんな大声で…ここ廊下ですよ…
せめて部室とか、人気のないところで…
ってダメダメダメ!!人気のないとこで先輩とふたりきりこんな状態なんて
考えただけで…あわわわ

「あ、あの、私教科書取りに行きたいので、お願いしますよ」
「じゃあ私もこのままついて行く〜♪」
「… え?  このまま…?」


唯先輩はすごい、本当にそのまま、私に抱きついたまま教室までノコノコとついてきた…
クラスの皆にジロジロ見られて、これはなんていう罰ゲームですか?
自分の顔が真っ赤なのが分かる、ちょっと汗まで滲んできちゃった…うぅ

「お、あずにゃん次の時間は数学だね?数学得意?」
「いや、まぁそこそこは…」
「わー♪今度一緒に勉強会しよーよーウチでさー♪」
「ゆ、唯先輩の家で、ですか?」
「そそ♪憂もきっと喜ぶよぉー♪」

なんて嬉しそうなんだろう唯先輩…それにしても周りの視線が痛い、ビシビシ突き刺さる
唯先輩は文化祭のステージのおかげで一年の間でもちょっとした有名人だ
それなのに、唯先輩には人目につく、という概念が無いのだろうか…
私ばっかり恥ずかしがってなんだかバカみたい…

キーンコーン♪

「お、授業始まっちゃう、あずにゃん、また放課後会おうね♪」
「あ、はい、また後で…」

唯先輩の腕がするっと解かれ、彼女は笑顔のまま勢いよく去っていった
顔が真っ赤になった私を取り残して

「また…」

私、中野梓が
最近困っていること
それは
唯先輩と離れると、なんだか、どうしようもなく、お腹の辺りがぐるんってなって痛いこと

…なんか…疲れているのかなぁ…私…


「梓ちゃん」
「っ!!!  う、憂?!」

人のいる気配なんてしなかったのに
いきなり背後から憂の声がして身体がビクッと跳ねた

「さっきの、もしかしてお姉ちゃん?」
「う、うん、なんか澪先輩に用事があって来てたんだって…」
「へぇ、そーなんだー もお!私にも声かけてくれたっていいじゃないお姉ちゃん!」
「そうだね…」
「梓ちゃんてホントーにお姉ちゃんと仲いいね」
「そ、そう、だね…」

困っていること、もう一つ
憂の視線が、ときたま、背筋がゾッとするほど、冷めているように感じること

やっぱり…私、疲れているんでしょうか…

このページへのコメント

もっと長く書きなさい♪

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Posted by 高御座 2011年01月03日(月) 00:14:35 返信

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