2chエロパロ板のけいおん! 作品のまとめサイトです。

著者:5-499氏


唯先輩にとっては2年目、私にとっては初めての夏合宿・・・・・・
これは、そんな私たちの秘密のお話






こんばんは中野梓です。
時刻は深夜、他の皆さんが寝静まる中、私と唯先輩はギターの練習中・・・・・・・
なぜこんなことになっているかと言うと、トイレに起きた私が偶然ギターの練習をしている唯先輩を見つけたのが発端だ
・・・・・・二人きりの練習・・・・・・ずっと唯先輩とは、いっしょに練習したいなと思っていたのですごくうれしかった


唯「できたー!」

唯「あずにゃんに出会えてよかったよ〜・・・・あ〜ずにゃ〜ん!」

演奏がうまくいって嬉しかったのか、満面の笑みを浮かべ私に抱きついてくる唯先輩

梓「わわっ!」

唯先輩が抱きついてくるのはいつものことだけど・・・・・・
最近では嬉しく感じている自分がいる・・・・

そのことを自覚し恥ずかしくなった私は

梓「あ、暑いから放してください!」

唯「え〜いいじゃん!もう、あずにゃんは可愛いね♪」

さらに頬ずりまでしてくる始末・・・・・
もう・・・・・・こんなことされたら・・・・・・・私・・・・・・・・

どきどきどきどき

唯先輩のバカ・・・・・・
私だって女の子なんですからね?
こんなことされたら勘違いしちゃいますよ・・・・・・・

梓「ほ、ほら。そろそろ練習も終わりにしてもう寝ましょう?」

なかなか離してくれない唯先輩
胸のどきどきが先輩に聞かれてしまわないか心配で、そろそろお開きにしようと告げる


唯「わっ!ホントだ。もうこんな時間」

唯先輩は私を開放し時計に目をやると時刻はすでに深夜の2時を回っていた
ということはかれこれ2時間位は練習していたことになる

唯「ごめんねー?こんな時間までつき合わせちゃって・・・」

梓「そ、そんなことないです。唯先輩と練習できてホントに嬉しかったですから・・・・」

唯「あはは、ありがと♪あずにゃんは優しいね・・・・・・じゃあ、そろそろ寝よっか?」

梓「は、はいっ」




私たちはギターをしまい部屋の電気を消す

唯「あれ?」

電気を消した部屋に窓から月明かりが差し込んでいた・・・・・・
それが気になったのか、唯先輩はベランダから外にでる

唯「うわ〜!・・・・あずにゃん、あずにゃん!ちょっと来てみて、外すごいよ!?」

感嘆の声をこぼし慌てた様子で私を呼ぶ唯先輩に、私もベランダから外にでる

梓「す、すごい・・・・・」

そこで私が見たのは、視界一杯に広がる満天の星空だった
ただただすごい、という感想しか浮かばなかった
息を飲み、呆けたように見とれることしかできない


その時不意に手がぬくもりに包まれた


唯「綺麗だね・・・・・・」

私の手を握りニッコリと笑顔を見せる唯先輩


ドキン
その笑顔を見た瞬間、私の胸が高鳴る
いつもと同じ唯先輩の笑顔のはずなのに・・・・・・・・・
いつもは子供っぽい無邪気な笑顔なのに、月明かりに照らされた先輩の笑顔は・・・・・何と言うかその・・・・・・神秘的だった・・・

梓「そ、そうですね・・・その・・・すごく・・・綺麗です」

唯先輩の笑顔を直視できなくて、私は空を見上げ心を落ち着かせる




うう・・一瞬・・・・唯先輩の笑顔の方が綺麗かも・・・とか思っちゃった・・・・・



唯「ふふ」

ふいに唯先輩が笑みをこぼす

梓「ど、どうしたんですか?」

唯「えっとね・・・なんだか幸せだな〜って。こんな綺麗な星空をあずにゃんと二人でみることができて」

梓「・・・・・・・・・」

唯「最高の思い出ができたよ・・・・・・・・ありがと、あずにゃん」

唯先輩はさっきよりも強く私の手を握り笑顔で私にお礼を言った
そんな唯先輩の手を私も強く握り返す




梓「お礼を言うのは私のほうですよ・・・・唯先輩」

唯「え?」

梓「私は・・その・・・・私も・・・唯先輩と出会えて本当によかったです」

私はそっと唯先輩の肩に頭を乗せて寄り添う
唯先輩を愛おしいという気持ちが私の中で形になっていく

唯「あずにゃん・・・・・・・・」

ギュ
唯先輩は私をそっと抱きしめた

私は唯先輩の瞳を見つめた
唯先輩の瞳にも私が移っている
潤んだ瞳、赤らめた頬・・・・・きっと私も同じような顔をしていることだろうな・・・


私はそっと瞳を閉じる
唯先輩の吐息を鼻に感じるなか
私たちは満天の星空の下、口付けを交わしたのだった



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


唯「えへへ♪・・・・・・なんか恥ずかしいねぇ」

あれから私たちは部屋に戻ってきていたのだけど
唯先輩が今日はいっしょに寝ようというので、今私の部屋には唯先輩がいる
私は最後まで渋ったんだけど、唯先輩に強引に押し切られてしまった・・・・




梓「もう・・・・・・今日だけ特別・・・ですよ?」


ホント言うと・・・いろいろ我慢できるか心配だった・・・・・
雰囲気とはいえ・・・・・その・・・・・・・き、キスまでしちゃったし・・・・・・/////
うう・・・唯先輩の唇の柔らかさ・・・・・思い出しちゃった・・・・・/////


唯「ぶー、そんなこと言わないで明日も明後日もいっしょに寝ようよ〜・・・・・・・ちゅーまでした仲じゃん!」

私の気も知らないで、とんでもないことを口走る唯先輩

梓「な、なんてこと言うんですか!・・・・・そ、それにそのことは他の皆さんには絶対ナイショですよ!?」

唯「わかってるよ〜。二人だけの秘密だよね?・・・ふふ♪あずにゃん、だ〜い好き!」

そう言っていつものように抱きしめてくる

梓「い、いい加減にしてください!」


私は、唯先輩のやわらかさとか甘い香りに理性が薄れていくのを感じた
落ち着け私・・・・・クールになるのよ!あずさ!


唯「ぶーぶー、あずにゃん私のこと好きじゃないのぉ?」

ぶふっ!な、なんて事を聞くんだこの人は!

梓「べ、別に嫌いじゃないですけど・・・・・」

素直に答えるのが何か恥ずかしくて、曖昧に答えてしまう

唯「じゃあ・・・・好き?」


潤んだ瞳で私を見つめてくる唯先輩


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はっ!・・・・・・・・くっ、その顔は反則ですよ!
はぁ・・・・・もうギブアップです・・・・・・・・・

梓「え、えと・・・・・その・・・・す・・・好きです・・よ」

唯「あずにゃ〜ん!」

嬉しそうに私の頭を抱き寄せ、自分の胸に押し付ける唯先輩
そのあまりの柔らかさと甘い香りに私の鋼の精神も崩壊しかけた・・・・・


ああ・・・・・・私・・もうゴールしていいですか・・?


そんなことを思いながら二人の長い長い夜は更けていった・・・・・・・・・・・






おまけ

それは朝早くのことである・・・・・・


律「夏合宿恒例!『寝顔を撮っちゃうぞ☆』のコーナーです!・・・・ただ今私たちは中野梓さんの部屋に来ています!」

澪「うぅ・・・何で私まで・・・」

朝も早くから元気な律だが、澪の方はまだ目がしょぼしょぼしている

律「それではムギに借りた予備のキーで・・・・・」

澪「ムギも協力してるのか・・・・・」

律はさっそくキーでドアを開け、そっと中に入る

律「失礼しま〜す・・・・・・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・?

律「あれ?」


唯「すぴー」
梓「う〜ん、う〜ん」

梓一人かと思われていた部屋には、二人が眠っていた
梓に抱きつき幸せそうな寝顔を見せる唯と、唯に抱きつかれ寝苦しそうな梓である


律「いや〜唯に先越されちゃったか〜・・・さすが唯だなー」

澪「・・・・この部屋鍵がかかってたよな?」

律「・・・・・・・・・・・・・・」

そんな二人を他所に、秘密の夜の出来事を知る二人は未だ夢の中だった



おしまい

このページへのコメント

原作2巻を見たときにはそんなに感じなかったけど、これ読んでからはもう事後にしか見えなくなってきたw

0
Posted by 007 2010年09月09日(木) 23:41:02 返信

原作2巻とつながってる!?

0
Posted by 名無し 2010年04月25日(日) 10:07:44 返信

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