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著者:別-438氏


前  無題(さわ子×和II)

和「・・・ただいま。」
暗い玄関を過ぎ扉を開けるといつもの風景。今日も来てしまった。この場所に。
傷口を舐めあう同士の募る・・・もう一人の私が出せる唯一の居場所。
さ「おかえり」
和「・・・今日はまだスーツなんですね。」
さ「会議が長引いてね。さっき帰ったばかりなのよ。」
12月。師走の文字通り年末は忙しいみたい。
さ「まだノルマ終わらないから先に飲んでていいわよ。」
和「はい・・・。」
通勤用の鞄からどっさり書類を出す。生徒と違って終業チャイムが鳴っても仕事は終わらない。
晩酌せずに作業する様子から何時ものテストの採点とは違うみたい。
鞄を下ろし1つグラスを取り出し一人酒を始める。目を向けると教師の顔をした彼女。
今夜は来ないほうがよかったかしら。
さ「・・・貴女は空気なのよ。」
和「え?」
さ「今”私邪魔かな?”って思ったでしょ?」
和「・・・はい。」
さ「顔に出てるわよ。」
和「空気って・・・?」
さ「いても気にならない存在。」
和「・・・でも空気はなくなると人は生きれませんね。」
さ「うまいこと言うわね。まあ半分はそうかもね。」
サラリと突っかかるような言葉を残しそれ以降先生は机から目を離さなかった。
TVをつけるのも悪いと思い、音楽を掻ける。
コンポの傍に置かれた雑なつくりの薄いCDケース。先生の友達の自作のようだ。
金切声のボーカル。2ペダルのバスが目立つ。不協和音が落ち着いた大人の部屋に似合わず響き渡る。
先生の仕事は中々区切りがつかずその間私はひたすらグラスを空にする事に専念していた。
着衣していたままのコートを脱ごうとしたらポケットから何かが零れた。以前貰った煙草。
何も考えず口に咥え火を着ける。
吐いた煙が照明と重なり部屋がぼやける。ライブハウスのあの雰囲気と似る。
苦い・・・これは何度挑戦してもダメだわ。
たまにむせると先生はクスっと反応した。どうせまた吸いたての時の自分を思い出しているのよね。
和「・・・。」
さ「・・・。」
2曲しか入ってない音源はとっくに静まり、グラスの中の氷がカランと崩れる。カリカリと書類をなぞるペンの音。
時計、冷蔵庫、下の階の雑音。酔いが回り自分でも分かるくらい煩い心臓と呼吸。
生活感に溢れた静寂。居心地がいい。先生はやく終わらせないと私、潰れちゃいますよ・・・?

真剣な表情で仕事をする先生の横顔は大人の色気で溢れていた。学校内と同じ顔、優しくて清楚で生徒、教師からも人気がある彼女。
髪をかき上げる度シャンプーの香りが私の鼻膣をくすぐる。
グラスを持ったまま先生に近づく。ソファー越しにあすなろ抱きをした。
さ「・・・酔ってるの?」
和「・・・さあ?」
動じる様子もなく作業を続ける。
さ「くっ付いてもいいけど邪魔はしないでね?」
和「はい・・・。」
そういってまた視線を机に戻す。ああ、心地いい。楽。
私はただ抱きしめたかっただけ。いちいちリアクションなんてせずに体を貸してくれる先生。
目を瞑りうなじに顔を伏せる。自然に絡めた腕は胸元にくっ付いていて、先生が呼吸するたび柔らかさを感じる。
・・・先生に触れたくなってきた。教師の顔をする彼女。綺麗な物や完璧なものを見ると崩したくなる衝動は誰にでもあると思う。
和「・・・先生・・・?」
わ「んー?・・・んっ」
和「・・・眼鏡・・・邪魔ですね・・・。」
振り向き様に強引に唇を奪い机に二つ眼鏡をコトンと落とす。あすなろ抱きをしたままスーツの隙間に手を入れ胸を弄る。
グラスで冷やされた指が先生の心臓を撫で回す。手のひらの中で堅くなっているのが分かる。
白一色の机に茶色い液体の入ったグラスを置き、後ろから先生の肩に顎をのせ服を解いていくと白い肌が現れる。
普段、先生が着替えるとき本人からはこんな風に見えているのよね。
寄った勢いに任せ衝動的に抱いているせいか上半身も堪能する事無く一気に下腹部に手を伸ばす。不十分な愛撫の割には指に熱い液体が絡みつくのが分かる。
さ「ちょっ・・・真鍋さ
和「今は”和ちゃん”ですよ?」
・・・ぞくぞくする。普段自分を抱く人間がこんなにも乱れている。普段私を腕の中で弄び、快感を得ている人がこんなにも大人しい。征服感が理性を崩す。
明るいのが恥ずかしいのか私の右腕を止めようと必死に掴む。酒とスイッチの入ったには私はそんなんじゃ防げませんよ・・・?
耳元で吐息をもらす先生。普段自分で自分の声を聞いているから分かる、声のトーンから絶頂が近い事も。
さ「は、・・・んっ・・・」
和「ちょっと・・・うるさいですよ?」
左手を先生の口に詰め込む。ヌルリっと生暖かい舌が指に絡み付いてくる。
中指と薬指で陰核を挟み振動させる。さすがにこの体制では中には指が届かない。
さ「・・・んっ・・・!」
和「痛っ・・・。」
指を強く噛まれた、もうそろそろイくみたいだわ。
さ「和ちゃん・・・!」
和「先生・・・っ」
愛撫が乱暴になるものすでに開発された彼女の身体には丁度良い刺激らしく必死に私の身体に絡もうとする。
先生が切なそうな目をして私を抱きしめようとしても間にはソファー。
これが私達の距離なんだろう。
達する前に指を離した。明らかにもの足りなさそうな先生の目。互いの呼吸が静かな部屋に響く。
仕切りなおしでベットへ移動する。私の腕の中で乱れる先生。声が一段高くなるたびに愛撫を止めた。
頬を高潮させ涙を溜めて哀願するが私は決して先生を絶頂に迎えさせなかった。
自分でも何故そんな事をするのか分からなかった。

初めてみた女の顔をした先生。私も普段彼女の腕の中でこんな表情をしていたのだろう。
苛立ちを先生を抱くことによって解消させた。こんな事最低って分かっているのに。


憂「和さんっ」
和「あらお買物?」
憂「はい、今日はどうしたんですか?」
和「参考書買いに寄ったのよ。今帰る所。」
憂「よかったら買物付き合ってもらえませんか?」
和「ええ。唯とは一緒じゃないの?」
憂「給料日前なので・・・」
和「なるほど。」
放課後の駅前。久しぶりに憂と並んで買物をする。中学の頃はよく唯と三人でスーパーに寄っていたっけ。
広告に丸印つけて野菜とにらめっこする憂に唯はお菓子やらアイスやらをどっさり籠に入れるのよね。
・・・懐かしい。高校生に入ってからは三人で出かけることも殆どなくなった。
憂は部活もしないで家事をやっているけれど私は生徒会、唯は軽音部でそれぞれ新しい生活ができたのだ。
憂「よかったら今日泊まりに来ませんか?」
和「あらいいの?」
憂「はい、この間何もできませんでしたし・・・。」
和「気にしなくていいのに。でもありがとう。」
憂「テスト終わったのに参考書買ったんですか?」
和「今回ちょっと悪かったのよ。憂は?」
憂「私も・・・。」
和「なら、食事のお礼に勉強教えるわよ?」
憂「本当ですかっ?ありがとうございます。」
中学生に上がり、先輩後輩との上下関係が生まれ憂も私に敬語を使うようになった。
もともと礼儀正しい子だったけれどなんだか心の距離も離れた様で少し寂しかった。
でもこういう時の笑顔は変わらない。一卵性の双子みたいな平沢姉妹。雰囲気は全然違う。
でも笑った顔は二人ともそっくりなのよね。

憂「お姉ちゃんただいまーお客さん来てるよ。」
唯「・・・。」
和「・・・返事がないわね。」
憂「多分コタツの中に潜っているんだと思います。」
和「じゃあ、起きるまで勉強しましょう?」
ご丁寧に履物を出されコートを預かられでリビングに向かう。
憂の予想通りで唯はコタツの中で猫の様に眠っていた。私の存在に気がついたのは30分も後でその頃にはテーブルの上に鍋が用意されていた。

カポーン。
食事を終えご満悦の唯の提案で久しぶりに三人でお風呂に入る。
昔に戻った気分なんてものはない。高校生とはいえ体は殆ど大人。三人湯船に入る事はできず唯は浴槽、私と憂は浴室で今日一日の汚れを水に流していた。
唯「和ちゃんが眼鏡取ったの久しぶりに見た気がするー。」
和「そう?唯もヘアピンないじゃないの。」
唯「私はそんなに変わらないよー。」
和「憂は髪下ろすとほんと唯と見分けつかないわね。変装できるんじゃないの?」
憂「この間やりましたよ。バレちゃいましたけど。」
和「よく見破られたわね。」
憂「山中先生にその・・・胸の大きさを指摘されて・・・。」
唯「でもさわちゃんしか見破れなかったんだよっ。」
和「・・・へえ。二人の胸の違いなんてよく分かったわね。」
唯「・・・うーん、コスプレする時に目の前で着替えてたからかな?」
憂「お姉ちゃんそんなはしたない事してるの!?」
唯「うえ!?」
和「はいはい、背中流すから向こう向いてね。」
憂「・・・はい。」
膨れっ面をする憂を宥めながら背中にお湯をかける。泡に隠された肌が露になる。この姉妹は性格もそうだけれど成長も憂のほうが大人っぽい。
まだまだ幼さの残る唯と違って憂の身体は丸みを帯びて、骨盤も広くなり女性らしい体格になった。
胸もよく見れば憂のほうが大きいけどそれは微々たる差で裸にならなければ分からない。普段から二人を見ている私だってその差は分かりにくい。

お風呂から上がり食後のアイスをいただき寝室へ向かう。唯の部屋に泊まるのはライブの日以来。
唯「なんか三人でご飯食べたの久しぶりだったね。」
和「そうね。あんたも少しは家事手伝いなさい?」
唯「えへへ〜。」
和「もう。」
本当甘え上手。唯を見てるとついつい何かしてあげたくなっちゃうのよね。
唯「和ちゃんあったか、あったか。」
和「・・・苦しいんだけど。」
嘘。本当は抱き寄せられて嬉しい。
唯がギュっと腕に力を入れる。お返しに私も強く抱きしめる。
唯「ふへ」
さらに力を込めるから負けじと唯の身体を圧迫する。
互いに意味の分からない意地の張り合いで抱きしめる力を徐々に強くする。
唯の柔らかさがパジャマ越しに伝わる。暖かくてふわふわで・・・。
徐々に理性が揺らいでくるのがわかる。このままでは唯をどうにかしてしまいそう。
和「・・・おふざけはお終い。そろそろ寝るわよ。」
自分を抑える為無理やり唯を体から剥がす。
唯「えーなんでー?あったかしようよ。」
そう言って磁石の様にまたくっ付いては私の胸の中に納まる。
和「ちょっ・・・離れなさい。」
唯「やだー。」
ぴったりくっ付いたままぐりぐりと顔を振る唯。馬鹿、そんな事しないで。
和「唯っ怒るわよ?」
唯「ぶーなんでそんなに嫌がるの?」
和「だ、だって・・・。」
唯「だって?」
和「・・・ゆ、唯の事襲っちゃうかもしれないわよ・・・?」
冗談ぽく言うつもりが声がどもってしまった。まずい。さすがに引かれるかもしれない。
唯「・・・私は構わないよ?」
和「・・・は?」
言葉の代わりに抱きしめる力で返事をされた。
動悸がする。喉が急激に渇いてくる。
和「・・・キスしていい?」
声が震えた。視界がぼやけるのは裸眼のせいじゃない。唯はにっこり微笑んで目を閉じた。・・・受け入れてくれるみたいだ。
軽く唇を重ね離す。互いの顔をみて思わず噴出す。頭の中で何かがはじけ唯に覆い被さる。
息をするのも忘れ唇に貪りつく。ふだんのあどけない顔はもうそこになくて”女”の表情をする唯。
その表情に下腹部が刺激される。
強引にパジャマを脱がすと先ほどの風呂場で見たときとは違い、月夜に照らされたその身体は神秘的でそれすらに感動する間もなく身体を舐めまわす。
筋肉が衰え初め柔らかくなった先生の体と比べ唯の肌はすべすべしていて張りがあって、抱きしめると弾力を感じる。
これが唯の感触。温もり。愛しくて触れているだけで達してしまいそう。
胸に触れてみると見た目以上に掴み心地がある。まだまだ成長期らしく少し痛そうな顔をされた。
揉むのは痛がるからと思い変わりに舌を這わせる。つるつるの肌の頂上に一層柔らかい感触。その頂点は堅くなっている。寒さのせいではなく私の愛撫への反応だと信じたい。
憂にばれないようにと必死に声を抑える表情が色っぽい。
そんな顔をされたら余計に止らない。
頑なに閉じた膝を強引に開かせる。むわっと女の香りがする。どちらかと言えば不快な匂いのはずなのに興奮が増す。照明は落とされ明かりといえば外の外灯と月明かりぐらい。目がなれてゆき徐々に見えてくる。
唯「うう・・・和ちゃん恥ずかしいよお」
唯の言葉を無視し黙ったまま観察する。一度も男性を受け入れた事のないそれは殆ど直線に閉じていて微かに愛液が光に反射し照らされていた。
自分の指に唾液を垂らしそこに当てる。冬の気温に対して熱い。感度がいいのか腰をくねらし悶える唯。必死に声を我慢している姿が可愛くてキスを落とす。
舌を伸ばし積極的に絡めてくる。唯が私の体を求めてくれている。反応してくれている。ああ、ゾクゾクする。先生を抱いた時以上に。
ジュプジュプと粘液がこすれる音がする。もしかしたら憂に気づかれているかもしれない。でも、そんなものはどうでもいい。
指を挿入する。少し痛そうだったけれど徐々に慣れていったのか気持ちよさそうにする。澪がベースを弾くように唯の膣内で指を躍らせる。
自ら布団を顔に被せ声が漏れないようにする。顔が見たくて、キスをしたくて布団をはがし頬を当てる。
唯「和ちゃん・・・っいっちゃうよおっ・・・」
和「いいわよ、唯」
唯「ちゅー・・・」
彼女のリクエストに答え唇を重ねる。幸せだ。絡めた舌を戻され唇を離し酸素を求める唯。
それを合図に指の速度と激しさを上げる。目を瞑り口を半開きにしながら涙を零す。
膣内の指とシンクロして心臓が締付けられた。ずっと、ずっとこうなりたかった。

和「唯・・・大丈夫?」
唯「・・・ぎゅーってして?」
和「重いわよ?」
まだ呼吸の落ち着かない唯の上に腕立て伏せの体制でゆっくり体重を預ける。互いの胸が圧迫しあって気持ちいい。
唯「えへへー」
ああもう本当に可愛い。最愛の彼女を抱けてもう死んでもいいとさえ思った。
しばらく抱き合い落ち着いた頃に服を着て再びベットに入る。
軽音部の干渉がない二人だけの時間。胸元に納まる唯を撫でながら会話をする。
唯「最近和ちゃん雰囲気変わったよね?」
和「そう?」
唯「お酒飲むなんて知らなかったし・・・。」
和「嫌?」
唯「ううん、今の和ちゃんのほうが好きだよ。」
和「・・・。」
その今の私は先生と関わってからの私。ちょっと複雑だけど唯が好いてくれるなら構わない。
ベットの横に置かれたレスポールが私達を見ている。眠る間際唯が寂しそうに呟く。


唯「和ちゃんはずっと一緒にいてくれるよね・・・?」


どこかで聞いたことのあるフレーズだった。

このページへのコメント

唯にはすんなり受け入れてくるくせに、

さわちゃんには半ば乱暴に扱ったのか…

0
Posted by 名無しさん 2010年10月18日(月) 02:38:05 返信

興奮しました
GJ

0
Posted by 通りすがり 2009年12月03日(木) 15:04:26 返信

良いですね〜!次も期待してます!

0
Posted by SSS 2009年12月01日(火) 22:05:41 返信

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