2chエロパロ板のけいおん! 作品のまとめサイトです。

著者:12-19氏

「はあ〜〜〜〜〜あ。」
「・・・おっきなため息。」

こんにちは平沢憂です。今日は朝から天気が良くて最高の洗濯日和でした。
お日様の光を浴びるとみんななんとなくご機嫌になるけれど梓ちゃんはちょっぴり元気がない。
何かあったのかな・・・?

「どうしたの梓ちゃん?」
「あのね、さっきの事なんだけれどー・・・」


***


「こんにちはー」
「お、来たか。」
「梓ちゃんミルクティーでいい?」
「はい、ありがとうございます。・・・あれ?二人は・・・?」
「ああ、律達は遅くなるぞ。」
「授業中にふざけ過ぎて説教されてるの。」
元気よく部室に入ったものの人口密度が低く、お騒がせコンビが抜けて澪先輩とムギ先輩二人きりでお茶を飲んでいた。
「澪先輩とムギ先輩二人きりですとなんだか大人っぽい雰囲気ですね。」
「そうか?」
背が高くてロングヘアーで落ち着いた二人。たった1つ年上には見えないです。
「唯先輩達も先輩方みたいになればモテるかもしれないのに。なーんて・・・
「そんな事ないぞ!」
「!?」
冗談ですよ〜。と言う間もなく澪先輩が私の言葉を遮る。
「梓は知らないけどなー律はあーみえて結構乙女なんだからなっ」
「え?え?」
「ポストに入れた歌詞、ラブレターと勘違いして慌ててたし!」
カップから紅茶が零れそうな剣幕で私に説教?をし始めた。澪先輩。どうしよう、余計なこと言っちゃったかも・・・。
「まあまあまあまあ澪ちゃん、落ち着いて」
「あ・・・悪い梓。」
私と澪先輩の間に断ち切るように私専用のカップを置くムギ先輩。
助かったあ・・・。冗談と言えど恋人の前で相方の悪口はご法度でした。
「でもね、梓ちゃん?」
「あ、はい」
「唯ちゃんはね、落ち着きのないところも含めてとても魅力的な子だと思うの?」
優しい手つきでティーポットから紅茶を注ぐ先輩。
「梓ちゃんもよく抱きつかるから分かると思うけど、あの子供の様な人懐っこさがいいのよ?」
にっこり満面の笑みで囁くけれど、あの・・・声のトーンが引くいんですけど・・・。
「りっちゃんもいい子だけれど唯ちゃん以上に可愛い子はいないわよ?」
しまった。そういえばムギ先輩も唯先輩の恋人だった。
「ちょっと今のは聞き捨てならないなムギ?」
「あら?私なにか間違った事いったかしら?」
あのー紅茶零れているんですけれど・・・。床が濡れているんですけど・・・。
「唯も可愛いけれど律以上に可愛い奴がこの世にいると思わないぞ?」
「それは澪ちゃんが唯の隠れた色気を知らないからよ。」
「い、色気って・・・」
「あのー・・・」
気持ち、二人の綺麗なロングヘアーが逆立っているように見えるんですが・・・。
ひょっとして私の一言で謎の戦いを引き起こしてしまったのでしょうか・・・?
「おでこのカチューチャとか可愛いぞっ」
髪をかき上げ誇らしげに仁王立ちする澪先輩。
「あえての二本のヘアピンも可愛いわっ」
手を組んで潤んだ瞳で(なぜか)照れるムギ先輩。
「あっあと、意外とちびっ子なのも可愛いぞっ」
「それに、くりくりの卵目もチャーミングだわっ」
「講壇の使用届け忘れちゃうお茶目さっ」
「ケーキを犬食いする行儀の悪さっ」
「教師にタメ語&あだ名っ」
「妹に勉強教わっちゃうっ」
「きゃべつうめーって寝言可愛い!」
「アイス〜のおねだり可愛い!」
「シャツ出し可愛い!」
「でへへ〜可愛い!」
「あたしだよんっ!」
「ごっつあんです!」
「澪ちゅわん!」
「うんたん!」
「あ、あの・・・取りあえずお茶・・・
「「梓(ちゃん)は黙ってて!!!!」」
「はっ・・・はい・・・。」
永遠に終わることのない討論をする先輩方。正直怖いです・・・。
部室に入るタイミングを逃した唯先輩と律先輩が顔を真っ赤にしているのも気がつかないご様子。
ガタガタ揺れる机に紅茶まみれの床。それでも尚、律先輩のドラム以上に勢いの止らないお二人。


***


「――結局今日は珍しく澪先輩とムギ先輩が原因で練習できなかったんだよ・・・。」
頬を膨らましていじける梓ちゃん。なるほど。梓ちゃん昨日から「明日こそは練習したいっ」って意気込んでいたもんね。
「澪さんも、紬さんもそれだけ二人が大好きなんだろうねっ」
「唯先輩達すっごく照れてて私までなんだか恥ずかしかったよ。」
「・・・梓ちゃん?」
「ん?なに?・・・


ちゅっ

「私も二人に負けないくらい梓ちゃんの事世界一可愛いと思ってるからね♪」

「・・・///」


おしまい!

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Wiki内検索

どなたでも編集できます