2chエロパロ板のけいおん! 作品のまとめサイトです。

著者:4-467氏


部屋の中に卑猥な水音と無機質な機械の振動音が鳴り響く。

「んっ……ふ、ゃ」

数時間が経過した。唯が、妹の部屋に拘束されてから。

「お姉ちゃん……可愛い……」

始まりは、梓のひょんな一言だった。



「私この前唯先輩にキスされかけたんだ」
「え……」

学園祭本番直前、復帰した唯が梓の気持ちを受けて嬉しさのあまり唇を寄せた。
驚いてその時の梓は拒絶したが、実際はそれほど嫌ではなかったらしい。
数日後になってその事実を友人である憂に報告した。頬を赤らめながら。

それが、憂を壊した。

私は梓ちゃんよりもずっと長くお姉ちゃんと一緒にいる。一緒にお風呂に入ったり、一緒に寝たりもした。
でも、キスのような事は一度だってされた事もない。
なんで。どうして私じゃなくて梓ちゃんを選ぶの。
疑問は胸に突き刺さり、悲しみ、妬みを経て、歪んだ愛に変わる。

そっか。お姉ちゃんを私だけのものにしちゃえばいいんだ。


「ごちそうさまー」

夜ご飯を終え、憂は行動に移る。

「あの、お姉ちゃん。少し英語で教えて貰いたいとこがあるんだけど」

「私に?」

「うん」

「よしっ、お姉ちゃんに任せなさいっ!」

「じゃあ……先に部屋で待ってるから」

妹の手助けができる。
普段から助けられてばかりの姉に取って、これほど嬉しい事はないらしい。
誇らしげに胸を張りながら、食器を片付けている。
そんな姉を横目に、憂は歪んだ微笑みを零しながら部屋に戻って行くのだった。



「憂ー来たよー」

後片付けも終え、唯は約束通り憂の部屋に向かう。
しかし、扉を叩いても、声を掛けても反応がない。

「入るよー?」

扉に鍵は付いていない。一言断りを告げ、扉を開く。

「憂ー?」

部屋に明かりは灯っていなかった。真っ暗な部屋を見渡すが、憂の姿はない。

「憂、いないのー?」

恐る恐るながらも一歩、また一歩と足を踏み入れていく。

「お姉ちゃん……」

「あ、なんだーいたなら返事くら、いッ!?」

部屋の真ん中辺りまで足を運んだ時、ようやく探し人の声が背中から響いた。ほっとして息をついたのも束の間、振り向こうとした唯は息を飲む。
行動を遮るように背後から伸びた腕が身体をきつく締め、背中に生暖かい二つの双丘が押し当てられた。


「憂……えっと、どうしたの……?」

「お姉ちゃん……」

「憂……?」

「お姉ちゃん……」

「ねえ、憂?」

「お姉ちゃん……」

壊れた人形のように、ただ同じ言葉を連呼する憂。普段の大人しげな様子とのあまりの違いに、唯の背筋に寒気が走る。

「憂……何があったの?取り敢えず、離してほしいよ」

「いや。もう絶対、お姉ちゃんは離さない」

「誰かと喧嘩したりしたの?」

問い掛けに答えはない。唯は何一つとして状況を把握できていなかった。
ただ、背中に密着する憂の身体は、お互いの服を介しているにしてはやたらと熱い。
恐る恐る探りを入れる唯だったが、禁句に触れてしまった。

「……もしかして、あずにゃんと喧嘩したの?」



「そうやってすぐに梓ちゃん、梓ちゃん。やっぱりお姉ちゃんは……!」

憂の声色が、低くなった。

「え、っひゃ!?」

抱き着くだけだった憂が、突然背中を強く押した。
唯はバランスを崩し、ベッドに倒れる。

「いたたたた……」

うつ伏せに倒れた唯の肩が力強く握られる。逃げる間もなく、力に抗えもせず、唯は仰向けにされる。

「う、い?」

そこに見たのは今まで自分に見せたこともない表情をした、裸の妹。瞳には光がなく、口元が恐いほどに歪んで笑っている。

「そうやってお姉ちゃんは、梓ちゃんばっかり!」



憂の手が、唯へ伸びる。ボタンで止められた胸元が乱暴に開かれて、肌色が覗く。

「綺麗だよ、お姉ちゃん」

「や、ういぃ……」

背中へと伸びた手が器用に下着を外す。まさにあっと言う間に、小さな唯の胸が空気に晒された。

「ふふっ」

妖艶に微笑する憂。その笑みに改めて恐怖を感じた唯が、ようやく手足をばたつかせて抵抗を始めた。

「あぁもう。ダメだよお姉ちゃん、じっとしてなくちゃ」

だがその抵抗も、ほんの僅かの手間で終息させられる。ベッドシーツが手首に巻かれ、両手の動きが制止。更に憂が両足の間に身体を差し込む事で、一切の抵抗が封じられた。

「それじゃあ、いただきますっ」

「ひうぅッ……や、だっ」

胸の先端に位置する小さな突起が、憂の口に吸い込まれる。同時に、小さく唯の身体が跳ねた。

「おいひぃ、よ、おねえちゃん」

「あ、ぅ」

わざとらしく音を立てて舐め回す憂。他に音のないこの空間で、その水音は余計に際立って唯の耳を襲う。

「おとっ、いやぁ……!」

言葉の抵抗も敵わず、憂の行為はエスカレートしていく。

「お姉ちゃん、これ何かわかる?」

薄く開かれた唯の眼に移ったのは、楕円形をした桃色の何か。その何かが、今の自分の状況を救うものではない事など、すぐにわかった。

「うい……もうこんなの……」

「わ、びちょびちょだよ。お姉ちゃん準備いいねっ」

「ひうぅぅ!」

有無を言わさずに、桃色の物体は唯の股間に押し当てられる。それと同時に、自ら振動し始めた。

「や、これダメっ!憂っ!」

首を左右に振って抵抗する唯だが、振動が止む事はない。
と、その時。

「あ、電話」

憂の携帯が着信を知らせる音を発した。

「梓ちゃんから、か」


「うん、今は別に大丈夫だよ」

快感に苦しむ姉を横目に、憂は電話を受けた。

「ん、んんぅ……」

電話先の後輩に聞かれまいと両手で口を抑える唯だが、振動はそんな努力もお構い無しに止まる様子を見せない。

「小テスト?あ、そういえばあったね。ちょっと待ってて」

「っ!?」

憂は、携帯をベッドに拘束された唯のすぐ側に置いて何かを探し出す。

「ひ、ぅぅ……」

声を漏らすまいと必死になる唯。そんな努力を嘲笑うかのように、探し物を終えて戻ってきた憂が不適に微笑んだ。

「ひゃふぅう!?」

その途端、振動の強さが跳ね上がる。突然の事に耐えきれず唯は思わず声を上げてしまう。

「憂ー!?今の声なにー!?」

「ひゃ、は、ぅ」

電話口からは不信に思った梓の声が響く。そこでようやく、憂が電話に応答した。

「ごめんごめん、ちょっと色々……ね」

「大丈夫?なんか声聞こえたけど」

「大丈夫大丈夫っ」

「あ、そういえばね。……唯先輩、何してる?」

「…………」

「……?憂、聞こえてる?」

「……寝てる、よ」

「そっか……残念。じゃあまた明日、学校でね」

「うん」

その一言で、切れた。電話が。そして、憂の中の何かが。


「お姉ちゃん」

「っ、な……に」

「なんで梓ちゃんなの」

「なにがっ……」

「どうして私じゃなくて梓ちゃんなの」

「…………っ?」

「私は、お姉ちゃんのたった一人の妹だよ?お姉ちゃんの言う事なら何だってするし、文句も言わないよ?」

唯は、憂の言葉に耳を傾ける。

「キスしてほしかった。襲ってほしかった。それなのにお姉ちゃんは梓ちゃんばっかり……!どうして!?私、こんなにお姉ちゃんが好きなんだよ!なのになんでっ」

「……憂」

「ッ!?」

いつの間に緩んでのか、唯の手首を拘束していたシーツが解ける。自由になった両手は、憂の身体を包んで優しく抱き締めた。

「ごめんね……憂の気持ち、気づいてなくて。でもね、私だって誰よりも憂の事が大好きなんだよ?」

「嘘っ……!だって、んっ」

憂が言葉を紡ぐよりも早く、その唇を唯が唇で塞ぐ。

「本当はね、すっごく憂とキスしたかったし、もっと色んな事したかったよ。でも……私達は姉妹だし、何より憂に嫌われるのが嫌だったから」

「私……お姉ちゃんを嫌いになんてならない」

「ありがとう」

再び、今度は憂が唇を奪う。

「お姉ちゃん……」

「何?」

「一緒に寝ても、いい?」

「もちろん。憂も、今日は寝れなくてもいい?」

「……うん」


「おーい!唯ー、憂ちゃーん!」

早朝。登校風景の中に、よく見知った姉妹の姿を律が見つける。

「おーおー、朝から熱々だねぇ」

仲良く寄り添って歩く二人を茶化そうと冗談混じりに発した言葉。

「えへへ……」

「あはは……」

その言葉は否定される事なく、照れ笑いにて返された。

「え、マジ?」

苦笑いを堪えて確認するように問い掛ける律の目の前で、

「うーいぃっ」

「もぅ……お姉ちゃんってばぁ」

二人は口付けして見せた。

「……私、先行くなー!」

言葉を無くした律は、慌てて学校への道を駆け出す。そんな姿が目に入っているのかいないのか、二人は微笑みながら手を繋ぐ。

「…………」

その僅か後方。終始を見つめていた二つの瞳が、その心を顕すかのように揺れ動く。

「…………え……?」

かろうじて絞り出した梓の一声は、朝の喧騒に消えていった。


おわり

このページへのコメント

ういXゆいは、パーフェクト天使の憂ちゃんと、どS小悪魔なブラック憂ちゃんの はっきり2パターンに分かれるみたいです。
(どっちも好き…!)

0
Posted by ういゆい萌 2010年10月30日(土) 07:11:09 返信

もろヤンデレ妹化しちゃた・・・。

0
Posted by プリンセスカット 2010年09月29日(水) 22:40:07 返信

あずにゃんが・・・・・これからどうなるんだ

0
Posted by 空我 2010年06月22日(火) 22:02:40 返信

うい×ゆい!

0
Posted by 日下部みさおとラブラブちゅー 2009年11月03日(火) 21:24:44 返信

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