2chエロパロ板のけいおん! 作品のまとめサイトです。

今日私たちは、澪んちで「勉強会」を開いている。
机をかこんで唯、紬、私、澪。
けど、当然私たちが集まって「勉強」なんかはかどるわけもなく……。

唯「うわ!澪ちゃんすごいっ!パソコンぴかぴか〜」
澪「おい、唯!」
唯「だって〜。私さわったことないんだもん。さわさわ〜」
澪「……」
紬「少し休憩しませんか?」
律「そだな!よし!澪!なんかもってこい!」
澪「……はいはい」
律「お。今日は澪しゃんものわかりがいいねぇ〜なんか良い事あった?」
澪「別にない」

そういって私を睨み、澪は部屋からでていく。

律「ふふふふ、よし、唯、今だ!」
唯「(さわさわ〜)ん?」
律「澪のパソコンチェックのじ、か、ん」
唯「おお!りっちゃんも悪よのぉ〜」
紬「あまり勝手に見ない方が……」

とりあえずメールを開いてみる。
澪の携帯はたまにいじったりしてるけど、
もしかしたらパソコンに楽しいメールがあるかも……なんて思ったのが悪かった。

唯「りっちゃん!これは!」
紬「あらあら〜」

そこにあったのは、澪がどこぞの「ひろと」とかいうヤツとのやりとりした跡。

紬「これは、なかなかいい感じですね」
唯「ひろとぉ〜!」

1件や2件じゃない。2ヶ月前から毎日やりとりしてる。

律(澪が最近聞き出した音楽って、こいつが紹介してるやつばっかじゃん。それに……)

それにあの恥ずかしがり屋の澪が、自分から率先してメールを送っている。

と、そこに澪の足音。私たちはあわてて元の席へと戻る。

澪「ジュースでいいよな。あんまりのこってないけど」
唯「問題ない!さわさわ〜」
澪「律?」
律「……」
澪「おい、律」
律「あ、おう」

澪んちに来たら、私がコースターとコップをセットする。
澪がそれに飲み物を注ぐ。
いつからか自然と出来た、私と澪の間の決まり事。

紬「いただきます」
唯「天国じゃ〜」
澪「2人はさ、大丈夫なの?」
唯「何が?」
澪「今日、夕方から雨らしいぞ」
唯「なんですと!」
紬「……まぁ」
律「帰った方がいいんじゃないの?」
唯「ええ〜。メンド……とまっちゃおっかなぁ〜」
紬「それはさすがに駄目ですよ、ね、澪ちゃん」
澪「まぁな、布団とかないし」
律「さあ、さっさと帰った帰った!」
唯「りっちゃん、ひどいよぉ!!」
律「雨にあたって風邪でもひいたら部活ができんだろ?部長命令だ!」
唯「うう〜」
紬「まぁまぁ。それじゃあ一緒に帰りましょ、唯ちゃん」

2人はしぶしぶ帰っていった。
部屋には私と澪が残る。

澪「律は、帰らないのか?」
律「私は近いからいいのっ」

私は澪のベッドの上に寝転がる。
テーブルの上を片付けている澪。

律「澪、なんか隠してる?」
澪「ん?」
律「私に言いたい事とか、ないのかなって」
澪「べつにないよ」
律「ふぅん。そっか」
澪「なんだ律、何がいいたい」
律「なんだろな、なんなんだろう」

澪のベッドに顔を伏せる。
考える。
澪は私にひろとの事をいわない。
私はひろとが澪のなんなのかを知らない。
たったのそれだけの事が、なぜこんなにひっかかる。
親友だから?
いや、私たちの関係は、女子特有の「裏切り」をおそれる馴れ合いとは違う。
いつだって本当の気持ちでせっしてきた。
嘘なんてつかなかった。
あけっぴろげで、何でも言い合える……。
それを私は誇りにしてきたのに。
今、澪は私に、隠し事をしている。

澪「律?」

顔を伏せてベッドで動かない私をみかねて、
澪が私の横に腰をおとす。
澪が、その大きな手を私の頭にポンとおく。

澪「はしゃいで疲れたのか?」
律「……」

私は、私の澪がいなくなる事が怖いんだ。
私の中の、絶対にゆるがない存在が、別のもに、
私の知らないものになってしまうのが。
そう思っただけで、大きな澪の手のあたたかささえ、感じられなくなる。
私、一体どうしちゃったんだろ。

澪が私の頭をぽんぽんと優しくたたく。

律「澪」
澪「?」
律「澪に、好きな人ができたら、教えろよ」
澪「なんだよ、きゅうに」
律「好きな人、いる?」

澪の手が止まる。
けど、すぐにまた私の頭をぽんとたたき。

澪「いないよ。変な律」
律「そっか、だよな。はは」

澪の、嘘つき。
ほんとはいるくせに。そいつの事、気になって仕方ないくせに。
澪の嘘つき。

けど、わかってしまうんだ。
震えてる澪の手、澪も怖いんだ。
本当の事をいうことで、私と違ってしまうのが、私と離れてしまうのが。

律(だったら)

私は頭上にある澪の手をぎゅっと掴む。

律「澪、私は澪が一番好きだから」
澪「……」
律「それは、絶対変わらないから」

しばらくして、澪が私の手を握り返してくる。

澪「なんだよ律。愛の告白?」
律「そうかも」
澪「馬鹿」
律「だからさ」

そう、私はひろとなんてやつには負けない。
ひろとと澪が付き合ったって、私は負けないんだ。
パソコンの中に違う澪がいたって、私はそれを受け入れるから。
受け入れてみせるからさ。

このページへのコメント

面白かったです!
続きが読みたい〜

0
Posted by ponyo 2009年10月23日(金) 04:09:24 返信


面白かったです!
続き、楽しみにしています!!!

0
Posted by りん 2009年09月25日(金) 17:25:36 返信

俺ー!!!!!

0
Posted by ひろし 2009年09月25日(金) 04:32:39 返信

すみません。
うっかり途中で「ひろと」が「ひろし」に変換されていました、
訂正しました(汗)指摘どうもです。
つたない文章、読んで下さってありがとう。
ひろとなんて出してごめんなさい。たんなるメル友っていう落ちなんですけどね……。

0
Posted by 書いた人 2009年09月24日(木) 20:16:02 返信

野原ひろし?

0
Posted by カカオ 2009年09月24日(木) 19:25:55 返信

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