2chエロパロ板のけいおん! 作品のまとめサイトです。

著者:3-447氏


「もーいーよ・・・バカ律」ボソッ

えっ?!何その反応・・・
いつもなら『いやーっ』って泣きながら引きずられて、最後はゲンコツでみんな笑顔の展開なのに・・・
まさかのそっけない反応・・・
私、何か悪いことシタ?

「よーし、お茶でも行くかー」

「あ、ごめん。私このあと和ちゃんと約束あるんだ」

「えっ、和も来るの!なら私も行っていい?」

「そっかー、澪ちゃん和ちゃんとクラス同じだもんね。うん、いいよ」

「ホントー!・・・ふふふ」

あれ?今まで澪から他のコに積極的に絡んでいったことってあったっけ?
いつもなら私を優先してきたのに・・・それにあの笑顔・・・久しぶりに見たよ


―――喫茶店

「唯はうまくやってけてるのかしら、軽音部」

「それが、一つのことを覚えたら一つのことを忘れちゃって」

「あーあるある!一度やりだしたらすごいとこまでいくんだけどね」

「そうそう!」

「「うふふふ・・・」」

なんかいー雰囲気・・・澪が他のコと楽しそうにしているだけでイライラする
澪を楽しませるのはワタシの役目だったのに・・・
同じ店内にいるのにすごく離れたトコにお互いいるカンジ・・・
あーもーっ!こんなにコソコソしてもしょーがないっ!
ならそこにはいってやるまで!

「よーし、突撃!」

みんなにもっと分からせてやらないとな、澪はワタシのもんだってことを!
そして澪にも・・・


―――翌日、昼休憩。2年1組

「えっ、自分で作ってるんだ!すごーい」

「やだなー、そんなことないってば」

「ううん、私なんて・・「はい、ランチタイムしゅうりょー!」

やっぱり・・・見にきてみればコレだ・・・
まったく、いつから澪はそんなに明るいコになったんだ?
まるで普通の女子高生じゃないか・・・
ワタシの知ってる澪はそんなコじゃナイ!
普段威張ってるクセに、脆くて弱い
そしてワタシがいないと何もできない、そんなコだ!
それなのに、ワタシ以外にあんなに楽しそうな顔見せて・・・ユルセナイ!
だったら、その時間を奪ってヤル!

「これから学際までは、昼休みも練習するから」

「えっ・・・」

我ながらナイスアイディア!部活絡みなら澪も断れまい
これで学際まで昼休憩と放課後は澪と一緒にいられる!
よーし、澪をイジッってやるぞー

「そうだ、すっごい怖いホラー映画持ってきたんだけどー」

「も、もう教室戻るぞ!」

「ふーん、戻れば?悪かったな、せっかくの和との楽しいランチタイムを邪魔してさ」

「そんなこと言ってないだろ!」

ふふ、図星・・・ワタシ以外と仲良くスルからダヨ
だけど澪は戻れない、ここで戻ると部のクウキが悪くナルカラ・・・
そうすれば澪ガマンできないよな?
分かってるんだよ、澪は自分が傷つくのが一番イヤだってコトは・・・
だからイツモワタシが澪をタスケてきた
だけど澪はジブンで何でもデキルって思ってる、ダレのおかげで今のジブンがいるか思い知れ!


「み、みなさん!仲よく練習しましょー!・・・」

「ま、まぁ・・・練習するか」

「うん・・・やろっか」

あちゃー、梓に心配させちゃった・・・部長失格だな
まぁ演奏中は近くで澪のこと見れるし、いっか

でも学校以外でも澪と一緒にイレナイかな・・・
一緒に住めればイイんダケド
ソウカ!澪をワタシの部屋にカンキンすればイイんだ!
でも澪イタイの苦手だからなー、ドウシヨッカ・・・
あっ!ワタシのヘヤにつれてって睡眠薬でネカセバ・・・
んっ?!演奏ストップ?

「律、あのさ。ドラム走らないのはいいけど、パワー足りなくないか?」

あぁ、考え事しながら演奏してたらダメだなー

「おい、律!」

「あーあ、ごめん。なんか調子でないやー、また放課後ねー」

だーめだ、全然集中できない・・・頭ん中澪でいっぱい・・・
どうすれば、ドウスレバこのキモチを抑えるコトがデキル?・・・

こういう時はヤケ食いだ!


―――牛丼屋

「おやじ、特盛りで」

うん、うめー!こういうときは腹イッパイ食べて、頭カラッポにしたほうがいいな・・・
ってダメだ、食いきれねー!

「なにやってんだ・・・アタシ・・・」

なんか暴走気味・・・家帰ってアタマ冷やさないと・・・

んっ?アタマ・・・ヒヤス・・・コレダ!


―――田井中邸、お風呂場

(キュッキュ・・・ジャー)

あぁ、シャワーの水が体の火照りを冷ましていく・・・
だけど澪へのオモイは水にナガセナイ・・・
澪にワタシという存在がとてもダイジだと思わせるためには・・・

よし、こんなもんでいいかな
おっ、いいカンジに寒気が・・・明日には熱でてるかな


―――翌日

やっべー、やりすぎた
まさか病院行くまで熱がでるとは・・・
久しぶりに注射打ったぜ
あとは・・・澪が来てくれれば・・・
澪、ヒトリで来るカナ?
そのタメにココマデヤッタのに・・・
あぁ、今更フアンになってキタ・・・

(トントントン・・・)

んっ、足音・・・一人だけだな・・・
この足音は・・・澪だ!

「み〜お〜」

(ガチャ)
「超能力者か」

「へへ、分かるよ〜。澪の足音は」

そう、分かる。何年一緒にいたと思ってるんだよ
だから澪ナシの私は考えられないんだよなー、あらためて思ったよ
澪も同じ気持ちなら嬉しい

たまには澪に助けられるのも悪くないかな
今日だけは、私は澪のお姫サマ


―――だけど明日からはワタシダケのオヒメサマ

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