本名：劉正風（りゅう・せいふう）
身分：衡山派門人
趣味：簫、作曲
武功：三十六手迴風落雁剣法
弟子：向大年、米為義 等
家族：子・劉菁、劉芹　等
登場作品：『笑傲江湖』 （邦題：『秘曲笑傲江湖』）



本名：曲洋
身分：日月神教長老
趣味：琴、作曲 等
武功：百変千幻衡山雲霧十三式
家族：孫女・曲非烟　等
登場作品：『笑傲江湖』 （邦題：『秘曲笑傲江湖』）

　劉正風と曲洋は、正邪派閥の区別を超えて音楽という絆で結ばれた莫逆の友である。
　彼らは晋の文人で竹林の七賢のひとり庶q康が作曲し、彼が処刑されたため散逸したとされる名曲「広陵散」を彼の墓から発掘し、さらにそれを編曲し琴と簫の合奏曲「笑傲江湖」を完成させた。

　互いに属する派の違いから二人の篤い友情は秘められていたが、劉正風江湖引退の儀のおり、衡山派の権威失墜を狙う嵩山派によってそれが暴露されてしまう。劉正風の一族弟子は衡山派によって虐殺されるも、令狐冲と曲洋らの活躍によって彼だけはなんとか難を逃れる。
　その後、再会した劉正風と曲洋は「笑傲江湖」最期の合奏を遂げると、その楽譜を令狐冲に託し息絶えた。

　彼らは死したが、正邪の枠を超えた篤い絆は令狐冲と任盈盈に引き継がれ、名曲「笑傲江湖」もまた彼ら二人によって奏でられることとなる。