当wikiは、高橋維新がこれまでに書いた/描いたものを格納する場です。

※過去の記事です。
2016.6.11IPPONグランプリ
2016.11.19IPPONグランプリ
2017.5.13IPPONグランプリ
2017.12.2IPPONグランプリ
2018.3.10IPPONグランプリ
2018.12.15IPPONグランプリ

 私の言いたいことは2017.5.13IPPONグランプリの記事に全て書いたのでそちらをご参照ください。
 今回も特に改善はありませんでした。

 「世の中がまだ気付いていない進行中のドッキリとは?」というお題に対して、松本が自分の「小倉さんの」という回答を発表していました。タレント名鑑だったらこの後に「キダさんの」とかいう乗っかりが絶対に入りますよ。「綾小路きみまろ」って乗っかる人が出てきて「それはもうバレてるから」って淳がツッコみますよ。大喜利で一番おもしろいのはそういうクダリなのに、この番組は一切ないんです。プリミティブなぶつ切りの大喜利しかやらないんです。「乗っかり」「かぶせ」「天丼」「人の答えをパクる」「違うお題で出した回答をもう1回出す」「わざとスベる」みたいな邪道な笑いのとり方がほとんど排除されているんです。大喜利だと一番おもしろいのはこの「邪道」の部分なのに。
 何がしたいんでしょうか。正統な大喜利力のコンテストがやりたいんでしょうか。そうだとも思えないんですよ。それをやりたいんだったら、M-1やワールドカップみたいにきちんと一番下から予選をすべきだと思うんです。それがガチのコンテストです。本選に出場している10人の選考過程は毎回毎回全くもって五里霧中です。ちゃんとした予選をちゃんとやったら毎回この番組に呼ばれているような人たちが本選に残れない可能性もありますが、興行の性格を後退させたガチのコンテストというのはそういうものです。直近のロシアワールドカップではイタリアもオランダも予選落ちして出られていないんですよ。採点方法もコンテストとしてはあり得ません。Aブロックの芸人がBブロックの芸人を、Bブロックの芸人がAブロックの芸人を審査するという方式では、誰が決勝進出者になるかを参加者が操作できます。満点にならないとIPPONはとれないので、勝たせたくない人に点を入れなければ操作は容易です。公正さは全くと言っていいほど担保されません。、
 結局、ショウ(興行)としてもコンテストとしても中途半端で、何がしたいのか分からないんです。

 今回あった新しい試みは決勝の自己紹介大喜利でした。評判は良さそうですが、これも邪道を混ぜた方がよりおもしろくなると思います。

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