タンザニア、ダルエスサラームに暮らす日本人の日本人による日本人のための生活情報です。

安全は自分で守るもの・・・このことは自分の身を事件、事故の危険から守るための国際社会の大原則ですが、残念ながら、世界に冠たる安全大国・日本での生活に慣れてしまった私たちの安全意識は必ずしも高いとはいえません。
ここでは、タンザニアで生活するにあたり特に注意が必要な犯罪被害及び交通事故の未然防止策を中心に、万一被害に遭った場合の対処法について列挙してみました。
※ 万が一被害に遭った場合には、速やかに警察に通報し緊急配備を依頼します。また、大使館領事にも通報して保護を求めてください。
在タンザニア日本国大使館 : 緊急連絡先 0784-555527


車両強盗
未然防止策
1.帰宅時、知人宅訪問時等、ゲート付近に不審な車両、人物がいないか、また、尾行されていないか注意してください。兆候を察知した場合は直ちにその場から遠ざかります。
2.ゲートが開くまでの待ち時間が危険です。車両強盗の接近等を察知した場合、直ちに逃げられる状態(ゲート前の道路上で進路を確保できている状態)で一旦車を止めます。
3.門番(アスカリ)に、自分の車が到着したら直ちに門を開けるよう日頃から確認しておきましょう。クラクション等による固有の到着合図を予め決めておくのも一案です。
4.乗降時、周囲に不審人物がいないかどうかを確認してください。
5.夜の赤信号は、交通状況が許せばノン・ストップ。(但し、見通しの良い交差点で、かつ、他に交差点にはいる車両が存在せず、明らかに交通事故の危険がない時に限ります。)
6.故障等による立ち往生はきわめて危険です。車の点検整備は確実に。

被害にあったら・・・
1.万一銃口を突きつけられた場合、両手を頭の上に置き、必ず無抵抗の意志を示します、余分な動作(シートベルトを外そうとする動作、ダッシュボードを開けようとする動作等)は厳禁です。また、相手の顔や目を見ないようにしてください。(犯罪者は自分の顔を覚えられるのを著しく嫌います。)
2.速やかに警察に通報し、緊急配備を依頼します。また、大使館領事にも通報して保護を求めてください。

家宅侵入強盗
未然防止策
1.住居選定に際しては、長期在留邦人の助言を受け、治安分析を十分に行い安全な場所を選びます。
2.侵入に対する堅牢性(鉄格子・扉・外壁等)が十分で、庭に照明設備がある住居を選びましょう。また、住居の安全対策強化に積極的な家主を選ぶ必要があります。
3.昼夜とも警備員を配置します。敷地内に犬を放しておくと防犯効果大。
4.使用人及び警備員の住居場所、家族構成等身上把握をしておきます。(手引きによる犯罪が多い)犯罪防止効果が期待できるほか、使用人等による犯罪が発生した場合、解決の手がかりを得られることもあります。
被害にあったら・・・
1.あればサイレン等を鳴らし、賊を威嚇すると共に近所に急を知らせ、主寝室等鍵のかかる場所に避難し、居場所を察知されないように部屋の明かりを消し、警備会社への非常ボタン、電話等により外部に通報、救援を待ちます。なお、賊と遭遇した時は、余分な動作をせず必ず無抵抗に徹してください。
2.速やかに警察に通報し、緊急配備を依頼します。また大使館領事にも通報して保護を求めて下さい。

交通事故
未然防止策
1.運転マナーの悪い運転者もいるので、十分注意して運転しましょう。
2.ヘッドライト・ウィンカー・ブレーキランプ等が切れている整備不良車が
きわめて多い状況です。特に夜間の無点灯火走行車に注意して下さい。長距離移動は日の出から日没までの間が鉄則です。(夜間の長距離移動は山賊に遭う危険があります。)
3.深夜は飲酒運転の車も走っていると思われるため、特に注意。
事故にあったら・・・
1.負傷者がいる場合は、可能な限り救護措置をとる必要がありますが、興奮した群衆からリンチを受ける可能性もありますので、場合によっては一時的に現場を離れて警察に直行し、指示に従ってください。
2.現場を保存し、後続車の追突等、二次的事故を防ぐために発煙筒や非常停止板などを使用して後続車に事故の発生を知らせましょう。
3.交通事故の通報先は交通警察(Traffic Police)ですが、パトカーには台数に限りがあるため、現場到着に時間を要することがあります。そのような場合には警備会社に通報して事故現場の安全確保と警察官の移送について支援を求めて下さい。
4.対人、対物事故の場合、事故責任を自ら認める言動は避けてください。また、相手方の情報(氏名、住所、電話番号、保険会社名、保険証番号、運転免許証番号等)を出来る限り聴取するとともに、目撃者等あれば、その人の氏名・連絡先等も記録しておくようにしましょう。
5.救助・援助を偽っての「火事場泥棒」が多いため、車内には貴重品を放置しないようにしましょう。
6.車両保険会社(代理店)に速やかに通報します。なお、多くの場合、警察署からの届出証明(Police Report)が必要となります。
7.原則として、事故車両は検分が終わるまで交通警察に保管されますが、警察の駐車場といえども部品等の盗難が多発しており安全とは言えません。車両検分の際には警察官送迎の便宜を図ることを提案する等、警察官を説得し自宅もしくは事務所等の敷地内に保管する必要があります。

休暇などで長期に家を空けるときは?
特に一軒家の場合は、時々知人に家を見に来てもらったり、家の鍵を預けて家の中をチェックしてもらうと、警備上有効かもしれません。また、チェックしてもらう人に、アスカリの顔写真を渡して、関係者以外が出入りしていないか確認してもらうのも良いでしょう。車も知人に預けたり、バッテリーをはずしている人もいます。自家用発電機を保有されている場合は、燃料を十分に補充しておきましょう。


悪徳タクシー運転手による犯罪が急増中です!

近年、タクシーに関連する被害が多発しています。目的地とは異なる人気のない場所に連れて行かれ、金銭を奪い取られたり、煙草と偽って麻薬を手渡され、突然現れた自称警察官により金品を要求されるといったケースです。
自動車の故障時、着任したばかりの頃は、どうしてもタクシーを利用しなくてはならない状況もあるかと思います。
タクシー乗車時には、次の点に留意してください。
(1)タクシーの手配は、ホテルのフロントを通じて行うなど、信頼できるタクシーを利用する。
(2)タクシー乗車場所(Kituo cha Taxi)以外からは乗らない。
(3)通常、商業登録した正規のタクシーは白い車体に白地に黒字のナンバープレート、そして車体には登録地区ごとに緑か青、または黄色のラインが入っています。黄色のナンバープレートは一般車両用の為、違法です。また白地のナンバープレートであっても、流しのタクシーには安全確保の為、乗車しない。
(4)日本語を使って親しげに話しかけてくる見ず知らずの者や、日本の組織・団体を名乗る不審な者とは安易にタクシーに同乗しない。
(5)タクシーの中に運転手以外の人物が乗車している場合は乗車しない。

(6)タクシーの料金は事前交渉制です。乗る前に目的地を告げ、必ず料金を確認しておきましょう。お釣りが無いこともあるので、細かいお金を用意しておくと役立ちます。
(7)万が一、悪徳タクシー運転手による被害に遭った場合を考慮して、タクシーに乗車する前には、ナンバープレートを記録(記憶)するようにする。
(8)タクシー乗車中は、行く先を地図で確認するなどして、できる限り道順を運転手任せにしない。
(9)長期間、車が必要な方、又はタクシー利用が不安な方の為にレンタカー利用も一つの手段です。JATAツアーズ(日本語対応可)、AVIS、HERTZの他、各レンタカー業者へご相談ください。
(※)以下は日本人がこれまで利用しているタクシー運転手のリストです。
ご利用の際は、ご自身の判断で安全を確かめて乗車下さい。

・Mr Iddi   Tel:0713-612345 (車のNo.T470AMD)
・Mr James   Tel:0784-814140  (車のNo. T539AFX)
・Mr Amin     Tel:0784-345017  (車のNo.T281AHK)
・Mr Smoker    Tel:0754-555372 (DSGグループの紹介)
・Mr Moses      Tel:0773-275540 (DSGグル-プの紹介)

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