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2022夏出場校

第104回全国高校野球選手権大会


*出場校


北海道   学校名   区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
北 北 海 道旭 川 大 高私立3年ぶり10回目CBCBC一回戦敗退
南 北 海 道札 幌 大 谷私立初出場CBCBB一回戦敗退
東北    学校名  区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
青     森八 戸 学 院 光 星私立3年ぶり11回目BBBBB二回戦敗退○●
岩     手一 関 学 院私立12年ぶり7回目CBCBA二回戦敗退○●
秋     田能 代 松 陽県立11年ぶり4回目CCCCC一回戦敗退
山     形鶴  岡  東私立3年ぶり7回目BBCBC二回戦敗退○●
宮     城仙 台 育 英私立3年ぶり29回目BABAB優勝−○○○○○
福     島聖 光 学 院私立3年ぶり17回目BBBBBベスト4○○○○●
関東    学校名   区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
茨     城明 秀 日 立私立初出場ABAAA三回戦敗退−○●
栃     木国 学 院 栃 木私立37年ぶり2回目BBCBB三回戦敗退○○●
群     馬樹     徳私立30年ぶり3回目CCBBC一回戦敗退
埼     玉聖 望 学 園私立13年ぶり4回目BBCBB二回戦敗退○●
千     葉市  船  橋市立15年ぶり6回目BBBBB二回戦敗退○●
東  東  京二 松 学 舎 大 付私立2年連続5回目BBBBB三回戦敗退○○●
西  東  京日  大  三私立4年ぶり18回目BBBBA一回戦敗退
神  奈  川横     浜私立2年連続20回目BABAA二回戦敗退○●
山     梨山 梨 学 院私立3年ぶり10回目BBBBB一回戦敗退
北信越   学校名   区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
新     潟日 本 文 理私立2年連続12回目BBBBA一回戦敗退
長     野佐 久 長 聖私立4年ぶり9回目BBCBC二回戦敗退−●
富     山高  岡  商県立5大会連続22回目CCCCC一回戦敗退
石     川星     稜私立3年ぶり21回目BBBBB一回戦敗退
福     井敦 賀 気 比私立4大会連続11回目BBBBB三回戦敗退○○●
東海    学校名   区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
静     岡日 大 三 島私立33年ぶり2回目CBBBB一回戦敗退
愛     知愛 工 大 名 電私立2年連続14回目BBBBAベスト8○○○●
岐     阜県 岐 阜 商県立2年連続30回目BBBBA一回戦敗退
三     重三     重私立2年連続14回目BBBBB一回戦敗退
近畿    学校名   区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
滋     賀近     江私立4大会連続16回目AAAAAベスト4○○○○●
京     都京 都 国 際私立2年連続2回目AAAAA一回戦敗退
大     阪大 阪 桐 蔭私立2年連続13回目A特A特ASAベスト8○○○●
兵     庫    社   県立初出場BBBBC二回戦敗退○●
奈     良天     理私立5年ぶり29回目BABBB二回戦敗退○●
和  歌  山智 弁 和 歌 山私立5大会連続26回目A特A特AAA二回戦敗退−●
中国    学校名   区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
岡     山創 志 学 園私立4年ぶり3回目BBBBB一回戦敗退
広     島盈     進私立48年ぶり3回目BBBBC一回戦敗退
鳥     取鳥  取  商県立11年ぶり3回目CCCCC二回戦敗退−●
島     根浜     田県立18年ぶり12回目CCCCC三回戦敗退−○●
山     口下 関 国 際私立4年ぶり3回目CBBBB準優勝−○○○○●
四国    学校名   区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
香     川高  松  商県立3大会連続22回目BBBBBベスト8−○○●
徳     島鳴     門県立3年ぶり14回目BBBBB一回戦敗退
愛     媛帝  京  五私立初出場CCBCC二回戦敗退−●
高     知明 徳 義 塾私立3大会連続22回目BBBBB二回戦敗退−●
九州    学校名   区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
福     岡九 州 国 際 大 付私立6年ぶり8回目AAAAA三回戦敗退−○●
佐     賀有  田  工県立9年ぶり2回目CCCCC二回戦敗退−●
長     崎海     星私立3年ぶり19回目BBCBB三回戦敗退○○●
熊     本九 州 学 院私立7年ぶり9回目BBBBBベスト8−○○●
大     分明     豊私立2年連続8回目BABBB三回戦敗退○○●
宮     崎富     島県立3年ぶり2回目CBCBC二回戦敗退−●
鹿  児  島鹿 児 島 実私立4年ぶり20回目BBBBB二回戦敗退−●
沖     縄興     南私立4年ぶり13回目BBBBB一回戦敗退

※五紙評価 (日刊・スポニチ・報知・サンケイ・中日) 詳しくはコチラ

【五紙評価・評価順一覧】
S特A特AAA 大阪桐蔭
特A特AAAA 智弁和歌山
AAAAA 近江 京都国際 九州国際大付
AAAAB 明秀日立
AAABB 横浜
AABBB 仙台育英
ABBBB 日大三 日本文理 愛工大名電 県岐阜商 天理 明豊
ABBCC 一関学院
BBBBB 八戸学院光星 聖光学院 市船橋 二松学舎大付 山梨学院 星稜 敦賀気比 三重 創志学園 高松商 鳴門 明徳義塾 九州学院 鹿児島実 興南
BBBBC 国学院栃木 聖望学園 日大三島 社 盈進 下関国際 海星
BBBCC 札幌大谷 鶴岡東
BBCCC 旭川大高 樹徳 佐久長聖 富島
BCCCC 帝京五
CCCCC 能代松陽 高岡商 鳥取商 浜田 有田工


地方大会勝ち上がり (ベスト8以降)


*北北海道

【準々決勝】
クラーク記念国際 5−0 岩見沢東
旭川大高 7−5 白樺学園
旭川東 7−0 帯広大谷 (7回コールド)
滝川西 9−4 武修館
【準決勝】
クラーク記念国際 2−4 旭川大高
旭川東 7−5 滝川西
【決勝】
旭川大高 7−1 旭川東

旭川勢同士の決勝戦は実に31年ぶり。これを制した旭川大高が3年ぶりの甲子園出場を勝ち取った。
大会を通じて一度もリードを許すことがなく、決勝も初回にいきなり3点の先制攻撃、主導権を握っている。
大会期間中には来年からの校名変更が持ち上がっていたことも話題になった。
53年ぶりの決勝進出、初の甲子園を目指した旭川東は9回に1点を返す意地を見せたが反撃もそこまで。


*南北海道

【準々決勝】
鵡川 2−3 東海大札幌
知内 2−1 札幌日大
北海 0−19 札幌大谷 (7回コールド)
苫小牧中央 6−4 北照
【準決勝】
東海大札幌 1−2 知内
札幌大谷 10−2 苫小牧中央 (8回コールド)
【決勝】
知内 2−7 札幌大谷

どちらもセンバツに1回出場しながらも夏は未経験の学校同士による決勝戦。
打力に勝る札幌大谷がジリジリと引き離して悲願となる夏初出場を果たしている。
準決勝では大会屈指の好投手、苫小牧中央・斎藤をコールドで破るなど打ち勝つ野球で頂点に立った。
知内は中盤まではお誕生日などで食い下がるも、頼みの好左腕・坂本が連投の疲れからか相手打線を食い止められずに涙。


*青森

【準々決勝】
青森山田 16−0 弘前工 (5回コールド)
八戸工大二 − 八戸工大一 (不戦勝)
八戸学院光星 7−4 東奥義塾
青森北 3−6 弘前学院聖愛
【準決勝】
青森山田 1−3 八戸工大一
八戸学院光星 3x−2 弘前学院聖愛
【決勝】
八戸工大一 5−6 八戸学院光星

シード8校中7校がベスト8入り、さらに上位4シードがそのままベスト4と概ね前評判通りに進んだ青森。
そして準決勝から先はどれも僅差の好ゲーム。修羅場をくぐり抜けたのは八戸学院光星だった。
準決勝は昨年代表の弘前学院聖愛にサヨナラ勝ち、決勝は6人の投手リレーで辛くも逃げ切っている。
12年ぶりの決勝進出だった八戸工大一は6回終了時0−6から1点差まで追い上げるも僅かに及ばず。


*岩手

【準々決勝】
花巻東 18−1 水沢 (5回コールド)
盛岡中央 6−4 盛岡三
久慈 0−7 盛岡一 (7回コールド)
一関学院 8−0 盛岡大付 (7回コールド)
【準決勝】
花巻東 2−3 盛岡中央
盛岡一 0−7 一関学院
【決勝】
盛岡中央 2−3 一関学院

2011年以来夏の切符を分け合ってきた花巻東が準決勝で、盛岡大付が準々決勝で脱落していった岩手。
その2強以外で最後に夏の甲子園を知る一関学院がしぶとく競り勝った。決勝以外は全試合完封、大会通じて2失点の堅守が光った。
彗星のごとく現れた剛腕・斎藤擁する盛岡中央は打線が斎藤を援護しきれなかった。
大谷翔平、佐々木朗希に次いでの敗戦で、岩手の剛腕と夏の決勝の取り合わせが負けフラグになりつつある気がしないでもない。


*秋田

【準々決勝】
湯沢翔北 1−2 秋田中央
能代松陽 5−1 大曲工
秋田南 1−0 大館鳳鳴
秋田北鷹 0−13 明桜 (5回コールド)
【準決勝】
秋田中央 6−9 能代松陽
秋田南 6−4 明桜
【決勝】
能代松陽 6−3 秋田南

能代松陽が2013年に学校統合で現在の校名になってからは初の甲子園出場を決めた。
準々決勝以降は全ての試合で先制を許したものの、粘って試合を作り集中打でひっくり返している。
春は地区大会敗退でのノーシードから勝ち上がった秋田南は2年連続で悔しい準優勝。
準決勝では明桜相手に昨年の決勝の雪辱を果たしたが、今回も甲子園にはあと一歩届かなかった。


*山形

【準々決勝】
羽黒 0−7 鶴岡東(7回コールド)
新庄東 4−0 日大山形
東海大山形 11−4 創学館 (8回コールド)
東北文教大山形城北 2−3 山形中央
【準決勝】
鶴岡東 7−0 新庄東 (7回コールド)
東海大山形 8−9 山形中央
【決勝】
鶴岡東 3−2 山形中央

中盤以降は攻めあぐんだものの、序盤のリードを守りきった鶴岡東が3年ぶりの復活を果たした。
大会を通じて決勝の2失点のみ、やらかしも1つだけと守りも堅く、準決勝まで全試合コールドの攻撃に流れを作った。
8年ぶりの甲子園を目指した山形中央も序盤封じられていた打線が奮起して1点差まで追い上げたものの、
鶴岡東の2番手・矢部の前に打線が鎮火してしまいあと一歩及ばなかった。


*宮城

【準々決勝】
仙台育英 4−0 日本ウェルネス宮城
仙台南 6−5 名取北
古川学園 6−1 東陵
聖和学園 13−1 東北 (7回コールド)
【準決勝】
仙台育英 − 仙台南 (不戦勝)
古川学園 0−5 聖和学園
【決勝】
仙台育英 3−1 聖和学園

昨年はベスト8を前にして足をすくわれた仙台育英だったが、今年は盤石。
相手エースの粘りのピッチングに手を焼いたものの、スク水を2回決めるなどほしいところで確実に点を取った。
期せずして準決勝が不戦勝になるなど、今年は日程面でも追い風が吹いていたようだ。
初の決勝進出だった聖和学園東北をコールドで粉砕、仙台育英とも互角に渡り合ったがリリーフした相手エースを打てなかった。


*福島

【準々決勝】
聖光学院 9−5 日大東北
いわき光洋 0−5 東日大昌平
学法石川 3−5 田村
学法福島 2−4 光南
【準決勝】
聖光学院 6−0 東日大昌平
田村 1−4 光南
【決勝】
聖光学院 6−3 光南

やや押され気味の展開ながら、お誕生日一発で奪ったリードを守りきった聖光学院が再び福島の頂点に。
昨年代表の日大東北とぶつかった準々決勝でも3点先制された直後に集中打で逆転と勝負どころを心得ている。
昨年聖光を破って15連覇を阻止した光南は大谷による中断でも集中を切らさず、中断明けに同点に追いつく粘りを見せたが、
相手を上回る10安打を放ちながら聖光学院エース・佐山相手にもうひと押しが足りなかった。


*茨城

【準々決勝】
明秀日立 9−6 龍ケ崎一
境 1−0 水城
つくば秀英 1−2x 霞ヶ浦 (延長10回)
土浦日大 11−0 下妻一 (7回コールド)
【準決勝】
明秀日立 8−1 境 (7回コールド)
霞ヶ浦 0−4 土浦日大
【決勝】
明秀日立 4x−2 土浦日大

センバツ出場の明秀日立が悲願となる夏の甲子園初出場を勝ち取っている。
決勝は先行を許す展開だったものの5回に追いつき、9回にはこの日ノーヒットの3番・佐藤が劇的なサヨナラお誕生日で決めた。
土浦日大は先行して継投で粘ったものの攻め手を欠いて最後は力尽きた。
また、常総学院が創部以来初となる夏の初戦敗退。茨城の勢力図が変わろうとしているのかもしれない。


*栃木

【準々決勝】
真岡 1−8 作新学院 (7回コールド)
足利大付 0−7 国学院栃木 (7回コールド)
宇都宮南 10−7 青藍泰斗
文星芸大付 1−4 佐野日大
【準決勝】
作新学院 5−6x 国学院栃木 (延長10回)
宇都宮南 12−5 佐野日大 (7回コールド)
【決勝】
国学院栃木 8−4 宇都宮南

準決勝で作新学院の11大会連続出場を劇的なサヨナラお誕生日で阻止した国学院栃木
決勝ではリリーフ陣が奮闘して相手の強力打線を食い止め、37年ぶりの復活劇を果たした。
練習時間のほとんどを打撃練習に割くという宇都宮南は強打を武器に決勝まで勝ち上がったが、
決勝では相手の継投にかわされて6回以降無得点に終わり涙をのんだ。


*群馬

【準々決勝】
前橋育英 0−6 樹徳
桐生第一 15−9 関東学園大付
健大高崎 9−0 前橋東 (7回コールド)
利根商 9−2 桐生市商 (7回コールド)
【準決勝】
樹徳 10−7 桐生第一
健大高崎 8−1 利根商
【決勝】
樹徳 6−4 健大高崎

初回にいきなり5得点という鮮やかな先制パンチ。この後5回までに2点差に詰め寄られたが、
エース・亀井の踏ん張りで逃げ切った樹徳が30年ぶりとなる復活劇を見せた。
準々決勝で前橋育英を完封で撃破すると準決勝では桐生第一に打ち勝って、
決勝では健大高崎と、群馬のボスラッシュとでも言うべき3連戦を乗り越えただけに価値が高い。


*埼玉

【準々決勝】
浦和学院 6−1 浦和実
花咲徳栄 10−2 川越東 (7回コールド)
山村学園 7−5 西武台
武南 0−3 聖望学園
【準決勝】
浦和学院 10−5 花咲徳栄
山村学園 4−5 聖望学園
【決勝】
浦和学院 0−1 聖望学園

雨中の決勝戦は虎の子の1点を守りきった聖望学園に軍配。エース・岡部は4安打完封だった。
昨年は初戦でぶつかり4−11でコールド負けした相手に1年越しで最高の形でのリベンジを果たしている。
モリダイ率いるセンバツベスト4・浦和学院は宮城コナンが粘りのピッチングで最小失点に食い止めたものの、
数少ないランナーを活かせずにゲッツーも重ねるなど、父親譲りの噛み合わない攻撃がここで出てしまった。


*千葉

【準々決勝】
拓大紅陵 5−2 習志野
中央学院 3−5 市船橋
木更津総合 7−0 東京学館 (8回コールド)
専大松戸 7−2 成田
【準決勝】
拓大紅陵 5−7 市船橋
木更津総合 6−5 専大松戸
【決勝】
市船橋 13−6 木更津総合

両チーム合わせて35安打という壮絶な打撃戦を制したのは市船橋。15年ぶりに甲子園に帰ってくる。
先発の森本哲星は16安打を浴びて6点を奪われながらも自ら4打点を挙げるジエンゴも披露。
双子の兄・哲太にはランニングお誕生日が飛び出すなど8・9回だけで7点を奪って突き放した。
木更津総合はエース・越井の調子が今一つで6回途中でKO。終盤はリリーフも次々と捕まった。


*東東京

【準々決勝】
関東第一 1−3 城東
小山台 1−8 日体大荏原 (8回コールド)
帝京 7−0 堀越 (7回コールド)
文京 0−17 二松学舎大付 (5回コールド)
【準決勝】
城東 1−6 日体大荏原
帝京 4−7 二松学舎大付
【決勝】
日体大荏原 1−5 二松学舎大付

全試合で先制点を挙げた二松学舎大付が連覇を達成。決勝戦の先制点はノーヒットで奪った。
春夏連続出場は学校史上初めて。初戦敗退の春からの成長の跡を見せられるか。
43年ぶりの決勝進出を果たし46年ぶりの甲子園を狙った日体大荏原は1点を返すのがやっと。
その日体大荏原に敗れた都立城東は準々決勝で関東一を破って大会を盛り上げた。


*西東京

【準々決勝】
日大三 9−1 桜美林 (8回コールド)
日大鶴ヶ丘 4−5 富士森 (延長10回)
東海大菅生 11−1 早稲田実 (8回コールド)
国士舘 8−2 国学院久我山
【準決勝】
日大三 12−1 富士森 (5回コールド)
東海大菅生 4−3 国士舘 (延長10回)
【決勝】
日大三 6−2 東海大菅生

相手のやらかしも見逃さず、大技小技で得点を奪った日大三が逆転勝ち、4年ぶりとなる甲子園出場を決めた。
東海大菅生は中盤以降立ち直った日大三先発・松藤の前に沈黙し、流れを取り戻せなかった。
西でも都立が躍進。都立富士森は初となるベスト4進出を果たして大会を盛り上げた。
センバツベスト4の国学院久我山はベスト8で脱落している。


*神奈川

【準々決勝】
藤沢翔陵 1−8 横浜 (7回コールド)
藤沢清流 2−3x 立花学園 (延長11回)
慶応 0−9 東海大相模
横浜創学館 8−0 三浦学苑 (7回コールド)
【準決勝】
横浜 11−1 立花学園 (6回コールド)
東海大相模 6−2 横浜創学館
【決勝】
横浜 1x−0 東海大相模

決勝での両雄の激突は5年ぶり8回目。1点を争うヒリつく投手戦をサヨナラで横浜が制した。
昨夏の甲子園も経験した2年生・杉山が2安打完封するなど、激戦区神奈川をわずか4失点で勝ち抜けた。
これで決勝の対戦成績を4勝4敗の五分に戻している。
準決勝まで48得点の東海大相模の打線は杉山の前に完全に沈黙してしまった。


*山梨

【準々決勝】
山梨学院 7−1 駿台甲府
東海大甲府 8−1 身延 (7回コールド)
甲府工 4x−3 帝京三
甲府商 5x−4 日本航空 (延長10回)
【準決勝】
山梨学院 6−3 東海大甲府
甲府工 8−1 甲府商 (7回コールド)
【決勝】
山梨学院 17−1 甲府工

終わってみれば15安打17得点の猛攻。山梨の決勝最多得点記録、最多得点差記録を更新した山梨学院が頂点に立った。
事実上の天王山だった準決勝でもライバル・東海大甲府相手に終始主導権を握っての勝利を収めるとあとは一直線。
10年ぶりに決勝に進出した古豪・甲府工は幸先よく先制したもののこれが虎の尾を踏むこととなってしまったか。
秋・春に続いて山梨完全制圧を目指す相手にコテンパンに蹂躙されてしまう羽目になり、16年ぶりの甲子園への夢は露と消えた。


*新潟

【準々決勝】
東京学館新潟 3−14 帝京長岡 (7回コールド)
開志学園 7−14 中越 (7回コールド)
北越 8−2 新潟明訓
新潟 1−3 日本文理
【準決勝】
帝京長岡 1−0 中越 (延長12回)
北越 6−11 日本文理
【決勝】
帝京長岡 1−2x 日本文理 (延長11回)

両エースによる緊迫した投手戦は延長11回サヨナラで日本文理が僅かに上回る形に。
最後は昨夏の甲子園でリアルお誕生日を放った玉木がサヨナラ打を放った。
春夏通じて甲子園初出場を目指した帝京長岡はエース・茨木秀が好投を見せたものの、
打線は日本文理のエース・田中から6回以降はノーヒットに封じ込まれてしまった。


*長野

【準々決勝】
上田西 7−4 上田染谷丘
東京都市大塩尻 3−0 伊那北
岡谷南 3−4x 小諸商
佐久長聖 5−1 篠ノ井
【準決勝】
上田西 2−3 東京都市大塩尻
小諸商 1−3 佐久長聖
【決勝】
東京都市大塩尻 1−7 佐久長聖

秋・春と調子が上がらずにノーシードだった佐久長聖が底力を見せて甲子園の切符を掴んだ。
一昨年の独自大会も含め、これで偶数年の夏の長野は2012年以来6連覇、ジンクスを継続させた。
今野、三沢の二枚看板で勝ち上がってきた都市大塩尻だったが、決勝先発の三沢が試合を作れず、
今野もリリーフ登板直後に失点を許すなど、自慢の看板を佐久長聖打線に粉砕されてしまった。


*富山

【準々決勝】
高岡商 6−2 未来富山
富山商 4−1 新川
富山第一 9−2 魚津工 (7回コールド)
氷見 12−2 福岡 (5回コールド)
【準決勝】
高岡商 11−10 富山商
富山第一 1−6 氷見
【決勝】
高岡商 12−11 氷見

両チーム合わせて35安打の馬鹿試合乱打戦は序盤先行した高岡商を中盤までに氷見が捉える展開。
後半は氷見が再三リードを奪うも、その都度高岡商が追いつくなどして迎えた9回表。
高岡商は2アウトランナーなしからの3連打で試合をひっくり返すとそのまま逃げ切った。
氷見は9回裏に一打逆転サヨナラの場面までは作ったものの馬鹿試合メーカー本家に及ばず。


*石川

【準々決勝】
日本航空石川 2−1 金沢市工
金沢学院大付 1−9 小松大谷 (7回コールド)
星稜 4−3 遊学館
鶴来 14−4 北陸学院 (7回コールド)
【準決勝】
日本航空石川 2−4 小松大谷
星稜 12−0 鶴来 (5回コールド)
【決勝】
小松大谷 3−4 星稜

今年も逆転の星稜は健在だったか。3点を先行されたものの、中盤までにひっくり返して逃げ切ってコロナで失った昨夏の悔しさを晴らした。
マーガードから武内へとつなぐセンバツでもおなじみのパターンに持ち込んで薄氷を踏みつつ頂点に立っている。
連覇を狙った小松大谷も再三に渡って攻め立てたものの、8回にはスク水失敗で同点のチャンスを逃すと、
9回には2アウト二塁からヒットで本塁突入を図るも、好返球に阻まれてジ・エンド。あと1点が遠かった。


*福井

【準々決勝】
啓新 8−3 敦賀
敦賀気比 5−0 丹生
大野 1−2 若狭
北陸 9−5 福井工大福井
【準決勝】
啓新 0−5 敦賀気比
若狭 0−6 北陸
【決勝】
敦賀気比 8−4 北陸

長打こそ一本も無かったもののそつなく得点を重ねた敦賀気比が4大会連続出場を成し遂げた。
エース・上加世田は再三ランナーを背負ったものの傷口を広げずに完投。2021センバツから4季連続出場だ。
北陸は敦賀気比を上回る14安打を放ったものの、集中打には至らず。
中出しややらかし、ARAKAKIなどで5回に失った5点が痛すぎた。


*静岡

【準々決勝】
静清 3−0 静岡商
三島北 3−10 聖隷クリストファー (7回コールド)
静岡 1−3 掛川西
日大三島 8−5 掛川工
【準決勝】
静清 3−0 聖隷クリストファー
掛川西 3−4x 日大三島 (延長13回・タイブレーク)
【決勝】
静清 1−8 日大三島

前日にタイブレークを戦った疲れなど無かったかのように日大三島エース・松永が完投。
春夏連続出場を決め、夏に関しては33年ぶりとなる復活出場を果たしている。
静清はここまで5試合中3試合を完封した投手陣が最後の最後に打ち込まれてしまった。
センバツを取り逃がした聖隷クリストファーは健闘及ばずベスト4で姿を消した。


*愛知

【準々決勝】
星城 4−7 享栄
東邦 4x−3 中部大春日丘 (延長12回)
豊川 2−9 愛工大名電 (7回コールド)
富田 4−9 愛知啓成
【準決勝】
享栄 2−9 東邦 (7回コールド)
愛工大名電 7−4 愛知啓成
【決勝】
東邦 4−7 愛工大名電

6試合で57得点と打線がつながった愛工大名電が連覇を達成。
決勝ではメイデンなし。近年メイデンを捨てて打撃極振り傾向にあるようだ。
東邦は相手に倍のヒットを打たれながらも7回まで同点でしのいだが最後に力尽きた。
大会序盤には中京大中京が初戦となった3回戦で公立の東浦にコールド負けするという波乱も。


*岐阜

【準々決勝】
岐阜第一 5−1 岐阜聖徳
美濃加茂 6−11 県岐阜商
帝京大可児 9−3 岐阜城北
中京 13−0 池田 (5回コールド)
【準決勝】
岐阜第一 1−8 県岐阜商 (7回コールド)
帝京大可児 6−4 中京
【決勝】
県岐阜商 7x−6 帝京大可児 (延長11回)

4点差を追いついて延長戦でサヨナラ、常連校の勝負強さを県岐阜商が見せつけた。
同点に追いついてからは昨年の甲子園でもマウンドに立った小西が好リリーフ。
2人のピッチャーの球を受けてきたキャッチャー・村瀬の渾身の一振りはサヨナラお誕生日となった。
初の甲子園を狙った帝京大可児は8回に集中打で一挙5点、4点リードを奪ったものの逃げ切りに失敗した。


*三重

【準々決勝】
津商 7−3 四日市南
松阪商 3−0 海星
津田学園 3−5 三重
津西 3−8 菰野
【準決勝】
津商 14−0 松阪商 (5回コールド)
三重 6−1 菰野
【決勝】
津商 6−11 三重

9回の攻防だけで両チーム合わせて11点が入った決勝戦は先手を取っていた三重が逃げ切り。
相手エースを9回途中でマウンドから引きずり下ろすと、後続のリリーフも打ち込んで一挙6点を奪った。
津商は10点を追いかける9回裏に意地を見せ、5本の長短打を集めて5点を返したが、
最後は公文式走塁術で三塁憤死となりゲームセット。追い上げムードを自ら断ってしまった。


*滋賀

【準々決勝】
近江 10−0 伊吹 (6回コールド)
比叡山 10−9 彦根工
立命館守山 3−1 彦根東
綾羽 5−3 近江兄弟社
【準決勝】
近江 6−5 比叡山
立命館守山 5−3 綾羽
【決勝】
近江 4−1 立命館守山

2年連続で同じカードとなった決勝戦は今年も近江が雪辱に燃える相手を返り討ちに。
今年の主人公・山田が12奪三振で完投すると、大(橋+翔)は先制打にダメ押しお誕生日の大活躍。
立命館守山は昨年の0−6というスコアから点差を縮めはしたものの、
今年も立ちはだかる山田の壁を超えられず、初めての甲子園には手が届かなかった。


*京都

【準々決勝】
京都外大西 7−6 立命館宇治
龍谷大平安 4−2 京都翔英
乙訓 11−2 京都文教 (7回コールド)
東山 4−9 京都国際
【準決勝】
京都外大西 5−12 龍谷大平安 (8回コールド)
乙訓 3−5 京都国際
【決勝】
龍谷大平安 1−6 京都国際

コロナの後遺症だという左ヒジの不調から決勝がこの夏初先発のマウンドだった京都国際・森下の一人舞台。
不安視されたピッチングでは6回1失点にまとめると、打つ方では逆転の2ランお誕生日。
辞退したセンバツを含めて考えると事実上の4季連続出場を勝ち取った。
龍谷大平安は初回先頭打者お誕生日で先制するも後が続かず。9回は満塁のチャンスを作ったが反撃できなかった。


*大阪

【準々決勝】
近大付 3−5 履正社
近大泉州 0−5 関西創価
上宮 4−1 東大阪大柏原
大阪電通大高 0−8 大阪桐蔭 (7回コールド)
【準決勝】
履正社 3−2 関西創価
上宮 0−8 大阪桐蔭 (7回コールド)
【決勝】
履正社 0−7 大阪桐蔭

激戦区・大阪をたったの1失点で突破。春の王者・大阪桐蔭が投打に隙なく勝ち抜いた。
決勝では9年ぶりとなった履正社相手でも8安打を浴びながら要所を締めて得点を許さなかった。
準々決勝・準決勝と接戦を勝ち抜いた履正社だったが、4回に5安打を集中されての4失点が大きく響いた。
センバツベスト8の金光大阪はその履正社に完敗してベスト8を前にして姿を消している。


*兵庫

【準々決勝】
社 2−0 明石商
長田 4−2 神戸学院大付
神戸国際大付 8−4 市川
滝川二 1−3 加古川西
【準決勝】
社 5−1 長田
神戸国際大付 2−1 加古川西 (延長12回)
【決勝】
社 6−3 神戸国際大付 (延長14回・タイブレーク)

タイブレークに突入した延長13回は両校1点ずつを取り合う死闘になった兵庫の決勝。
続く14回に打線がつながり3点を奪ったがついに夏の甲子園初出場を果たした。
連覇を狙った神戸国際大付は再三チャンスを作るも、社の攻守に阻まれ続けた。
1年生・津嘉山はリリーフで登場した6回から12回までノーヒットピッチングを見せたが力尽きた。


*奈良

【準々決勝】
御所実 0−3 高田商
天理 9−2 奈良北 (8回コールド)
橿原 4−5 生駒 (延長10回)
智弁学園 11−1 大和広陵 (6回コールド)
【準決勝】
高田商 0−7 天理 (7回コールド)
生駒 7−5 智弁学園
【決勝】
天理 21−0 生駒

天理が攻撃の手を緩めずに23安打21得点で大勝を収めて5年ぶりに夏の甲子園に帰ってくる。
スタメンのうち5人が猛打賞、4・5回は続けて打者一巡の攻撃を見せている。
生駒は奈良の二大巨頭のもう片方、智弁学園を春に続けて撃破して堂々の決勝進出を果たすも、
このタイミングでチームにコロナが蔓延。ベストメンバーを組めない不運に見舞われてしまった。


*和歌山

【準々決勝】
桐蔭 4x−3 神島
日高中津 1−15 智弁和歌山 (5回コールド)
和歌山南陵 6−3 日高
市和歌山 0−3 和歌山東
【準決勝】
智弁和歌山 9−2 和歌山南陵 (7回コールド)
桐蔭 10−0 和歌山東 (5回コールド)
【決勝】
智弁和歌山 7−2 桐蔭

昨年の夏優勝校と、100年前の夏優勝校が激突した和歌山の決勝戦。
4本のお誕生日を放った智弁和歌山のパワーが勝り、夏連覇の挑戦権を獲得している。
古豪・桐蔭も一時1点差に詰め寄る粘りは見せたが、36年ぶりの甲子園出場を逃した。
センバツ組同士の潰し合いを生き残った和歌山東だが、準決勝ではエース・麻田の先発温存が裏目に出た。


*岡山

【準々決勝】
岡山城東 6−13 岡山学芸館 (8回コールド)
倉敷商 10−1 関西 (7回コールド)
岡山理大付 8−0 玉島商 (7回コールド)
おかやま山陽 6−10 創志学園
【準決勝】
岡山学芸館 4−5 倉敷商
岡山理大付 2−11 創志学園 (7回コールド)
【決勝】
倉敷商 0−2 創志学園

6失点した準々決勝から立て直して決勝では完封、エースたる所以を見せつけた岡村の投打に渡る活躍で創志学園が優勝している。
3回戦で1イニングだけリリーフを受けた以外は全て1人で投げきりつつ、打っては準々決勝の5打点をはじめ、計8打点を稼ぎ出した。
近年は2018・2019年と秋の中国ベスト4でセンバツを逃すなど甲子園まであと一歩が遠かったが、長澤監督退任の夏に意地を見せた。
連覇を狙った倉敷商だったが、岡村の前に打線が沈黙。散発5安打に抑えられてしまい、3人で2失点と奮闘した投手陣を援護できず。


*広島

【準々決勝】
近大福山 4−2 瀬戸内
盈進 4−3 呉港
崇徳 0−4 広島商
尾道 2−0 呉
【準決勝】
近大福山 0−5 盈進
広島商 1−4 尾道
【決勝】
盈進 9−4 尾道

センバツ組の広陵が3回戦で全国的には無名の英数学館に破れるなど波乱の広島。
混戦を勝ち上がってきた盈進がおよそ半世紀ぶりとなる甲子園行きの切符を掴み取っている。
創部65年目で初の甲子園を目指した尾道はもう1校のセンバツ組・広島商を撃破するも、
エース・坂本は球数制限で決勝は79球まで。先発、リリーフで2回マウンドに登るも盈進打線を封じられず。


*鳥取

【準々決勝】
倉吉北 1−2 倉吉総合産 (延長10回)
鳥取東 9−8 鳥取工
鳥取商 14−1 倉吉農 (5回コールド)
米子東 6−1 八頭
【準決勝】
倉吉総合産 7−1 鳥取東
鳥取商 7−0 米子東 (8回コールド)
【決勝】
倉吉総合産 1−2x 鳥取商 (延長14回・タイブレーク)

延長戦に入ってからはどちらにもZGSが出るなどとにかく1点が遠かった決勝戦。
タイブレーク1イニング目も両校無得点だったが、最後に持ち味の打線が機能した鳥取商がサヨナラ勝ち。
申告敬遠で満塁としてから、最後は5番・坂本が逆転の2点タイムリーを放った。
14回表に中出しすないぽで先制した倉吉総合産は逃げ切れずに初めての甲子園がスルリと逃げていった。


*島根

【準々決勝】
立正大淞南 2−5 開星
飯南 3x−2 松江商 (延長11回)
益田東 10−11 浜田
益田翔陽 4−7 三刀屋
【準決勝】
開星 2−3x 飯南
浜田 5−2 三刀屋
【決勝】
飯南 4−9 浜田

2回表までに6点を奪ってペースを掴んだ浜田がそのまま逃げ切り。18年ぶりの復活を決めた。
中盤以降は相手の粘りに手を焼くも、最低限や相手のやらかしに乗じて突き放し、最後はお誕生日でとどめを刺した。
飯南は準々決勝、準決勝とともにサヨナラ勝ちという神がかり的な粘りを発揮して初の決勝進出。
決勝でも一時は2点差まで追い上げる粘りを見せたが、3回以降はチャンスにもう一本が出なかった。


*山口

【準々決勝】
下松工 3−2 長門
桜ケ丘 2−6 宇部工
下関国際 10−0 岩国商 (7回コールド)
早鞆 1−2 南陽工
【準決勝】
下松工 1−12 宇部工 (6回コールド)
下関国際 4−3 南陽工
【決勝】
宇部工 4−10 下関国際

5回まで0−0だった試合は6回以降一転して激しい点の取り合いに。
2回リードを許したものの、8回に打者14人の猛攻で一挙7点を奪った下関国際が逆転で4年ぶりに甲子園に戻ってくる。
リードをもらった後はエース・仲井が立ち直って相手の攻撃を2イニングヒット1本に封じた。
宇部工は頼みのエース・上田が踏ん張りきれず。リリーフも踏ん張れず、最後はやらかしも出てしまい下関国際に飲み込まれた。


*香川

【準々決勝】
英明 7−0 志度 (7回コールド)
観音寺総合 4−9 高松西
丸亀 12−2 観音寺一 (5回コールド)
坂出商 5−12 高松商 (7回コールド)
【準決勝】
英明 10−3 高松西 (7回コールド)
丸亀 5−11 高松商
【決勝】
英明 4−6 高松商

終盤は両チームに足を攣らせる選手が出るなど消耗戦となった決勝戦は高松商に軍配。
プロ注・浅野の3ランお誕生日などが効いて、コロナ禍を挟んでの3大会連続出場を射止めている。
英明も一時0−5の状態から最後は2点差にまで追い上げるなど攻撃では粘りを見せたものの、
細かな守備の乱れが失点につながるなど、守りの方では粘りきれなかった。


*徳島

【準々決勝】
鳴門 7−3 富岡西
城東 10−0 城北 (5回コールド)
徳島商 2−1 板野
鳴門渦潮 7−2 徳島北
【準決勝】
鳴門 10−0 城東 (5回コールド)
徳島商 2−4 鳴門渦潮
【決勝】
鳴門 6−1 鳴門渦潮

エース・冨田が4試合を1人で投げ抜いた鳴門が春夏連続出場を決めている。
打線も4試合全てで10桁安打と冨田を援護。決勝は先制点、決勝点がともに最低限と取るべきときにキッチリ点を取った。
鳴門渦潮は冨田相手に一度は追いついたものの、打たせて取るピッチングの前に内野ゴロを量産。
やらかしで追加点を許すなど、攻守にわたって鳴門の完成度にはわずかに及ばなかった。


*愛媛

【準々決勝】
今治西 1x−0 吉田
新田 10−0 北条 (5回コールド)
今治北 3−5 松山学院
帝京五 10−3 聖カタリナ (延長11回)
【準決勝】
今治西 5−6 新田
松山学院 1−3 帝京五 (延長10回)
【決勝】
新田 4−6 帝京五

秋も春もベスト16止まりだった帝京五が勝負の夏に覚醒。準々決勝で延長11回に一挙7点を奪っての勝利で勢いづいた。
準決勝も延長戦を制すると、決勝も点の取り合いから5回にリードを奪うと、そのリードを最後まで守りきった。
夏の決勝はこれが7回目の挑戦にして、悲願となる夏の甲子園の切符を勝ち取っている。
昨年8回目の決勝進出でついに壁を超えた新田だったが、今年は一転して再び苦汁をなめる結果に。


*高知

【準々決勝】
明徳義塾 4−1 梼原
高知商 0−6 高知中央
高知 7−2 岡豊
高知工 2−4 中村
【準決勝】
明徳義塾 5−3 高知中央
高知 4x−3 中村
【決勝】
明徳義塾 8−7 高知

これまで何度となく決勝で顔を合わせた両雄の一戦は打ち合いのルーズヴェルト・ゲームに。
昨夏はファラオの異名で愛された吉村が7失点しながらも馬淵監督が心中した投げきった明徳義塾に凱歌が上がっている。
相手を上回る15安打を放ちながらまたも高知は敗戦。一昨年のコロナ禍中にあった独自大会決勝でこそ明徳に勝ったが、
甲子園が懸かった夏の決勝、ということに限れば2011年以降で明徳に8連敗。そろそろ真剣にお祓いでも検討したほうがいいのでは。


*福岡

【準々決勝】
西日本短大付 3−7 飯塚
育徳館 6−7 筑陽学園
九州国際大付 10−4 東筑
福岡第一 1−8 小倉工 (8回コールド)
【準決勝】
飯塚 11−14x 筑陽学園
九州国際大付 9−4 小倉工
【決勝】
筑陽学園 0−1 九州国際大付

強力打線を持つ両校の決勝戦はまさかの投手戦に。
7回までゼロ更新が続く中、九州国際大付は8回に途中出場の白井が貴重なタイムリー。
虎の子の1点をエース・池田が散発3安打完封で守り抜いて春夏連続出場を決めた。
筑陽学園は乱打戦に持ち込んだ準々決勝、準決勝から一転、打線が沈黙してしまった。


*佐賀

【準々決勝】
佐賀商 0−2 龍谷
北稜 2−5 神埼清明
有田工 11−1 佐賀学園 (5回コールド)
東明館 4−2 唐津商
【準決勝】
龍谷 4−5 神埼清明 (延長10回)
有田工 4−3 東明館
【決勝】
神埼清明 2−3 有田工

準決勝、決勝とともにワンチャンスを生かした逆転劇を見せた有田工が佐賀勢としては21年ぶりとなる春夏連続出場を達成。
センバツでもwiki入りしたスイッチヒッター・山口が準決勝で1球ごとに打席を変えてすないぽを勝ち取る様子が世界的にバズった。
ノーシードから決勝にコマを進めた神埼清明は、春までサードだった北原がエースとして覚醒しての快進撃。
春夏通じて初となる甲子園にあと一歩まで迫ったが、7回の3失点で暗転してしまった。


*長崎

【準々決勝】
海星 2−1 鹿町工
大崎 4−3 長崎商
壱岐 2−8 創成館
波佐見 6−2 長崎日大
【準決勝】
海星 5−2 大崎
創成館 2−1 波佐見
【決勝】
海星 9−2 創成館

クリーンアップの3人で8安打6打点と中軸が働いた海星が完勝。3年ぶりの出場を決めた。
やらかしは決勝の1つだけにまとめ、エース・宮原を中心に多彩な投手陣の継投も冴え渡った。
4年ぶりの復活を目指した創成館は打線がなかなかつながらず。
9回にはロングリリーフで力投していた古賀が捕まって決定的な3失点。最後まで流れを掴めなかった。


*熊本

【準々決勝】
九州学院 5−3 専大玉名
翔陽 1−4 東海大熊本星翔
有明 4−11 熊本工 (8回コールド)
秀岳館 1−0 開新
【準決勝】
九州学院 4−3 東海大熊本星翔
熊本工 0−5 秀岳館
【決勝】
九州学院 6−0 秀岳館

投打がガッチリと噛み合った九州学院が決勝戦では相手を圧倒、7年ぶりの復活を果たした。
準々決勝では9回裏で雨天による継続試合、翌日の再開も雨で流れるなど難しい状況もあったが乗り越えてきた。
秀岳館は打線が4安打に封じ込まられてしまい、最後までペースを握れず。
鍛冶舎体制だった2017年以来となる5年ぶりの甲子園出場はならなかった。


*大分

【準々決勝】
大分舞鶴 9x−8 藤蔭
大分商 3−8 佐伯鶴城
明豊 11−1 鶴崎工 (5回コールド)
津久見 6−1 国東
【準決勝】
大分舞鶴 8x−7 佐伯鶴城
明豊 11−3 津久見 (7回コールド)
【決勝】
大分舞鶴 3−12 明豊

3回終了時点で11−0。序盤で勝負を決めた明豊が初めて夏の大分を2連覇して甲子園に戻ってくる。
準決勝まで全試合をコールド勝ち、決勝も終わってみれば9点差と、他校より頭一つ抜けた力を持っていた。
センバツ21世紀枠の大分舞鶴は準々決勝、準決勝と立て続けにサヨナラ勝ち。
とりわけ、準決勝は9回裏に3点差をひっくり返す驚異の粘りを見せたが、決勝ではその展開に持ち込めず。


*宮崎

【準々決勝】
日章学園 1−3 富島 (延長11回)
宮崎学園 0−10 小林西 (5回コールド)
都城泉ケ丘 6−3 小林秀峰
都城商 1−11 宮崎西 (7回コールド)
【準決勝】
富島 4−2 小林西
都城泉ケ丘 6−13 宮崎西 (8回コールド)
【決勝】
富島 2−0 宮崎西

大谷の影響で途中1時間半の中断を挟んだ決勝戦。
そんな雨にも動じずに富島のエース・日高が2安打完封のピッチングを見せて頂点に立った。
強力打線で勝ち上がってきた宮崎西は雨でバットが湿ったかこの日は沈黙。
1点差で耐えていた8回にやらかしも絡んでトドメの1点を奪われ、夏の甲子園初出場はお預けに。


*鹿児島

【準々決勝】
鹿児島城西 4−7 鹿屋中央
鹿児島実 6−0 鹿児島
れいめい 6−12 国分中央
出水中央 6−7x 大島
【準決勝】
鹿屋中央 3−7 鹿児島実 (延長11回)
国分中央 0−7 大島 (7回コールド)
【決勝】
鹿児島実 3−2 大島

決勝はエース左腕同士の緊迫した投手戦。先手を取った鹿児島実がそのまま押し切って4年ぶりの復活を決めた。
秋・春と結果が出ずノーシードとなったが、故障明けのエース・赤崎が初戦で優勝候補・神村学園を11回1失点に封じ、波に乗った。
センバツ出場の大島は9回に1点差まで迫ったもののあと一歩及ばず、初の夏の甲子園を逃した。
それでも準々決勝で9回逆転サヨナラ勝ちした粘りを最後まで存分に見せつけている。


*沖縄

【準々決勝】
未来沖縄 12−9 与勝
宜野湾 0−5 興南
沖縄尚学 11−0 豊見城 (5回コールド)
美里工 2−0 北谷
【準決勝】
未来沖縄 4−6 興南(延長12回)
沖縄尚学 1−0 美里工
【決勝】
興南 7−1 沖縄尚学

コロナ禍で春は出場辞退、ノーシードとなったがなんのその。選手層の厚さを見せつけた興南が頂点に立った。
最速147キロエース・生盛は前日の準決勝でロングリリーフ。決勝では先発に回った安座間が5回1失点と試合を作り、生盛が締めた。
沖縄尚学は序盤のチャンスを逃してペースを掴みきれなかったのが響いての完敗。
準決勝で興南を延長戦まで苦しめたKBC未来沖縄は春王者の沖縄水産を破るなど活躍が光った。

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2022年08月22日(月) 16:25:42 Modified by ktp625




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