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2024春試合結果

第一日(3月18日)
 第一試合 八戸学院光星(青森) 5−3 関東一(東京) (延長11回)
 第二試合 田辺(和歌山) 2−4 星稜(石川)
 第三試合 近江(滋賀) 1−2x 熊本国府(熊本) (延長10回)

第二日(3月19日)
 第一試合 豊川(愛知) 4−11 阿南光(徳島)
 第二試合 敦賀気比(福井) 0−1x 明豊(大分)
 第三試合 学法石川(福島) 0−4 健大高崎(群馬)

第三日(3月20日)
 第一試合 創志学園(岡山) 7−0 別海(北海道)
 第二試合 山梨学院(山梨) 7−1 京都外大西(京都)
 第三試合 耐久(和歌山) 1−7 中央学院(千葉)

第四日(3月21日)
 第一試合 宇治山田商(三重) 5−4 東海大福岡(福岡)
 第二試合 広陵(広島) 3−1 高知(高知)
 第三試合 京都国際(京都) 3−4x 青森山田(青森)

第五日(3月22日)
 第一試合 神村学園(鹿児島) 6−3 作新学院(栃木)
 第二試合 大阪桐蔭(大阪) 7−1 北海(北海道)
 第三試合 愛工大名電(愛知) 2−3x 報徳学園(兵庫) (延長10回)

第六日(3月25日)
 第一試合 日本航空石川(石川) 0−1 常総学院(茨城)
 第二試合 八戸学院光星(青森) 2−3 星稜(石川)
 第三試合 熊本国府(熊本) 0−3 阿南光(徳島)

第七日(3月26日)
 第一試合 明豊(大分) 0−4 健大高崎(群馬)
 第二試合 創志学園(岡山) 0−4 山梨学院(山梨)

第八日(3月27日)
 第一試合 中央学院(千葉) 7 −6 宇治山田商(三重)
 第二試合 広陵(広島) 5−6x 青森山田(青森) (延長10回)
 第三試合 神村学園(鹿児島) 2−4 大阪桐蔭(大阪)
 第四試合 報徳学園(兵庫) 6−1 常総学院(茨城)

第九日(3月28日)
 第一試合 星稜(石川) 5−0 阿南光(徳島)
 第二試合 健大高崎(群馬) 6−1 山梨学院(山梨)
 第三試合 中央学院(千葉) 5−2 青森山田(青森)
 第四試合 大阪桐蔭(大阪) 1−4 報徳学園(兵庫)

第十日(3月30日)
 第一試合 星稜(石川) 4−5 健大高崎(群馬)
 第二試合 中央学院(千葉) 2−4 報徳学園(兵庫)

第十一日(3月31日)
 決  勝 健大高崎(群馬) 3−2 報徳学園(兵庫)



第一日(3月18日)
第一試合 八戸学院光星(青森) 5−3 関東一(東京) (延長11回・タイブレーク)
今季から導入された低反発バットの効果が注目される中始まった開幕戦。
スレ住民の読み通り両校の投手が好投手なことも相まって打球が外野に飛ばない超接戦ペースで試合が進行する。
マモノスレではもはやお馴染み、八戸学院光星の洗平が自慢のストレートで相手をねじ伏せれば、関東一の畠中は緩急自在の投球で次々とゴロで相手打線を片付けていく。
試合が動いたのは5回裏の関東一の攻撃。盗塁と悪送球で得点圏にランナーを進めたところで坂本がタイムリーで先制。洗平がおよよ状態になりかけるもここは1失点で踏ん張る。
試合後半の7回、八戸学院光星は連打と四死球で満塁のチャンスを作ったところで代打小笠原。試合を振り出しに戻す値千金のタイムリーでサンキューガッツの大合唱をうける。
その後8回9回にもお互いのチームが相手のミスを突く形で1点づつ追加。完全に膠着状態のままタイブレークに突入。
10回は無得点で両校凌ぐも11回に八戸学院光星がまたもや萩原による代打タイムリーと相手のミスに付け込んだ隙のない攻めで3点差に突き放す。
後がない関東一はその裏の攻撃でARAKAKI中に1点もぎ取るも、洗平の150球の熱投を継いだ岡本がその後を締め、反撃及ばず敗退。
長打が出ない新世代の戦いは相手の隙を突きあう息詰まる攻防での勝負となった。

第二試合 田辺(和歌山) 2−4 星稜(石川)
近畿大会出場の実力校ではあるものの、神宮王者vs21世紀枠ということでどこまで田辺が粘れるかという話題で始まったこの試合。
2回表、田辺守備陣の悪送球間にせんとandノミが星稜らしからぬ好走塁を見せ先制。
このままズルズルいくかと思われたが3回にはヒットからのメイデン、そして岡本のタイムリーというオーソドックスな攻撃で田辺がすぐに追いつく形に。
星稜も王者の意地か、いつものようにランナーを殺すことなく、相手のミスを突いて再び勝ち越し。
しかしその裏の回には田辺高校も山本の長打から前田の絶妙なスク水成功で勝ち越しを許さない追撃。
序盤は守備の乱れから点が入った試合も中盤には落ち着き始め、両校ランナーは出すが得点が遠い膠着状態に。
これは二試合連続のタイブレークかとマニアがソワソワし始めた9回表、ノミ・中島の連打と寺西のARAKAKIでチャンスを作った星稜は代打東のタイムリー。大きな2点を得る。
後がない田辺はここから意地を見せ、一打同点の状態を作るもリリーフ道本が土壇場でしのぎ切りゲームセット。
神宮王者に21世紀枠が完全に互角の戦いを見せた形になったこの試合。やはり高校野球はわからない。

第三試合 近江(滋賀) 1−2x 熊本国府(熊本) (延長10回・タイブレーク)
常連校近江vs初出場熊本国府というこれまた注目の組み合わせとなった第三試合。
初回はお互い3塁までランナーを進めるも無得点という殴り合いの様相。3回表には岡本のタイムリーで近江が先制するも、返す刀で熊本国府も内田の長打で同点に戻すなどお互い譲らない展開。
しかし中盤になり熊本国府のサカイマサトPの調子が安定してくる。一方近江の西山も得意のスライダーで三振の山を気づいていき膠着状態に。なかなかオミココーさせてくれない展開にスレもまったりとした雰囲気に。
どちらが先に力尽きるかの勝負かと思われたが100球近くなったところで熊本国府は坂井から植田に継投。植田はスク水失敗やら3フィートルールやらのわちゃわちゃがあったもののなんだかんだピンチを背負いつつ乗り切る。
一方近江は膠着状態のままタイブレークに突入するもエース西山を続投。これが仇となった。
近江高校はゲッツーでチャンスを潰してしまった裏の守備、限界が来ていた西山がよんたまからのARAKAKIで散ってしまう形となった。
監督の年齢は二倍以上離れていたが年の功とはいかず近江はまさかの初戦敗退。熊本国府は歴史上初勝利で二回戦へ。


第二日(3月19日)
第一試合 豊川(愛知) 4−11 阿南光(徳島)
現校名初勝利を狙う阿南光は、初回から連打でチャンスを作ると、そこから2本の内野ゴロで最低限の2点を挙げる。
続く2回は2アウトから連続四死球と内安打で満塁とすると、解説からランナーがいるときに急きすぎているといわれていた鈴木爽を豊川ベンチはすっぱりと切る。
継投中心で上がってきた豊川は早めに2番手林優大に変えるものの、2番西村が前進守備のレフト頭上を越す走者一掃のツーベースを放ち、今大会で初めてまともな点差がついた。
援護をもらった阿南光先発吉岡は4イニングで3者凡退をつくるテンポのいいピッチングで強力豊川打線に仕事をさせない。プロ注ニキータ相手も例外でなく、2三振を奪い優位性を築いていく。
6回までヒット1本に抑えられていた豊川は7回にようやく糸口をつかむ。連打とよんたまで2アウト満塁、継投メインの豊川は再び投手打順に代打を投資。その大役を任された三浦が三遊間を破るタイムリーで待望の1点を挙げる。しかし2点目を狙った2塁ランナー鈴木貫は、阿南光のレフト福嶋がワンバウンドストライク送球でホーム封殺。
直後の8回表、豊川4番手中西はヒットとメイデン処理やらかし、さらにはヘッドすないぽとノーアウト満塁の大ピンチ。しかしここを中西が踏みとどまりPZGS達成。
これで流れもにわかに豊川へ傾いたか、その裏ランナー1人を置いて3番ニキータ。2球で追い込まれてからの3球目を引っ張り込むと、ライトポール際へ吸い込まれる2ランお誕生日!新規格のバット史上初の一発が飛び出して2点差まで詰め寄る。
しかしこの嫌な流れを、阿南光は突き放して断ち切った。9回、2番西村からの好打順で鮮やか3連打。よんたまを挟んで6番矢藤にもタイムリー、さらには中西がボーク。豊川は5番手柴田に代えるも初球すないぽ後スク水オールセーフ、さらには中出しよんたまに犠牲フライでこの回打者一巡の6点追加、試合を決定づけた。
意地を見せたい豊川はその裏、1アウト満塁で上位打線に返り1番林優翔がセンターへのタイムリー。ニキータまで打順を回すも最後は空振り三振に倒れZGS試合終了。
接戦続きだった初日3試合から一転、新バットへの高い適応力を見せた阿南光が10桁得点で初戦突破。豊川は3回以降をうまく立ち回っていただけに終盤のいい流れを投壊で不意にしてしまったのが悔やまれる。

第二試合 敦賀気比(福井) 0−1x 明豊(大分)
打力に定評のある高校の対戦になった第二試合は、第一試合に引き続き打撃戦になるかと思われた。
初回から両校とも得点圏にランナーを進めるも、投手や守備陣が踏ん張り得点には繋げないハイレベルの攻防。
問題はこれが9回まで続いてしまったことだった。
お互い得点圏にランナーを置く機会が多く、守備の乱れも少なく、投手も崩れない好ゲームなのだが、あまりにも本塁が遠い。
拙攻感あふれる展開にスレには残尿感が蔓延。唯一盛り上がったのは敦賀気比のアイドル、小哲が登場した時のみという始末。

とあるスレ住のレス「こいつら拙攻の引き出し多いな…」 ID:jWRmETFt0
この言葉がこの試合の進行を的確にとらえている。

9回の裏、明豊は本日何度目かになる得点のチャンス。盛り上がるはずの場面なのに異常なまったり進行のスレッド。
すると明豊4番の石田があっさりとタイムリーを決めサヨナラ。住民が戸惑う中、今年も南こうせつの校歌を甲子園に響かせた。
一方敦賀気比は甲子園初戦4連敗。新たなフラグになりうるか。

第三試合 学法石川(福島) 0−4 健大高崎(群馬)
第三試合の先発は佐藤対決。健大高崎の佐藤 (龍月)が緩急差で三振を奪うピッチングを見せれば、学法石川の佐藤 (翼)も強気のコーナーを突く投球や機動破壊警戒の執拗な牽制でどちらも譲らない構え。
エアロビvs焼肉対決を挟んで5回終了までお互い膠着状態となり、勝負はバッターが投手の球を見極め始める後半戦に持ち越されることとなる。
6回の裏、健大高崎は内野強襲弾でランナーをためると機動破壊モードに移行。執拗に次の塁を陥れ、それに動揺した投手のARAKAKIのタイミングですかさず本塁奪取。先制点を獲得する。
そして一度勢いづいたら止まらないのが機動破壊の恐ろしさである。続く7回にもランナーを二塁に送った途端、9番佐々木のタイムリーで追加点。さらに投手の代わり端を突いて盗塁を敢行し投手を動揺させると、後続もあれよあれよと続き一挙3得点。
しかし学法石川もやられっぱなしでは終わらない。最後のチャンスとなった9回裏に連打とよんたまで満塁のチャンスを作る。
一発出れば同点というところまで漕ぎつけたが、最後はライナーに倒れゲームセット。
自分たちの強みを遺憾なく発揮できた健大高崎に軍配が上がり、一度日銀の記者会見で中断されたBe Togetherが甲子園とマモノスレにこだまするのであった。

第三日(3月20日)
第一試合 創志学園(岡山) 7−0 別海(北海道)
モンマ率いる新生創志学園vs雪国の21世紀枠別海という異色の組み合わせで始まった3日目第一試合。
チームを移籍してもモンマのアグレッシブベースボールのスタンスは変わらない。
積極的に盗塁・走塁を試み、スク水失敗などのモンマイズムを挟みつつも、相手のミスに付け込んだ積極的な攻めで5回までに4−0と突き放す。
別海高校は創志学園の先発山口のテンポのいい投球の前に三振の山を築き、歴史上初Hから数少ないチャンスで畳みかけようとするも、ここぞの場面での一打を許してもらえない。
試合が後半に動いても創志学園のアグレッシブさは止まらない。リスク承知でガンガン走らせ、別海の守備の乱れの間に点差を広げていく
創志学園の山口も疲れからか若干コントロールの乱れが出てくるが、別海打線も決定的な隙を見つけることができない。
最終回では連打で反撃の糸口を掴むが一歩届かず。グラウンドでの練習環境がなかった故か、エラー絡みの失点が多く敗退となってしまった。
創志学園は自校の持ち味を存分に発揮。投打がかみ合った万全な試合運びを見せた。

第二試合 山梨学院(山梨) 7−1 京都外大西(京都)
2試合目は去年の優勝校山梨学院とちょっと懐かしい京都外大西の対戦。両チームとも機動力を生かしたチームカラー。
先制したのは京都外大西。相馬松岡の連打でチャンスを作り、清水のショートゴロの間に1点を加えるが、山梨学院も好判断で最低限の失点にとどめる。
4回裏には山梨学院の反撃。ランナーをメイデンで手堅く三塁まで進めると、スク水警戒シフトをぶっちぎる俊足で河内が生還。試合を振り出しに戻すもその後の1点をめぐる攻防は京都外大西が制し1点どまり。
両校ともハイレベルな駆け引きや好判断が展開し、膠着状態で5回を終える。
大谷が襲来する中での後半戦。6回裏にHとよんたま、メイデンで4回と全くおなじようにチャンスを作った山梨学院は、横山の内野ゴロと二村のタイムリーで二点勝ち越し。
反撃と行きたい京都外大西だったが、リリーフで出てきた山梨学院のエース櫻田にタイミングが合わない。
おまけに大谷に加えグラウンド内にさまざまなものが飛んでくるほどの強風によって、これまでミスがなかった守備にも乱れが生じ、さらに点差を広げられてしまう。
結局試合は暴風雨の中最後まで攻守ともにミスなく野球をした山梨学院が勝利。京都外大西は運にも見放され久々の甲子園勝利を挙げることはできなかった。

第三試合 耐久(和歌山) 1−7 中央学院(千葉)
大谷がすっかり去った第三試合は初出場耐久vs下剋上を狙う中央学院
先制をあげたのは中央学院。よんたまで出たランナーを丁寧に進塁させ、颯佐のタイムリーでサッサと試合の主導を奪いにかかる。
が、ここから耐久が文字通り耐久の構えを見せる。エース冷水の制球が安定せず、たびたび得点圏にランナーを背負うもZGS含める土壇場の耐久力で食らいつく。
しかし守備の方では耐久力をみせた耐久だが、攻撃面では早漏の気があり、あっさりと凡退を重ねていく。
再び大谷が勢いを増し始めた後半戦、ついに耐久力を使い切ってしまったか。中央学院は6回表を颯佐の三凡でサッサと乗り切ると、後続の前半戦と同じく着々とランナーを溜め、青木と水嶋のタイムリーで3得点。ふたたび突き放しにかかる。
だがここから耐久は攻撃面でも耐久の姿勢。7回には連打とすないぽで満塁のチャンスを作ると、岩崎が耐えに耐えてよんたまを選ぶ。119年の耐久の末、歴史上初得点を得る。
だがその代償は大きかった。肘にすないぽをうけ物理的に耐久値を削られてしまった冷水は、先ほど耐えて得点をもぎ取った岩崎の2連続やらかしも絡んで再び3失点。
その後9回2死からよんたまで最後の耐久ををみせるも、後続が続かずここでゲームオーバー。中央学院は13安打と低反発とは思えない猛攻で見事初戦を突破した。


第四日(3月21日)
第一試合 宇治山田商(三重) 5−4 東海大福岡(福岡)
1回裏終了直前の地震サイレン。いきなりバタついたNHKが波乱の予兆かこの試合。
宇治山田商は試合前からインフルエンザや体調不良の選手が出るなど受難続き。
そんななかニュース間になった2回表に最低限で1点先制するも、3回表のチャンネル移動直後に3番中川がヘッドすないぽを受けて負傷交代に。
祟られ気味の山商に対し、東海大福岡は3回裏に山本がタイムリーを放ち同点。山商は早々先発加古からエース田中へ継投、直後2塁ランナー宗を牽制死にして断ち切る。
すると直後の4回表、1アウト2塁で7番中瀬。体調不良の阪口に代わっての起用になった彼がメイデンヒットでチャンスを広げると、途中登板の田中の内野ゴロ間にランナー秋田が生還し勝ち越し。
さらに9番加藤がセーフティスク水を仕掛けるが中瀬が本塁挟殺プレイに。しかしこれを躱してオールセーフにする (記録はともにフィルダースチョイス)と、ここから福岡先発佐藤が立て続けにARAKAKIしてしまい、点差は3点に。
裏の攻撃で本塁頓死で追撃機を逃した福岡だったが続く5回裏、2アウト満塁で中軸に繋ぐと、4番藤本・5番野上が連続タイムリーを放ち同点に追いつく。
山商は直後の6回表、1アウト1,3塁から9番加藤がレフトへのタイムリーで1点勝ち越し。しかし得点ホームを踏んだレフト郷が裏の守りで好捕の際に負傷してしまいここも交代に。
こうなると終盤も一波乱あるか・・・と思われたが、互いにこの後はランナーが得点圏に進むことなく9回裏へ。
山商3番手中村に対し、福岡は先頭の井上がヒットで出塁。力投とともに今日2安打の8番佐藤がフルカウントからバスターエンドランを仕掛けるも、これが痛恨の三振(σ・∀・)σゲッツ!!になり最後の好機が潰れた。
多くのアクシデントを抱えながらも、随所の好守で相手に一線を越えさせなかった宇治山田商は初出場の16年前ぶりの甲子園勝利、ニュース間攻撃の所為でNHKに東海大福岡の校歌が流されることはなかった。

第二試合 広陵(広島) 3−1 高知(高知)
センバツ常連校同士の対決は広陵の開幕長打と失策間の走塁の電光石火の先制からスタート。
初回から援護をもらったことに気を良くしたか、広陵のエース、カカオは例年とは異なり序盤から上々の立ち上がり。
高知高校もガガ地獄をバフに追いつきたいところだったが、純度の高いカカオを攻めあぐねる展開。
追加点が欲しい広陵は3回に只石キャプテンのタイムリーで1点を追加するも、高知高校の辻井→平の粘りの継投を前に決定的な差を作れない。
アナウンサーの連続エラーや雪がちらつくなどのイベントも挟みつつ、序盤はこのままお互い膠着。
後半戦もお互いランナーを出すが得点につながらない鍔迫り合い。
試合は8回裏まで進み高知高校の攻撃。1死1・3塁のチャンスを作るとスクイズを敢行。しかしこれが読まれていて三本間にはさまれ万事休す。
…かと思われたがキャッチャーの送球が走者に当たるハプニング。なんとも珍しい形で反撃の1点を勝ち取る。
このままマモノの勢いを借りて反撃かと思われたが、後続は好守により断絶。9回表には広陵白髪の怒髪天タイムリーで点差を2点に戻し、その裏もきっちりと抑えゲームセット。
実力はそこまで差がなかったが、チャンスをモノにし、ピンチをしのぎ切った広陵に軍配が上がる形となった。

第三試合 京都国際(京都) 3−4x 青森山田(青森)
お互い好投手を備えるためロースコアの試合が予想されていたこの試合、青森山田が京都国際の先発中崎の立ち上がりを襲うよんたまからの三連打。一挙二得点で先制に成功。
このまま青森山田の流れかと思われたが、そこは秋大会防御率0点台の中崎。すぐに形成を立て直す。
京都国際も4回に内野安打で着々とランナーを溜める。長谷川の打球はショート方面に転がったが、この捕球をめぐって青森山田の内野手が交錯。その間に1点を返す。
このまま1点差で後半戦に突入かと思われたが、青森山田は5回に佐藤のタイムリーでもう一度二点差に持ち込む。
前半は青森山田のペースで進んだこの試合だが、後半には京都国際打線が青森山田の投手、関をとらえ始め、徐々に大きい当たりが出てくる。
8回には藤本の二塁打でチャンスを作ると、続く4番の高岸のゴロを青森山田の一塁手がジャッグル。その間に1点を追加する。
さらに京都国際は盗塁でプレッシャーをかける。高岸の盗塁間に三塁にいた藤本がダブルスチールを敢行。見事に連携をかいくぐって得点し、試合を振り出しに戻す。
8回裏も淡々と片づけて良い流れのまま9回に入っていったが、ここで本日攻守連発の青森山田にまたファインプレーが出て、流れをシャットアウト。
その裏には吉川の木製バットから三塁打が生まれ、続く伊藤が三遊間を抜く打球でサヨナラ。
青森山田は意外にもこれがセンバツ初勝利。数々のファインプレーで流れを引き寄せて文字通りのマモリズム守りのリズムで勝利をつかんだ。


第五日(3月22日)
第一試合 神村学園(鹿児島) 6−3 作新学院(栃木)
ビッグネームが続く5日目の第一試合。昨年神宮王準優勝校作新の注目エース小川に作新内野陣が襲い掛かる!
開幕から連続やらかしで作った満塁のピンチを何とかしのぎ切るも、この際利き腕に球を受けた影響か制球が定まらなくなる。
打力に定評のある神村学園は2回以降得たチャンスをモノにし、増田や川下のタイムリーと正林のお誕生日で4点を獲得。前半の主導権を握る。
作新学院も自慢の打力で満塁含む再三のチャンスを作るも決定打が出ず、残塁の山を築く。
しかし後半に入ると安定していた神村学園の守備にポロポロとエラーが出始める。
この隙を逃さない作新はエラー出塁で出したランナーを柳沼のタイムリーで2人返す形で反撃開始。7回にはリリーフに引きずり出した神村のエース今村から連打を重ねさらに1点獲得。
だが6回、7回と満塁のチャンスを作ったわりには得点が少ない。決定打が出せず、気づけば残塁の山。
神村学園それとは対照的に、8回裏にはよんたま出塁からのメイデンを決め集中三連打と効率のいい攻撃で点差を引き離す。
作新は最終回にも一二塁とチャンスを作るもやはり決めきれず敗退。13安打3得点と非常に残尿感があふれる展開を作ってしまったコバリはモリシ賞筆頭に躍り出た。
一方神村学園は夏に見せた打力は健在。今後も打ち勝つ野球に持ち込むことができるか。

第二試合 大阪桐蔭(大阪) 7−1 北海(北海道)
3月末なのに冬並みの寒さの甲子園。気温の利を生かしたい北海だが先発松田の制球が定まらない。
大阪桐蔭の走塁ミス等もあり2回まではなんとかしのぐも、3回には岡江のタイムリーでついに決壊。
一度火が付いた桐蔭打線は宮本平嶋のタイムリーで畳みかけ一挙4得点の猛攻。流石の横綱といった感じ。
しかしこれでお目覚めか、北海高校は4回表に3連打で無死満塁。ここで大阪桐蔭のエラーにより1点をもぎ取る。
しかしやはりよんたまが多い北海。その裏にはまたしても連続よんたまでピンチを招いたところで山路の犠飛により再び4点差。
後半に入っても試合は大阪桐蔭のペース。6回裏にはラマルの犠飛、山路のタイムリーで7つめの得点。
マモノスレでもメインの話題はdubidubiduやBBBBなどの大阪桐蔭の新曲に。
北海高校は大阪桐蔭二番手の中野を攻め立てるも決定打には至らず。
外野陣に何度か好プレーが出たため壮大なレイプ試合にならずに済んだが、やはりよんたま絡みの失点が多く、これを挽回することはできなかった。
大阪桐蔭の西谷監督はこれで甲子園最多勝利監督タイに並ぶ。大勝とはいえエラーや走塁ミスも目立った今試合だが果たして…?

第三試合 愛工大名電(愛知) 2−3x 報徳学園(兵庫) (延長10回・タイブレーク)
学校自慢Vは名電の吹奏楽部に対し、報徳が「7体の二宮金次郎像」で住民の腹筋を破壊して始まった試合。
先頭打者安打から早速名電のメイデンが決まってチャンスを作るが、4番石島のセンター返しを報徳・のあたそがジャンピングキャッチでしのぐ。
スレでもすっかりおなじみの報徳亭今朝丸は3回まで毎回得点圏にランナーを背負う立ち上がりだが、野手がグラブトス(σ・∀・)σゲッツやらレーザービームやら好プレー連発でバックアップ。
一方名電先発の伊東も見事な制球を見せ、報徳のバスター策不発などもあり、スコアボードに淡々と0が並んでいく。
中盤になるとチャンスらしいチャンスも減り、スレは超まったり進行となったが、試合が動いたのは6回表名電の攻撃。
1アウトからヒットで出たランナーを結果メイデンで二塁に進め、5番宍戸がセンターへライナーを放つ。
のあたそが再びダイブするものの今度はわずかにバウンド。二塁ランナーが一気に還って名電が先制する。
負けじと報徳は7回2アウト一塁の場面で、ここまで粘投の今朝丸に代打貞岡という勝負手を打つと、パルプンテ効果があったか盗塁にキャッチャーの送球エラーでランナー三塁のチャンスに。
客席もスレもアゲアゲホイホイの大合唱となる中、貞岡の打球はサードとレフトの間にポトリと落ちるタイムリー。報徳が同点に追いつく。
続く8回表、今朝丸に代わって登板の間木 (マギ)は挨拶がわりのよんたま、名電がすかさずメイデンで1アウト二塁とするが、ここは報徳のカチカチ内野陣がしっかりと守る。
その裏の報徳は2アウトから連打でランナー二、三塁とこの試合最大のチャンスを作るが、名電・伊東がズバッと三振で切り抜ける。これには住民も「よく見える方のイトウ」と絶賛。
9回もお互い守り合いが続いて無得点に終わり、タイブレークマニアを歓喜させつつ10回に突入する。
10回表名電は2番からの好打順。メイデンをしっかり決めてからの申告敬遠で1アウト満塁となり、4番石島の打球は左中間へ。
報徳レフト辻本がなんとか追いついたが最低限で1点。なおも2アウト一、二塁で先制打の宍戸が打席に入るが、マギが気迫の投球で三振。1点で食い止める。
その裏の報徳も2番から。こちらもメイデンを選択すると内野の連係がバタついてフィルダースチョイスとなりノーアウト満塁。
力投を続けていた伊東も動揺したか、低めを攻めるもよんたま中出しで同点となり、なおも満塁できょう2安打の4番斎藤に打順が回る。
初球のストレートを振りぬいた打球はセンター前。三塁ランナーのあたそがサヨナラのホームを踏んだ。
住民大満足の好ゲーム、結果を分けたのはシュビノサだったか。ファインプレー量産の報徳が初戦を制した。


第六日(3月25日)
第一試合 日本航空石川(石川) 0−1 常総学院(茨城)
一回戦最終の組み合わせは被災地輪島から参戦のJAL石川と常総学院の対戦。
霧谷が立ち込める中前半戦はお互い得点圏までランナーを進めるも猶明小林両先発が連打を許さない投手戦となる。
ティワンvsブルーノのインターナショナル学校紹介などを挟みつつ前半は膠着状態。
後半に突入した途端常総学院が動く。ボークとメイデンでランナーを三塁に進めたところで武田の最高の最低限が飛び出し常総らしい手堅い先制。
JAL石川も7回にひなきたその長打で無死二塁のチャンスは作るも、常総池田ァ!のスプラッシュキャッチに阻まれ得点ならず。
試合終盤には霧谷からガチ大谷になりグラウンドもドロドロ状態に。マウンドの投手が足をとられながらもピンチを(σ・∀・)σで凌いだJAL石川。
好守の勢いそのままに寳田のよんだま出塁からひなきたそのHで追い上げを見せるも、最後は(σ・∀・)σに倒れゲームセット。
手堅い1点を堅守で守り抜くというイズム溢れる試合運びで、常総学院二回戦進出。

第二試合 八戸学院光星(青森) 2−3 星稜(石川)
二回戦最初の試合、神宮王者星稜はこの日球が浮きがちな洗平を初回から攻め立てる。芦硲とノミのタイムリーで2点を先制し、なおも満塁というピンチだったが洗平はここを2失点でしのぎ切る。
一方の八戸学院光星も二巡目に入ったところで星稜の先発。佐宗をとらえ始める。よんたまんるいで溜めたランナーを山本のタイムリーで星稜のリードを帳消しに。
しかしここから両先発投手のエンジンがかかりだしたか。打合いになるかと思われた試合は膠着状態で後半に突入する。
後半も先に動いたのは星稜。Hで出塁した服部を二塁に送ると中島が内外野の間に落とすポテンH。この隙に服部が好走。八戸学院光星もいい返球がくるも捕手がこぼしてしまい、星稜勝ち越し。
八戸学院光星も制球が苦しくなってきた佐宗を相手に攻めの姿勢を崩さないが、それでも決定打が出ずについに9回。
代打攻勢で1点を追いランナーを一人置いた場面で好打者砂子田に期待がかかるも、最後はルンバで自滅。攻守走法で粗が出た八戸学院光星が1点をめぐる攻防を落とした形となった。

第三試合 熊本国府(熊本) 0−3 阿南光(徳島)
試合間にVIPの本スレを荒らされた住民が避難所に移って迎えた第3試合。初回、阿南光がいきなり試合を動かす。
よんたまで出たランナーがトゥギャで二塁に進むと、3番福田が初球の難しい変化球をクリーンヒットしてライトオーバーの三塁打で先制。
さらに2アウトから高いピッチャーフライを捕手が深追いして落球する痛いやらかしが出て福田が生還。2点のリードを奪う。
熊本国府・サカイマサトPは気を取り直して2,3回を0に抑えたが、4回にまたも阿南光が仕掛け、先頭ヒット→ダメイデンからのナイメイで2アウト二塁の形とする。
消極的すぎではと住民が疑問の声を上げるが、8番戸田が期待に応えた。インハイの厳しい球を思い切り引っ張ってライトへのタイムリーツーベースに。
反撃したい熊本国府だが阿南光の先発・吉岡が絶好調で、5回までで早くも9三振と糸口をつかめない。
6,7回には先頭にヒットが出るものの、いずれも次打者がPゴロ(σ・∀・)σと、フィールディングでも吉岡が立ちはだかる。
熊本国府が初戦と同じくサカイマサトPから偽ファラオ植田にスイッチすると、こちらも好投でいよいよ試合は3939進行に。
9回裏には1アウトからショートのやらかしで久々に熊本国府が二塁までランナーを進めるが、吉岡はもう一本を許さず、14個目の三振の後ファーストゴロで試合終了。無四死球完封と最後まで隙のないピッチングだった。
終わってみれば両校とも5安打1やらかしだが、ここぞというところでの長打力で阿南光が上回った。スレでは吉岡からお誕生日を含む4点を取った豊川を再評価する声も。


第七日(3月26日)
第一試合 明豊(大分) 0−4 健大高崎(群馬)
本日は大谷の影響で午後からの試合開始。第一試合はこうせつvsトゥギャザーという珍校歌対決。
まず動いたのは健大高崎。1番2番の連打でいきなりチャンスを作ると、Fcと最低限と機動力を生かしたプレーで2点を奪取。
その後は明豊も健大高崎もお互いルンバによる機動自壊を挟みながらも、相手校の鉄壁の守備に阻まれなかなか得点圏にランナーを進めることができない。
試合は後半に入って次の得点はふたたび健大高崎に。6回裏にはエラーで出塁したランナーを三塁に進めると、ここでまたゴロ間のFcで得点。積極的に走る姿勢を崩さない。
7回はスク水を見破られついに終わったかと思ったが、送球エラー間にもう1点獲得。隙あらば走塁。
一方明豊は機動破壊のプレッシャーに屈したか堅いはずの守備陣にポロポロとほころびが出て、トゥギャ崎の攻撃をアシストする形になってしまう。
結局健大高崎はタイムリー無しのマリア様得点のみでの勝ち進み。持ち味を発揮できたことが勝因といえるのではないか。

第二試合 創志学園(岡山) 0−4 山梨学院(山梨)
岡山と山梨、どちらも桃とブドウが名物の県によるフルーツ対決。
2回、ニュース間のマジャで山梨学院のショート平野が指を負傷して交代。いきなりのアクシデントに住民がマモノの気配を感じ始めると、その裏山学は2アウトからツーベースとよんたまで一、二塁のチャンスを迎える。
ここで平野の代わりに8番に入った岩城がセンター前にはじき返す。好返球が戻ってくるもキャッチャーのミットからこぼれてセーフ、山学が先制する。
3回にも山梨学院がよんたまと安打でランナーをためて5番針尾が2点タイムリーを放つと、ここでモンマが動いて先発の明星は降板。しかし代わって出てきた中野がARAKAKIからのよんたまで傷を広げてしまい、続く二村のタイムリーで追加点を許す。
どうにか流れをつかみたい創志だが打線がつながらない。7回にはHからのトゥギャでランナー二塁としたが、ランナーと山学のセンターとラジオ第一の実況がアウトカウントを間違えたかレフトライナーで駆け出して(σ・∀・)σとなってしまう。
一方の山梨学院もランナーは出すが追加点に結びつかない展開で、スレは創志アルプスのチアや幼女が話題のメインになるなどだらけムードに。
9回、創志は先頭打者Hの後(σ・∀・)σでランナーなしになってから意地の連打で初めてランナーを2人置くが時既に遅し、攻め手のちぐはぐさは最後まで解消できなかった。
試合後のモンマの「(山学バッテリーに)ハメられた」発言にちょっとだけスレが盛り上がったものの、やはり2試合しかない物足りなさを感じさせつつ7日目は終わった。


第八日(3月27日)
第一試合 中央学院(千葉) 7−6 宇治山田商(三重)
いつもより30分早く試合が開始しても寝坊しなかったマモノ民たち。今日の第一試合は中央学院vs宇治山田商と文字面だけではどこの高校かわからない高校対決。
本家トゥギャ崎以上の機動破壊力を持つ中央学院はこの試合でも積極走塁。二回には初戦で活躍したサッサ&飯山の出塁からの臼井の最低限で先制。
3回には宇治山田商の送球ミスを見逃さない走塁と盛田のタイムリー、4回にも相手の守備の乱れを追及するかのような連打で序盤で7−0と大きく突き放す。
中央学院の機動破壊に動揺した宇治山田商守備陣とアルプスと実況アナだったが、致命傷を負ったことでいい感じに血が抜けたのか、ここから本来の守備力を取り戻す。
攻撃面でも後半に入って疲れからか球が浮きだした中央学院の先発、臼井をとらえ始め、4回には最低限で1点、6回には小泉と阪口のタイムリー、泉の犠飛で3点差に迫る。
中央学院は継投にサッサを投入。7回はサッサと3凡で切り抜けるも、8回には連打からのARAKAKIとダブルスチールとまるで中央学院のお株を奪うような機動破壊で宇治山田商がついに1点差に迫る。
9回の表を3凡で切り抜け、良い流れのままラストイニングに臨んだ宇治山田商。2アウトでトゥギャを決め得点圏にランナーをすすめ、あと一歩のところまで迫ったが、最後はセンターフライで試合終了。
中央学院は序盤のリードを守り切りベスト8進出。後半に入って雑さが目立った点を明日までに修正できるか。
前半は守備崩壊による一方的なレイプ展開になるかと思われたこの試合であったが、最後までわからないマモノ甲子園らしい展開となった。

第二試合 広陵(広島) 5−6x 青森山田(青森) (延長10回・タイブレーク)
第一試合とはうって変わって第二試合は投手戦の様相を見せる。
青森山田の先発はサクラダサク。名前のとおりのサクサクピッチングがと思いきや、ランナーを背負いつつも何とか抑える粘りの投球で広陵の先制を許さない。
一方広陵の先発は当然カカオ。本日はすないぽやよんたまもありの60%くらいの立ち上がりだが、Hは許さない完成度の高いピッチング。
マモノスレも途中木製バットが折れたり、カメラマン席お水ダイブでの捕球成功などのプレーに湧きながらも、膠着状態の試合展開を緊張の面持ちで見守る流れに。
青森山田はサクサクからエースの関に継投成功。一方、カカオもさらに含有量を増量しノーノーペースの気迫のピッチング。
試合も終盤に差し掛かった8回、広陵はHとよんたまでチャンスを作ると、白髪の打球は三遊間を抜ける形での先制タイムリー。ここに来て試合が動いた。
一方ここから青森山田にも動きが。代打蛯名がカカオのノーノーを破るHを放つと、カカオの含有量が低下しが甘い球が多くなる。よんたまんるいの場面で對馬のタイムリーで試合を振り出しに。
再び膠着状態になるも8回の攻撃で火がついていた広陵打線は先ほどと同じような形でチャンスを作ると、土居・世古口がタイムリーを放ち3点の勝ち越し。
しかし火が付いたのは青森山田も同じだったか。先ほど初Hの蛯名からアウトコース3連打でなんと3点返し再び同点。青森山田はサヨナラを決めたいところだったがスク水を看破され、タイブレーク突入。
このまま殴り合いのタイブレークかと思われたが広陵打線はここに来て冷温停止。一方青森山田は對馬の木製メイデンを決めると原田の特大の最高の最低限であっさりサヨナラ。初のベスト8に進出した。
中盤までの沈黙からのラストのド派手な殴り合いと第一試合に引き続きまさにマモノ甲子園な試合が連続し、スレ住民もご満悦か。なお、この後の二試合もこってりな予感が。

第三試合 神村学園(鹿児島) 2−4 大阪桐蔭(大阪)
どちらも打力に定評のある学校同士の対決となった第三試合。1回表から神村学園は正林のHで三塁に送った走者がARAKAKI中に生還して先制。
一方その裏の攻撃で大阪桐蔭も俊足の境を三塁に送ると徳○の大きな犠飛であっさりと追いつくなどやはり殴り合いの様相。
神村学園先発の上川床は丁寧なピッチングで上手に切り抜けるが、やはり相手は大阪桐蔭。低反発バットでもバカバカ飛ばしてくる。
3回には徳○の外野の頭上を越すタイムリー三塁打、5回には境のミルクティーからのランニングお誕生日で点差がじわじわと離れていく。
大阪桐蔭の先発・森は初回はARAKAKI失点をしてしまったが、それ以降は神村学園の攻撃を散発に抑え、後続の中野へのバトンタッチも成功。
攻撃が湿り気味の神村学園は守備面においても神7時代を彷彿とさせるような拙守がちらほら。とくにサード岩下がARAKAKIを連発しこの試合3エラーと足を引っ張った格好に。
上川床からの継投も失敗し、6回にはエラー絡みで無死満塁にした大阪桐蔭は中野の最低限でさらに一点追加と盤石の逃げ切り体制に入る。
このままズルズルといつもの横綱相撲かと思われたがそうはマモノが卸さない。
神村学園はがけっぷちの9回、今岡と正林の連打であっさり攻めあぐねていた中野から得点。このまま前試合の勢いそのまま追いつくかと思われたが後続は続かずあえなく敗退。
点差こそ2点だが、相手のミスに付け込んで効率よく得点を重ねた大阪桐蔭と、いらぬピンチを作ってしまった神村学園の試合運びがそのまま点数となって表れたような結果になってしまった。
この試合で西谷親方は甲子園勝利数単独トップに。今後どこまで記録を伸ばしていけるか注目である。

第四試合 報徳学園(兵庫) 6−1 常総学院(茨城)
闇に向かっていく甲子園の中開催される本来存在しないはずの闇の春期第四試合。先制したのは報徳学園。闇のすないぽを食らった福留を斎藤が闇のタイムリーできっちりと返す手堅い攻撃。
その後も報徳学園は攻撃の手を緩めない。闇の報徳アルプスから闇のアゲアゲホイホイが響く中、先発の間木は4回には闇のファインプレーのファイ間、5回には闇のどすこいでHなしで2得点。
打撃陣の主力である山岡や橋本にも闇のタイムリーが生まれ、前半だけで報徳学園が5得点でリードを広げる。
常総学園も自らのペースに持ち込みたいところだが、報徳学園・間木の闇の荒れ球を前に、出塁はできても決定打を作ることができないまま前半戦を終えてしまう。
さらに闇が広がりフル点灯となった後半戦、常総学院は闇の継投で平にバトンタッチ。8回には闇のARAKAKIで追加点を許すが、前半大暴れした闇の報徳打線を一時的に封印せしめる。
しかし報徳の間木も球数を重ねるが崩れる気配を見せない。常総学院は8回に森田の闇のツーベースからの片岡の闇の最低限で1点を返すが、点差をひっくり返すような闇の攻勢を許してもらえない。
9回には闇の盛り上がりが足りないで勢いづけたい常総学院だったが、変わった伊藤の闇に溶け込む投球を前にはなすすべなく、闇に飲み込まれてここで敗退。
闇のゲームを制した報徳学園は明日も点灯試合が見込まれる。このまま闇属性を味方につけ、大阪桐蔭の破邪の剣を飲み込むことができるか。


第九日(3月28日)
第一試合 星稜(石川) 5−0 阿南光(徳島)
今大会もついに準々決勝。唯一の公立高校の勝ち上がりの阿南光はエース吉岡を温存し、大坂を先発に送るもこれが大誤算。
甘く入った球をバカスカに打たれ、1回4失点でKO。結局吉岡を登板させることに。
しかし星稜は吉岡も攻略済みだったか。積極的に盗塁を仕掛けてチャンスを作り続け、さらに1点を追加することに成功する。
星稜高校もエース温存で先発は佐宗ではなく戸田を起用するがこちらは大当たり。阿南光打線は力のあるストレートに差し込まれ安打を許してもらえない。
しかし序盤暴れまわった星稜高校打線も、今大会屈指の好投手吉岡からは連打を許してもらえず、中盤以降は沈黙。
なんとか吉岡の頑張りに応えたい阿南光打線だったが、スタメンの二遊間が二人とも感染症で登録を外れるというアクシデントも影響したか、最後まで戸田を攻略することができない。
9回裏二死で福嶋にクリーンヒットが出て一矢報いる姿勢を見せるも後続が倒れ、結局H2本の完封負け。
調子のよい戸田を起用する采配が見事に的中した星稜高校がエースを完全に温存した万全の状態で史上初の春ベスト4に駒を進めた。

第二試合 健大高崎(群馬) 6−1 山梨学院(山梨)
二回戦は山梨学院と健大高崎の関東対決。
健大高崎はエースの佐藤、山梨学院は津島とどちらもこれまでと同じパターンの起用。どちらも好投手ということもあって前半戦はお互い3939の投手戦となる。
だが4回に津島の爪が割れ、ユニフォームへ血がついているのが確認される。これ以降津島はコントロールを乱してしまう。
4回はなんとか乗り切ったもののなぜか5回も続投。しかしやはりコントロールが定まらず、よんたまでランナーを溜め、浮いた球を斎藤、田中、箱山に痛打され4失点で降板。
後続はエースのファミリアが乗り切るものの時すでにモリシ感が強く、マモノスレは吉田監督の地蔵っぷりに荒れたレスが飛び交う。
一方、健大高崎の佐藤も5回に血マメを潰してしまうアクシデントが発生し、こちらは後半から石垣に継投。得点圏にランナーを簡単に背負うが得点を許さない劇場型の投球でこちらは継投を成功させる。
健大高崎は変わったファミリアに対しても攻める手を緩めず、7回には高山箱山の山コンビに連続タイムリーが出て6点差と突き放す。
山梨学院は8回に連打とよんたまで無死満塁のチャンスを作るも最低限の1点のみ。流れを引き寄せることができない。
健大高崎は第二試合とは異なり攻めの姿勢を崩さない形で打ち勝ち。継投によるエースの消耗も避ける形で勢いそのままに決勝の舞台を目指す。

第三試合 中央学院(千葉) 5−2 青森山田(青森)

第三試合はどちらも攻撃力に定評のあるチーム同士の対決。
予想通り試合は1回から動く。青森山田は中央学院の先発、蔵並の立ち上がりに襲い掛かり、吉川の木製タイムリーで先制。
しかし返す刀で中央学院も二回にファンブルで出塁させた青森山田の隙を見逃さず、蔵並上村青木の三連打で逆転。
中央学院はその後も持ち前の積極的な進塁でチャンスを作り続ける。4回には青木が本日二本目のタイムリーで前半で4点のリードを稼ぐ。
一方青森山田は、今日が初登板になる中央学院のエース蔵並の不安定な制球を攻め、毎回得点圏にランナーを送るも、そこからの1本が出ず前半だけで9つの残塁。
大谷の襲撃が心配される後半戦、あいかわらず青森山田は得点圏にランナーを送るが、いざという時に中央学院にもファインプレーが出るなどして、点差を縮めることができない。
だが中央学院も継投した青森山田のエース・関の前に沈黙。決定的な差を作るには至らない。
そのまま試合は終盤に移ったが、ここに来ても得点チャンスを作るも得点できない青森山田。このまま残尿まみれで終わってしまうのかと思われたが9回に對馬と吉川の木製コンビによってついに得点。
反撃はここまでで敗退となってしまったが、残尿感にやきもきしていた住民はスッキリと満足気であった。
中央学院は今日も積極的な走塁と手堅い継投で持ち味を出し快勝。前評判を覆してセンバツ初勝利から一気にベスト4まで進撃することとなった。

第四試合 大阪桐蔭(大阪) 1−4 報徳学園(兵庫)
準々決勝最終試合はお互い何度も対戦経験があるという大阪桐蔭と報徳学園の対決。
先制は報徳学園。1回の裏、大阪桐蔭のエース平嶋が立ち上がりに苦しみ連続よんたまとエラーで無死満塁を作った隙を見逃さず、4番斎藤のタイムリーと5番安井のゴロ間に2点を奪取。
大阪桐蔭も持ち前の攻撃力ですぐに取り返したいところだが、十分な休養を得た報徳亭今朝丸は絶好調。ラマルのあわやお誕生日かという大飛球などもあったがハイペースで3939と片づけられてしまう。
大阪桐蔭は反撃を伺い早めの継投。南がニュース間で報徳打線を片付ける形で継投成功。一方報徳の今朝丸も試合後半になっても調子を崩さず、膠着状態が続く。
大谷が強くなってくる中徐々に風向きが大阪桐蔭になってきた終盤8回、境が快足を飛ばした三塁打でチャンスを作ると吉田がこれに続くタイムリーでようやく1点差に迫る。
さらにタイムリーを打った吉田が負傷し、帰還したばかりの境が再び臨時代走で登場。禁止カード級の臨時代走にスレでは悲鳴が上がるも、報徳の捕手・徳田が値千金のマジャで流れをシャットアウト。
こうなるとがぜん流れは報徳に。目まぐるしい展開に飯塚さんからは感嘆の言葉しか出なくなる中、大阪桐蔭はその裏の報徳の攻撃でエラーでピンチを作ってしまうと、報徳学園が連日の闇のアゲアゲホイホイを開始。満塁にしたところで安井のタイムリーとARAKAKI間の得点で2点を追加して引き離しにかかる。
ラストイニングにかける大阪桐蔭だったが今朝丸の勢いは止まらず。最後には自慢の堅守を見せつけ、報徳学園が二年連続春のセンバツで横綱大阪桐蔭を撃破した。

かくして準々決勝は大谷の恐怖にさらされながらも予定していた4試合を全て終えることができた。1日の休養日を経て、土日にいよいよ春の覇者が決定する。

第十日(3月30日)
第一試合 星稜(石川) 4−5 健大高崎(群馬)
準決勝第一試合、どちらも走塁に定評のあるチームの戦いである。
健大高崎は初回からいつものように相手投手の立ち上がりを攻めるも、ダメイデン(σ・∀・)σなどのらしくない雑な攻撃でチャンスを逃す。
これによって前半戦のながれは星稜に傾いたか。2回裏には振り逃げで出たランナーをきっちりと三塁に送り中島のタイムリーで1点。さらに3回裏には外野の送球エラー間に三塁に進んだランナーをハットリくんがタイムリーでさらに1点追加。
しかし4回表には今度は星稜がエラーで健大高崎にチャンスを献上。加藤の2点タイムリーで試合が振り出しにもどる。
一方健大高崎も直後の4回裏に内野手のエラーで再び星稜の勝ち越しを許すなど、ここにきてやらか試合の様相。
健大高崎は5回には3球3凡、6回にもエラーが出るなど、試合中盤においても攻守において雑なプレーが目立つ。
だが試合終盤に入って開き直ったのか健大高崎はこまけぇこたぁいいんだよ!の精神で「たくさんうってはやくはしる」の脳筋プレーに切り替え。
7回には斎藤高山箱山のタイムリーとランナーの爆走で一挙3得点で逆転。しかし返す刀で星稜もハットリくんの本日二本目のタイムリーで再度追い返し。
8回からは健大高崎は先日血マメを潰しブラッディドラゴンムーンへ進化した佐藤に継投。先日の津島の件もあり、スレ住民と解説の坂口さんが心配する中星稜お得意のルンバにも助けられ見事に抑えきって勝利。歓喜の涙を流した袴チアと共にトゥギャ崎、初の決勝進出へ。
試合としてもやらかしあり殴り合いあり大量得点ありの高校野球らしい内容。スレ住民も「こういうのでいいんだよ」とご満悦であった。

第二試合 中央学院(千葉) 2−4 報徳学園(兵庫)
二試合目は攻撃に定評のある中央学院vs鉄壁の守備を誇る報徳学園の対戦。
報徳学園は1回裏の攻撃にH→メイデンからの斎藤のタイムリーと相変わらず手堅い攻撃で先制。
中央学院も持ち前の機動力と攻撃力でガンガン行きたいところだが、報徳の先発間木の球威のあるストレートと堅い内野陣に阻まれいつものペースがつかめない。
しかしそのような守備陣も頭上を越えられるとどうしようもない。4回には颯佐のタイムリー三塁打で中央学院はサッサと同点に追いつく。
だがやはりこの試合を決定づけるのは守備力か。その裏の報徳学園はエラーとメイデンでランナーを3塁まで進めるとアゲアゲホイホイが始動。辻本のタイムリーと間木のスク水性交で2点の勝ち越しに成功する。
5回にも斎藤のHから山岡のタイムリーで3点差と、前半は報徳学園が主導権を握る形になった。
試合後半中央学院は颯佐をマウンドに送り込む。ストライク先攻の投球で報徳学園に得点圏を作らせない強気の投球。
この頑張りに応えたい中央学院。8回には鉄砲玉青木の長打でチャンスを作ると水嶋のタイムリーでついに1点を返す。しかしここでも報徳学園に好守備が出て、それ以上の追加点を許してはもらえない。
諦めない中央学院は8回裏をサッサと片づけて9回の攻撃へ。颯佐がサッサと出塁すると蔵並のHで同点のチャンスを作る。
しかし最後の1アウトを取りに報徳亭今朝丸が高座に上がり、レフトフライで締めてどっとはらい。報徳学園が二年連続の決勝進出を決めた。
わずかに及ばなかったが、前評判を覆す快進撃や大量のネタの提供に加え、最後の最後までどうなるかわからない粘りを見せてくれた中央学院にもスレ住民からは喝采が贈られた。


第十一日(3月31日)
決  勝 健大高崎(群馬) 3−2 報徳学園(兵庫)
ついにやってきた決勝戦。22年ぶりの優勝を目指す地元勢報徳学園と全高校野球ファンを魅了するスペクタクル健大高崎の対戦。
報徳学園は本日も初回から得点。のあたその脱童貞Hとよんたまで作ったランナーを安井のタイムリーと外野の守備の乱れの間に返して2点先制。
しかし脳筋軍団と化した健大高崎は守備の細かいミスは長打と走力でカバー。直後の1回裏には上毛三山最後の砦、森山のバットが大噴火。2点タイムリーで同点に。
報徳の堅守が伝染したか内外野で好守が出始めたトゥギャ崎。3回裏には斎藤の三塁打から高山の移動間タイムリーで1点追加と流れに乗った攻撃で勝ち越し。
5回にはやはりあやしい守備で逆転のピンチを招くも、ここは先発の石垣が果敢にインコースを攻めて乗り切る。
一方で報徳学園の今朝丸師匠は今日も丁寧なピッチング。トゥギャ崎も勢いに任せて果敢に攻めるも相変わらず鉄壁の内野陣に阻まれ、なかなか安全なリードを取ることができない。
試合後半に入った報徳学園は長打と謎のスネークライン判断失敗で無死二三塁のチャンス。アゲアゲホイホイの声も強まる中、またもや石垣が土壇場で粘り切って無得点。痺れる攻防が続く。
試合終盤、石垣今朝丸の両先発はさらにエンジンがかかりここにきて3939進行。そのような中でも今朝丸師匠の149km/hや代走のスペシャリストが牽制死するなどのネタも発生し、スレのボルテージは最高潮のまま9回に。
ここでクローザーにBDMを持ってきた健大高崎。よんたまで出たランナーの代走が二死からトゥギャを決めるなど最後まで分からない展開だったが、最後は伝家の宝刀ドラゴンスライダーが決まり、決着。
見事健大高崎高校センバツ初制覇。ここにきて大会ベストゲームを更新する大興奮の試合内容からのトゥギャ崎優勝によって、マモノスレには全盛期もかくやというほどのBe togetherがこだました。
一方報徳学園は二年連続の準優勝。来年は三度目の正直と行きたいところである。
2024年03月31日(日) 23:19:31 Modified by ktp625




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