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2023夏出場校

第105回全国高校野球選手権大会


*出場校


北海道   学校名   区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
北 北 海 道クラーク記念国際私立7年ぶり2回目CBCBB二回戦敗退○●
南 北 海 道北     海私立2年ぶり40回目CBBBB三回戦敗退○○●
東北    学校名  区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
青     森八 戸 学 院 光 星私立2年連続12回目BBBBBベスト8−○○●
岩     手花  巻  東私立4年ぶり11回目BBBABベスト8○○○●
秋     田明     桜私立2年ぶり11回目BCCBC二回戦敗退−●
山     形日 大 山 形私立2年ぶり19回目BBCBB一回戦敗退
宮     城仙 台 育 英私立2年連続30回目A特AAAA準優勝○○○○○●
福     島聖 光 学 院私立2年連続18回目CBCBB二回戦敗退○●
関東    学校名   区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
茨     城土 浦 日 大私立5年ぶり5回目BBBBBベスト4○○○○●
栃     木文 星 芸 大 付私立16年ぶり11回目BBCCB三回戦敗退−○●
群     馬前  橋  商県立13年ぶり6回目BCCBC一回戦敗退
埼     玉浦 和 学 院私立2年ぶり15回目AABBA一回戦敗退
千     葉専 大 松 戸私立2年ぶり3回目BAAAA三回戦敗退−○●
東  東  京共 栄 学 園私立初出場CCCBB一回戦敗退
西  東  京日  大  三私立2年連続19回目BBBBB三回戦敗退○○●
神  奈  川慶     応私立5年ぶり19回目AAAAA優勝−○○○○○
山     梨東 海 大 甲 府私立8年ぶり14回目BBBBB二回戦敗退−●
北信越   学校名   区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
新     潟東 京 学 館 新 潟私立初出場CBCCC一回戦敗退
長     野上  田  西私立8年ぶり3回目CBBCB一回戦敗退
富     山富  山  商県立9年ぶり17回目CCCCC一回戦敗退
石     川星     稜私立2年連続22回目BBBAB二回戦敗退−●
福     井北     陸私立7年ぶり4回目BBBCC二回戦敗退−●
東海    学校名   区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
静     岡浜 松 開 誠 館私立初出場BBCCB二回戦敗退○●
愛     知愛 工 大 名 電私立3年連続15回目BBBBA一回戦敗退
岐     阜大 垣 日 大私立5年ぶり6回目BBBBB二回戦敗退○●
三     重い な べ 総 合県立7年ぶり3回目CBCCB二回戦敗退−●
近畿    学校名   区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
滋     賀近     江私立5大会連続17回目BBBAB一回戦敗退
京     都立 命 館 宇 治私立4年ぶり4回目BBBBB一回戦敗退
大     阪履  正  社私立4年ぶり5回目AAAAA三回戦敗退○○●
兵     庫    社   県立2年連続2回目BBBBB一回戦敗退
奈     良智 弁 学 園私立2年ぶり21回目AAAAB三回戦敗退○○●
和  歌  山市 和 歌 山市立7年ぶり6回目BBBBB二回戦敗退○●
中国    学校名   区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
岡     山お か や ま 山 陽私立6年ぶり2回目BBBBCベスト8○○○●
広     島広     陵私立5年ぶり24回目A特AAAA三回戦敗退−○●
鳥     取鳥  取  商県立2年連続4回目CCCCC一回戦敗退
島     根立 正 大 淞 南私立11年ぶり3回目CBCBC二回戦敗退−●
山     口宇 部 鴻 城私立4年ぶり3回目BBCBB一回戦敗退
四国    学校名   区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
香     川英     明私立12年ぶり3回目BBBBB一回戦敗退
徳     島徳  島  商県立12年ぶり24回目BBBBB二回戦敗退○●
愛     媛川  之  江県立21年ぶり6回目BCCCC一回戦敗退
高     知高 知 中 央私立初出場CBBCB二回戦敗退○●
九州    学校名   区分出場歴    五紙評価今大会成績勝敗
福     岡九 州 国 際 大 付私立2年連続9回目BABBA二回戦敗退−●
佐     賀鳥  栖  工県立初出場CBCCB二回戦敗退○●
長     崎創  成  館私立5年ぶり3回目BBBCC三回戦敗退−○●
熊     本東海大熊本星翔私立5年ぶり3回目BBBBB一回戦敗退
大     分明     豊私立3年連続9回目BACBB一回戦敗退
宮     崎宮 崎 学 園私立初出場CBCCC二回戦敗退−●
鹿  児  島神 村 学 園私立4年ぶり6回目BBBBBベスト4○○○○●
沖     縄沖 縄 尚 学私立2年ぶり10回目BABBAベスト8−○○●

※五紙評価 (日刊・スポニチ・報知・サンケイ・中日) 詳しくはコチラ

【五紙評価・評価順一覧】
特AAAAA 仙台育英 広陵
AAAAA 慶応 履正社
AAAAB 専大松戸 智弁学園
AAABB 浦和学院
AABBB 九州国際大付 沖縄尚学
ABBBB 花巻東 星稜 愛工大名電 近江
ABBBC 明豊
BBBBB 八戸学院光星 土浦日大 日大三 東海大甲府 大垣日大 立命館宇治 社 市和歌山 英明 徳島商 東海大熊本星翔 神村学園
BBBBC 北海 日大山形 おかやま山陽 宇部鴻城
BBBCC クラーク記念国際 聖光学院 文星芸大付 上田西 北陸 浜松開誠館 高知中央 創成館
BBCCC 明桜 前橋商 共栄学園 いなべ総合 立正大淞南 鳥栖工
BCCCC 東京学館新潟 川之江 宮崎学園
CCCCC 富山商 鳥取商

地方大会勝ち上がり (ベスト8以降)


*北北海道

【準々決勝】
士別翔雲 10−7 武修館
旭川明成 1−0 旭川志峯
釧路工 1−3 白樺学園
帯広農 10−11 クラーク記念国際
【準決勝】
士別翔雲 2−9 旭川明成 (8回コールド)
白樺学園 5−7 クラーク記念国際 (延長10回)
【決勝】
旭川明成 0−1 クラーク記念国際

投手戦となった決勝戦はエース・新岡が5安打完封。
最後は一打サヨナラのピンチを凌ぎきってクラーク記念国際が初めて春夏連続の甲子園出場を決めた。
初の甲子園を目指した旭川明成はエース・千葉の力投も実らず。
士別翔雲は名寄支部から23年ぶりとなるベスト4入りを果たし、エスコンフィールドの土を踏んだ。


*南北海道

【準々決勝】
函館大有斗 4−8 北海道栄
札幌第一 3−6 札幌日大
札幌光星 2−7 駒大苫小牧
立命館慶祥 2−3 北海
【準決勝】
北海道栄 6−2 札幌日大 (延長10回)
駒大苫小牧 2−7 北海
【決勝】
北海道栄 2−11 北海

決勝戦の解説をかつて甲子園で戦った斎藤佑樹、本間篤史両氏が行ったことでも話題になった南北海道の決勝。
名門らしい堅実な戦い振りを見せた北海が節目となる40回目の夏の甲子園出場を決めている。
48年ぶりの復活を目指した北海道栄は5回に投手陣が制球を乱しての7失点があまりにも痛すぎた。
札幌市内屈指の進学校でもある札幌北札幌南が揃って南北海道本大会進出という初の快挙も。


*青森

【準々決勝】
八戸工大一 5−2 八戸工大二
東奥義塾 0−5 弘前学院聖愛
青森山田 11−1 弘前 (6回コールド)
弘前東 4−11 八戸学院光星 (7回コールド)
【準決勝】
八戸工大一 6−3 弘前学院聖愛
青森山田 0−5 八戸学院光星
【決勝】
八戸工大一 2−3 八戸学院光星 (延長10回)

タイブレークにもつれ込んだ激闘を制したのは八戸学院光星
先発・洗平がベースカバーに入った際に負傷、想定より早くマウンドに上った岡本の粘投が光った。
2回に渡って追いつく粘りを見せた八戸工大一だったがわずかに及ばず。
満塁策を取られたタイブレークで一打サヨナラのチャンスを活かせなかった。


*岩手

【準々決勝】
花巻東 8−1 盛岡誠桜 (7回コールド)
盛岡一 2−1 盛岡四
盛岡三 9−0 専大北上 (7回コールド)
盛岡商 4−3 一関学院
【準決勝】
花巻東 10−4 盛岡一
盛岡三 5−1 盛岡商
【決勝】
花巻東 10−0 盛岡三

3回戦こそ延長11回まで粘られたがこれで吹っ切れたか、その後は快勝続き。
注目のスラッガー・佐々木にお誕生日はなかったものの、花巻東が猛打で4年ぶりの代表を射止めた。
34年ぶりの復活を目指した盛岡三だが投打に圧倒されてしまった。
昨夏代表の一関学院はベスト8で、盛岡大付は初戦で姿を消している。


*秋田

【準々決勝】
明桜 14−3 大館桂桜 (5回コールド)
横手城南 3−6 秋田中央
秋田修英 3−1 湯沢翔北
能代松陽 2−5 秋田商 (延長10回)
【準決勝】
明桜 3−1 秋田中央
秋田修英 3−4x 秋田商
【決勝】
明桜 5−2 秋田商

春の県大会の再戦となった決勝戦は再び明桜に凱歌が上がることに。
ヒットの本数では相手を下回りながらもワンチャンスを活かしてビッグイニングを作った。
秋田商能代松陽の3季連続出場を阻んだものの、
決勝では先発・松橋が連投の疲れからか突如制球を乱して逆転を食らってしまった。


*山形

【準々決勝】
鶴岡東 2−3x 山形中央
九里学園 1−8 東海大山形 (7回コールド)
日大山形 14−7 山形城北 (8回コールド)
山形商 2−9 羽黒 (8回コールド)
【準決勝】
山形中央 2−1 東海大山形
日大山形 7−0 羽黒 (7回コールド)
【決勝】
山形中央 4−6 日大山形

やらかしで生まれた満塁のチャンスから5連打で一気に4点。
チャンスを生かした日大山形が押し切って2年ぶりの優勝を果たした。
山形中央は2年連続決勝で涙を飲むこととなった。
プロ注の二刀流・武田は味方のやらかしの後踏ん張れず。


*宮城

【準々決勝】
仙台育英 5−0 東北
塩釜 1−11 東陵 (5回コールド)
古川工 4−5 利府
古川学園 1−2 仙台城南
【準決勝】
仙台育英 8−1 東陵 (8回コールド)
利府 1−2 仙台城南
【決勝】
仙台育英 18−0 仙台城南

各地で波乱が相次ぐ中、昨夏の王者・仙台育英が危なげなく宮城を突破。
準々決勝で長年のライバルである東北を退けるとあとは一直線だった。
初めて決勝の舞台に勝ち上がった仙台城南は敢えなく玉砕。
それでも、準々決勝、準決勝と1点差の競り合いを制するなど大会を大いに盛り上げた。


*福島

【準々決勝】
聖光学院 10−0 ふたば未来 (5回コールド)
田村 0−7 郡山 (7回コールド)
学法石川 12−2 光南 (5回コールド)
磐城 4−11 会津北嶺 (7回コールド)
【準決勝】
聖光学院 19−5 郡山 (6回コールド)
学法石川 6−3 会津北嶺
【決勝】
聖光学院 11x−10 学法石川 (延長10回)

タイブレークの表の守りで4点を失ったものの、その裏に5点を取り返してサヨナラ。
昨夏甲子園ベスト4の聖光学院が底力を見せつけて連覇を達成している。
学法石川は最後の最後で聖光ウイルスに罹患。ゲッツーを取り損ねたことが響く形に。
創部6年目の会津北嶺が初めてベスト4進出という新興勢力も飛び出してきた夏だった。


*茨城

【準々決勝】
茨城 4−5 明秀日立
霞ケ浦 9−2 土浦湖北 (7回コールド)
土浦日大 4−1 東洋大牛久
常磐大高 5−1 鹿島学園
【準決勝】
明秀日立 2−4 霞ケ浦
土浦日大 6−2 常磐大高
【決勝】
霞ケ浦 3−5 土浦日大

3点ビハインドの9回に一挙7安打を集めての大逆転劇。
粘りを見せた土浦日大が5年ぶりに頂点へと駆け上がった。
プロ注・木村擁する霞ケ浦はあとアウト1つから暗転。土浦日大の執念に屈した。
進学校の茨城常総学院を撃破してベスト8入り。昨夏代表の明秀日立相手にも大健闘した。


*栃木

【準々決勝】
佐野日大 4−5 青藍泰斗
白鴎大足利 1−7 作新学院
文星芸大付 3−2 烏山
矢板中央 4−7 国学院栃木
【準決勝】
青藍泰斗 9−13 作新学院
文星芸大付 13−2 国学院栃木 (7回コールド)
【決勝】
作新学院 5−6x 文星芸大付

文星芸大付が16年ぶりの復活。準決勝で昨夏代表の国学院栃木を粉砕すると、
決勝ではセルフジャッジで一度優勝を喜んだキャッチャーの黒崎が追いつかれたその裏にサヨナラお誕生日。
ジェットコースターのような9回の攻防を経ての復活劇であった。
センバツベスト8の作新学院は9回に4点差を追いつく粘りを見せたが、2年連続でサヨナラお誕生日で夏を終える羽目に。


*群馬

【準々決勝】
健大高崎 10−3 関東学園大付 (7回コールド)
伊勢崎清明 7−14 桐生第一 (8回コールド)
高崎商 2−8 樹徳
前橋育英 2−3 前橋商
【準決勝】
健大高崎 0−1 桐生第一
樹徳 2−10 前橋商
【決勝】
桐生第一 2−3x 前橋商

前橋商が群馬の公立勢としては実に11年ぶりとなる優勝を逆転サヨナラで果たした。
失点はいずれもやらかしが絡んだものだったが、最少失点に食い止めたのが大きかったか。
桐生第一は準決勝で健大高崎を完封したエース・中村が決勝で打球が直撃。
それでもマウンドを守り続けたが、あとアウト1つが遠かった。


*埼玉

【準々決勝】
昌平 8−7 東農大三
花咲徳栄 10−0 秀明英光 (5回コールド)
浦和学院 7−0 埼玉栄
川越東 3−0 春日部東
【準決勝】
昌平 6−7 花咲徳栄
浦和学院 9−0 川越東 (7回コールド)
【決勝】
花咲徳栄 2−7 浦和学院

小刻みに4人のピッチャーをつぎ込んだ浦和学院が2年ぶりとなる王座奪還。
5番の三井は3打席連続タイムリーに2すないぽと色んな意味で大当たりであった。
花咲徳栄は秋春王者の昌平に甲子園の壁の高さを教え込んだものの、
決勝では相手を上回る13安打を放ちながら要所をかわされてしまった。


*千葉

【準々決勝】
木更津総合 4−8 千葉商大付
市船橋 1−4 習志野
専大松戸 2x−1 拓大紅陵 (延長12回)
東京学館 4−8 志学館
【準決勝】
千葉商大付 0−8 習志野 (7回コールド)
専大松戸 15−7 志学館 (7回コールド)
【決勝】
習志野 7−8x 専大松戸

いわゆるルーズヴェルトゲームになった決勝戦は専大松戸に軍配。
プロ注・平野が準決勝で炎上、決勝では登板させないという持丸監督の決断も功を奏したか。
初回に幸先よく先制、6回には4安打を集めて逆転した習志野は逃げ切れず。
名物の美爆音を甲子園に連れてくることは叶わなかった。


*東東京

【準々決勝】
岩倉 8−1 修徳 (8回コールド)
都文京 0−11 共栄学園 (6回コールド)
実践学園 2−9 城西大城西 (8回コールド)
東亜学園 5−3 日大豊山
【準決勝】
岩倉 4−5x 共栄学園
城西大城西 4−10 東亜学園
【決勝】
共栄学園 12−6 東亜学園

センバツ出場の二松学舎大付、さらに関東一や春の都大会覇者の帝京がベスト8を前に全滅。
荒れに荒れた都大会を制したのは度々サードにマモノを召喚した共栄学園
東亜学園は二度逆転したものの、最後は共栄学園の勢いに飲み込まれて東東京転属後初の夏の甲子園を逃した。
8強入りの日大豊山は競泳との二刀流・光永が話題に。都文京は東西の都立で唯一の8強入りを果たした。


*西東京

【準々決勝】
日大三 3x−2 駒大高
創価 3−9 明大中野八王子
佼成学園 0−3 早大学院
日大鶴ケ丘 10−3 早稲田実 (7回コールド)
【準決勝】
日大三 14−4 明大中野八王子 (6回コールド)
早大学院 2−6 日大鶴ケ丘
【決勝】
日大三 3−1 日大鶴ケ丘

5年ぶりに決勝で実現した日大ダービーは前回と同じく日大三が制した。
エース・安田は5安打でお誕生日の1点のみに抑えての完投。
日大鶴ケ丘は同点の6回にノーアウト満塁のチャンスを作るもPZGSで無得点に終わったのが痛かった。
大会前に再び監督が交代した東海大菅生はベスト16で脱落。上田前監督は助監督で残ったのでこの場からはいなくならなかったが。


*神奈川

【準々決勝】
慶応 7−2 横浜創学館
東海大相模 4−1 桐光学園
相洋 0−5 横浜
日大藤沢 2−3 横浜商
【準決勝】
慶応 12−1 東海大相模 (6回コールド)
横浜 12−2 横浜商 (6回コールド)
【決勝】
慶応 6−5 横浜

土壇場9回に渡辺千の逆転3ランお誕生日が飛び出した慶応が春夏連続出場。
準決勝では東海大相模を圧倒するなど、自慢の打力に磨きをかけてきた。
3連覇を狙った横浜はゲッツーを微妙な判定で取り逃がした直後の被弾に泣いた。
古豪・横浜商も久しぶりにベスト4に勝ち上がったが、今年も私学の壁は高かった。


*山梨

【準々決勝】
甲府工 11−0 吉田 (7回コールド)
東海大甲府 15x−11 青洲 (延長10回)
山梨学院 8−5 日大明誠
駿台甲府 6−1 日本航空
【準決勝】
甲府工 10−14 東海大甲府
山梨学院 7−9 駿台甲府 (延長10回)
【決勝】
東海大甲府 6−2 駿台甲府

大会直前、新チーム発足から絶対的なエースであり打線の主軸でもあった田頭が行方不明という事態に陥った東海大甲府
怪我やクビなど様々な噂が飛び交ったが、真意のほどは不明。因みにエースナンバーを背負ったのはなんと1年生である。
そんなこんなで「谷間世代」だの「捨て年」だの散々言われたが、蓋を開けてみれば全試合10桁安打、計7本のお誕生日という強打で山梨を制した。
奇しくも田頭がいなくなったことが、いい起爆剤になってしまったようである。
山梨史上最速投手・平井を擁し、センバツ王者の山梨学院を倒して34年ぶりの決勝進出を果たした駿台甲府であったが
初の夢舞台への切符は、その手からスルリと抜け落ちてしまった。
余談だが駿台甲府34年前の決勝も、同じく東海大甲府の前に敗れている。

*新潟

【準々決勝】
三条 4−5 北越
東京学館新潟 9x−8 日本文理
中越 6−3 高田北城
新潟明訓 6−7 加茂暁星
【準決勝】
北越 0−6 東京学館新潟
中越 10−3 加茂暁星 (8回コールド)
【決勝】
東京学館新潟 6x−5 中越

東京学館新潟が悲願の甲子園初出場をサヨナラで勝ち取っている。
準々決勝でも常連・日本文理をサヨナラで破るなど、堂々の勝ち上がりであった。
中越は序盤を優位に進めて最大4点のリードを奪ったものの逃げ切りに失敗。
最後はエース・野本を再度マウンドに戻して運命を託したものの実らなかった。


*長野

【準々決勝】
上田西 2−0 東海大諏訪
ウェルネス長野 8−1 小諸商
松本第一 1−3 都市大塩尻
松商学園 11−0 諏訪清陵 (5回コールド)
【準決勝】
上田西 3−0 ウェルネス長野
都市大塩尻 6−11 松商学園
【決勝】
上田西 7−6 松商学園

7回を終えて1−1だった決勝戦は8・9回に大きく動いた。
お誕生日を含むヒット6本を集めて逆転した上田西が辛くも逃げ切り、8年ぶりの優勝を掴んだ。
松商学園は1点差に迫られた状況で送り出したリリーフが代わり端に痛恨の被弾。執念の反撃も及ばず。
その松商学園をかつて率い、今年はウェルネス長野をベスト4に導いた中原監督が勇退を表明している。


*富山

【準々決勝】
富山商 6−0 不二越工
高岡第一 10−0 石動 (5回コールド)
高岡向陵 1−3 高朋
新川 2−6 富山北部
【準決勝】
富山商 8−1 高岡第一 (8回コールド)
高朋 5−8 富山北部
【決勝】
富山商 7−3 富山北部

富山商が9年ぶりに復活。6大会連続出場を狙った高岡商が初戦で敗退する一方でもう片方の名門は結果を残した。
決勝戦は下位の7〜9番が5安打。4回ホームを踏むなど下位が作ったチャンスを上手に生かした。
一度は追いついた富山北部だったが試合運びで上回られて涙。
54年ぶりとなる甲子園出場には届かなかった。


*石川

【準々決勝】
星稜 11−4 金沢商 (7回コールド)
小松工 0−19 小松大谷 (5回コールド)
遊学館 9−3 金沢学院大付
金沢 3−6 日本航空石川 (延長10回)
【準決勝】
星稜 6−5 小松大谷
遊学館 6x−4 日本航空石川
【決勝】
星稜 6−5 遊学館

秋、春、夏とベスト4の面子が完全に固定された今年の石川。星稜が春に続いて夏も頂点に立った。
最大4点リードを一度は追いつかれたものの、最後は振り切って夏の連覇を達成している。
遊学館は秋・春と阻まれた準決勝をサヨナラお誕生日で突破したものの、
決勝では追いつくまでが精一杯で最後までリードを奪うことはできなかった。


*福井

【準々決勝】
丹生 4−3 若狭
坂井 0−9 北陸 (7回コールド)
福井工大福井 12−0 敦賀工 (5回コールド)
敦賀気比 0−9 福井商 (7回コールド)
【準決勝】
丹生 2−5 北陸
福井工大福井 1−3 福井商
【決勝】
北陸 6−5 福井商

辛くも逃げ切った北陸が初となる春夏連続出場を決めている。
先発・川上がアクシデントで早々に降板する中、本調子ではないエース・友廣が粘りのロングリリーフを見せた。
終盤に猛追を見せた福井商だったがあと1点が遠かった。
その福井商にコールド負けの敦賀気比はアズマ監督が退任を表明。学校側は辞表を受理しなかったそうだが……?


*静岡

【準々決勝】
加藤学園 2−5 藤枝明誠
掛川西 0−7 浜松開誠館 (7回コールド)
常葉大菊川 3−5 東海大静岡翔洋
聖隷クリストファー 1−3 日大三島
【準決勝】
藤枝明誠 6−7x 浜松開誠館
東海大静岡翔洋 5−3 日大三島
【決勝】
浜松開誠館 12−8 東海大静岡翔洋

両チーム合わせて32安打という猛烈な打ち合いとなった決勝戦。
常に先手を取り続けた浜松開誠館が悲願となる甲子園初出場を決めている。
出場した10人が全員H。14安打を食らったエース・近藤を援護した。
4人の投手をつぎ込んだ東海大静岡翔洋だったが相手の勢いを止められなかった。


*愛知

【準々決勝】
愛工大名電 10−0 享栄 (7回コールド)
中部大春日丘 7−4 中部大一
愛知啓成 6−1 豊川
中京大中京 14−1 杜若 (5回コールド)
【準決勝】
愛工大名電 8−5 中部大春日丘
愛知啓成 2−12 中京大中京 (5回コールド)
【決勝】
愛工大名電 4−3 中京大中京

愛知を代表する名門同士の決勝戦を制したのは愛工大名電
2005−07年以来となる夏の3連覇を達成している。
初回に幸先よく先取点を奪った中京大中京だったがやらかしも絡んで逆転を許す。
8回には3番・山田のこの日2本目となるお誕生日で追いすがったものの届かなかった。


*岐阜

【準々決勝】
中京 10−11 帝京大可児 (延長10回)
大垣日大 5−4 岐阜第一
長良 0−12 市岐阜商
県岐阜商 10−5 大垣養老
【準決勝】
帝京大可児 4−11 大垣日大 (延長10回)
市岐阜商 2−0 県岐阜商
【決勝】
大垣日大 4−3 市岐阜商

8回に同点お誕生日で流れを掴んだ大垣日大が動揺を見逃さず3連続よんたまのあと決勝タイムリー。
試合巧者ぶりを見せつけ、春夏連続出場を成し遂げている。
15年ぶりの復活を目指した市岐阜商は9回に1点差に詰め寄ったものの、
なおもランナー2人を残したものの後続が断たれてしまい涙をのんだ。


*三重

【準々決勝】
いなべ総合 7−0 白山 (8回コールド)
松阪商 0−8 津田学園 (7回コールド)
津商 4−1 三重 (延長10回)
宇治山田商 13−2 木本 (6回コールド)
【準決勝】
いなべ総合 9−4 津田学園
津商 2−3x 宇治山田商 (延長10回)
【決勝】
いなべ総合 7−6 宇治山田商

一時は逆転を許したいなべ総合が7・8回にマリア様戦法で1点ずつを挙げて再逆転。
今年はいい意味でのファンタジスタぶりを見せて7年ぶりの優勝を決めている。
16年ぶりの復活まであと一歩に迫った宇治山田商だったが、同点の8回に守りが乱れて痛恨の失点。
相手を上回る12安打を放ちはしたものの、投手陣が10四死球と乱れたのも響いた。


*滋賀

【準々決勝】
近江 3−0 比叡山
甲西 2−9 八幡商 (7回コールド)
滋賀学園 6−2 立命館守山
綾羽 2−9 彦根総合
【準決勝】
近江 11−1 八幡商 (6回コールド)
滋賀学園 2−1 彦根総合
【決勝】
近江 8−7 滋賀学園

試合終盤に突如としてノーガードの殴り合いと化した決勝戦は近江が制した。
コロナ禍を挟んでの5大会連続となる夏の甲子園出場を決めている。
滋賀学園も最後まで近江を追い詰めたが、9回のメイデンは打席を飛び出してしまっており反則で無効に。
最後はピッチャーライナーでゲームセットと最後に流れを掴み損ねてしまった。


*京都

【準々決勝】
龍谷大平安 2x−1 京都成章 (延長10回)
宮津天橋 2−9 立命館宇治 (7回コールド)
京都国際 1−4 立命館
京都翔英 9−1 福知山成美 (7回コールド)
【準決勝】
龍谷大平安 0−2 立命館宇治
立命館 6−13 京都翔英 (8回コールド)
【決勝】
立命館宇治 7x−6 京都翔英

宇治ダービーとなった決勝戦は立命館宇治がサヨナラで制して4年ぶりの復活。
準決勝で散った兄弟校の敵討ちを果たす格好ともなっている。
京都翔英も土壇場の9回に追いつく粘りを見せたが、
裏の守りで先頭をやらかしで出してしまったのが致命傷となった。


*大阪

【準々決勝】
関大北陽 2x−1 興国
履正社 8−1 大阪 (7回コールド)
大阪桐蔭 11−2 大体大浪商 (7回コールド)
箕面学園 5−3 大阪偕星 (延長10回)
【準決勝】
関大北陽 4−8 履正社
大阪桐蔭 3x−2 箕面学園 (延長10回)
【決勝】
履正社 3−0 大阪桐蔭

独自大会を除いた夏の大阪予選で12連敗中だった天敵をシャットアウト。
センバツ組同士の決勝戦は履正社が福田の快投で制している。
大阪桐蔭は3安打に封じられ、守りにもミスが出るなど例年の完成度には程遠く。
粘ってチャンスを待った前田はここで脱落。大阪桐蔭は6季連続での甲子園出場を逃した。


*兵庫

【準々決勝】
神戸第一 3−6 神戸国際大付 (延長10回)
市川 3−10 社 (8回コールド)
滝川二 10−1 市西宮 (7回コールド)
津名 0−8 明石商 (7回コールド)
【準決勝】
神戸国際大付 1−2x 社 (延長10回)
滝川二 1−2 明石商
【決勝】
社 5x−4 明石商

準決勝、決勝とサヨナラで勝利を収めたが3季連続出場を果たしている。
センバツ準優勝の報徳学園を破った神戸国際大付を昨夏、今春に続いて撃破。この1年で3勝1敗と相性の良さも出た。
明石商は1点を追う9回にお家芸のスク水で同点に追いつく執念を見せたものの、
続くチャンスをホームゲッツーで潰してしまい勝ち越せなかったのが響いた。


*奈良

【準々決勝】
高田商 13−0 大和広陵 (5回コールド)
天理 11−0 磯城野 (6回コールド)
御所実 5−6 橿原学院
智弁学園 13−2 高田 (6回コールド)
【準決勝】
高田商 10−7 天理
橿原学院 2−9 智弁学園 (7回コールド)
【決勝】
高田商 1−8 智弁学園

打線好調の智弁学園が決勝も爆発。
3本のアーチを描いての圧勝劇。準優勝した一昨年以来となる夏の甲子園出場となった。
高田商天理に逆転勝ちするなどして60年ぶりの復活が視野に入ったものの、
決勝では初回先頭打者の初球をお誕生日にされて出鼻をくじかれてしまった。


*和歌山

【準々決勝】
市和歌山 5−2 新宮
和歌山南陵 9−2 近大新宮 (8回コールド)
桐蔭 9−2 海南 (8回コールド)
南部龍神 7−16 和歌山北 (7回コールド)
【準決勝】
市和歌山 3−0 和歌山南陵
桐蔭 2−8 和歌山北
【決勝】
市和歌山 5x−4 和歌山北

タイブレークに突入した10回の攻防ではお互いに0を並べ合うなど緊迫した守り合いになった決勝戦。
最後は市和歌山が9番・熊本の値千金のサヨナラタイムリーで競り勝った。
智弁和歌山がまさかの初戦敗退という激震も走る中、
開幕戦に登場し、決勝でもあと一歩まで迫った和歌山北の快進撃も光った。


*岡山

【準々決勝】
岡山学芸館 2−3 岡山理大付
倉敷商 3x−2 倉敷工
おかやま山陽 6−4 就実
岡山東商 0−10 玉野光南 (6回コールド)
【準決勝】
岡山理大付 2−6 倉敷商
おかやま山陽 9−2 玉野光南 (7回コールド)
【決勝】
倉敷商 2−4 おかやま山陽

秋を制していたおかやま山陽が夏も頂点に。6年ぶりとなる夏の甲子園出場を決めた。
二度に渡ってリードを奪われたもののその都度追いつき、キャプテン・渡辺が決勝タイムリーを放った。
倉敷商は追いかける展開になってから打線が沈黙。
おかやま山陽の3番手・井川相手には3イニングでヒット1本と火消しされてしまった。


*広島

【準々決勝】
広陵 3−0 如水館
広 0−5 呉港
崇徳 4−20 広島商 (5回コールド)
盈進 1−9 広島新庄 (7回コールド)
【準決勝】
広陵 10−0 呉港
広島商 11−8 広島新庄
【決勝】
広陵 3−2 広島商

広島を長きに渡って牽引してきた二大巨頭による9回目の夏決勝直接対決。
わずか3安打に封じられながら5番・只石が全打点を挙げた広陵が競り勝って
夏の決勝での対戦成績を5勝4敗、白星を1つ先行させた。
4試合連続10ケタ得点と強打で勝ち上がった広島商だが、広陵エース・高尾を攻略しきれず。


*鳥取

【準々決勝】
鳥取城北 7−0 鳥取工 (8回コールド)
米子北 1−3 鳥取商
倉吉東 4−5 鳥取西
米子東 6−4 米子松蔭
【準決勝】
鳥取城北 3−4 鳥取商 (延長10回)
鳥取西 4−3 米子東
【決勝】
鳥取商 2−1 鳥取西

鳥取商が初となる連覇を達成。甲子園初勝利を目指して聖地に乗り込んでくる。
準決勝ではセンバツ出場の鳥取城北も延長線の末に撃破するなど、4試合中3試合を1点差で制した。
歴代105回の予選皆勤賞の伝統校・鳥取西は打線が鳥取商の投手陣の前に沈黙。
ARAKAKIの間に一時は同点に追いついたが、流れを掴むまでには至らず。


*島根

【準々決勝】
大社 7−2 出雲
益田東 5−1 大田
立正大淞南 6−3 開星
松江西 7−4 松江工
【準決勝】
大社 1−2 益田東
立正大淞南 14−4 松江西 (5回コールド)
【決勝】
益田東 0−3 立正大淞南

完封勝利で締めくくった立正大淞南が11年ぶりに復活。
石見智翠館開星といった県内のライバル私学を次々に破っての勝ち上がりだった。
益田東は散発5安打に封じられ、やらかしも失点につながるなど攻守に一枚上回られて終戦。
4強入りの松江西は大会前に監督が育成功労賞を受賞、その手腕をいかんなく発揮した。


*山口

【準々決勝】
宇部鴻城 5x−4 岩国
下関西 1−3 高川学園
徳山 3x−2 宇部工 (延長10回)
南陽工 1x−0 下関国際 (延長10回)
【準決勝】
宇部鴻城 2−1 高川学園
徳山 0−10 南陽工 (6回コールド)
【決勝】
宇部鴻城 7−0 南陽工

秋・春と準優勝だった宇部鴻城が夏はついに頂点に。4年ぶりの復活を決めた。
準決勝では秋・春と決勝で屈した高川学園に競り勝って弾みをつけた。
南陽工は準々決勝で昨夏甲子園準優勝の下関国際を撃破したものの、
決勝では2回に四死球にバッテリーエラーを連発して流れを失ったのが痛かった。


*香川

【準々決勝】
寒川 2−1 高松北
志度 8−2 高松中央
英明 6−2 大手前高松
丸亀城西 6−7 四国学院大香川西 (延長10回)
【準決勝】
寒川 2−5 志度
英明 4−3 四国学院大香川西 (延長10回)
【決勝】
志度 5−13 英明

16安打に2お誕生日の猛攻を見せた英明が春夏連続出場を決めている。
同じくセンバツ出場を果たしたライバル・高松商が3回戦で姿を消す中、こちらも苦戦続きだったが地力を見せた。
志度も決勝では負けじと13安打を放ったものの得点効率の差で圧倒されて涙。
38年ぶりとなる甲子園出場はあと一歩で逃した。


*徳島

【準々決勝】
鳴門 6−1 名西
鳴門渦潮 0−3 生光学園
徳島商 4−0 川島
阿南光 1−0 池田
【準決勝】
鳴門 3−2 生光学園
徳島商 4−1 阿南光
【決勝】
鳴門 1−4 徳島商

プロ注のエース・森煌が1人で投げ抜いた徳島商が12年ぶりに復活。
センバツ21世紀枠出場の城東、一昨年の代表の阿南光など近年の出場校を軒並み退けてきた。
鳴門は決勝の終盤に球威の落ちた森煌を攻め立てて再三鋭い打球を飛ばしたものの、
4点ビハインドを埋めきるまでには至らず。外野陣の好返球で再三にわたって失点は阻止したが及ばなかった。


*愛媛

【準々決勝】
今治西 3−0 内子
松山聖陵 4−1 松山学院
聖カタリナ 7−2 新田
今治工 3−12 川之江
【準決勝】
今治西 8−5 松山聖陵
聖カタリナ 4−5 川之江
【決勝】
今治西 4−5x 川之江

21年のブランクを経て川之江が復活。秋に敗れた相手にリベンジを果たしている。
決勝ではエース・山内暉が延長線に入って指のマメを潰しながらもタイブレークのピンチを凌ぎきった。
今治西は相手のやらかしにもつけこんで9回に2点差を追いつく粘りを見せたが、
10回表の攻撃はZGSで無得点に終わり、その裏に力尽きた。


*高知

【準々決勝】
明徳義塾 5−1 土佐
高知中央 6−4 岡豊 (延長10回)
高知 9−0 高知追手前 (7回コールド)
高知商 7−0 伊野商 (7回コールド)
【準決勝】
明徳義塾 1−2 高知中央 (延長11回)
高知 8−1 高知商 (8回コールド)
【決勝】
高知中央 4−3 高知

初めて夏の予選でベスト4の壁を乗り越えた高知中央がその勢いのまま初めて甲子園への切符を掴んだ。
決勝では集中打で挙げたリードを決死の投手リレーで辛くも守り抜いた。
センバツ出場の高知は1点差に迫った8回になおも満塁のチャンスに後が続かず。
高知中央に準決勝でタイブレークの末屈した明徳義塾は実に15年ぶりに決勝進出を逃した。


*福岡

【準々決勝】
東筑 10−3 近大福岡
希望が丘 9−2 真颯館 (7回コールド)
大牟田 1−0 東海大福岡
祐誠 1−4 九州国際大付
【準決勝】
東筑 7−4 希望が丘
大牟田 3−4x 九州国際大付
【決勝】
東筑 1−2 九州国際大付

投手戦となった決勝戦は2年生エース・田端が投げきった九州国際大付に軍配。
田端は準決勝でも自らサヨナラ打を打つ活躍でこの夏フル回転している。
ノーシードから勝ち上がった東筑だったが2安打に封じられて及ばず。エースの苗字が石田でなかったからか。
前回甲子園出場時のエース・石田がアナウンサーとして故郷に凱旋していたが、歓喜の原稿を読ませることは叶わず。


*佐賀

【準々決勝】
唐津商 0−1 鳥栖工
東明館 2−3x 北陵 (延長10回)
佐賀商 9−5 嬉野
神埼清明 4−2 唐津西
【準決勝】
鳥栖工 4x−3 北陵 (延長10回)
佐賀商 5−6 神埼清明 (延長11回)
【決勝】
鳥栖工 7−0 神埼清明

秋も春も初戦敗退。ノーマークだった鳥栖工が初戦で秋春王者の佐賀北を食って勢いに乗った。
準々決勝、準決勝と1点差を競り勝つと、決勝では13安打でそつなく加点。春夏通じて初出場を決めた。
2年連続で決勝進出を果たした神埼清明だったが、決勝では攻守に後手に回る展開。
散発5安打に抑え込まれ、今年も工業高校の前に涙をのむ格好に。


*長崎

【準々決勝】
大崎 4−3 清峰
創成館 1x−0 長崎北 (延長10回)
海星 1−0 九州文化学園
長崎商 0−2 長崎日大
【準決勝】
大崎 1−3 創成館
海星 6−0 長崎日大
【決勝】
創成館 3−2 海星

奇しくも昨年の決勝と同じ顔合わせになった決勝戦。軍配が上がったのは昨年涙をのんだ創成館
序盤に奪った3点を守り切って5年ぶりの復活。準々決勝以降は全てロースコアの接戦を勝ち上がってきた。
初めてとなる3季連続出場を狙った海星。準決勝では同じセンバツ組の長崎日大との直接対決を制するも、
堅守でならしたはずが決勝ではやらかしが失点に直結。昨夏に大ファインプレーを見せた峯が2打点と気を吐くも及ばず。


*熊本

【準々決勝】
文徳 9−1 城北 (7回コールド)
熊本工 3−5 九州学院
有明 7−0 大津 (8回コールド)
秀岳館 1−8 東海大熊本星翔 (8回コールド)
【準決勝】
文徳 3−4x 九州学院
有明 2−6 東海大熊本星翔
【決勝】
九州学院 0−5 東海大熊本星翔

3回によんたまを挟んでの5連打で3点、9回には代打を起点にダメ押しの2点を追加。
守っては内野陣を中心に鉄壁の守りを見せた東海大熊本星翔が完勝。5年ぶりの復活を決めた。
昨夏の甲子園ベスト8の九州学院はエース・直江が力投を見せたものの、
打線は散発3安打に抑え込まれ、三塁も踏めなくては勝ち目がなかった。


*大分

【準々決勝】
明豊 6−2 鶴崎工
大分舞鶴 9−2 大分国際情報
大分商 4−1 柳ヶ浦
津久見 1−3 大分
【準決勝】
明豊 2−1 大分舞鶴
大分商 3−0 大分
【決勝】
明豊 3−0 大分商

近年の大分をリードする両雄の決戦は先発・中山が2安打完封のピッチングを見せた明豊に軍配。
昨年が初めての大分連覇だったが、これで夏3連覇。長期政権を築きそうな気配だ。
センバツ出場の大分商は先発・児玉が2回に捕まると、打線も好リリーフの投手陣を援護できず。
6回には相手のやらかしも絡んでランナーを2人溜めたが、4番・羽田野が三振で唯一のチャンスが潰えた。


*宮崎

【準々決勝】
高鍋 0−2 宮崎学園
日南学園 6−2 小林西
延岡学園 6−3 日章学園
聖心ウルスラ 4−2 宮崎第一
【準決勝】
宮崎学園 5x−4 日南学園
延岡学園 12−14 聖心ウルスラ
【決勝】
宮崎学園 1x−0 聖心ウルスラ (延長10回)

決勝は0−0のままタイブレークに突入、勝負を決めたのは代打・渡辺の一振りだった。
ノーシードの宮崎学園が全試合2点差以内という接戦を勝ち抜いて春夏通じて初となる甲子園出場を決めた。
こちらもノーシードから勝ち上がった聖心ウルスラだったが、準決勝で14得点の打線が決勝は一転して沈黙。
この日は9回まで無失点で投げぬいた先発・渡野の力投に報いることができなかった。


*鹿児島

【準々決勝】
神村学園 9−2 出水中央 (8回コールド)
樟南 1−5 鹿児島実
枕崎 0−7 鹿屋中央 (8回コールド)
れいめい 2−6 鹿児島城西
【準決勝】
神村学園 11−4 鹿児島実 (7回コールド)
鹿屋中央 5−1 鹿児島城西
【決勝】
神村学園 8x−5 鹿屋中央 (延長10回)

タイブレークの延長10回に5番・岩下のサヨナラ3ランお誕生日。
激闘を制した神村学園が4年ぶりの復活を勝ち取った。
鹿屋中央は3回リードを奪うも守り切ることができず。
サヨナラセカンドゴロで1勝を挙げた2014年以来の甲子園を逃した。


*沖縄

【準々決勝】
ウェルネス沖縄 4−0 糸満
小禄 2−10 興南 (7回コールド)
沖縄尚学 9−0 KBC未来沖縄 (8回コールド)
宮古 2−1 名護
【準決勝】
ウェルネス沖縄 1−0 興南
沖縄尚学 5−2 宮古
【決勝】
ウェルネス沖縄 0−3 沖縄尚学

決勝で6安打完封するなどエース・東恩納が踏ん張った沖縄尚学が春夏連続出場。
5試合中3試合で完封、リリーフした2試合でも失点0と沖縄ではとうとう無失点で投げきった。
春夏通じて甲子園初出場を目指したウェルネス沖縄は打線が沈黙して決勝で涙をのんだが、
準決勝では興南を撃破するなど今季は秋・春に続いて決勝進出。沖縄の勢力図を書き変え始めている。

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2023年08月23日(水) 16:51:01 Modified by ktp625




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