NPO法人バードリサーチのための図鑑

 
(撮影:平野敏明氏)                                             前方からみたノスリ


帆翔中のノスリ

特徴
見られる時期:住宅地周辺では主に秋冬期。山沿いの地域では一年中。
見られる環境:河川敷、農耕地、森林。
観察の度合い:草原や農耕地ではやや普通。
大きさ:カラスより少し大きく、約52cm。
体型の特徴:尾が短めで、ややずんぐりしている。
鳴声:ピィーア、ピィーアと一声ずつ鳴く。
鳴声を聞く(WMA)鳴声を聞く(MP3)

識別点
とまっている時に似ている鳥
・トビ:トビではノスリより大きくて尾が長く、体色も褐色味が強い。
・オオタカ:オオタカの幼鳥は淡い褐色をしているため、ノスリと似ている。オオタカのほうが尾が長くて、ほっそりしている。オオタカでは胸から腹にかけて縦斑がある。

オオタカの幼鳥

飛んでいる時に似ている鳥
・トビ:トビでは尾が燕尾型に切れ込んでいるが、ノスリでは扇型に広がる。ノスリのほうが下面が白っぽい色をしている。

飛翔中のトビ
鳴声が似ている鳥
生態
春から夏の繁殖期には、本州や四国、北海道に生息するが、秋冬期には全国の平地から山地の草原や河川敷、農耕地などに生息し、市街地に隣接する地域でも生息する。草原や林縁の樹木や電柱などにとまって、地上付近の獲物を探す。空中でホバリングしながら獲物を探し、急降下して襲うこともある。食物は、ネズミ類や小鳥、ヘビ類、トカゲ類、バッタなど。

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