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作者:甲本一
掲載:週刊少年ジャンプ
出版社:集英社

あらすじ

当たり前のように魔法が存在し、誰もが当たり前のように魔法が使える世界「魔法界」。卓越した魔法使いたちが所属する魔法局によって管理される社会では、魔法の能力が高ければ社会の上層になれる一方で、能力が低いと落ちこぼれ扱いを受け、さらに魔法が一切使えない魔法不全者は殺処分される厳しい社会でもあった。人里離れた深い森の奥にて日々筋トレに励むマッシュ・バーンデッドは魔法が使えない少年であり、養父レグロ・バーンデッドに密かに育てられていた。ある日、マッシュの存在が魔法警察にバレてしまい、警官のブラッド・コールマンに踏み込まれる。しかし、マッシュは長年の鍛錬で培った圧倒的な筋力とパワーで、かつてドラゴンも追い払ったという凄腕の魔法使いであるブラッドを返り討ちにしてしまう。マッシュの力を目の当たりにしたブラッドは、マッシュとその養父を見逃す代わりに、マッシュに魔法学校に入学して優秀生徒の称号である「神覚者」を獲得し、それに付属する莫大な助成金や権利を要求する。いずれにしても世界を変えなければ家族との平和な暮らしが得られないマッシュは、ブラッドの提案を飲み、魔法界の中枢を担うエリートを輩出してきた由緒ある名門魔法学校イーストン校への入学を決める。魔法のエリート達が集まる魔法学校を舞台に、魔法が使えないマッシュは、その超人的な肉体のみを武器に「神覚者」を目指す。

登場人物

レモン・アーヴィン (Lemon Irvine)
下流家庭の出身の少女。アドラ寮1年生。編入生。セミロングの金髪に赤いリボンが特徴の可愛らしい容姿をしている。右眼の下に半円型のアザが1本あり、拘束系の魔法を得意とする。 普段は常に敬語で話すほど真面目な性格だが、自他もとに認めるほど思い込みが激しい上に惚れっぽいストーカー気質の重い性格の持ち主。後述の出来事を通じ、マッシュの優しさに一目惚れしており、「マッシュの未来のフィアンセ(嫁)」とまで勝手に名乗るようになっている。編入試験で登場し、迷路の試験において試験担当官のルッチに唆されてマッシュの妨害を行う。しかし、マッシュの桁違いの筋力の前にあえなく失敗した挙句、逆に怪人に襲われピンチに陥ったところを彼に助けられる。さらにそのままでは時間切れで不合格確実のところを、マッシュが自らの筋力を駆使した作戦で迷路を突破して合格したことから、マッシュに心底惚れ込み、彼へのアプローチを積極的に行うようになる。以降、フィンを含むマッシュの学友たちと共に行動することが多い。

イーストン魔法学校の生徒たち
レアン寮
ラブ・キュート (Love Cute)
ツインテールの小柄な美少女。レアン寮生。第五魔牙。両眼の下にそれぞれ1本ずつアザがある。小首をかしげながら「私のこと好き?」や「カワイイ?」と聞いてくるあざとい性格で、自分が望まない返答だと殺すと言って攻撃してくる情緒不安定さを持つ。竜巻など螺旋状の風魔法で攻撃する。アジト戦においてフィンとドットを受け持ち、ドットと戦うことになる。もともとの力量差の上に、女性に弱く、直接は攻撃したくない彼を一方的に追い詰める展開となる。しかし、「自戒人(イーラ・クロイツ)」の能力を発現した彼に圧倒的な魔力量で逆転され、直接攻撃はされなかったものの負けを認める。このため、七魔牙では唯一無傷であり、この後のアベルとマッシュの戦いも観戦する。

ローレン・キャバス (Lauren Cabas)
口元のほくろを持つ美人。レアン寮生。右眼下にアザが1本ある。魅了魔法の使い手で、一瞬でも自分に魅了された相手を恋に落とすことができる。これによってシルバと手を組み、自身に魅了させて標的の行動を制限した後、シルバが攻撃して級硬貨を奪うということを繰り返していた。郊外授業の森サソリ狩りで登場し、マッシュとバレットの前に現れる。ドットに魔法をかけ、手はず通りシルバとの戦いに巻き込むが、シルバがマッシュに負けてしまう。その後、泣き真似をして見逃してもらおうとするが、「男女平等に扱う」と主張するマッシュにジャーマン・スープレックスで脳天から地面に叩きつけられる。

神覚者
ツララ・ヘイルストーン(Tsurara Halestone)
右目に雪の結晶のマークが入った眼帯をした小柄な人物。魔法研究管理。氷の神杖(アイスルケイン)の神覚者。左眼下に並行する角張った2本のアザ。「寒っ」を口癖にするほどの寒がりで、常に厚着を身に着けている。

ソフィナ・ブリビア (Sofina Biblia)
ロングヘアの美女。魔法禁書管理。知の神杖(ノレッジケイン)の神覚者。左眼下に知恵の輪のような2本のアザ。他の神覚者たちと同じくルールに厳格であり、マッシュの存在に関して「世間は特例を許さない」と危険視した。

魔法使い
メリアドール
歴代最強の魔法使いアダムの弟子でマッシュルを地獄の特訓で鍛え上げた。

用語

魔法
本作の重要節句で、作中世界において普遍的に存在する能力。神から与えられたとされ、魔法界においては魔法の巧拙によって身分が決まると説明される。魔法が使える=魔力を持つ者は、生まれながらに顔に線状のアザができるのが特徴であり、基本的にこの世界の者たちは1本線のアザがある(一線魔導師)。アザは魔力量を示しており、線の本数が簡単な魔法の資質を図るバロメーターになっている。稀にアザの本数が複数ある者たちがおり、2本線のアザの者(二線魔導師)は10万人に1人割合で存在し、1本線の者より先天的な魔力量に優れているとされるが、2本線だからと言って必ずしも1本線より魔法が巧みに扱えることを意味せず、同じ本数であっても能力の巧拙に差がある。また、戦闘に長けた赤魔導師(あかまじゅつし)、学術やサポートに長けた白魔導師(しろまじゅつし)という分類もある。逆にアザがない者は魔法が使えない者=魔法不全者(まほうふぜんしゃ)であり、社会から間引き(殺処分)される。

造体禁忌魔法(ぞうたいきんきまほう)
魔法界の禁忌の一つである闇魔法。

魔法界
本作の舞台の総称。格差社会が激しく、魔法の能力が高ければ社会の上層になれる一方で、能力が低いと落ちこぼれ扱いを受ける。魔法が一切使えない魔法不全者は殺処分されることが義務となっており、魔法不全者を匿った者も処罰の対象となる。

神覚者
年に一度、もっとも優秀な生徒に贈られる称号。神覚者となった者は「神に選ばれし者」として崇め奉られ、様々な特権を持つことになる。現時点で判明している主な権利は「貴族階級への昇格」「10億L(ロンド)の助成金」など。国の最高法定機関である魔法局には多くの神覚者たちが入局しており、国を支配している。

イーストン魔法学校
魔法界の中枢を担うべきエリート魔法使いを輩出してきた、名門魔法学校。神覚者となった人材を多数魔法局に送り出しており、実質的に政府職員機関の役割も果たしている。志願者の多くは政府高官の子息や名門貴族の出自であり、編入試験は超難関を極める。また、学期ごとに一定の成績を修めなければ退学になるなど、生徒に要求されるレベルも非常に高い。学内生活は全寮制で、内部進学組と編入組が二人一組となって共同生活を送るのがしきたり。寮は「アドラ」・「オルカ」・「レアン」の3寮が存在し、入学時点で生徒の特性をユニコーンが判定、配属寮が決定される仕組みとなっている。過去100年の神覚者輩出数は11名。

アドラ(Adler)
選ばれる特性は「勇気と信念」。寮のシンボルは鷲。良くも悪く気骨で我が強い気質があり、マイペースで叛骨心溢れる野心家が集まりやすい。マッシュ・レモン・フィン・ランス・ドットなどが属している。

オルカ(Orca)
選ばれる特性は「知性と勤勉」。寮のシンボルは鯱。基本的には内向きで研究に没頭する気質の者が多く級硬貨の争奪戦に積極的に参加する者は少数派で好戦的なものは珍しいされるが自己のに合致するものがあれば如何なる手段を辞さない獰猛で貪欲な探究心が旺盛な求道者達の潜んでいる。

レアン(Lang)
選ばれる特性は「才能と自尊心」。寮のシンボルは狼。貴族出身や関係者で構成され純血主義で結束力が強く排他的な気質を持つ。アベル率いる「七魔牙(マギア・ルプス)」を中心に構成される。

級硬貨(コイン)
授業の課題や課外活動、行事の成績によって生徒に与えられる硬貨。金・銀・銅の3種類が存在する。中でも金の級硬貨は神覚者に選ばれるためにもっとも重要であり、3学期終了時点で金の級硬貨を5枚以上所持していれば神覚者候補となる。銀の級硬貨は5枚集めると金の級硬貨1枚に変化する。この硬貨を巡っての魔法対決は、生徒間でしばしば行われている。

ドゥエロ(Duelo)
魔法界の人気スポーツ。ホウキに乗った選手たちが空中でボールを取り合い、ゴールリングに通すことで得点を競い合う。1ゴールごとに10点加算される。

セント・アルズ聖魔学校
正しい道理・規範を破るものに厳格な制裁を与える絶対正義を掲げている。過去100年の神覚者輩出数は4名。

ヴァルキス魔学校
魔法を極めんがために過程を重視しない実力至上主義を掲げている。過去100年の神覚者輩出数は85名。

雑記



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