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小学館ミニレディー百科シリーズ65・ヒミツの魔女っ子入門
著者:ムーンプリンセス・妃弥子
初版:1991年1月1日



「魔女のことがな〜んでもわかるまんが ようこそ魔女の世界へ!(まんが:中本玲子)」
<あらすじ>
クラスメートの大沢のことがとても気になるのに、彼の前では何も言えなくなってしまう亜矢。「魔法が使えたら……」と落ち込む彼女の前に、白魔女のローラが現れます。魔女の歴史と必要な勉強を知るため、まずは時間の魔法で原始時代までさかのぼることに……。

<主要登場人物>
藤井亜矢
片想いに悩み、魔女や魔法にあこがれる小学6年生。
ローラ
突如現れた謎の白魔女。外見年齢は20代ぐらい。かなり優秀らしい。

「ほんとうにいた魔女のお話1 ボヘミアの魔女ジョアンナ(まんが:ひだかまのあ)」
<あらすじ>
チェコスロバキアがまだボヘミアと呼ばれていた15世紀末のことです。ジョアンナはボヘミアの山奥のシュテッケルに住んでいた女性で、若いながらも薬の調合による魔法に通じていた。買い物の最中に魔女として連行されたジョアンナは、かねてより魔女に興味を持っていて、その魔女としての実力を試そうとした変わり者のアウグスブルグの領主ハインリッヒから「一晩以内に魔法で城から脱出できたら自由の身とするが、できなければイヌのエサにしてしまうぞ。」と脅されてしまう。その夜、城に流れ込む不思議なにおいに気づいた大勢の兵士たちが、城の地下牢へ駆けつけると宙に浮くジョアンナを見る。その幻覚は彼女の衣服に染みこませていた薬草の効果で、衣服の一部を燃やし発生させたモノ。実は彼女は罪人をつなぐ脚枷に座っていただけだった…。領主との約束通り、彼女は一晩以内に牢から無事に脱出し自由の身となった。

<主要登場人物>
ジョアンナ
ボヘミアの山奥のシュテッケルに住んでいた女性。若いながらも薬の調合による魔法に通じていた。
ハインリッヒ
アウグスブルグの領主。ウソが嫌いで、ジョアンナの魔女としての実力を試した変わり者。

「ほんとうにいた魔女のお話2 アレクサンドリアの魔女ステラ」
<あらすじ>
紀元前1世紀頃の昔、未だローマ帝国に征服される前のエジプトでのお話です。ナイル川の下流にアレクサンドリアという都があり、商業や貿易の中心地として栄えていました。またここは学問や文化の中心地でもあり、学問を志す人が世界から集まってきたのです。またこの時代は女性も男性と同じように学び、この地に集まる女性の殆どは神殿巫女でした。ステラはエジプトの貴族の娘にして12歳ですでに5カ国語を話せたほどの天才で、彼女は女神アスタルテの神殿に仕える巫女であり、3年ほど勉強のためにこの都に滞在する予定でした。彼女は毎日朝早くから夕方まで図書館で、そして夜は一人で勉強するという生活を送っていました。やがて生まれながらの才能と努力の積み重ねで、彼女は最も難しい魔法の1つ「水晶球を用いての千里眼」までも使えるようになりました。ある日彼女は水晶球で、故郷の町で戦争が起こり、自分の仕える神殿が焼き払われ、家族や友人が殺されたり、捕らわれたりするのを見てしまいました。そして自分を狙う敵の兵士が7人、アレクサンドリアに向かっている事も知りました。ステラは悲しみ、怒り、マボハの谷で、兵士達を待ち伏せました。そしてラクダに乗った兵士達が谷にさしかかった時、ステラは霧の中に画像を映し出す法を使いました。この時彼女が映し出したのは、女神アスタルテの姿でした。兵士達は驚き、また神殿を焼いた罰だと思って先を争って逃げ出しました。そこで彼女は火を起こす術を使うと、谷底一面に火がつき、みるみるうちに兵士達の周りを取り囲み、7人とも飲み込んでしまいました。こうしてステラは逃げ、テーベという都で新しい神殿を建て、そこに仕えました。

<主要登場人物>
ステラ
エジプトのとある町の貴族の娘にして、女神アスタルテに仕える神殿巫女。12歳ですでに5カ国語を話せたほどの天才。

「ほんとうにいた魔女のお話3 モンマルトルの魔女フランソワーズ」
<あらすじ>
20世紀の初め頃のフランスでは、魔女狩りは数十年前に既に廃止され、反対に自然魔術や神秘学に対する人々の関心が高まった時期でした。パリのモンマルトルの丘に構えるフランソワ−ズの占いの店も大変繁盛していました。彼女がこの地で商売を始めたのは20歳ぐらいの時でしたが、それから20年を過ぎた今も変わらぬ年齢に見え、またそこで店を開く前に彼女が何をしていたのか、誰も知らなかったのでした。噂では彼女の祖母は19世紀中頃のフランスの皇帝であったナポレオン3世に仕えた占い師であるとの事でした。ある日友人である画家のジャンがフランソワ−ズを自宅に招待しました。「ジャン、あなたも随分年をとったのね。」「ああ、もうすぐ60歳だからね、仕方ないよ。でも君は昔とちっとも変わらない。一体どんな魔法を使っているというのだい?」「実は随分昔にある伯爵から"不老不死の魔法"を授かったの。それでル・コンキスタという魔法薬を飲んでいるのよ。だから私は長生きしているの。私の祖母がナポレオン3世の占い師であったのではなく、実は私がそうだったの。」「えっ、まさか…。」フランソワ−ズは微笑むと彼の自宅を後にしました。それからしばらくして彼女は突然店をたたみました。ジャンは窓からフランソワ−ズが春風の様に軽い足取りで橋を渡って行くのを見ました。「フランソワ−ズ!何処に行くんだい?」「さようなら、ジャン!きっといつかまた会えるわ。もしかしたら、あなたのお孫さんと恋に落ちるかも!」
フランソワ−ズはそうして去って行きました。きっとまた何処かの町でお店を開いている事でしょう。

<主要登場人物>
フランソワーズ
パリのモンマルトルの丘で店を開いていた謎の占い師。
ジャン
フランソワーズの昔なじみである初老の画家。

「ほんとうにいた魔女のお話4 トレドの魔女アルドンサ」
<あらすじ>
魔女狩りと魔女裁判が横行する14世紀、スペインのトレドの町に17歳の美しい娘であるアルドンサが刀職人の父親と住んでいました。ある日近所の靴職人の息子ミゲルが彼女に結婚を申し込みましたが、彼女はわがままなミゲルからの申し出を拒否しました。ミゲルは怒って役人のもとに行き、「彼女は月夜の晩に一人で踊っている。悪魔と踊っているに違いない。」と告げました。これを聞いた役人達は憲兵隊長に彼女を捕える様に命じましたが、彼はアルドンサの父と仲が良く、事前にこれを伝えました。アルドンサは男装させられ、イタリアに行く商人達に混ざって町を脱出しましたが、途中で病にかかり、しかも商人達ともはぐれてしまいました。その彼女を助けたのはピレネー山脈の近くに住んでいたチタナという本物の魔女で、同情した魔女はそのまま彼女を家におき、魔術も伝授しました。それから10年後に父親が亡くなったという噂が彼女の耳に飛び込んできました。嘆き悲しむ彼女に魔女は「お前はもう立派な魔女だ。その力を試すためにもトレドに戻って町を追われた仇をとっておいで。」と言いました。彼女の家のあった所にはあのミゲルが家を建てて暮らしていました。アルドンサが数種類の毒草を燃やして家内に吹き込むと、煙を吸入したミゲルが苦しみながら戸口から出てきました。彼女は意識が朦朧としているミゲルの首に悪魔崇拝者の象徴である逆十字をかけると、大声で「悪魔の使いだ!」と叫びました。ミゲルはたちまち役人達に捕えられました。アルドンサはまた魔女の家に戻りましたが、時々町に出ては悪い役人や密告者に懲らしめを与えたという事でした。

<主要登場人物>
アルドンサ トレドの刀職人の娘。17歳で魔女の道を歩むことになる。
ミゲル 靴職人の息子。わがままで怒りっぽい。アルドンサに求婚し、断られた腹いせに密告した。
チタナ アルドンサに魔法を教えた魔女。ピレネー山脈の近くに住んでいたらしい。

魔女に必要な心構え

○魔女は、自分の信念をしっかりと持つ。そして、はっきりと確信の持てない事や、よく分からない事は、他人の意見に惑わされずに、きちんと調べてから行動すること。
○魔女は、いつまでも過去にわずらわされない。反省する事は必要だけど、嫌な事は、すぐに忘れること。
○魔女は、他人の幸せを妬まないこと。
○魔女は、約束を必ず守ること。
○魔女は、三日坊主にならない。始めたことは必ずやりとげること。
○魔女は、能力を高める為に厳しいトレーニングにもたえる。
用語辞典
用語の先頭の記号の見方
★…技術・技能・道具 ●…宗教関係 ▲…人物名・生物名・種族名 ▼…職業・呼び名・称号 ◆…その他

↓あ↑
●▲アスタルテ(アーシュトルテ)
白魔術派が信仰する神々の1人で、愛と豊かな実りを象徴する女神。天の神ウラノスと地の女神ガイアの娘。

◆厚手のタイツ
魔女のファッションの1つ。中世の魔女もこれをはいて冬の寒さをしのいだ。

★アルケミイ(錬金術)
鉛などの卑金属を黄金に変える中世の技術。金メッキと違って、物質(分子構造など)そのものに変化をもたらす。しかし、完全な純金を創り出す方法は未だに不明。

◆アルケミイ・トレーニング
魔女になるトレーニング。体力と精神力を鍛え、同時に美しさ(特に魅力)をもみがくための体操。

▼アルケミスト(錬金術師)
錬金術を行う職業、もしくは錬金術の研究者。

★うらない(占い、占術)
魔女パワーの1つで、未来や人の性格を読み取る術。5000年以上も昔から世界中で行われていた。その媒体として使われるものは、大まかには次の6つに分けられる。

天体・気象……占星術(12星座、13星座、九星)など
道具……易、おみくじ、タロットカード、トランプ 、水晶球(透視(千里眼))など
生き物……ツバメが低位置を飛んだら雨が降るなど
自然に作られた形……手相、人相、血液型など
神がかり……巫女などを通しての神託(神のお告げ) など
第六感……テレパシー、透視 (水晶球占いも含む)など

●▲ウラノス(ウラヌス)
最も古い天の神。太陽系第7惑星「天王星」の別名にあたる。妻ガイア との間に娘アスタルテをもうけた。

●▲ウンディーネ
水の妖精。たいてい女性や人魚の姿で描かれたりする。

▲エリファス・レヴィ(西暦1810〜1875年)
近代において魔法を研究し、後世に伝えた1人。

●▲エルフ
森の妖精の一種。フェアリーなどによく似たいたずら者とも、頭にも1本手が生えている毛むくじゃらの小怪物ともいわれたりした。しかし現在では、耳と寿命の長い人間サイズの種族としての方が有名になっている。

●▼エンチャンター(男)・エンチャントレス(女)
魔法使い・魔術師の称号の1つ。魅力的な人ともいう。

●▲お供(使者)
魔法少女および魔女っ子の大半が連れている生き物。古来より魔女の通信手段として、黒ネコなどの動物や鳥などが用いられた。中には妖精や使い魔などが化けていたり、ぬいぐるみや無機物が意志を持ったものもある。

★おまじない(白魔術教派)
魔女パワーのなかで、魔法や魔術よりも簡単で実行しやすいもの。たいていは白魔術系で、次の注意点を守らなければならない。

効果を信じる方へ気持ちを集中させること(少しでも疑うとパワーが弱まってしまう)。
誰であろうと人の不幸を願ってはいけない(負の気持ちが倍になってはねかえり、自分が不幸になる)。
場所が指定されていないおまじないは、なるべく音のない部屋で実行すること。
必ず1人でやらなければならない。人に見られたり、間違えたりした時点ですぐに中止すること。
回数は1日1回で、種類も1つだけにすること(回数などを指定してある場合は例外)。
1度実行し終わったら、次の実行日を約1週間ほど後とすること(集中力の回復に時間がかかるため)。
使い終わった道具はそのまま捨ててはいけない。白い紙に包む、もしくは封筒(特に白い封筒に六芒星を描いて)に入れて、一言「ありがとう」とお礼を言ってから捨てること。

◆おまじない袋付きのベルト
魔女のファッション1つ。おまじないに使う道具の他、お守り・アクセサリー・師匠の形見なども入っている。

↓か↑
●▲ガイア
ギリシャ神話の神々の1人で、大地を司る女神。太陽系第3惑星「地球」の別名の1つにあたる。夫ウラノスとの間に娘アスタルテをもうけた。

★気象魔法
実際に伝えられている魔法の1つ。気象状況を変えてしまう。
<例>嵐をしずめる、風向きを変える、雨乞いなど

★●禁呪
自然の摂理に反するなどの理由から、使用を禁止された魔法もしくはその呪文など。

▲黒ネコ(黒猫)
魔女のお供の中でも有名。夜間に人目を避けての情報伝達にうってつけ。

★黒魔術
魔術の負の面というべきもので、特殊な精霊「悪魔」との契約による術。悪霊払いや治癒のためのものもあるが、人を呪って不幸に陥れるためのものがほとんど。

▼黒魔術師・黒魔女
黒魔術の使い手。

★ケーン
短いタイプのつえ。比較的扱いやすい。長さは50〜60cmで、直径は3cm以内。

作り方
画材屋や日曜大工店などで、適当な大きさの木材を買う(昔は適当な木の枝を探し出して、満月の夜にこっそりそれを切り取りに行った)。
手に入った木材を、目の細かい紙やすりで軽くこする。
黒いエナメルラッカーをきれいにぬって、よく乾かしてできあがり。
やわらかい布につつんで、実際に使う時まで大切にしまっておく。
できあがったケーンを持つ時は、まん中もしくはそれより少し上か下をきき手で持つとよい(きき手の方が、念力をかけやすいから)。なお、おまじない をかける前に以下の方法でふると、効果がアップする。
ケーンをきき手に持ち、いちばん上に軽くキスする。
大きく円を描くように、ゆっくりふり回す。

※注意点
木材を買うとき、相手が誰であろうと目的は秘密とする(バレたら最後、効果がなくなってしまうから)。
ケーンの両端は、魔力が集まる部分なので、持たないようにすること。
使わない時は、やたらにふり回したりせず、胸のところでそっと持っていること。
ケーンをふるとき、頭の中をカラッポにして、気持ちをケーンに集中させること。
あとは、1日1回、気持ちを集中する練習をすればよい。

●▲コボルト
地の妖精。魔女の森に住むといわれる。日本の「ざしきわらし」に似て、人の家にとりついてその幸運を守る。時には家事手伝いなどをしてくれることもある。

↓さ↑
●▲サラマンドラ(サラマンダー)
火の妖精。トカゲやニンフの姿をしているといわれている。

★じゅもん(呪文、スペル)
魔法をかける時に唱える、魔力を引き出す不思議なパワーを秘めた言葉。太古の昔に存在した言霊(魂を持った言葉)が元になっていて、 精霊たちとテレパシーで会話するための手段にも用いられた。ただし、特別な発声と正しい抑揚をもってでなければ効果が発揮されない。

●▲ジョルフェ(シルフ)
風の妖精。フェアリーに似た姿で描かれることが多い。

◆白いブラウス
魔女のファッションの1つ。えり・胸もと・そで口などに施された刺繍でグループを区別した。

★白魔術
魔術の正の面というべきもの。大自然や宇宙と一体になれるように自分をきたえ、魔女パワーを得ることで自分とそのまわりの人の両方に幸福をもたらす。

▼白魔術師・白魔女
白魔術の使い手。

★神託
その名の通り、神のお告げのこと。古代社会において、巫女(特にギリシャの神殿巫女)が精神集中によって神や精霊から未来などに関するお告げを聞くことが重要とされていた。時には、政治や経済すら動かされることもあった。

▼神殿巫女
古代にギリシャなどのヨーロッパ各地やエジプトに存在した巫女。ほとんどが貴族の娘で、月の女神をまつる神殿を運営していた。また、身を守る術を身につけるために15歳ぐらいから集団で厳しい体力トレーニングを積み、自然と一体になるためにさまざまな自然科学を本格的に学んだ。

◆神秘学
現代科学では解明できない謎(超常現象、霊、UFOなど)や、人の内部に秘められた力(魔法、超能力など)についてなどを研究する学問。

★心理魔法
実際に伝えられている魔法の1つ。人の心に働きかけて、その人の悩みを解決する。占星術と心理学とをうまく取り入れている。

★水晶球
その名の通り、水晶でできた透明な球。透視やうらない などに使われる。直径5〜8cmぐらいがふつう。

●▲精霊
宇宙や四大元素といわれている地・水・火・風や植物など、自然界のあらゆるものに宿っているといわれている存在。普通は人の目には見えないらしい。これらの一種が妖精 である。

★占星術(星うらない)
最も古いとされるうらない。12星座を基本として、天の動きをチェックすることで未来を予測する。ちなみに、12星座にへびつかい座を加えたのを13星座占い、太陽系の惑星を基本とするのを九星占術と呼ぶらしい。

▲ソロモン(紀元前1000年頃)
古代ヘブライ王国(イスラエルあたりにあったらしい)を統治していた王様。強力な魔術の使い手で、悪魔の王ベリアルの力を完全に封じ込めたり、 白魔術を取りまとめたりといった功績を残したといわれている。

↓た↑
★タロットカード(タロット)
トランプのもととなったうらない用の絵入りカード。さまざまな職業や天体などのイメージが描かれた大アルカナ22、剣や杯などの儀式用具をあらわす小アルカナ56計78枚で1組を構成する。

★つえ(杖、ステッキ)
魔女の分身ともいうべき魔法の道具の中でもおなじみの1つ。 念力をめいっぱい込めて使う。大きく分けて、 ワンドタイプとケーンとがある。

●▲使い魔(黒魔術教派など)
自分より上の位の者に仕える魔物。動物などに化けているものもある。

◆つば広のぼうし
魔女のファッションの1つで、頭の部分が高いおなじみの帽子。フードなしの マントとはたいていセットで使われていた。

★テレパシー(精神感応術、伝心術、読心術)
魔女パワーの1つ。言葉や道具などを使わずに、直接心と心を通じあわせる能力。おもにじゅもんを通じて自然の中の精霊たちや大きな魔法の力に願う時に発揮される。魔女はこの能力を鍛えるために、まずは自然の動植物と心を通わせていく事から始める。

★天使からわたされた神秘の文字
最古の魔法文字。ヘブライ語を始め、古代文字の原形といわれている。

★透視(千里眼)
魔女パワーの1つ。箱などの中身を見ぬく、遠くのものごとを察知する、未来を予知するなどといった能力。集中力・直感力・念力・ テレパシーが強力かつ同時に発揮されることで、初めて発現することができる。水晶球などに映し出す事もあるが、かなりの修行を要する。ちなみに、中世の本物の魔女たちは魔女狩りから逃れるため、この能力を鍛える訓練を重ねたという。

★トランプ
スペード、ダイヤ、クラブ、ハートの各13つと、ジョーカー1枚の計53枚でカード。タロットカードがもとになっているが、うらないだけでなくゲーム・手品などにも使える。

●▼ドルイド
もともとはドルイド教(古代ケルト族が信仰していた宗教)の僧侶の称号だった。

●▲ドワーフ
ノームに似た姿の妖精。森だけでなく鉱山にも住んでいるといわれている。

↓な↑
●▲ニンフ
ギリシャ神話に登場する妖精。神と人間のハーフで、乙女か美少女の姿をしている。泉・川・海・山・森・火の中などに住んでいる。

●▼ネクロマンサー(占い師・占術師・死霊使い)
うらないを行う者。降霊術を扱う魔術師。

★念力
魔女パワーの1つ。中で気持ちを強く集中することで、物体を動かしたり、人の心に影響を及ぼしたりする能力。一見すると超能力者の念動力と同じようだが、あらかじめつえなどの道具に意識を集中させ、じゅもん を唱えることで魔力を込めておくという点で、超能力とは違った特徴を持つ。

●▲ノーム
森の妖精の一種。小人の姿をしている。人間の7もの腕力を持ち、400年生きるといわれている。

↓は↑
◆ヒツジ革のくつ
魔女のファッションの1つ。

●▲フェアリー
虫などの羽を背に持つ小さな妖精。

●▲ペガサス
伝説上の馬。背中に生えている鳥の翼で空を飛ぶことができる。魔法の世界の生物とも、ギリシャ神話の詩神ミューズを乗せて飛ぶとも伝えられている。

◆ベスト
魔女のファッションの1つ。剣や銃から身を守るため、全体に金や銀の鋲(びょう)が打ち付けられ、肩の部分にはチェーン(鎖)が縫い付けられている。防弾用の鋲はいざという時には物々交換や質草などに使われる。

★ヘブライ語
古代ヘブライ王国で使われていた言語。古い魔法書の多くに書かれている。これ自体も 魔法文字として使われる。

↓ま↑
★魔術
魔女パワーの1つで、魔女や魔術師が願いをかなえるために行う業。 じゅもんや魔方陣、お香などで実際に宇宙や自然の 精霊たちを呼び出す。難しさは魔術> 魔法>おまじないの順になっていて、特に ソロモンの魔術はよほど修行を重ねた者にしか扱えない。大きく分けて 白魔術と黒魔術の2つがある。

◆魔女狩り(魔女裁判・魔女法)
異端者(キリスト教以外の宗教の信仰者)に対する迫害から端を発した過剰弾圧。14世紀魔女法が発足し、それに基づく裁判が認められてから急増した。捕らえられた者は拷問などによって無理矢理自白させられ、最悪の場合は火あぶりの刑に処せられた。その犠牲者は女性だけでも900万人のぼるといわれ、しまいには彼女たちの他にも男性や動物、さらにはわら束や教会の鐘などまでもが裁かれたともいわれる。この悲劇は19世紀終わったとされていたが、実際には1944年に最後の魔女裁判がイギリスで行われ、魔女法は後の1951年になってやっと廃止された。

▼魔女っ子
修行中の魔女のタマゴのこと。

◆魔女のファッション
魔女の修行の旅に必要な服装。魔女狩りから逃れるのにも役立った。つば広のぼうしとマントはおなじみだが、加えてマントの下は上半身にベストと白いブラウス、下半身に ロングスカートとヒツジ革のくつ(場合によっては 厚手のタイツも)、腰にはおまじない袋付きのベルト といういでたちになっている。ちなみに、バッグが登場する前まではつえとは別に棒を持ち、それにふろしき状の袋を通して代用していた。

★魔女パワー(白魔術教派)
本来は魔女に限らず、普通の人にも備わっている力。アルケミイ・トレーニング などをすることで表に出てくる。念力・透視(千里眼)・テレパシーのような超能力に似たものと、魔術(特に白魔術)・めい想・ うらないのような儀式的なものとがある。

★魔法
魔術とおまじないの中間にあたる技術。宇宙や自然の神秘的な力(例えば、月や星の光のパワーなど)を自分の中に取り入れることで、願いをかなえることができる。
<実在する魔法の例>気象魔法、魔法薬、心理魔法

★魔方陣(魔法陣)
おまじないの記号や魔法文字の じゅもん、古代の神々の名前などを、円などの形の上に連ねた囲い(陣地)。陣の中に入れば外部からの誘惑などから身を守ることができるので、魔術や めい想などを行う時に使われる。また、逆に魔力を取り込んで封じ込める事もできるので、お守りやおまじないなどにも利用される。

▼魔法使い(魔術師・魔女も含む)
広い意味で、魔法や魔術を扱う者をさす。

★魔法文字
その名の通り、魔法書に伝えられている文字。魔術・魔法 ・おまじないを行う、魔方陣を描く、お守りに力を持たせるなど、さまざまな用途で使われている。種類も天使からわたされた神秘の文字・ヘブライ語・ルーン文字などといろいろある。

★魔法薬
実際に伝えられている魔法の1つ。ハーブ(香料や香辛料として使われる植物)などを原料とした、いわゆる漢方薬のようなもの。人体だけでなく心の状態にまで影響するものもある。

★魔力
魔法や魔術を使う時に発揮される力。 魔女パワーと同じ意味に使われる場合あり。

◆マント
魔女のファッションの中でも特に欠かせない一品。熱や水に強く、風や寒さ・火をも防ぐ。生地はかなり厚手のフェルトのようなものでできていて、色はたいてい黒かグレー。さらに裏側には、魔法薬や占い用の道具などの小物を隠し持つためのポケットがたくさんついている。

●▲マンドラゴラ(マンドレイク)
魔法薬の原料として使われていた植物の1つ。根が人間の形をしていて、その叫び声は聞いた者に死をもたらすといわれていた。うまく手に入れば、好きな人と必ず結ばれたり、どんな病気もあっという間に治るなど、あらゆる望みがかなうらしい。

▼巫女(シャーマン)
自然界の神々や精霊たちの声を聞く能力を持った女祈祷師。神殿巫女も含めて、魔女のはじまりとされている。

★めい想(瞑想、メディテーション)
魔女パワーの1つ。簡単にいえば、目を閉じて心を落ち着ける術。詳しくいうと、魔方陣の中心に座り、静かな音楽を小さな音量で流したり、お香をたいたりして、精神統一を行うこと。
夜の8時から10時の間に、風呂に入って身を清めてから行う。音楽を小さくかけたり、お香を焚いたりして目を閉じ、10〜20分精神統一する。
魔術や魔法にとりかかる前に心をリラックスさせるために行うものと、悪い欲望を取り除くために心を遠くの場所や宇宙にまで飛ばすものとがある。
ただし、後者はかなり難しいうえに危険なので、魔女は必ず自分より優れた者の指導に従って行う。

↓や↑
●▲ユニコーン
伝説上の一角獣の一種。その姿は馬に似ていて、頭に生えた1本角はねじれている。キリスト教の宗教画や英国王室の紋章などに描かれている。神に仕える生物とも、ペガサスと同様に魔法の世界に住む存在とも伝えられている。

●▲妖精
小型の精霊。ときどき人間などの姿で、人前に現れることがあるらしい。
<四大元素の妖精の例。>サラマンドラ、コボルト、ジョルフェ、ウンディーネ、ニンフなど
<森の妖精の例>フェアリー、ノーム、 エルフ、ドワーフ、ニンフなど

↓ら↑
★ルーン文字
魔法文字の一種。紀元後数世紀の間ヨーロッパ北部で使われていた。昔から 魔力の宿っている文字といわれている。

◆ロングスカート
魔女のファッションの1つ。魔女によっては柄付きでおしゃれすることもあるが、たいていは無地。

↓わ↑
★ワンド
長いタイプのつえ。使いこなすのにかなりの修行を必要とする。

その他:魔女パワー・魔法の小道具紹介、魔女っ子度テスト、パワーアップレッスン、おまじない、質問コーナー、など

情報提供 マジップリンさん

どなたでも更新可。情報の追加・補足歓迎します。
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このページへのコメント

お仲間さんだ

0
Posted by 美咲 2006年07月16日(日) 20:31:45 返信

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