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作者:吉河美希
掲載:週刊少年マガジン
出版社:講談社

あらすじ

朱雀高校に通う高校生 山田竜は、学園きっての問題児で不良少年で学校でも周囲から浮いた存在であり、友達も出来ずにいた。 ある日、階段から落ちたはずみで優等生 白石うららとキスしてしまったところ、2人の身体が入れ替るという不思議な現象に見舞われる。いくつかの実験と検証により、うららは『キスした相手と身体を入れ替わる能力』、山田は『キスすることで、魔女の力をコピーする力』を持っていることが判明する。 生徒会副会長の宮村虎之介に、あっさりと入れ替わりを見破られた2人は、超常現象研究部に入部することになる。そこに、超常現象マニアの伊藤雅と、帰国子女の椿 剣太郎が入部。能力について探るうちに、朱雀高校には「魔女」と呼ばれる力を持った女子生徒が常に7人いて、それぞれが異なる超能力を持っていることが判明し、魔女探しをすることになる。

登場人物

魔女
最初の7人
白石うらら
私立朱雀高校2年B組。超常現象研究部部長。元入れ替わりの魔女。胸のサイズはEカップ。学年トップの学力を誇る。以前は学園においていじめの対象にされており、その経緯から冷めた性格になり「学校はつまらないもの」「勉強のためだけなら、学校に行く必要はない」と考え、大学への進学希望もしていなかった。しかし、山田がうららの体でいじめグループを追い払ったことをきっかけに、いじめがなくなり、学校を楽しめるようになる。山田と入れ替わった時に山田に代わりに入浴させることがあるほか、初めて入れ替わった時は山田の股間を覗いて「変なものが付いている」と述べた。「キスした相手と精神を入れ替える能力」の持ち主であり、山田とキスして初めて能力が発現した。なお、本人は山田以外には能力を使いたがらず、第三者が入れ替わりを行う際は基本的に能力をコピーした山田が代行する。自分に一途で一本気な山田とは相思相愛の仲だが、山田が時に自分より他の魔女たちを救うことを優先したり、彼女たちとキスすることへの嫉妬から冷たく当たってしまったり、二人の恋は前途多難である。また、物語中盤で山田宅に泊まった際、危うく男女の一線を越えそうになったことがある(その際、うららの方は覚悟を決めていたが、山田の鈍感ぶりで不発に終わった)。

小田切寧々
「キスによって相手の心を虜にする能力」の持ち主。この能力を五十嵐に使ったことがきっかけで山田は学校中で嫌われるようになった。山田とキスをして自分の能力に堕ちたことをきっかけに山田のことを好きである自覚を持った。当初は宮村と次期生徒会長の座を争っており、五十嵐や幾人かの生徒を能力で従えあくどい手段で宮村の評価を貶めようとしていたが、最終的に敗れる。儀式後は虜の能力を失うものの、宮村に新生徒会書記に任命される。山田と白石が付き合い始めてからもまだ諦めず、合宿所にてうららにライバル宣言をする。選挙では玉木の応援演説者を務めたが、三浦による操作の能力のため一条を応援する内容を話し、形勢を逆転させた。ナンシーに記憶を消され忘れているが、過去には山田や姫川、五十嵐とも親密な関係にあったことが分かっている。

大塚芽子
2年C組。元思念(テレパシー)の魔女。眼鏡っ子で、緑色の左に寄せた縦ロールヘアが特徴。漫研部所属。白石と入れ替わった山田に恋をして、思い切ってキスをした。「キスをした相手とテレパシー(思念)ができる能力」の持ち主だった。1度大塚とキスした者同士の間なら、大塚なしでもテレパシーが成立する。人と話すのが苦手な性格。夏期講習で補習を受けることになり、同じく補習組だった亀田と鶴川と組みテレパシーを介したカンニングを行っていた。リカによって山田たちと魔女に関する記憶を失う。その時にこれまで以上に他の生徒とのコミュニケーションを取らなくなった。しかし、山田とキスをしたことをきっかけに山田たちと魔女に関する記憶が戻る。儀式を行い、思念の能力を失った。

猿島マリア
2年F組。元未来視の魔女。アメリカからの帰国子女。ウェーブのかかった、桃色の髪のポニーテールが特徴。「キスをした相手の視点で未来が予知できる能力」の持ち主だった。自分の能力で、自分と山田が「旧校舎火事」の犯人にされてしまう未来を見てしまったため、火事を防ぐべく登校拒否をしている。キスはもともと挨拶代わりで、色々な人とキスをしているうちに能力が備わった。キスの時に、舌を入れる癖がある。日常生活で無意識に英語を使うことがある。恋をするために能力を消すことを望み、山田に相談した。このことをきっかけに山田は玉木と接触することになる。リカによって山田たちと魔女に関する記憶を失う。その時に暴走し、魔女の能力を多用するようになった。しかし、山田とキスをしたことをきっかけに山田たちと魔女に関する記憶が戻る。儀式を行い、未来視の能力を失った。後にモデルオーディションに出場して見事優勝したこと山田に報告している。山田とは事件を機にかなり好意的に接していて、よく抱き付いている。

滝川ノア
1年C組。元ポエム部所属。山田たちが卒業した後は、超常現象研究部部長になっている。元過去視の魔女。右目の隠れた水色で、ツインテールにリボンが特徴。一人称は「ノア」。数々の問題を起こしている。「キスをした相手のトラウマになった過去を夢で見る能力」の持ち主。後述する仲間たちに濡れ衣を着せた相手に復讐し、失われた人気を取り戻すために白石たちを退学に追い込み魔女の力を手に入れようとしたが、山田たちの策によって阻止される。その後、心を許した山田に事情を話して和解。山田に恋心を抱くようになってからはベタベタしだすようになった。ノートの下巻を見たことがある数少ない人物の1人でノートを飛鳥たちに盗まれるまで所持していた。山田に玉木の存在を教えてあげた。リカによって山田たちと魔女に関する記憶を失う。その時に暴走し、魔女の能力を多用するようになった。しかし、山田とキスをしたことをきっかけに山田たちと魔女に関する記憶が戻る。儀式を行い、過去視の能力を失った。このことにより、悪夢を見なくなった。山田と白石が付き合い始めてからも寧々同様に山田のことを諦めておらず、自分のことを山田の嫁と言っている。山田が7人目の能力を手にしたと聞いて、キスをして山田の観測手になった。山田が能力を使ってもノアが山田を忘れることはない。また、能力者の現在地を把握することができるようになった。ちなみにその後、超常現象研究部は部員が3人以上いないと廃部になってしまうため、ノアが部長になって廃部を阻止した。

飛鳥美琴
3年C組→卒業。元透明の魔女。ロングヘアにカチューシャが特徴。宮村や小田切と同じ生徒会元副会長で、山崎の元秘書。至って冷静な性格で、何を考えているか分からない。体術を身につけており、山田でも恐れるほど。「キスした相手に自分を確認できなくさせる能力」の持ち主だったが、玉木の「魔女の能力を吸い取る能力」により一時的に能力を失っていた。儀式直前に玉木から能力を返され、儀式を経て力を失った。山田たちが全員の記憶を戻そうとするのをいろんな手を使って妨害していたが、寧々たちに捕まえられる。隙をついて逃げるものの山崎の命令に従って、儀式を行う。儀式後、潮と共に将棋部を創設し、その裏でノートの上下巻を盗み何かを企てている。山田が1年の時にも生徒会に所属していた描写があるが、詳細は不明。自分が完璧だっため、自分より完璧な人を求めていた。

西園寺リカ
3年F組→卒業。元7人目の魔女。毛先のカールしたオレンジ色のセミロングヘアに、そばかすが特徴。一人称は「リカ」。日傘を常に持ち歩いており、スリルが楽しいからと学校でもノーパンで過ごしている。「7人すべての魔女を知った相手の魔女にまつわる記憶を消す能力」と「すべての魔女を探知する能力」の持ち主だった。他の魔女とは違いキスをしなくても能力が効くが、魔女に対しては1度しか能力が効かない。宮村から「別格」と言われている。山崎のことが好き。山田と玉木が7人の魔女全てを知ってしまったため、本来なら山田たちの記憶を消すことになるが、山田たちには効かないため、山田たちの周りの人たちから山田たちと魔女に関する記憶を消した。始めは生徒会側で山田たちに対抗していたものの、山田の説得の末、山田に味方することを決意する。儀式を行い、記憶操作と魔女探知の能力を失った。

前から存在していた魔女
清集院桃子
2年I組。入れ替わりの魔女。「キスした相手と身体を入れ替えることのできる能力」の持ち主である。柔道部に所属。1年の時には痩せた体型で、そのとき山田、ナンシー、小田切、五十嵐、姫川とも関わりがある。記憶をなくしてからは、魔女の能力を使い、暴走している。

紺野つばさ
2年F組。女子バスケットボール部の部長。服従の魔女。小田切寧々の”虜の能力”の強化版、「キスした相手を服従させる能力」の持ち主である。部をまとめるために能力を使い続けるが、やがてリスクがない力に溺れていき、部員に宿題をさせたり、寧々に能力をかけたりと暴走していくも、山田の手助けにより能力の使用をやめた。遊園地でデートして観覧車でキスをする理想のデートに憧れていた。山田に好意を持っている。記憶をなくしてからは、魔女の能力を使い、暴走している。1年生の秋頃(2学期開始から1ヶ月後)の時点ではまだ魔女ではなく、代わりに藍川 望という生徒が魔女であった。

萌黄ことり
2年E組。読心の魔女。大塚芽子の”テレパシーの能力”の強化版、「人の心を読む能力」の持ち主である。親友であるぬいぐるみの「さとり」をいつも持ち歩いている。ぬいぐるみを媒介とすることで相手に能力をかけることができる。厳密にはテレパシーの能力のように互いの考えが読める能力である(ただし、普段は意志を持たないぬいぐるみを媒介としているので、一方的に能力をかけている)。山田ですら呑まれてしまうほどの能力を自制できるほどの精神力をもつ。クラスメイトを他の魔女の能力から守るために全員に能力をかけていた。その優しさゆえ、山田と知り合いである五十嵐にキスを頼まれ、能力をキャプチャーされてしまう。しかし、儀式が行われる前に能力を返された。

姫川そら
2年D組。ロマンスの魔女。滝川ノアの”過去視の能力”の強化版、「ロマンスの能力」の持ち主である。キスした相手の「好きな人との思い出が見える能力」を持つ魔女である。手芸部部長。不器用なため、針を頭や腕などに刺して流血してしまうことがしばしばある。山田が姫川の「好きな人との思い出」を見たとき、「好きな人」の顔も声も分からなかった。しかし、宮村や滝川を能力にかけたときには顔や声は特定できた。このことについて山田は、姫川はナンシーに記憶を消されたと解釈し、姫川の好きな人は自分自身であると推測する。1年の補習合宿で山田と知り合い、ナンシーを加えた3人で魔女探しをしていた。その中で山田に惚れてしまうが、能力をかけた際に山田の好きな人が自身ではなかったことを嘆く。翌日、魔女殺しのキスでも思い出せなかった空白の記憶を挟み、ナンシーに「何も聞かずに記憶を消して」とせがみ生徒全員の記憶を消させた。

筑紫愛子
2年G組。未来視の魔女。猿島マリアの”未来透視の能力”の強化版、「未来予知の能力」の持ち主である。この能力は猿島の能力と違い、筑紫自身の行動により未来を変えることができる。普段は能力を占いのために使い、それによって視た悪い未来を良い方向へと変えるために行動している。自ら占った未来に自身が関与すると自作自演だと疑われてしまうことを危惧し、「JK仮面」に変装して人知れず行動することが多い。萌黄と同じく水を媒介としているので、キスをせずに能力をかけられる。記憶をなくしてからは、魔女の能力を使い、暴走している。

菊池アカネ
2年F組。透明人間の魔女。飛鳥美琴の透明人間の能力の強化版、「透明人間の能力」である。普段からとても忙しく、常に分単位で何らかのミッションをこなしている。魔女の関係者ではナンシーしか連絡先を知らない。記憶が消えてからは学校に登校していない。

ナンシー/虹野晴子
2年G組。元7人目の魔女。「記憶を消す能力」と「記憶を操作する能力」「すべての魔女と魔女に能力をかけられた生徒を探知する能力」の持ち主である。シドと一緒に魔女と能力にかけられた生徒の監視をしている。しかし、詫摩側の魔女は見ることができない。能力に呑まれた魔女の記憶を消すことによって魔女を救っている。山田とは過去に面識があり、山田と姫川の3人で魔女探しをしていた。魔女のことは超常現象研究部に忍び込んで上巻ノートを見つけて知った。過去に山田の記憶を2回消している。現在は山田に能力をコピーさせた上で五十嵐にキャプチャーされたため、能力を保持していない。その後はバンドを結成してカラオケに入り浸っている。

儀式後に誕生した魔女
後に「男勢力の魔女」と呼ばれる。 鈴原光、アレックス・スペンサー、は卒業した3年生の後継者である。
黒崎仁
1年。前副会長。タイムスリップの魔女。「相手の過去に関われる能力」の持ち主である。キスした相手の過去に飛んで、相手の過去を見ることができる。うらら曰く、「誰かの“今”を幸せにする能力」である。キザで山田曰く暗殺者(アサシン)のような見た目をしている。山田たち先輩に対して常に尊大に接するが、宮村にだけは心酔しており、宮村会長時代の秘書である山田を敵視している。実は気が小さく、高校デビューである。山田は黒崎が何も変わってないから能力を手に入れたと考えている。記憶を無くしたが、玉木が山田に関する記憶を教えたため、山田の事は分かっている。

詫摩類
2年D組。人間観察部部長。6人目及び7人目の魔女。西園寺リカの”記憶操作の能力”の後継者で、「7人すべての魔女を知った相手の魔女にまつわる記憶を消す能力」と「すべての魔女を探知する能力」の持ち主である。魔女である事を認知していればナンシー側の魔女も見ることができる。能力と自身の頭脳により、人間関係を知ることができることが一番気に入っている。能力を使ったことがない。知能がとても高く、うららよりも賢い。魔女の能力がキスで発動する理由と自分の能力にとても興味を持っている。7人目の魔女になってから、学校が楽しいらしい。貧血持ちであり、杖を持ち歩いている。実は二重人格であり、6人目の魔女の能力はもう1人の詫摩(黒詫摩と呼ばれている)が保持している。過去に黒詫摩が魔女について触れ回ったせいで、全校生徒の記憶の一斉削除の原因となった。その際に山田と乱闘し、山田に勝っている。6人目の魔女の能力の詳細は不明。

一条政宗
2年J組。握手で相手に能力をかけることができる扇動の魔女。「扇動の能力」である。対象は複数可。人の気持ちを煽り立て集団心理により増幅させ、結果的に行動を起こさせることができる。宮村から会長の座を奪おうと大勢の生徒に握手でこの能力をかけ、リコール運動を立ち上げ、リコールに成功。リコール成立後の次期生徒会長に立候補して選挙活動を行うが、潮が7人目の魔女の能力を行使したことにより全校生徒から忘れられた。

三浦悠理
1年H組。元将棋部員。生徒会秘書。頭突きで相手に能力をかけることができる操作の魔女。「操作の能力」である。対象は単体のみ。八十島曰く、「姫川そらに好意を持っている」らしい。姫川とは家が隣同士の幼なじみである。姫川がナンシーに記憶を消させた時はまだ朱雀高校に入学していなかったため、事前に姫川から聞いていた全てのことを覚えている。朱雀高校を「あるべき姿に戻す」ために、それを止めようとするもの(ナンシー)と戦っていると語るが、三浦自身はかつて山田が姫川を傷付けた経緯の真実を探るために行動している。現在は、玉木の秘書になっている。

鈴原光
1年B組。超常現象研究部員。虜の魔女。能力は「キスによって相手の心を虜にする能力」である。小田切寧々と同様の能力だと思われる。高校進学には興味が無く、双子の兄の鈴原蛍だけが朱雀高校進学を決めたが、入学前に蛍が事故にあってしまったため光が替え玉として入学した。高校で友達を作ることは蛍のためであったが、本心では自分も学校生活を楽しみたいと思っていたことが魔女になる要因となった。玉木から翌年正規に受験をすることを勧められ、超研部員に勉強を教えてもらっている。後に編入試験に合格し、転校生として正式に朱雀高校の生徒となる。超常現象研究部の後継者候補である。

アレックス・スペンサー
3年H組。入れ替わりの魔女。「キスした相手と身体を入れ替える能力」である。白石との能力の違いは不明。日本語がぺらぺらで、4月にアメリカから留学してきた。文化の違いからコミュニケーションが取りづらく、入学当初はもてはやされたが徐々に「ボッチ」になっていった。そのことを小田切から気にかけられ、山田の助力で一気に人気者となった。猿島の家にホームステイしており、山田と接触する前から猿島から魔女の能力について聞いていた。小田切に好意をもっている様子が窺える。

用語

魔女
本項では、作中の設定について説明する。キスをすることで、特殊能力を発揮する人である。魔女たちは互いに能力をかけることができない。(記憶操作の魔女を除く)7人全員が揃って儀式を行うと、願いごとが叶えられる。魔女にはうららや寧々など生徒会や超常現象研究部が確認していた魔女グループと紺野やナンシーなど生徒会や超常現象研究部が知らなかった魔女グループの2つのグループがあることが確認されている。また、後者のグループのうち、読心と未来予知の能力は媒介を使用することによりキスせずに能力をかけられることがわかっている。(他の能力は不明)うらら達が能力を失った後、黒崎や詫摩の新たな魔女グループが誕生している。学校を卒業または退学した場合、魔女の能力は消えてしまう。

7人目の魔女
魔女の中でも、記憶操作の能力を持つ魔女のみを指す。他6人の魔女に共通する法則が通じなかったり、複数の能力を有していることから「別格」とされている。記憶操作の他に、儀式を発動する能力・能力を宿している人間を見分ける能力・自身の観測手を選定する能力などがある。魔女殺し(まじょごろし)玉木が自分の能力を元に命名した、魔女の能力が効かない能力者。コピーの能力を持つ山田とキャプチャーの能力を持つ玉木と五十嵐のことを指す。今のところ、男子しか能力者がいない。

朱雀高校
東京にある有名私立進学校。生徒会長がこの学校における絶対権力者である。1学年10クラスもあるマンモス校。追試において80点以下を取ったら退学処分となる。作中における夏休みまでは旧校舎が新校舎と同じ敷地にあった。主に合宿所として利用されているクラブハウスが存在する。この学校には他の学校と違って在学している生徒が魔女または魔女殺しとなることがある。しかし、能力の存在に気付いているのは魔女や魔女殺しの周辺の人たち、または生徒会のみである。

超常現象研究部
山田竜、白石うらら、宮村虎之介、伊藤雅、椿剣太郎、鈴原蛍が所属し、うららが部長、宮村が副部長を務める。主に朱雀高校に存在する魔女伝説について調べている。以前は山崎春馬と宮村レオナが所属していた。その時に西園寺リカが仮入部していたことがある。儀式によって能力が消えてからは特に活動していなかったが、生徒会を中心に新たな魔女(実は以前から存在した魔女)を探し始めたことで活動を再開する。山田たちが卒業した後は、ノアが部長、部員として蛍と光が所属。

ノート
「トイレの花子さん」や「放課後の13階段」などといったありきたりな話や「朱雀高校の魔女伝説」といった話が記載されている。上下巻に分かれていて、儀式前までは上巻は超常現象部に置いてあり、下巻は朱雀高校のクラブハウスにある超常現象研究部の部室に置いてあったものをノアが所持していた。儀式後にどちらも飛鳥たちに盗まれている。

儀式
生徒会室の隣の部屋にある祭壇によって隠されている魔法陣の上で7人の魔女が手を繋いで、その場にいる全員が目を閉じることによって行える。儀式の間は魔法陣の中心に存在している人と7人目の魔女以外の時間が止まる[注 9]。7人目の魔女とキスするときに願っている願いごとが叶う。山田は儀式で「この学校から魔女の能力を消してくれ」と願ったが、儀式を行ったときの7人の能力が失われただけで、魔女の存在は黒崎や詫摩たち新たな7人に受け継がれた。同じ魔女での儀式は一度しかできない。

観測手(スポッター)
7人目の魔女が記憶操作の能力を使った時、その代償として7人目の魔女は生徒全員からその存在を忘れられてしまう。しかし、事前にキスをした最初の1人目だけは、7人目の魔女のことを決して忘れることのない存在・観測手(スポッター)となれる。山崎をはじめ、歴代の生徒会長が観測手の役を担っていたとされている。リカの観測手が山崎、ナンシーの観測手がシド、山田の観測手がノアである。

完全記憶者(アカシックレコード)
魔女ノートを執筆した人物が巻末に記した自己の能力の分類名。7人目の魔女の記憶操作や儀式の記憶消去の影響を一切受けず、文字通り全てを完全に記憶している存在。現在では委員長のみが確認されているが、出自や存在理由などは一切不明。グアムで山田が委員長の未来を予知したことから、記憶関係以外の魔女の能力は通用するとみられている。始まりの魔女全ての魔女の能力の生みの親。詫摩には「全ての魔女は始まりの魔女と共にある」と言われている。3年間の学校生活を自分の望むように送れる代わりに、卒業後(朱雀高校を去った時も同様)、学校の全ての人間(完全記憶者を含む)の記憶から消える。現在は白石うららが始まりの魔女である。うららは転校時に、自分の3年間の記憶を代償に、山田にのみ自分との記憶を残した。

雑記



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