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作者:竹中きよし
連載:小学3年生 昭和45〜46年 (掲載時はおしかけ魔女っ子リリー)
別冊ベストコミック6として、虫プロ商事から昭和47年3月25日発行



あらすじ

魔界からデコちゃん家にやってきた魔女っ子リリーそのまま、デコちゃんの妹として、住み着いて、魔法でいたずらし放題!

登場人物

リリー
悪魔界から人間界にきた。デコちゃんのお父さんが、デコちゃんの誕生日プレゼントに買ってきた人形だった。

デコちゃん
普通の女の子。ちょっとだらしない一面も。リリーの鼻と自分の鼻をこつんとすると、デコちゃんも魔法が使えるようになります。

タッチン
近所の悪ガキ。デコちゃんとちょっといい仲。

雑記

児童書として素晴らしい出来です!ベストコミックの表紙の左下には、★ゆたかな夢をはぐくむ虫プロのまんがシリーズ★とありますが、まさにそのとおり。最初は、リリーがいたずらばかりして困ってしまうという感じなのですが、中盤から、デコちゃんがリリーの魔法に頼ったり悪用したりして、なんかドラえもんとのびたのような関係です。で、魔法だけではうまくいかないというオチもつきます。うーんやっぱ楽はできないか。最後にリリーは、鼻としっぽがとれて人間になり、デコちゃんの妹として暮らしていくことになるのですが、人間になったリリーも可愛い!学年誌のほうも何冊か入手してみましたが、ベストコミックに収録されてない話もいくつかあるようです。台風の目の話や、デコちゃんを悪魔界につれていこうとする話など抜けてますね。学年誌の付録でもリリーは少しあったようです。入手難しそーだよぉ。なお、この作品は、私が確認する限り、日本で始めてタイトルに魔女っ子の字が入った作品です。魔女っ子メグちゃんより古い作品なんですよ。魔女っ子という言葉そのものはこの作品以前にもあったようですけど。

第一話で、リリーがデコに自己紹介する場面があるのですが、ちと興味深いです。
リリー「あたし人形じゃないのよ。魔女っ子なのよ。リリーっていうの。よろしくね!」
デコ「魔女ってあの悪魔のいろいろなじゅつをつかう・・・。」
リリー「そうよ、でもかわいいでしょ(うっふん) 」
デコ「ち、ちかよらないで。」

当時は魔女というと、まだいいイメージはなかったんでしょう。サリーちゃんはきれいな魔法の国からやってきて、アッコちゃんは普通の人間です。悪魔界からやってきた可愛い魔女っ子なんて設定はかなり斬新だったはずです。最高です!1998年にあきさんからメールもらってから、4年経過して、やっと紹介ページ作ることができました。ベストコミックの入手ははっきり言って超困難です。学年誌のほうが簡単に入手できるかも。「奥さまは魔女」なる竹中きよし作品があるようです。なかよしブック 昭和43年2月号の付録? 詳細知ってる方ぜひ教えて下さい。

別冊ベストコミック6(昭和45〜46年の小学3年生に掲載)に収録されている最終回はリリーが人間になるラストなのですが、リリーが魔女の世界に帰ってしまうラストが掲載されている学習雑誌もあるようです。恐らく昭和45年の前年、前々年にもリリーは小学3年生に掲載されていて、つまり4月〜翌3月までで一旦終わり、また一から始まって翌3月に終わるを3年やった可能性があるのかも知れません。つまりラストは3つ以上ある? 単行本未収録の話は私が確認できているだけでも7つ以上あるのですが全貌がなんとなく把握できた気がします。詳しい方ぜひコメント等で教えて下さい。


情報提供
あきさん
へむれんさん
なにわオタさん
ネルオフ

このページへのコメント

最終回の最後で、本物の「デコちゃんの妹になりました」という超ハッピーエンド、今思い出してみると心憎いほどの感動ものですね。

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Posted by 小牛田ドクトリン 2019年12月14日(土) 00:56:29 返信

なにわオタさん、へむれんさんコメントと貴重な情報ありがとうございます。

私の持ってる別冊ベストコミック6に収録されてるリリーの最終回は人間になるチックルラストです。
帰っちゃうラスト(数パターン?)もあることに衝撃受けました。
すでに百数十冊持ってるのですが60〜70年代の学習雑誌コンプするくらいの気合が必要のようです。
何年先になるかわかりませんが気長にいきます。

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Posted by  sphee12 sphee12 2018年01月06日(土) 22:24:01 返信

 はじめまして。魔女っ子はサリー・アッコからリコ・めぐみんまで守備範囲のへむれんともうします。
  昭和45年=1970だと私は小学五年生で、しかし「魔女っ子リリー」は愛読していた記憶があります。「お鼻のキッス」など、よく覚えています。1968〜69年の頃、小学三年生〜四年生に連載されていたのかもしれません。ただ、一年下の妹も学年誌を買っており、そちらにも連載されていた記憶があり、またググってみると1971年の小学四年生に連載されていることがわかりました。そしてゲストキャラに「ジュリー」のバロディーの「ゼリー」というスターがおり、GSの全盛期が69年までですから、1968年か69年に読んでいた=小学三年生か四年生に連載されていたのを読んでいたことになります。1960年代後半から70年代前半頃に、小学四年生に毎年連載されていたのかもしれません。なお、妹が読んでいた版では最終回があり、なにわオタさんのご記憶とは少し違っている(デコちゃんは夢の中で「リリー、いかないで」と寝言を言っている)からです。
 「魔女っ子」という言葉の成立はもう少し古いようです。

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Posted by へむれん 2017年12月11日(月) 21:04:51 返信

「魔女っ子リリー」
懐かしいです。私が小学生3年ぐらいの頃だったと思いますが学習雑誌に連載されていました。
私も初めて「魔女っ子」というタイトルの漫画だったと記憶しております。
最終回はドラえもんの最終回(原作の方の)と似た感じでした。
リリーはどうしても魔界へ帰らなければならなくなり、女の子が眠っている間に「リリーは帰るわ。かわりに帽子を置いていくね。」
の言葉を残して去っていきます。
翌朝リリーがいなくなった家ではリリーを探して呼ぶ声が聞こえてきました。

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Posted by なにわオタ 2017年11月18日(土) 14:17:26 返信

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