スティッフパーソン症候群(stiff-person syndrome:SPS)[別名:スティッフマン症候群(stiff-man syndrome:SMS)、全身硬直症候群、全身強直症候群]という病気のまとめwikiです。

メモ > MSの免疫関連

多発性硬化症(MS)におけるTh17の免疫機序とリツキシマブの関係

  • Rituximab - Multiple Sclerosis Trust
    再発寛解型MS(RRMS)ではリツキシマブ投与群に有意な差が認められたが、原発性進行性MS(PPMS)では効果が見られなかった。ただし、若年層では効果があるという分析もあるとのこと。

リツキシマブは病状によって効果が異なる。全身に作用するのではなく、臓器特異的な効果を持つようだ。そして、Th17に対する効果も持っているという研究もある。
EAEマウスの実験において、Th17:Th1比率が高い(Th17が多い)場合に脳への炎症が発生する(Th17の割合と脊髄炎の発症に関連はなかった)という研究から、
脳の炎症、例えば脳幹症状などを抑える効果があるのかも、と思えるがそれに言及した文献は見つけていない。

もしかすると、SPSの場合でも目や口のような脳幹症状、あるいはPERMに対しリツキシマブが効きやすく、
体幹や近位四肢に対しては効果が弱い、のかもしれないが、SPSやPERMとTh17との関与を研究した文献も見つけていない。

他のMS治療薬

フィンゴリモド(fingolimod, FTY720)
スフィンゴシン1-リン酸受容体(S1PR)調節剤。

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