円形脱毛症
Alopecia areata
病態と診断
円形脱毛症は遺伝的な背景をもった個体に生じる．毛包組織を標的とした自己免疫疾患と考えられている．臨床的には自覚症状や先行病変を欠き，頭部に単発あるいは多発する円形の脱毛巣（通常型）を特徴とする．通常型のほかに全頭型，汎発型，蛇行型がある．
治療方針
自然軽快も多いが，非常に再発しやすい疾患である．全頭型，汎発型，蛇行型は非常に難治である．それぞれの治療法の利点，欠点を踏まえたうえで治療法を選択する．
処方例
A，軽症例（あるいは通常型）
１，外用療法
下記にいずれかを用いる．
�．侫蹈献鷄奸。影�２回 塗布
�▲妊襯皀戞璽肇好�ルプ １日２回 塗布
２，内服療法
下記のいずれかを用いる．
�．▲譽蹈奪�（５ｍｇ） ２錠 分２（保険適用外）
�▲▲譽献�ン錠（２０ｍｇ）１錠 分１ 朝食後(保険適用外）
B，難治例（あるいは全頭型，汎発型）
１，ステロイド局注
ケナコルトA注（５０ｍｇ）１０ｍｇを１％キシロカインE注と等量混合し，２〜４週に１回程度局所に注射
皮膚の萎縮，陥凹に注意する．
２，液体窒素冷却療法
液体窒素綿球にて２週に１回程度施行する．
３，局所免疫療法
強力な感作物質により局所に接触皮膚炎を引き起こす療法である．１％SADBE（squaric acid dibutylester)アセトン液（院内製剤）で感作する．０．０００１％程度の濃度から開始し１週に１回程度塗布する．
４，PUVA療法
０．３％オクソラレン軟膏塗布２時間後にUVAを照射する(保険適用外）
C，急速に脱毛をきたす症例
プレドニン１日量３０〜４０ｍｇから開始し，漸減する．
病態と診断
円形脱毛症は遺伝的な背景をもった個体に生じる．毛包組織を標的とした自己免疫疾患と考えられている．臨床的には自覚症状や先行病変を欠き，頭部に単発あるいは多発する円形の脱毛巣（通常型）を特徴とする．通常型のほかに全頭型，汎発型，蛇行型がある．
治療方針
自然軽快も多いが，非常に再発しやすい疾患である．全頭型，汎発型，蛇行型は非常に難治である．それぞれの治療法の利点，欠点を踏まえたうえで治療法を選択する．
処方例
A，軽症例（あるいは通常型）
１，外用療法
下記にいずれかを用いる．
�．侫蹈献鷄奸。影�２回 塗布
�▲妊襯皀戞璽肇好�ルプ １日２回 塗布
２，内服療法
下記のいずれかを用いる．
�．▲譽蹈奪�（５ｍｇ） ２錠 分２（保険適用外）
�▲▲譽献�ン錠（２０ｍｇ）１錠 分１ 朝食後(保険適用外）
B，難治例（あるいは全頭型，汎発型）
１，ステロイド局注
ケナコルトA注（５０ｍｇ）１０ｍｇを１％キシロカインE注と等量混合し，２〜４週に１回程度局所に注射
皮膚の萎縮，陥凹に注意する．
２，液体窒素冷却療法
液体窒素綿球にて２週に１回程度施行する．
３，局所免疫療法
強力な感作物質により局所に接触皮膚炎を引き起こす療法である．１％SADBE（squaric acid dibutylester)アセトン液（院内製剤）で感作する．０．０００１％程度の濃度から開始し１週に１回程度塗布する．
４，PUVA療法
０．３％オクソラレン軟膏塗布２時間後にUVAを照射する(保険適用外）
C，急速に脱毛をきたす症例
プレドニン１日量３０〜４０ｍｇから開始し，漸減する．
2006年05月10日(水) 19:51:20 Modified by takomanbo