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脂漏性皮膚炎

Seborrheic dermatitis

概念
 脂漏部位に脂漏性落屑を伴った紅斑として生ずる皮膚炎
同義語
 脂漏性湿疹

頻度
 乳児期,中年期を中心としてみられるありふれた皮膚疾患

病因・発症機序
 皮膚に分泌された皮脂中のトリグリセリンが真菌(M.furfurなど)によって分解されて生じた遊離脂肪酸が,皮膚を刺激して皮膚炎が生ずる考えが現在論じられている.このほかに皮脂中の過酸化脂質による刺激,先天的な皮脂分泌の異常,ビタミン欠乏(ビタミンB2,B6),精神的ストレス,心疾患,アルコール多飲などが考えられている.糖尿病,肝障害に合併することもある.

臨床症状
 乳児では,前頭部,前額,両側眉毛部,両側頬部,下顎部などに,脂漏性の落屑を伴った紅斑が生ずる.この皮疹はしばらくすると消失するが,アトピー性皮膚炎の前駆症状と考える人もある.成人の症例では,前頭部に落屑,両側眉毛部,両側鼻翼〜鼻唇溝,口囲などに脂漏性落屑を伴った紅斑を生じる.腋窩,上胸部,乳房下部,上背部,陰部に同様の皮疹を生じることもある.掻痒の程度は一定しないが,一般に激しくはない.冬季に憎悪する例が比較的多い.

必要な検査とその所見
 鱗屑の苛性カリ・パーカーインキ法による鏡検検査:成人の症例では,Pityrosporum orbiculare型のM.furfurが証明されることが多い.

診断のポイント
1,脂漏部位に生ずる紅斑性落屑性皮疹
2,皮疹は対称的に生ずる
3,乳児期,中年期に好発

鑑別診断で想起すべき疾患
1,尋常性乾癬:前頭部に生じた尋常性乾癬の皮疹と脂漏性皮膚炎の鑑別が難しいことがあるが,前者では顔面に皮疹はほとんど生じないが,後者では顔面の皮疹は必発である.
2,アトピー性皮膚炎:脂漏部以外にも皮疹を生ずる.成人型の顔面アトピー性皮膚炎では苔癬化がみられる.
3,酒さ
2006年05月22日(月) 08:24:11 Modified by takomanbo




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