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タグ検索で我が家の腹黒様7件見つかりました。

我が家の腹黒様1

鼻息荒く、鈍い光を灯した三白眼の男の正体は、 かの有名な、『怪人トンカラトン』…とかでは、無い。 したがって、贄を欲して徘徊している訳では、無い。 現在の彼の頭の中は、 −−−大河のアホが弁当箱を学校に忘れて来た。 と、いう事で占められている。 別に、憤りを感じている訳では無い。 この程度、迷惑の内には入らない。忘れたんなら、取って来てやる。 ただ、家に着いて、すぐに弁当箱を洗えないのが、気になるのだ。 彼、高須竜児は、究極のお人好しにして、至高のきっちり屋であった。 一刻も早く、…

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我が家の腹黒様2

−−−ピーッ!! 午後七時二十三分二件ノ伝言ヲ預カッテヲリマス。 「あ〜今日はみのりんとご飯食べに行くから。 てか、あんたも誘ってあげようと思ったのに、なかなか帰って来ないし。 携帯はちゃんと持ち歩きなさいよ。それじゃ。」 「あ〜あ〜。そうゆう事だから、大河借りてくぜッ。 ちゃんと、お土産買ってくっから。 悪く思わないでくれぃ。じゃね。アヂュ〜。」 ……… 「て、事らしい。どうする?」 お留守番をしていた携帯電話が真っ暗な部屋の中で、チカチカと赤く点灯していた。 奈々子と二人、家…

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我が家の腹黒様3

「ああっ、ひでぇ。4隅全部取られた……」 「ウフフ。第一局はあたしの勝ちね。」 ラブラブ・脱衣オセロ、第一局は、奈々子が、圧倒的な力を以て、竜児を下した。 「…お前、今まで本気でやって無かったろ?」 「あら、バレちゃったわね。 でも、高須君だって、今、本気じゃなかったでしょ? だって、急に、弱くなっちゃったもの。」 「うっ…」 「いきなり、本気でやったら、がっついてるみたいで、みっともない… と、いうところかしら?」 「ううっ…」 参ったな…見透かされてる… 不思議な気分だった…

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我が家の腹黒様4

「玄関の方から聞こえるのって、タイガーちゃんと実乃梨ちゃんの声じゃないかしら? 出てあげた方が良いんじゃない?」 もう、ちょっとだったのに…良いところで… あまりの間の悪さに、泣きたくなる奈々子であったが、 「話の続きは、後で聞かせて。」 と、保留の意志を告げる。苦渋の選択である。 「お、おう。」 言われた竜児は、一瞬、躊躇するが、 お願い。出てあげて。と奈々子に促され、ゆっくりと、腰を上げた。 背を向けて、玄関に向けて一歩踏み出そうとした、その時、 グイッと、強い力で後ろに引っ張ら…

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我が家の腹黒様5

『ええぇぇ〜〜!?高須君なの? マジで?高須君ってあの高須君? 同姓の別人とかいうオチじゃなくてぇ〜?クラスの高須君?』 大袈裟に驚く、親友に、ちょっとムッとする。 「そうよ、竜児君よ。 それ以外に居ないでしょ?」 まあ、麻耶の言いたい事も、解らないでは、無いけれど。つまり、 『え〜〜〜…以外に、とか言われても… あたし、奈々子と高須君が話してるトコなんか見た事ないんですけど… 一体、いつの間に知り合ったの?』 って事なんだろう。 「ん〜…今日よ。今日、仲良くなって、告白して… あ…

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我が家の腹黒様6

「ど、どうしたんだ!?」 学校で、会える事を楽しみにしていた彼女が、 何故だか、こうして目の前に立っている。何故?ホワイ? 奈々子の家はここから見て、学校の向こう側。 従って、竜児君と、一緒に登校したいの…とかでは無いハズ。 だって、流石に遠いし。 じゃあ、何だろう?忘れ物かな?と、思っていた時期が、 「…どうしても、竜児君と、一緒に登校したかったのよ。 だから、家まで迎えに来ちゃった…迷惑…だった?…」 竜児にも、ありました。 「へ?…め、迷惑だなんて、そんな事、思う訳ねぇよ。 嬉…

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我が家の腹黒様7

我が家の腹黒様〜それぞれの思惑とちょっぴりの好奇心編〜 2009/11/05(木) 00:18:44 ID:yaDWtEcd 泰子ならともかく、奈々子はその薄い化粧の何処に時間をかけているのだろうか? 化粧なんて全く…とは言わないものの、極々、控え目な下地だけの様に見える。 いや、自分が気づかないだけで、奈々子なりのこだわりがあるのだろうか? もし、自分という存在が…傲慢で自惚れに過ぎる考えだが、もしも、自分という存在が奈々子にそうさせているのだとしたら…どんなにか、嬉しいことだろうなぁ…

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