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【定義】

比丘比丘尼が護持すべき戒法のこと。『四分律』に依れば、比丘は二五〇戒、比丘尼は三四八戒を護持すべきであるとされる。具足戒という呼称は、この戒法を護持するときには、無量の戒徳を修行者の身体に円満具足することを意味する。なお、この原始仏教以来守らねばならないとされてきた戒法については、大乗仏教からは声聞戒とされた。

中国では、『梵網経』『瓔珞経』などの大乗戒・菩薩戒の影響で、比丘・比丘尼が声聞戒受戒した後、十重四十八軽戒の菩薩戒を受けることになっていた。日本では、さらに伝教大師最澄が、声聞戒を受けずに菩薩戒だけをもって出家受具したことにすると定め(『顕戒論』)、その影響もあって最澄死後七日後に比叡山には大乗戒壇が設置された。そして、菩薩戒をもって具足戒であるとされた。
唐の感通のはじめ、年甫三十なり。たちまちに出塵をねがふ。すなはち釣舟をすてて、芙蓉山霊訓禅師に投じて落髪す。豫章開元寺道玄律師に、具足戒をうく。 『正法眼蔵』「行持(上)」巻

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