【定義】
高く立派な建物のこと。
修練ありて堂閣なきは、古仏の道場なり、露地・樹下の風、とほくきこゆるなり。この処在、ながく結界となる。まさに一人の行持あれば、諸仏の道場につたはるべきなり。末世の愚人、いたづらに堂閣の結構につかるることなかれ、仏祖いまだ堂閣をねがはず。自己の眼目いまだあきらめず、いたづらに殿堂・精藍を結構する、またく諸仏に仏宇を供養せんとにはあらず、おのれが名利の窟宅とせんがためなり。 『正法眼蔵』「行持(上)」巻
上記の通り、
道元禅師は
寺院の堂閣(
伽藍)よりも、修行(修練)の方が大事であるとされる。
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