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【定義】

江戸末期の禅僧である大愚良寛と、その門弟であった貞心尼?とが交わした和歌(道歌)を中心にした歌集で、良寛没後4年目に当たる天保6年(1835)に成立した、全1巻。晩年の良寛の人となりを知ることが可能である。

【内容】

貞心尼は、文政10年(1827)頃、良寛に参じており、その後6年間にわたって良寛が道を説きつつ、2人は和歌を交わした(相聞歌)。貞心尼は、良寛の門弟として、末期の水を呈したほどである。その貞心尼が、良寛の略伝・短歌・長歌・旋頭歌に、2人で詠んだ和歌や、『良寛禅師戒語(90句)』なども収めてまとめたのが、この『はちすの露』である。

貞心尼自筆本が、柏崎市立図書館に所蔵されており、現在では『続曹洞宗全書』「歌頌」巻などで見ることが出来る。

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