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【定義】

仏法僧三宝功徳を讃歎する歌のことである。多くは、漢詩の形態で読まれる場合が多いが、和歌の場合もある。
しかあれば、若説・若読・若誦・若書等、これ如来全身なり。一切の華香・瓔珞・繪蓋・幢旛・妓楽・歌頌をもて、供養恭敬尊重、讃歎すべし。 『正法眼蔵』「如来全身」巻

道元禅師はこのように、『法華経』は如来の全身であり、それには香や飾り物、音楽や歌頌をもって供養等をすべきであると説くのである。

【『曹洞宗全書』『続曹洞宗全書』「歌頌」巻】

『曹洞宗全書』には、「室中法語頌古・歌頌・寺誌?金石文類?」巻があるが、その「歌頌」に収録される典籍を下に挙げる。

・『洞上夜明簾』(面山瑞方撰、宝暦12年[1762]刊行)
・『吉祥草』(面山瑞方撰、宝暦2年[1752]刊行)
・『道用桑偈?』(玄楼?奥龍撰、天明3年[1783]刊行)

続曹洞宗全書』には、「法語・歌頌」巻があるが、その「歌頌」に収録される典籍を以下に挙げる。

・『大智禅師偈頌』(大智撰)
・『大智禅師逸偈行録』(著者不詳、享保3年[1718]刊行)
・『正法眼蔵撃節集?』(全巖林盛?撰)
・『句中玄』(面山瑞方撰、宝暦9年[1759]刊行)
・『高祖禅師和讃?』(万仭道坦撰)
・『總持寺十六詠?』(嬾庵大淳撰)
・『無礙集?』(大忍魯仙、文化2年[1805]序刊)
・『草堂詩集?』(大愚良寛撰)
・『題九相図?』(大愚良寛撰)
・『布留散東?』(大愚良寛撰)
・『はちすの露』(大愚良寛、貞心尼?撰)

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