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【定義】

循環して端のない円形のこと。欠けることもなく、余すところもないため、完全円満の意を表す。完全なものという意味の、真理などを意味する、円相
結夏の上堂。払子を拈じて一円相を作して云く、安居は遮箇を超越す。又、一円相を作して云く、安居は這箇を究参す。 『永平広録』巻2-127上堂

【内容】

円相は、六祖慧能の法嗣とされる南陽慧忠が最初に描いたとされ、耽源から仰山慧寂に伝えられた。弟子を導く時に、この円相を払子などで描いて、真実絶対の境涯を示した。特に潙仰宗では、これを多用し、円收六門を初め、円相に関わる問答が多く見られる。

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