曹洞禅・仏教に関するwikiです。人名・書名・寺院名・思想・行持等々について管理人が研究した結果を簡潔に示しています。曹洞禅・仏教に関する情報をお求めの方は、まず当wikiからどうぞ。

【定義】

道元禅師の俗弟子。

生没年:不詳
出身地:不詳

【内容】

詳しい行状は知られないが、一説に波多野義重の従兄弟ともいう。『建撕記』などに依れば、義重と共に、大仏寺建立に協力したとされ、道元禅師が最晩年に病気療養のため上洛されると、京都高辻西洞院にあった覚念の私邸に逗留した。なお、道元禅師はそのまま覚念の家で示寂されている。
高辻西洞院覚念の私宅に御宿し給て、御違例無増減。 『建撕記

なお、道元禅師遷化される前に、覚念の邸宅の壁に『妙法蓮華経?』「如来神力品」の一節を書き付けた、この庵を「妙法蓮華経庵?」と名付けたとされるが、覚念は後に、その「妙法蓮華経庵」の書き付けられた柱を越前国、今南東郡(旧:今立郡、現:越前市)、月尾の下に運んで塔婆を建立し、この柱を中心に道元禅師を供養したという。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

管理人/副管理人のみ編集できます