つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉

【定義】

中峯明本が住していた幻住菴での日用須知を、日資・月進・年規・世範・営弁・家風・名分・践履・摂要・津送の十綱目を挙げて説明している、全1巻。今日行われている喪儀の回向文は、多くこの津送綱目に依っているとされ、更に付録として『開甘露門』があり、自序に依ればその成立は元の延祐4年（1317）である（後の日本で南北朝時代に刊行された五山版があり、江戸時代の寛永20年［1643］にも刊行）。

後の曹洞宗に、当清規は大きな影響を与えた。