【定義】
坐禅の際に、尻の下に敷くクッションのようなもの。本来は「蒲団」と表現され、特に坐禅に使用するため近年は「坐蒲」と呼ばれる。
なお、現在曹洞宗で使われる坐蒲は円形をしたものだが、その典拠としては、瑩山禅師の『坐禅用心記』の坐蒲の説明をする箇所で「経亘[直径]一尺二寸、周囲[円周]三尺六寸」という割注があることに由来する。なお、この坐蒲はそのまま坐禅を生み出す物というイメージで捉えられ、同時に仏祖を生み出すというイメージも喚起した。
坐禅の際に、尻の下に敷くクッションのようなもの。本来は「蒲団」と表現され、特に坐禅に使用するため近年は「坐蒲」と呼ばれる。
坐禅の時、袈裟をかくべし、蒲団をしくべし。蒲団は全跏にしくにはあらず、跏趺の半よりはうしろにしくなり。しかあれば、累足のしたは坐蓐にあたれり、脊骨のしたは蒲団にてあるなり。これ仏仏祖祖の坐禅のとき坐する法なり。 『正法眼蔵』「坐禅儀」巻
なお、現在曹洞宗で使われる坐蒲は円形をしたものだが、その典拠としては、瑩山禅師の『坐禅用心記』の坐蒲の説明をする箇所で「経亘[直径]一尺二寸、周囲[円周]三尺六寸」という割注があることに由来する。なお、この坐蒲はそのまま坐禅を生み出す物というイメージで捉えられ、同時に仏祖を生み出すというイメージも喚起した。
蒲団に坐して能く無量の諸仏を生ず、生、即ち無生。 『永平広録』巻6-461上堂
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