作家 - つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉

【定義】

現在の曹洞宗の読み方は「さっけ」だが、「そけ」が正しいという。

①卓越した力量がある禅僧のこと。はたらきある者。或いは、仏道に弟子を導くことが出来る優れた師家。

これらを、いまの宋朝の輩、作家の祖師とおもへり。然れども、宗杲が見解、いまだ仏法の施権のむねにおよばず、ややもすれば自然見のおもむきあり。　『正法眼蔵』「深信因果」巻

②強引に思惟して、見解を作り上げること。

色即是空といふは、色を強為して空とするにあらず、空をわかちて色を作家せるにあらず、空是空の空なるべし。空是空の空といふは、空裏一片石なり。　『正法眼蔵』「仏性」巻

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