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【定義】

江戸時代の学僧面山瑞方師が著した『消災吉祥陀羅尼経』に対する註釈書。中には、『消災妙吉祥陀羅尼(面山師は「妙」字を付けない)』について、陀羅尼の漢文への翻訳と註釈を含む。「序」によれば、明和6年(1769)8月5日、面山師87歳の時に、京都の太平山宗仙寺?内の塔頭・寿昌庵にて執筆されたものであり、同年中に刊行。同じく「序」によれば、『消災吉祥陀羅尼経』の註疏は、多く中国で著されたが、日本には流布しないことを遺憾に思って著したという。これにより、「除災与楽の利」を得て、「菩提心の本根を培う」ことを願うという。

なお、現在は『曹洞宗全書』「注解?四」にて見ることが出来る。

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