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【定義】

鈴木正三が唱えた禅法のこと。

【内容】

正三は主著である『驢鞍橋』にて、仁王禅を以下のように規定する。
仏道の修行とは、仏像を手本にして修すべきなのだ。仏像というのは、初心者が如来の仏像を目に付けても、如来の坐禅には及ぶことがない。ただ、仁王や不動明王の像などを目に付けて、仁王の坐禅を行うべきなのだ。まず、仁王とは仏法の入り口であり、不動明王は仏の始めだと知るのだ。だからこそ、仁王は(寺の)門に立っていて、不動明王は十三仏の始めに置かれているのである。『驢鞍橋』「上−2」、『続曹洞宗全書』「法語」巻、35頁、管理人訳

仁王とは、悪魔を降伏させるために憤怒の形相をして、寺院の門に配置される守護神であるが、正三はこの仁王のように勇猛果敢に禅や念仏の修行をするべきだと主張した。禅とはなっているが、念仏禅の形態も肯定している。

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