曹洞禅・仏教に関するwikiです。人名・書名・寺院名・思想・行持等々について管理人が研究した結果を簡潔に示しています。曹洞禅・仏教に関する情報をお求めの方は、まず当wikiからどうぞ。

【定義】

丹波にある通幻派の根本道場である青原山永澤寺?の、日中行事・入院式・開山忌?、そして真前での給仕の次第などを記した制規。写本で伝えられた。

【内容】

本清規は、通幻派にて広く行われたものと考えられており、例えば『曹洞宗全書』「清規」巻に収録された写本は、上野補陀寺所蔵本であるが、これは天文6年(天正10年か)に於ける明智光秀の乱の際に、永澤寺の原本が紛失してしまった。しかし、その前の天文24年(天文12年とも)に、奥州津軽にある長勝寺が輪住した際に、これを書写しており、後の慶長9年(1604)に永澤寺に収められた。補陀寺本は、その後寛永10年に、それを書写させたという。なお、形式的に、この清規は江戸時代以前の古規を伝えるが、反面時代に即した影響も見える。それは、本寺入院の儀式や、開山忌の中に、賓客をもてなす法として、酒席の用意について言及がある。現在は『曹洞宗全書』「清規」巻で見ることが出来る。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

管理人/副管理人のみ編集できます