曹洞禅・仏教に関するwikiです。人名・書名・寺院名・思想・行持等々について管理人が研究した結果を簡潔に示しています。曹洞禅・仏教に関する情報をお求めの方は、まず当wikiからどうぞ。

【定義】

江戸時代末期の文政12年(1829)に刊行された曹州?卍源の著作。曹洞宗面授嗣法論・三物論などを論じている。玄楼?奥龍・寂室堅光からそれぞれ序を得て、法嗣の独黄が伯州定光寺蔵版として刊行した。大修館書店『永平正法眼蔵蒐書大成』巻20に写真版が収録されている。

【内容】

本書の題である「直指単伝」について、「見性成仏するを仏祖の単伝と云ふ」(11丁表)とあって、洞門伝統の考えに相違するようにも思われるが、他の箇所に於いては総じて、道元禅師の宗風を尋ね、学ぶものとなっており、「見性」についても、堕落した同時代の僧侶に対し、改めて大悟することの意義を説いたものと評価できよう。

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