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【定義】

鉢盂応量器)を展開する時に唱える偈文。行鉢法としては、住持が堂内に入り、自位に着いた時に、大衆も鉢盂を座前に安置し、維那の打槌一下を聞いて合掌し、偈文を唱える。典拠は、『入衆日用』であり、その場合は「仏生伽毘羅」偈が「聞槌偈」、「如来応量器」偈は「展鉢偈」となる。

仏生伽毘羅、成道摩訶陀、説法波羅奈、入滅拘絺羅。
如来応量器、我今得敷展、願共一切衆、等三輪空寂。

現代ではこれらの偈文を続けて唱えるが、別個に考える場合もある。更に、『華厳経』「浄行品」に準えて「若展鉢時、当願衆生、身心寂静、離諸麤暴」と唱える場合もあるが、禅門では余り用いられた様子は無い。また、唱える偈文が少ない道元禅師赴粥飯法』では、上記の偈文は用いられていない。

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