【定義】
曹洞宗の太祖・瑩山禅師が開かれた洞谷山永光寺に設置された開山堂である伝灯院?に祀られた五人の祖師に関する大悟の機縁の紹介と、簡単な伝記を集めたものである。流布本系統の『洞谷記』に収録される文書の1つであり、「于時元亨三年〈癸亥〉九月十三日 釈迦牟尼仏五十四世法孫洞谷紹瑾記」とあることから、瑩山禅師晩年の1323年9月13日に書かれたものだと分かる。
【内容】
【定義】では簡単に、五人の祖師に関する紹介とはしたが、まず基本的に、大悟の機縁については、本人の項目ではなく、本師のところに書かれる。そのため、如浄禅師の項目には、足庵智鑑禅師の下で大悟した自身の機縁と、道元禅師の身心脱落話がともに記される。瑩山禅師は、悟則のみ義介禅師の項目に入り、自身の伝記はない。まだ遷化されていないので、当然である。また、項目は4つであり、高祖如浄禅師、曽祖道元禅師、師翁懐弉禅師、先師義介禅師である。
曹洞宗の太祖・瑩山禅師が開かれた洞谷山永光寺に設置された開山堂である伝灯院?に祀られた五人の祖師に関する大悟の機縁の紹介と、簡単な伝記を集めたものである。流布本系統の『洞谷記』に収録される文書の1つであり、「于時元亨三年〈癸亥〉九月十三日 釈迦牟尼仏五十四世法孫洞谷紹瑾記」とあることから、瑩山禅師晩年の1323年9月13日に書かれたものだと分かる。
【内容】
【定義】では簡単に、五人の祖師に関する紹介とはしたが、まず基本的に、大悟の機縁については、本人の項目ではなく、本師のところに書かれる。そのため、如浄禅師の項目には、足庵智鑑禅師の下で大悟した自身の機縁と、道元禅師の身心脱落話がともに記される。瑩山禅師は、悟則のみ義介禅師の項目に入り、自身の伝記はない。まだ遷化されていないので、当然である。また、項目は4つであり、高祖如浄禅師、曽祖道元禅師、師翁懐弉禅師、先師義介禅師である。
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