【定義】
白槌を行う役目の僧を、白槌師という。特に上堂時の白槌を行う場合に拝請される。
上記の一節は「世尊陞座」などと呼称され、上堂時の進退作法として参照されることが多い。また、文殊以外の白槌師の例として、以下の一節も知られる。
【内容】
現在の曹洞宗の上堂では、白槌師として西堂が務めることが多いが、『行持軌範』では白槌師について、特段の資格や配役を定めておらず、ただ「白槌師」と呼ばれる。面山瑞方禅師は維那が行う事例を紹介している(『洞上僧堂清規考訂別録』巻6「上堂考訂」項)が、一方で『洞上僧堂清規行法鈔』巻5「開堂法」では、維那が白槌師を拝請して打槌してもらう作法となっている。
白槌を行う役目の僧を、白槌師という。特に上堂時の白槌を行う場合に拝請される。
世尊、一日陞座す、文殊、白槌して云く、諦観法王法、法王法如是。世尊、下座す。 『正法眼蔵』「王索仙陀婆」巻
上記の一節は「世尊陞座」などと呼称され、上堂時の進退作法として参照されることが多い。また、文殊以外の白槌師の例として、以下の一節も知られる。
世尊一日陞座す。大衆集定す。迦葉白槌して曰く、世尊の説法竟んぬ。世尊、便ち下座す。 『真字正法眼蔵』巻中−141
【内容】
現在の曹洞宗の上堂では、白槌師として西堂が務めることが多いが、『行持軌範』では白槌師について、特段の資格や配役を定めておらず、ただ「白槌師」と呼ばれる。面山瑞方禅師は維那が行う事例を紹介している(『洞上僧堂清規考訂別録』巻6「上堂考訂」項)が、一方で『洞上僧堂清規行法鈔』巻5「開堂法」では、維那が白槌師を拝請して打槌してもらう作法となっている。
タグ
コメントをかく