【定義】
仏の心印のこと、仏印。
【内容】
心印の印は、印可・印証の意。自己の仏心が印証されるだけではなく、弟子の仏心をも印証して、師資の心相が契合し、不二となる。この時に、仏心印の伝授があり、これを以心伝心という。世尊の拈華瞬目と迦葉の破顔微笑とによって師資証契したのが仏心印の伝授の最初であると禅宗では伝える。その後の歴代の祖師も、仏心印を嗣続した。
仏の心印のこと、仏印。
【内容】
心印の印は、印可・印証の意。自己の仏心が印証されるだけではなく、弟子の仏心をも印証して、師資の心相が契合し、不二となる。この時に、仏心印の伝授があり、これを以心伝心という。世尊の拈華瞬目と迦葉の破顔微笑とによって師資証契したのが仏心印の伝授の最初であると禅宗では伝える。その後の歴代の祖師も、仏心印を嗣続した。
ときに、六祖に二位の神足ありき、南嶽の懐譲と青原の行思となり。ともに仏印を伝持して、おなじく人天の導師なり。その二派の流通するに、よく五門ひらけたり。いはゆる、法眼宗・潙仰宗・曹洞宗・雲門宗・臨済宗なり。見在大宋には臨済宗のみ天下にあまねし。五家ことなれども、ただ一仏心印なり。 『弁道話』
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